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【ブラザー工業:6448】株価はボックス下限に到達!今後の反発に期待!

こんな方におすすめ

  • 電気機器業界について知りたい人
  • ブラザー工業を投資対象に考えている人
  • ブラザー工業について知りたい人

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  • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、電機・工業機械メーカーの『ブラザー工業』について解説したいと思います(^^)

 

ブラザー工業は、プリンターなどデジタル複合機が柱となっています。

 

コロナ下による印刷量の激減に悩まされてきた複合機業界、印刷量は2019年比の1割減まで回復しています。

 

直近の決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるブラザー工業を点数化してみたいと思います(^^)

 

ブラザー工業の株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!

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ブラザー工業の企業分析

企業概要

  • 電機・工業機械メーカー
  • 複合機・プリンター、工作機械の製造・販売
  • 明治創業の安井ミシン商会による、ミシン販売が原点
  • 海外売上高比率80%超え
  • 子会社のエクシングは業務用通信カラオケ『JOYSOUND』を展開

 

ブラザー工業はプリンターなどデジタル複合機を展開しています。

 

ミシンは首位級で、スマホ向けの工作機械に強みがあります。

 

工作機械とは、金属の塊を穴をあけたり、削ったりして色々な製品の部品を作る機械です。

 

主に中国で生産した商品を日本や欧米で販売しています。

 

国内や米国の中小事業者向けに強みがあり、在宅勤務などのインクジェットプリンターや、レーザープリンターが好調です。

 

ブラザー工業の業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

コロナショック時には業績を落としてしまいましたが、その後はV字回復をし、安定した売上高と営業利益になっているように見えます。

 

kabutanより引用

 

2023年3月期第2四半期の業績は、前期比で売上高は11.6%の増加、営業益は49.6%の減少、経常益は48%の減少、最終益は29.3%の減少となりました。

 

為替レートが円安に推移したことにより売上高は増加しました。

 

しかし、プリンター事業における、消耗品の値上げ前の駆け込み需要の反動減、中、高級機種の販売減、部材コストの高騰、販売管理費の増加などにより大きく減益となりました。

 

2023年3月期第2四半期の累計

kabutanより引用

 

第2四半期の累計は、前期比で売上高は13.2%の増加、営業益は26.8%の減少、経常益は25.9%の減少、最終益は17.8%の減少となりました。

 

為替のプラス影響や、第1四半期において、複合機やプリンター事業が堅調に推移したことにより、累計でも前期を上回る売上高となりました。

 

しかし、部材コストの高騰に加え、販売管理費が増加したことなどにより、大幅な減益となったということです。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高に関しては、波はあるものの大きな目で見ると右肩上がりを形成しています。

 

営業利益についても、売上高同様に右肩上がり傾向になっているのがわかります。

 

kabutanより引用

 

通期の業績予想は、前期比で売上高は18.2%の増加、営業益は14.6%の減少、経常益は15.5%の減少、最終益は16.4%の減少を予想しています。

 

売上高については、為替のプラス影響に加え、複合機・プリンター関連事業における、供給制約の緩和などを反映した上方修正をおこないました。

 

利益面については、部材コストの高騰や上期における利益の下振れを反映し、減益予想となっています。

 

また、業績予想の前提となる為替レートは、1ドル135円、1ユーロ135円を想定しています。

 

ブラザー工業の株価と配当

ブラザー工業の株価

kabutanより引用

 

2022年12月25日時点での月足チャートです。

 

過去の株価を見ると、大きく上昇するときもあれば、大きく下落するときもあるのがわかります。

 

直近の株価は解説しましたように、大幅な減益決算を受けて急落しています。

 

kabutanより引用

 

週足チャートを見ると、下値1900円前半、上値2600円後半としたボックス相場になっています。

 

というわけで、直近ではボックス相場の下値付近まで下落しています。

 

反発の期待はありますが、1900円を完全に割ってしまうと、1500円も見えてきてしまうチャートになっているように感じます。

 

ブラザー工業の配当

銘柄スカウターより引用

 

2023年度は、中間34円期末34円合計68円を予測しています。

 

配当金は安定していると言えます。

 

2010年まで遡っても配当維持はありますが、減配はありません。

 

今のところ減配の経験がないということは、高配当投資の観点からすると配当金を見込めるという点で素晴らしいと思います(^^)

 

利回り

銘柄スカウターより引用

 

2022年12月25日時点での配当利回りは、3.4%となっています。

 

一般的に高配当といえる利回りですが、私の基準からすると3%後半は欲しいところです。

 

ただ、減配しずらい企業体質、今後の増配の可能性を考えると充分に検討対象になると判断しています(^^)

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

 

2022年度の配当性向は、27.2%でした。

 

2023年度は1株配当が68円で、1株利益が199.6円を想定しているので、計算すると配当性向は、34%くらいになりそうです。

 

IR BANKより引用

 

配当性向が一番高かったのは、2021年3月期であり、配当性向63.6%でした。

 

20%台の配当性向が多いですが、30%中盤だからといって、高いわけではないと思います(^^)

 



 

ブラザー工業の財務

kabutanより引用

 

直近の自己資本比率は69.7%と高い数字になっています。

 

2016年3月期の自己資本比率は49.4%と、ブラザー工業にしては低い時期はありましたが、直近では年々増えてきているのがわかります。

 

利益剰余金は2008年以降、毎年右肩上がりに増えていますし、有利子負債倍率は0.07倍と、借金も少ないです。

 

財務的にはとても健全だということがわかります(^^)

 

タグの10箇条で分析した結果

 

合計得点

  • 71点

 

私の高配当投資の観点からすると、現状のブラザー工業は、71点でした。

 

大きく点数を落としてしまった項目は無く、安定して点数を伸ばしました。

 

PBRは0.83倍と指標的には割安であり、個人的には自己資本比率が高得点で財務的には安定感があると感じました(^^)

 

ブラザー工業のまとめ

【まとめ】

  • 電機・工業機械メーカー
  • 複合機・プリンター、工作機械の製造・販売
  • 2023年3月期は増収減益予想
  • 財務優良な銘柄!
  • 株価はボックスの下限に到達

 

ブラザー工業について解説しました(^^)

 

複合機、プリンター業界は今後、情報を紙にして印刷するという需要は減少していきます。

 

一方で、請求書などの情報をデジタルデータとして活用していく機会は拡大する見通しです。

 

紙からデータへの移行過程における、顧客のニーズに合ったサービスを提供できるかも今後の業績に関わってきそうですね(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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