こんな方におすすめ
- 電気機器業界について知りたい人
- ソニーについて知りたい人
- ソニーの株は買いか?と思っている人
この記事を書いている『たぐと』の紹介
- 高配当株投資
- インデックス投資(つみたてNISA)
基本的には高配当株が好きで、ファンダメンタルとテクニカル分析をしつつ、バリュー株を購入しています(^^)
なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。
よろしくお願いします(^^)
『プレイステーション5』で市場をにぎやかにさせているソニ―です。
私も学生の頃は長時間ゲームをして楽しませたいただきました。
プレイステーション5も十分に流通して、ちょっとしたマイナーチェンジをしたら買おうと思っています(^^)
そんなソニーは、電気機器業界に属しています。
電気機器業界の昨年の売上高ランキングは下記の通りです。
ソニーは2位で、売上高は約8兆2598億円です。
メチャクチャすごいですね。
営業利益率はTOP10では唯一10%を超えています。
そんな今話題のソニーについて調べましたので、投資の参考になれば幸いです(^^)
注意ポイント
当ブログでは、個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記からご覧ください(^^)
Contents
ソニーの企業分析
ソニーの企業概要
企業概要
- 世界的なエレクトロニクス企業
- テレビ、ビデオ、オーディオ、モバイル、情報通信、半導体、映画、ゲーム、音楽、銀行、保険などの分野がある
- 音響、ゲーム、映像機器、放送機材では世界屈指のブランド力を持つ
- ゲームの『プレイステーション』、モバイルの『Xperia』にも注力
- 傘下企業は、銀行、生命保険など多数
- 2014年パソコン事業から撤退、テレビ事業を分社化
- 2016年東京電力HDとIoTで提携
- 2017年村田製作所に電池事業を譲渡
- 2020年ソニーフィナンシャルHDを完全子会社化
知らず知らずのうちに、生活の一部にソニーは関わっていることがわかります。
次は、取扱商品を見てみましょう。
ソニーの取扱商品
取扱商品
- ゲーム&ネットワークサービス、モバイル
(プレイステーション、ソフトウェア、Xperiaなど) - イメージング&センシングソリューション
(CMOSイメージセンサー、レーザー、ディスプレイデバイスなど) - エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューション
(液晶テレビ、オーディオ、デジタルカメラ、記録メディアなど) - 映画、音楽
(映画製作、テレビ番組制作、音楽制作、音楽出版など) - 金融、メディカル
(生命保険、損害保険、銀行、医療用映像機、細胞分析装置)
横文字が多くてわかりにくいですが、私達の生活に関わっている商品であったり、金融や医療にも参画しています。
守備範囲の広さがすごいです(^^)
ソニーの業績
通期の業績推移
2012年に底打ちして、徐々に盛り返しているように見えます。
近年は営業利益が高くなってきていることがわかります。
近年の業績推移を詳しい数字で見ていきましょう!
ポイント
- 売上高8兆3000億円で0.5%の微増予測
- 営業益、経常益、最終益、1株益は二桁以上のマイナスを予測
営業利益減少の主な要因を決算説明資料で参照すると、金融とゲーム&ネットワークサービス分野は増収ですが、イメージング&センシングソリューションをはじめとした、その他の分野の減益を見込んでいるとのことです。
第1四半期の決算をみると、ちょっと控えめな感じがするのですが、どうなんでしょうか。
次は、第1四半期の決算をお見せします。
ポイント
- 前年同期比 売上高2.2% 営業益-1.1% 経常益38.5% 最終益53.3% 1株益56.9%
営業益こそマイナスですが、経常益は38.5%、最終益は53.3%と約1.5倍になっています。
過去の四半期ごとの業績グラフを見ると、第1四半期が低めで、第2四半期となるにつれて、売上高が伸びていき、第3四半期にピークに達して、本決算時に売上が下がるというようなグラフになっています。
例年通りということであれば、第2四半期の決算で相当良い報告が聞けるかもしれません。
しかし、内部の方はそれはわかっているので、なにかリスクがあるのかもしれません(>_<)
知っている人がいたら教えて欲しいです(^^)
ソニーのセグメント業績
昨年のポイント
- 売上構成比が分散されている
バランスの良い売上構成だと感じます。
『イメージング&センシングソリューション』が利益率が一番高く、22%もあるんですね。
セグメント業績推移
第1四半期の決算を終えてのセグメント別の四半期の売上高で見た、業績推移です。
なんと、金融が一気に売上高2位に踊り出ています。
