【アクシーズ1381】鶏肉の一貫生産による事業運営体制でニーズに応える！

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

今回は、過去にも紹介した、ケンタッキーフライドチキンへの供給が主力の、鶏肉国内大手の『アクシーズ』について解説したいと思います(^^)

アクシーズはジャスダックに上場している、時価総額200億前後の小型株です。

2021年1月時点で、私の高配当投資の観点で銘柄分析をしてみたら、86点を叩き出したので、直近の決算も出ましたし、年1回の配当金の権利付けが6月なので、改めて紹介したいと思いました(^^)

アクシーズは、ABF（Antibiotic Free）チキンにこだわりを持っています。

簡単に言うと、ひよこが成長するまでに病気にならないようにであったり、成長を促進させるための『薬』を使用していないということです。

海外では、欧米を中心に消費者の関心が、ABFチキンに注がれており、国によっては飼料への『薬』の使用が禁止されている国もあります。

アクシーズは、『薬を使用しない』、『薬に頼らない』飼育体制を確立しています(^^)

『食の安全』というキーワードは今後、さらに重要になっていくと思いますのでぜひ最後までご覧ください(^^)

そんなアクシーズは、2021年4月23日に2021年6月期第3四半期の決算を発表しました。

皆さんの企業理解が深まれば幸いです(^^)

アクシーズの企業分析

アクシーズは、ケンタッキーのチキンのシェアを約40％もっていると言われています。

ピザハットでもチキンはありますから、食べたことがある人はアクシーズのお世話になっているかもしれませんね(^^)

アクシーズの強みは、一貫生産です。

飼育から加工、販売までの一貫した体制で高品質な鶏肉を供給しています。

そうすることにより、お客様の様々なニーズに応えることができています。

アクシーズの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

売上高と営業利益のグラフです。

売上高に関しては四半期ごとに変動するというような特徴はそれほどなさそうです。

営業利益に関しては、年度ごとに多少ばらつきはありますが、最近は上昇傾向です。

kabutanより引用

3Qの1月~3月も好調でした！

売上高は10％の増加、営業益、経常益、最終益、1株益は30％以上の成長をみせました。

鶏肉業界においては、飼料原料価格が上昇傾向であることに加え、人件費等の製造コストの高騰が引き続き、続いています。

そんな中、アクシーズは飼育、鶏肉生産、加工までの全てをグループ内でおこなう『一貫生産』により、多様なニーズにこたえることを目指しています。

第3四半期の累計

kabutanより引用

第3四半期の累計を見ても、とても順調に業績をあげています。

営業益、経常益、最終益などは30％以上の増加となっています。

通期の進捗率は第3四半期を終わって約90％を超える進捗となっています。

四半期の業績推移で過去の第4四半期を見ると、大幅に業績が落ち込むことは過去に無かったので、上振れする形で2021年度は着地するのではないかと思います。

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と営業利益のグラフです。

売上高は順調に右肩上がりになっています。

営業利益は2014年を境に急激に上昇しています。

kabutanより引用

四半期ごとの業績をみても、売上高は過去最高を更新する可能性が高いと思います。

その他の項目は前期を若干超える予測を2020年の8月に発表していますが、今回の決算でも上方修正はおこなわれませんでした。

当期の食品事業では、将来の生産性能力の強化・効率化を意図した改修投資を実施したため、修繕費用が増加しています。

具体的には、肥育部門において最新鋭の大型肥育施設が新設稼働したことに加え、大規模な修繕投資を実施したという事です。

外出自粛等により、内食需要により鶏肉相場は堅調に推移した結果、増収増益でした。

外食事業においては、フランチャイズ経営している、KFCの10店舗のリニューアルをおこない修繕費用が増加しました。

改装工事期間は休業しましたが、テイクアウトやデリバリーといった中食需要を取り込んだこと、リニューアル効果も寄与し、売上、利益面ともに好調ということです。

これらの報告を見ると、上振れ着地の可能性が強まった気がします(^^)

アクシーズの株価と配当

アクシーズの株価

kabutanより引用

2021年4月23日時点での月足チャートです。

直近の株価は上昇傾向で3500円前後です。

2018年に6240円まで上昇しましたが、その10か月後には約66％下落し、2101円になっています。

価格変動は激しいですね。

アクシーズの配当

銘柄スカウターより引用

2020年度の配当金は、1株85円でした。

2021年度の配当金は、配当維持の85円予測になっています。

アクシーズは今のところ、2015年から6期連続で増配しています。

アクシーズの傾向として、四半期での配当予測は減配予測や配当維持を発表し、期末決算で一転、増配を何度も繰り返してきました(^^)

当期も今のところは配当維持予測ですが、直近の業績を見ると、7期連続増配も十分あり得ると思います(^^)

利回り

銘柄スカウターより引用

2021年4月下旬時点での配当利回りは、2.4％前後です。

現状は決して高いとは言えませんが、今後も増配してくれれば、高配当に育つポテンシャルがあると思います。

配当性向

銘柄スカウターより引用

2020年度の配当性向は、24.2％でした。

当期を配当維持と仮定すると、1株利益が354.4円を想定していて、1株配当金が85円として計算すると、配当性向は23.9％くらいになりそうです。

配当性向には余裕があります。

業績をみれば、配当維持とは言わず、増配を期待したいですね(^^)

アクシーズの株主優待

ホームページより引用

自社ブランド製品

株主優待は自社ブランドの鶏肉加工食品です。

500株と多いので優待をもらうには170万円前後の資金が必要です。

軽い気持ちで優待は狙えないですね(>_<)

アクシーズの財務

21年　1月22日時点　kabutanより引用

21年　4月23日時点　kabutanより引用

2021年1月からの財務を比較してみても良くなっているのがわかります。

自己資本比率は1％上昇の83.7％、自己資本は7億円の増加、利益剰余金は6億円の増加と、財務はかなり安心できる数値です(^^)

借金は引き続きありませんし、利益剰余金は2008年から一度もマイナスにはなったことがなく、毎年増加しています。

アクシーズのまとめ

ホームページより引用

2021年6月期第3四半期の決算を発表したアクシーズを解説しました(^^)

自身の高配当ポートフォリオの底を固くするにはこういった財務優良な小型株だったりします。

株価は1株3000円を超えているので、単元株では購入しにくいかもしれませんが、1株でも購入できる証券会社もあるので、そちらも検討するのが良いかもしれませんね(^^)

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)