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【MS&AD8725】保険業で利回りナンバー1の銘柄分析!【2021年3月期第3四半期の決算】

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  • 保険業業界について知りたい人
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  • MS&ADについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『MS&ADインシュアランスグループホールディングス』について解説したいと思います(^^)

 

保険業は大きく分けて、『生命保険』『損害保険』がありますが、MS&ADは、主に後者の損害保険寄りの会社です。

 

保険業は比較的配当利回りが高い『高配当銘柄』ではあるのですが、MS&ADは、その中でも一番配当利回りが高いです

 

そんな、MS&ADは、2021年3月期第3四半期の決算を発表しています。

 

決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるMS&ADを点数化してみたいと思います(^^)

MS&ADの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!

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MS&ADの企業分析

企業概要

企業概要

  • 『三井住友海上火災保険』と『あいおいニッセイ同和損害保険』を中心とする保険持ち株会社
  • 損害保険、生命保険、金融、リスク関連サービス事業を行う
  • 損害保険料収入は、ランキング3位の『東京海上HD』と並びトップ水準
  • 筆頭株主は、『トヨタ自動車』
  • 2020年生命保険販売で、『セブンイレブン』と提携

損害保険の種類には、『火災』、『海上』、『傷害』、『自動車

、『自賠責』などがあります。

 

現在の『MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス』に社名変更されたのは、2010年と若い会社です。

 

日本国内に限らず、アジアの生命保険会社に資本参加や損保会社を買収したりもして海外にも進出しています。

 

取り扱い商品

  • 損害保険
    『三井住友海上火災保険』、『あいおいニッセイ同和損害保険』、『三井ダイレクト損害保険』
  • 生命保険
    『三井住友海上あいおい生命保険』、『三井住友海上プライマリー生命保険』
  • 海外損害保険
  • 金融サービス、リスク関連

損害保険に関しては、よくCMで流れているので、名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。

生命保険は現在育成中のようです。

 

セグメント業績

銘柄スカウターより引用

売上構成比

  • 国内損害保険 約63%
  • 国内生命保険 約20%
  • 海外 約16%
  • その他 約1%

2020年度のデータを基にすると、国内損害保険が売上の約6割を占めています。

国内生命保険が約20%なので、国内で8割以上の売上をあげています。

 

銘柄スカウターより引用

国内生命保険が苦戦しているように見えますが、国内損害保険売り上げは安定しているようです。

 

最近は、三井ダイレクト損保のCMをよく見るような印象があります。

三井ダイレクト損保は、2020年度で約366億円の売上がありますが、三井住友海上の約1兆5479億円や、あいおいニッセイ同和損保の約1兆2767億円の売上と比較するとまだまだ成長の余地が大いにあります。

 

MS&ADの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と経常利益のグラフです。

 

第1四半期の4月~6月の業績が良くなる傾向がありそうです。

当期は第2四半期で業績を落としてしまいましたが、第3四半期には良くなっているのがわかります。

 

kabutanより引用

第3四半期の業績

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 利益率
金額 約1兆2367億円 約1047億円 約534億円 94.5円
期比 -3.8% -33.1% -49.8% -48.7%

前期の第3四半期と比較すると売上高は約4%減少、経常益は30%の減少、最終益は約50%の減少となりました。

 

前期との比較になると業績が落ちているように見えます。

 

第3四半期の累計

kabutanより引用

第3四半期の累計

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 進捗率
金額 約3兆9712億円 約2202億円 約1500億円 265.3円 110.1%
期比 -4.1% -16.8% -44.4% -43.2% +34.7%

第3四半期の累計でみると、売上高は4%の減少、最終益は44%の減少となりました。

 

ですが、当期の経常利益の目標は2000億円だったので、通期の進捗率は110%と、達成しています。

 

それでは、通期の業績予測を見てみましょう。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と経常利益のグラフです。

 