よくCMでも耳にしますよね。
決算説明会資料を見ると、第1四半期の前年同期比で、金融ビジネス収入は、1098億円(33%)の大幅増収でした。
理由としては、ソニー生命の大幅増収という事でした。
金融ビジネスの2020年度の収入見通しは、前年度比で7%の923億円を見込んでいるとのことでした。
ソニーの配当金、利回り、株主優待
ソニーの配当金履歴
ポイント
- 年間の配当は『未定』
近年は徐々に配当金は上がってきている状態でした。
今後の決算に注目ですね。
ソニーの配当利回り
ポイント
- 配当未定の為、未記載
去年の実績配当利回りは、0.56%でした。
まだ利回りは低いです。
ソニーの配当性向
ポイント
- 9.5%と抑えている
去年の実績では、10%を下回っています。
まだ株主配当というよりも、投資をしてさらに売上を伸ばしていく方向です。
ソニーの株主優待
必要枚数 | 優待内容 |
100株以上 | AV商品15%割引クーポン VAIO本体3%割引クーポン |
※各クーポンとも5回ずつ利用可能
株主優待目当てで購入する銘柄ではないです。
AV商品15%割引クーポンは購入するなら大きいけど、そんなに頻繁に購入するものでもないし。という感じです(>_<)
ソニーの財務
ポイント
- 自己資本比率 18.3%
- 自己資本 約4兆3308億円
- 剰余金 約2兆7688億円(5月時点)
- 有利子負債倍率 045(5月時点)
自己資本比率は、電気機器業界ランキングTOP10の中では低い方です。
ちなみに、1位の日立製作所は29.9%、2位はソニーで、3位のパナソニックは32.5%の自己資本比率です。
自己資本比率は上昇して18.3%になっているので、良しとします。
20年の5月時点ですが、剰余金も2兆7688億円あるし、有利子負債倍率も0.45なので、問題ナシです。
- 自己資本比率 ⇒ 返済の必要のない資本の比率(業種により目安値は異なる)
- 自己資本 ⇒ 返済の必要のない資本(自分のお金)
- 剰余金 ⇒ 会社内に貯めているお金。利益の蓄積を表し、経営状態を判断する。
- 有利子負債倍率 ⇒ 利子を付けて返済しないといけない負債を、毎年のキャッシュフローで完済するのに何年かかるか
ソニーの株は買いか?
ポイント
- 2012年の最安値から上昇トレンド中
- 最高値は8920円
- コロナショック時は、5297円まで下落後買い戻される
- PBR2.31倍
- 信用倍率4.28倍
配当目当てではないので、『いつ買うか』のみが重要になります。
コロナショックで下落した5297円から、コロナショック前の最高値8113円をあっさりと更新していきました。
8月のローソク足を見ると結構売りが強そうな感じですが、9月のローソク足は持ちこたえているような状況です。
日足チャートで見るとこんな感じです。
9月15日に7972円まで下落しましたが、耐えました。
8000円前後はコロナショック前の株価でもあるのでサポートラインとしては強いかもしれません。
万が一割ってしまったら、7500円~7700円位がまたひとつのサポートラインという感じです。
PBRが2.31倍なので、数値的にも割安ではないです。
信用倍率も4.28倍あるので、のちの売りポジションがあるので、上値を抑えられやすいかもしれません。
個人的には、株価も安くはないので、買いにくい状態です(>_<)
PBR(Price Book-value Ratio)とは?
- 『株価純資産倍率』のこと
- 1株あたり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る
- PBR1倍 ⇒ 株価と資産価値が同じ
- 1倍を下回ると割安と感じる(成熟企業ともいえる)
信用倍率とは?
- レバレッジを効かせた信用取引の『買い方』と『売り方』の状況
- 信用倍率1倍以上 ⇒ 信用買いが多い ⇒ のちの『売り』ポジション
- 信用倍率1位以下 ⇒ 信用売りが多い ⇒ のちの『買い』ポジション
ソニーのまとめ
ソニー【まとめ】
- 世界的なエレクトロニクス企業
- ゲーム、カメラ、テレビ、音楽、金融などのセグメントをもち、全体の利益率は10%を超える
- 配当利回りや配当性向は高くないので、成長性で購入する株
- 財務に特に問題はなく、株価は上昇トレンド中
- 買い時が難しいので、しっかりと分析する必要がある
プレイステーション5が発売されることもあり、話題のソニーを取り上げてみました。
財務には問題は無いと思うのですが、割高な感じがするので、個人的には、今はソニーよりも別の銘柄を購入します。
急に暴落したらわかりませんけどね!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)
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