こんな方におすすめ
- その他製品業界について知りたい人
- プロネクサスを投資対象に考えている人
- プロネクサスについて知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、『プロネクサス』について解説したいと思います(^^)
プロネクサスは、上場企業の決算開示支援などをてがける大手のディスクロージャー・IR実務支援会社です。
2021年6月時点での株価は、下落基調でお買い得感が出てきているので、ポートフォリオの分散をしたい人は参考にしてみてください(^^)
前回の記事はコチラをご覧ください(^^
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【プロネクサス7893】IR支援大手の銘柄分析!株主還元意欲が高いです!【2021年3月期第3四半期の決算】
こんな方におすすめ その他製品業界について知りたい人 プロネクサスを投資対象に考えている人 プロネクサスについて知りたい人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) ...
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Contents
プロネクサスの企業分析
企業概要
- 創業90年を誇る大手のディスクロージャー・IR実務支援会社
- コンサルティング業務やITを活用したインフラシステムサービスも提供
- IPO(株式公開)支援でトップシェア
- 2015年ビジネスブレイン太田昭和【9658】と資本業務提携
- 2017年ラックランド【9612】と業務提携
- 2018年データベース専門会社の『アイ・エヌ情報センター』を子会社化
プロネクサスの顧客は約4,000社あり、そのうち上場企業は2,300社程あるということです。
決算、IR、株主総会等の書類作成や印刷をメインでおこなっています。
ディスクロージャーの競合企業としては、『TAKARA&COMPANY』があります。
TAKARA&COMPANYについては、下記をご覧ください(^^)
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【TAKARA&KOMPANY7921】ディスクロージャー大手の企業分析!通訳・翻訳事業にも期待!
こんな方におすすめ その他製品業について知りたい人 TAKARA&COMPANYについて知りたい人 執筆者『たぐ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞい ...
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プロネクサスの業績
四半期の業績推移
四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。
1Qの4月~6月の売上高と営業利益が高いのが特徴です。
プロネクサスの売上収益の約3分の2を占める、事業会社向け製品、サービスは、顧客の約65%が3月決算に集中しています。
第1四半期の売上収益が約4割を占め、それ以外が2割づけというイメージです。
第4四半期の売上高は前期比で1.8%の増加でしたが、営業益、経常益、最終益は赤字が拡大しました。
2021年度の結果
2021年度の結果は、前期比で売上高は2.3%の増加、営業益は18%の減少、経常益、最終益は8%の減少となりました。
配当金は、『記念配当2円』と『1円の増配』により1株あたり『33円』となりました。
2021年度は、上場会社ディスクロージャー及び、IR関連が寄与し、売上高は増加となりました。
営業利益が18%減少しているのは、『売上原価』が1.0ポイント上昇したこと、連結子会社の『レインボー・ジャパン』及び『PRONEXUS VITNAMU CO.,LTD』の減損損失である、約3億5000万の費用を計上したことなどから、18%減少しました。
業績区分としては、『上場会社ディスクロージャー』、『上場会社IR関連』が増益で、『金融商品ディスクロージャー』、『データベース関連』が減益となりましたが、トータルで増益でした。
2020年8月に発表した従来の予測と比較すると、売上収益及び各利益面において全て目標を達成しています。
もともとは配当維持でしたが、今回の決算で『1円の増配』を発表しています。
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
2013年あたりから再び上昇傾向になっています。
売上高は伸びていますが、営業利益が若干落ちてきています。
短期の減少であれば問題ないとみています。
2022年度の業績予測は、売上高は前期比で、2%の増加、営業益は3%の増加を予測しています。
ディスクロージャー関連やIR関連を中心とした受注増を見込んでいます。
増益の要因は、当期の新型コロナによるマイナス影響は一部製品に限定され、増収要因のほうが上回る予測をしているためです。
プロネクサスの株価と配当
プロネクサスの株価
2021年6月4日時点での月足チャートです。
直近の株価は1000円前後です。
今までは1000円を割ったとしても一か月のうちに1000円近くまで買い戻されているのがわかります。
仮に1000円を割ったとしても、900円前後や850円前後にはサポートラインがありそうですね。
プロネクサスの配当
2021年度の配当金は、『創立90周年記念配当』の2円が含まれ、合計33円となっています。
2022年度は、『1円の増配』を発表しており、1株あたり『32円』の予測となっています。
グラフで見ると減配しているように見えますが、『記念配当』がなくなっただけなので、減配ではありません。
利回り
配当利回りは3.0%前後です。
配当利回りとしては、市場全体と比較すると良い値になりますが、高配当投資の観点からすると、物足りないですが、株主優待であったり、自社株買いなどの『総還元性向』でみると魅力はでてきます。
配当性向
前期の配当性向は、52.5%でした。
もともとは『配当性向40%以上』を基本方針としていましたが、今回の決算で『配当性向50%以上』へと引き上げられました。
2022年度は1株配当が32円で、1株利益を57.3円を想定しているので計算すると、配当性向は55.8%くらいになりそうです。
自己株式取得および株式消却
2021年度は約23万株の自社株を取得しました。
これにより、配当と自己株式取得を合わせた『総還元性向』は69.4%と引き続き高い水準にあります。
また、2021年2月に200万株の自己株式を『消却』しています。
取得した自己株式は市場に放出してしまったら再び、EPSの下押し圧力になりますが、消却することによりその懸念はなくなります。
株主還元に積極的なことがわかりますね(^^)
プロネクサスの株主優待
2021年3月末の株主より新たに10年以上保有に対しての優待制度が新設されました。
私のように、長期保有が目的の場合、10年後も株主優待が続くと思えれば、現時点で3%近くの利回りが見込めます。
私は100株保有していますので、配当金と合わせれば、数字上の利回り以上の株主還元を受けられます(^^)
プロネクサスのキャッシュフローと財務
営業キャッシュフローは、波はありますが本業でしっかりと稼げています。
投資キャッシュフローは、有形固定資産の取得や無形資産の取得による支出をしています。
財務キャッシュフローは、配当金の支払い、リース負債の返済をしました。
現金残高は過去10年120億円前後で安定しており、総資産に占める現金残高は35%程あります。
自己資本比率は60%台に落ちて以降、一番低い値になっています。
利益剰余金は前期に比べ6%程減少しています。
有利子負債は少し上がりましたが、比率的にはまだ少ないです。
財務的にはまだ安心してみていられます(^^)
プロネクサスのまとめ
【まとめ】
- 大手のディスクロージャー・IR実務支援会社
- コンサルティング業務やITを活用したインフラシステムサービスも提供
- 第1四半期の業績が全体の6割を占める変則的な売上構成
- 2021年度は増収減益、2022年度も増収減益予測
- 株主還元意欲が高い優良企業
プロネクサスの決算を解説しました(^^)
2022年度も減益となると、3年連続で減益となります。
プロネクサスは、社内体制の強化や人財の強化を進めており、労務費・人件費の増加を見込んでいます。
コロナ対策費、アフターコロナを見据えたDX投資を推進しているということでした。
配当性向目安を50%に引き上げたことにより、株主優待も含めた総還元性向は高くなっています。
長期保有が目的であれば、検討の余地ありだと思います(^^)
プロネクサスを単元株(100株)で購入すると10万円以上になります(>_<)
投資の勉強をしていきたいという人は、
私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)
プロネクサスの株を1株から購入できます(^^)
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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)