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【三菱UFJリース】企業分析!日立キャピタルとの統合で業界2位へ!高配当で株価は安め。

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2020年12月に、三菱UFJリースより『株主通信』をいただきました。

株主通信や、決算説明会資料を見ると、現状の分析をしっかりして、今後の対策についても説明されているので、経営陣の考えが株主にもわかりやすい企業でした。

 

22期連続増配を予定している高配当株でまだ配当性向にも余裕はありそうです(^^)

2021年4月から日立キャピタルと経営統合の予定です。

株主通信より引用

経営統合により、純資産、純利益でオリックスに次ぐ第2位に踊り出ます。

今後、事業再編で部門間の統合はありますが、現段階での三菱UFJリースが、どんな分野で業績をあげているのか分析したので、企業分析の参考にしてみてください(^^)



 

三菱UFJリースの企業分析

企業概要

  • 三菱商事系の大手総合リース会社
  • カスタマービジネスを中心に計7部門のセグメントがある
  • 傘下企業も多数で、三菱商事【8058】、三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の持分法適用会社
  • 2007年『ダイヤモンドリース』と『UFJセントラルリース』が合併し誕生
  • 2016年『日立キャピタル』と資本業務提携
  • 2020年『JTOWER』【4485】と資本業務提携
  • 2021年4月『日立キャピタル』と経営統合

日立キャピタルと経営統合するにあたり、三菱UFJリースを吸収合併存続会社、日立キャピタルを吸収合併消滅会社とする吸収合併になります。

三菱UFJリースと日立キャピタルは、強みとするビジネス領域や事業展開地域において重複の少ない相互補完関係にあります。

両社が一つになることで、従来のリース会社の枠を超えた新しい価値を提供していくとのことです。

統合新会社の商号は、『三菱HCキャピタル株式会社』となる予定です。

 

事業セグメント

説明会資料より引用

7つの部門

  1. カスタマービジネス
  2. 航空
  3. 不動産
  4. ロジスティクス
  5. 環境・エネルギー
  6. ヘルスケア
  7. インフラ・企業投資

現在は、7つの部門があります。

業績としては、航空部門が大きく減少したことと、日立キャピタルとの統合関連費用を計上したほか、資金調達関連費用の増加がありました。

それぞれの部門を簡単に説明します!

 

カスタマービジネス

説明会資料より引用

カスタマービジネスは、国内・海外を基盤に機械・器具備品のリース、割賦販売、金銭の貸付を主に行っています。

神鋼リースの連結除外等の影響がありましたが、政策保有株式の売却益計上などにより、利益は97億円となり、前期と比べて+1億円の利益をあげています。

 

説明会資料より引用

基本的には、国内が8割、海外が2割の事業資産残高があります。

海外はまだまだ増加の余地は残されていそうですね(^^)

 

航空

説明会資料より引用

エアラインの破綻等に伴うリース料収入の減少や、保有航空機の売却が上手くいかなかったこと、貸し倒れ関連費用の増加等により、利益は32億円でした。

世界的な移動規制で航空業界が大きな影響を受けています。

 

国際航空運送協会(IATA)は、2019年レベルまでの回復には、国内線が2023年、国際線が2024年と予測しています。

まだまだ航空業界は厳しそうですね(>_<)

 

説明会資料より引用

世界の航空機運航率は4月~5月を底として、国内線や近距離線が主用途であるナローボディー機材(小さい飛行機)の運航率は7割程度まで改善しているそうです。

三菱UFJリース傘下の航空機リース会社のJSAは、航空機ポートフォリオは、9割近くがナローボディーが占めています。

リース残存期間も長く安定したキャッシュフローが望めるポートフォリオになっています。

 

不動産

説明会資料より引用

不動産は、不動産投資先における大口売却や再開発事業にともなう受取保証金等により、前年同期比+15億円の145億円の利益となりました。

 

ロジスティクス

説明会資料より引用

ロジスティクスは、海上コンテナリース、米国での鉄道貨車リース、船舶ファイナンス、自動車を中心としたモビリティサービスを行っています。

鉄道貨車の需要が低下し、リース収益が減少したことが原因で前年同期比-5億円の3億円の利益になりました。

 

環境・エネルギー

説明会資料より引用

環境・エネルギーは、太陽光発電を中心とした再生エネルギー事業が中心です。

 

建設中だった太陽光発電所が運転開始に入り、売電収入は順調ですが、前年同期にあった、大口の事業売却の反動で利益は前年同期比-5億円の24億円でした。

来年度は順調にいけば大丈夫そうですね(^^)

 

ヘルスケア

説明会資料より引用

ヘルスケアは、医療機器のリースや医療モール等を対象とした不動産リース、病院や高齢者施設を対象とする投資ファンド等の事業です。

四半期利益に関しては前年と横ばいでした。

 

インフラ・企業投資

説明会資料より引用

インフラ・企業投資は、海外インフラへの事業投資や国内PFI事業(公共事業に対して力を貸す)への参画をしています。

三菱UFJリースの中では成長期待分野でまだ費用が先行しています。

 