ここ数年は現状維持のような売上高に感じます。

ちなみに当期の売上高は非開示となっております。

 

kabutanより引用

通期の業績予測

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 2000億円 1400億円 249.0円 150円
前期比 +26.8% -2.1% +0.2% 維持

売上高は非開示ですが、経常利益は2000億円、最終益は1400億円の予測を変更しませんでした。

 

第3四半期の累計では、経常益は既に2200億円を稼いでいます。

最終益に関しても1500億円を稼いでいるので、経常益、最終益ともに第4四半期は赤字なのかと言えば、そうはならないと思います。

 

国内生保の話の質疑応答の場面で上振れする可能性があるか?という質問において、『上振れするとみているが、為替と金利の動きによる』という回答がありましたので、場合によっては本決算時に上振れ着地を十分感じさせる内容でした。

 

MS&ADの株価と配当

MS&ADの株価

kabutanより引用

2021年2月19日時点での月足チャートです。

 

直近の安値は20年3月の2590円でした。

それ以降は上昇していますが、3300円前後の上値が重い展開が続いています。

 

3300円は20年の6月と21年の1月にうわ抜けをチャレンジしましたが、2回とも失敗して現在は3100円付近でうわ抜けするための力を溜めている状況です。

 

下値は切り上がっていますので期待が持てそうです(^^)

 

MS&ADの配当

銘柄スカウターより引用

配当金

  • 2021年 150円(配当維持:9月 75円、3月 75円)

配当金は右肩上がりでしたが、当期は配当維持の1株あたり年間150円となっています。

 

2014年以降、7期連続増配でしたが、増配記録はストップしました。

過去を遡ると、最低11期連続で減配はありませんでしたので、今までは安定した配当を出していました。

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 4.8%前後

現在の3100円前後の株価での配当利回りは4.8%ほどあります。

 

市場全体から見ても高配当ですし、保険業の中でも一番利回りが高いです。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

配当性向

  • 2020年 60.4%
  • 2021年 60.2%

2020年の配当性向は60.4%でした。

当期の配当は1株150円で、1株利益が249円を想定しているので、計算すると、配当性向は60.2%となります。

 

ホームページより引用

もともと安定な配当を基本とするとして、グループ修正利益の40%~60%をめどに配当や自己株式取得をすると記載があります。

 

配当性向60%は想定の範囲内という事になります。



 

MS&ADの財務

kabutanより引用

財務

自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子
負債
数値 12.3% 約23兆9993億円 約2兆9500億円 約1兆845億円 0.27

自己資本比率は12.3%ですが、第2四半期の決算の時は11.4%でしたので上昇しています。

 

自己資本比率を生保、損保の競合他社と比較すると、かんぽ生命は3.9%、第一生命は7.4%、東京海上HDは13.9%なので、売上上位4社の自己資本比率は低いという事は覚えておきましょう!

 

タグの10箇条で分析した結果

合計得点

  • 76点

私の高配当投資の観点からすると、現状のMS&ADは76点でした。

営業キャッシュフローが2016年をピークに減少傾向なのが気になりました。

 

直近11年は減配が無かったので、安定した配当を見込める可能性があります。

 

MS&ADのまとめ

ホームページより引用

【まとめ】

  • 『三井住友海上火災保険』と『あいおいニッセイ同和損害保険』を中心とする保険持ち株会社
  • 売上の約6割を国内損害保険、約2割を国内生命保険であげている
  • バリュー株の高配当で11期連続減配なし
  • ポートフォリオの一つとして持っておきたい

2021年3月期第3四半期の決算を発表したMS&ADを解説しました(^^)

 

今後の日本は高齢化が進行していきます。

リスクに備える保険も売れていくでしょうし、自動車の自動化によってまた新たな保険が生まれるでしょう。

日本の人口は減少していくという試算が出ていますが、アジアで見るとまだ増えていくことになっています。

アジアの売上も増えてくる可能性が大いにあります。

 

MS&ADを単元株(100株)で購入すると32万円前後になります(>_<)

投資の勉強をしていきたいという人は、

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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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