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【NTT:9432】新NISAへ!株式25分割を発表。2023年12月期の決算を解説!

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  • 情報・通信業業界について知りたい人
  • NTTを投資対象に考えている人
  • NTTについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『NTT(日本電信電話)』について解説したいと思います(^^)

 

NTTは2020年の夏に、NTTドコモの株を買い取ることにより、完全子会社化しました。

 

NTTは、NTTグループの持株会社であり、ドコモが収益の柱にもなっています。

 

今回は、そんなNTTの2023年3月期の業績について決算説明会資料をもとに私の意見も含めて解説したいと思います。

 

NTTを投資対象にしている人の参考になれば幸いです(^^)

 

NTTの企業分析

企業概要

企業概要

  • 国内通信事業の最大手グループ
  • NTTグループ会社を傘下とする持ち株会社
  • 1985年に日本電信電話公社の民営化により設立
  • 2015年にパナソニック・日立製作所と業務提携
  • 2018年に東京電力HDGとエネルギー関連の新会社を設立
  • 2020年にトヨタ自動車【7203】と資本業務提携
  • 2020年にNTTドコモを完全子会社化
  • 2021年に次世代通信ネットワークで富士通【6702】と業務提携
  • 2022年にNTTドコモがNTTコミュニケーションズとNTTコムウェアを子会社化

 

NTTは、総合ICT事業、グローバル・ソリューション事業、地域通信事業、その他事業の4つのセグメントで構成されています。

 

決算説明会資料より引用

 

総合ICT事業は、携帯電話事業、国内通信サービス、国際通信サービス、システム開発やそれらに関する事業をおこなっています。

 

会社としては、NTTドコモやエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズなどがあります。

 

地域通信事業は、国内電気通信事業におけるサービスの提供をしています。

 

会社としては、NTT東日本やNTT西日本などがあります。

 

グローバル・ソリューション事業は、ネットワークシステム、クラウド等に関連する事業をおこなっています。

 

会社としては、エヌ・ティ・ティ・データなどがあります。

 

その他の事業として、不動産事業やエネルギー事業をおこなっています。

 

会社としては、NTTアーバンソリューションズなどがあります。

 

NTTの業績

銘柄スカウターより引用

 

これは、四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

過去の業績と同じように、四半期ごとに売上高が高くなっていき、第4四半期には売上高が最高潮になり、営業利益が下がるというグラフになっています。

 

新年度を見据えた広告宣伝費が大きくなることも要因の一つです。

 

kabutanより引用

 

1月~3月の第4四半期の業績は、前年同期比で売上高は10.2%の増加、営業益は34.6%の増加、経常益は19.1%の増加、最終益は19.8%の増加となりました。

 

第4四半期単体として、増収増益を達成し、売上営業利益率は前期の7.1%から8.6%へと増加しました。

 

2023年3月期の結果

kabutanより引用

 

2023年3月期の結果は前期比で売上高は8.1%の増加、営業益は3.4%の増加、経常益は1.2%の増加、最終益は2.7%の増加となりました。

 

時価総額約15兆円の企業がさらなる成長を遂げています。

 

2023年度は好調だったとということが数字でわかります(^^)

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

2020年3月期の営業利益は落ちましたが、そこからV字回復を達成し、2023年3月期は過去最高の業績を更新しました。

 

2024年3月期の業績予想は営業利益はさらに増加する予想ですが、売上高は横ばいの予想になっています。

 

kabutanより引用

 

2024年3月期の業績予測は、前期比で売上高は0.6%の減少、営業益は6.6%の増加、経常益は3.9%の増加、最終益は3.5%の増加を予想しています。

 

売上高は若干減少しそうですが、利益面はさらに業績を伸ばす予想をしています。

 

配当金は大幅に減っているように見えますが、2023年7月に株式分割をするため、分割した際の1株の配当金になっているためです。

 

また後程、配当金について紹介します(^^)

 

NTTの株価と配当

 

kabutanより引用

 

2023年6月11日時点での月足チャートです。

 

一つの壁であった3,000円を突破した後は一気に4000円付近まで上昇し、直近では4000円を超えた株価になっています。

 

まずは4000円台で安定できるかどうかに注目しています(^^)

 

NTTの配当金

銘柄スカウターより引用

 

配当金についてです。

 

配当金はきれいな右肩上がりを形成しています。

 

2024年度は前年比5円増額の年間125円を予想し、13期連続増配の予定を発表しています(^^)

 

決算説明会資料より引用

 

2023年6月30日を基準日とし、7月1日から現在の1株が25株に分割されます。

 

2024年度から新しいNISA制度が導入されることを踏まえ、株式分割をすることで投資単位当たりの金額を引き下げることにより、投資しやすい環境を整えました。

 

仮に、株式分割前のNTTの1株が4000円だとすれば、7月からは1株160円になるということです。

 

1単元の100株を購入しても16,000円で購入できることになります。

 

株式分割後の1株当たりの配当金は5円になります。

 

今後の投資単位の水準については、新NISA制度後の株式市場の動向や株主構成の変化をみながら検討していくということでした(^^)

 

配当利回り

銘柄スカウターより引用

 

配当利回りについてです。

 

直近の配当利回りは3%前後となっています。

 

配当利回り3%は市場全体からいうと、やや高配当の部類に入るかもしれません。

 

個人的には株価の上昇や、増配、株価の下落タイミングの買い増しで、トータル配当利回り3.8%以上を目指しています(^^)

 

3.8%以上あると、税引き後の配当金が3%を超えるので、一つの目安にしています。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

 

配当性向についてです。

 

2023年度の配当性向は34.5%でした。

 

2024年度は、株式分割前の1株利益が368.1円を予想しており、1株配当金が125円予想なので、計算すると配当性向は、33.9%くらいになりそうです。

 

30%台はまだまだ増配の余地もあるので、今後にも期待できそうです(^^)

 

NTTの株主優待

dポイント付与 【長期保有者向け】

保有株式数 優待内容
100株以上 【保有期間2年以上】
1,500ポイント
【保有期間5年以上】
3,000ポイント

 

株主優待は『dポイント』です。

 

株式分割前で100株必要です。

 

金額としては40万円以上必要になります。

 

dポイントは色々なところで使えるので、ドコモユーザーでなくとも恩恵をうけることは可能です。

 

ただ、長期保有が前提の株主優待となっています。

 

NTTの財務

kabutanより引用

 

財務についてです。

 

自己資本比率は33.8%と30%前半を維持しています。

 

利益剰余金は8兆円以上積みあがっており、内部留保が進んでいます。

 

有利子負債は0.32倍と借金はあるものの、比率が低いということがわかります。

 

総資産が増えて、自己資本も増えています。

 

財務的には全く問題ないですね(^^)

 

NTT:まとめ

ホームページより引用

まとめ

  • 2023年3月期は増収増益を達成!
  • 2024年3月期は減収増益予想も配当金は年間5円の増額予想
  • 新NISAを見据え、投資家層の拡大を目的に株式分割を実施
  • 財務安定の優良企業!

 

NTTについて解説しました(^^)

 

NTTは優良株でもあり、機関投資家が目を光らせている銘柄です。

 

コロナショック時や、携帯料金値下げで株価が落ちましたが、戻るのは早かったです。

 

2023年7月より、株式分割を実施すると単元株で20,000円以内で購入できるとなると、確かに投資家層は広がりそうな気がします(^^)

 

現状の価格でも配当金投資としてはアリですが、購入するタイミングは難しいですよね。

 

個人的には以前よりも株価は値上がりしているので、今は静観している状況です(^^)

 

ぜひ、皆さんの投資戦略も聞かせてください。

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 

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