収益貢献はもう少し先になりそうですが、期待していきましょう(^^)



 

三菱UFJリースの業績推移

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期の売上高と営業利益のグラフです。

売上はそれほど大きく減少していませんが、営業利益が下がっています。

 

kabutanより引用

第2四半期の業績

  • 売上高 約2068億円 前年比-8.1%
  • 営業益 約108億円 前年比-62.7%
  • 経常益 約117億円 前年比-60.4
  • 最終益 約105億円 前年比-50
  • 利益率 5.3%

売上高は-8.1%と、大きくは変わっていませんが、営業益、経常益、最終益が-50%と半減しています。

営業利益率は5.3%と減少しています。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

2013年を底に上昇中でした。

当期の予測については、最終益のみ開示しています。

 

kabutanより引用

通期の業績予測

  • 売上高 非開示
  • 営業益 非開示
  • 経常益 非開示
  • 最終益 約500億円 前年比-29.3

11月の時点でも来年3月までの予測は出せない状況です。

最終益についてのみ、500億円を稼ぎますということで開示されています。

 

三菱UFJリースの株価と配当

kabutanより引用 2020.12.18終値 月足チャート

過去13年の月足チャートです。

 

最近10年での最安値は、2016年7月の350円で、最高値は2018年5月の760円です。

直近では、2020年10月に437円まで下落した後に反発している感じです。

 

競合との比較

kabutanより引用

株価について競合と、年初来を0%として比較してみます。

は、『三菱UFJリース

は、『芙蓉総合リース

は、『東京センチュリー

は、『オリックス』です。

東京センチュリーが11月から急上昇し、年初来の+30%まで値上がりしているのがわかります。

 

東京センチュリーの業績予測

kabutanより引用

東京センチュリーは、伊藤忠系リース大手で、情報機器が主力です。

10月下旬に子会社で自動車リース業の『日本カーソリューションズ』、『東京ガスオートサービス』を吸収合併しています。

 

また、12月中旬には、東京センチュリー、ユーグレナ、アドバンテッジパートナーズの3社で健康食品の『キューサイ』の株式共同取得を発表しています。

株価は7700円と単元株で購入するには高めです。

配当利回りは2%を切っています。

 

芙蓉総合リースの業績予測

kabutanより引用

芙蓉総合リースは、みずほ系のリース大手です。

設備投資や不動産リースが得意です。

業績予測は昨年を上回りそうですが、株価は年初来を超えられていません。

 

オリックスの業績予測

kabutanより引用

オリックスはリース業界の帝王です。

保険・金融、事業投資、海外など本当にいろんなことをやっています。

 

オリックスについては、別で解説していますので、そちらもご覧ください(^^)

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というわけで、三菱UFJリースは他のリース競合と比較しても年初来の-30%付近で停滞しています。

次は、三菱UFJリースの配当金と利回りについてみてみましょう。

 

三菱UFJリースの配当金、利回り

説明会資料より引用

配当金

  • 中間『12.75円』
  • 期末『12.75円』
    合計25.5円

年間を通して0.5円増配の25.5円となりました。

予定通りいけば、22期連続増配になります。

 

配当利回り

銘柄スカウターより引用

配当利回りは5%を超えています。

高配当好きにはたまらない利回りになっています(^^)

 

配当性向

説明会資料より引用

当期の配当性向は、このままいくと45.4%くらいになりそうです。

今後、市況が良くなっていけば配当性向30%台に戻すことも可能だと思います。

 

三菱UFJリースの財務

kabutanより引用

財務

  • 自己資本比率 12.6%
  • 自己資本 約7778億円
  • 剰余金 約5519億円
  • 有利子負債倍率 6.14

過去と比べて特段、悪化しているというようなことはありません。

リース業はもともと自己資本比率は低いです。

 

ちなみに、直近の競合の自己資本比率は、『オリックス』が22.6%、『東京センチュリー』が10.1%、『芙蓉総合リース』が9.6%です。

オリックスは高めですが、株価好調の東京センチュリーでも10.1%です。

気にすることはないと思います。

 

三菱UFJリースのまとめ

ホームページより引用

三菱UFJリース【まとめ】

  • 三菱商事系の大手総合リース会社
  • 7つのセグメントで構成されており、2021年3月期上半期は、減収減益
  • コロナショックからの株価回復は競合よりも遅い
  • 高配当でありながら、22期連続増配を予定
  • 2021年4月より日立キャピタルと統合し、三菱HCキャピタル株式会社として出発予定

三菱商事系の大手総合リース会社の三菱UFJリースを解説しました。

株主に対する還元意欲はとてもあり、連続増配を意識しています。

 

上半期は航空事業がとても厳しかったですが、下半期に入ってもコロナの終息の兆しは見られません(>_<)

別のセグメントが成長してくるのを期待しましょう(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)



 

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