こんな方におすすめ
- 金融業業界について知りたい人
- オリックスについて知りたい人
記事を書いている『たぐ』が実践している投資
- 個別株高配当株投資(米国、日本株)
- ETF
- インデックス投資(つみたてNISA)
私は、基本的には高配当株が好きで、ファンダメンタルとテクニカル分析をしつつ、バリュー株を購入しています(^^)
なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。
よろしくお願いします(^^)
オリックスは、その他金融業に属しています。
そんなオリックスは、2020年11月2日に21年3月期第2四半期の決算を発表しました。
21年3月期の業績予測も出しており、残念ながら前年同期比で『減益』と発表しました。
気になる配当は最低限『維持』を表明しました。
今回は、そちらを解説していきますので、企業分析の参考にしてください(^^)
注意ポイント
- 個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
Contents
オリックスの企業分析
企業分析
- 国内最大手の総合リース会社
- 金融、自動車、不動産、環境エネルギー関連の多角的金融サービスをグローバル展開
ハッキリ言って、オリックスって何をやっている会社と一言では言い表せないです。
オリックスの業績と株価
四半期の業績推移
以前から比べると最近の売上、営業利益は下降傾向にあるということがわかります。
セグメントが多いせいか、1Qに売上が悪くなるとか、特に法則性はなさそうです。
ポイント
前年同期比
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 |
-6.8 | -13.6 | -48.7 | -51.3 | -50.1 |
2Qの結果は前年同期比だと売上高は-6.8%ですが、最終益などは-50%以上になっています。
第2四半期の累計
ポイント
前年同期比
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 |
-4.5 | -25.9 | -41.3 | -41.0 | -39.5 |
第2四半期累計にしても厳しい状況がわかります。
通期の業績推移
2018年をピークに下がってきています。
21年3月期の売上高、営業利益についての予測は、非開示です。
ポイント
前年同期比
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 |
ー | ー | ー | -37.2 | -35.8 |
第2四半期を終わって最終益と1株益のみ開示されました。
売上高、営業利益などを出さないで最終益の予測を出せるというのは良くわからないのですが、どういう計算をされたのでしょうか(>_<)
年間の配当は、中間が35円、期末が41円の合計76円の予定です。
きびしい状況でしたが、配当維持という事になりました。
オリックスによると、「配当性向50%もしくは1株当たり通期配当金76円のいずれか高い方を採用し、通期配当予測を決定することにした」としていて、最低でも1株当たり76円の年間配当を維持する方針です。
オリックスの株価
オリックス、2020年2月に年初来高値1958円を記録していますが、2020年11月2日の終値時点の株価は、1271円でした。
なので、11月2日の時点では、年初来高値から約35%下落しています。
配当維持、で利回りも高いので、今後は短期的に上昇していくでしょう。
また、自社株買いを発表しています。
ポイント
- 5000万株
- 2020年11月9日~2021年3月31日
自社株買いについても発表されました。
自社株買いをすると、全体的な株式数が少なくなるので、1株の価値があがるため、株主還元の一環として行われることがあります。
オリックスをしても、今回の自社株買いの理由を、『株主還元の強化および資本効率向上のため』としています。
オリックスの財務
ポイント
- 自己資本比率 22.6%
- 自己資本 約2兆9796億円
- 剰余金 ー
- 有利子負債倍率 ー
5月に有利子負債倍率が跳ね上がっていますが、過去の決算短信を見てみると、『長期借入債務および預金が増加したことに加え、新リース基準の適応に伴い、その他負債が増加した』とのことでした。
色んなセグメントがあるので、自己資本比率22.6%が低いとは一概に言えないかもしれません。
業績は赤字にはなっていないので、まだ余裕はありそうです。
オリックスのまとめ
オリックス【まとめ】
- 国内最大手の総合リース会社
- 金融、自動車、不動産、環境エネルギー関連の多角的金融サービスをグローバル展開
- 売上高は2018年から下降しているも、配当は減配せず維持
- 自社株買いを実施予定
色々な事業をしていて、コングロマリット化しているオリックスでした。
配当維持が発表され、自社株買いも発表されました。
配当維持で株価が下がったことにより、利回りは6%近くまで上がりました。
優待でも人気があるため、今後また人気が出そうですね(^^)
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)