こんな方におすすめ
- 日本株について知りたい人
- 投資対象銘柄を考えている人
- 株主数が多い企業を知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
先日、日本経済新聞の記事のひとつに、個人株主数が大幅に増えたという記事を見ました。
2020年度の調査によると、個人株主数は延べ5981万人となり、前年同期比で300万人も増えたという事でした。
新型コロナウイルス下で企業との接点がない中、インターネットを通じて魅力を訴えたことによる株主数増加が目立ちました。
そんな中、個人株主数が増えた企業、TOP15について、日本経済新聞や、各社の有価証券報告書を参考にしてお話ししたいと思います(^^)
1年間で純粋に増えた株主数をもとにランキングしていきます。
個人株主数が増えた企業TOP15
それでは、さっそく15位から紹介します。
第15位:INPEX
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
15 | INPEX | 5.3 | 8.8 |
15位は、INPEXです。INPEXは、資源開発最大手で、原油・ガス開発生産しています。
ちょっと前にINPEXのテレビCMを一度だけ見たことがあります(^^)
個人株主数はそれほど多くはありませんでしたが、1年間で5万人以上の個人株主数が増えたという事で知名度も上がってきています。
INPEXは私の持ち株でもあり、過去に動画やブログ記事もしていますので参考にしてみてください!
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【INPEX1605】国際石油開発帝石は業績の上方修正!配当金は前期比で合計9円増配予測!
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第14位:アンジェス
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
14 | アンジェス | 5.8 | 11.7 |
14位はアンジェスです。アンジェスは、阪大教授創業の創薬ベンチャーで、2020年の5月頃の株価は吹き上がるようなチャートとなっています。
現在の株価は落ち着いており、そのとき株主になった人達はそのまま株主かはわかりませんが、とても勢いがありました。
ただ、毎年赤字を計上しており、長期投資目線では枕を高くして眠ることはできなさそうなので、購入する場合は注意してください。
第13位:セブン銀行
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
13 | セブン銀行 | 6.0 | 15.6 |
13位は、セブン銀行です。セブン銀行は読んで字のごとく、セブンイレブン店舗内などにATMを全国展開しています。
店舗出店は国内トップであり、メガバンクがATM設置台数を減らしていく中、今後、セブン銀行が果たす役割はまだありそうな気がします。
セブン銀行も私の持ち株でもあり、動画やブログ記事にもしていますので、ぜひご覧ください(^^)
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【セブン銀行8410】流通系銀行は転換期を迎えさらに成長していけるか!?
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第12位:NTT
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
12 | NTT | 6.4 | 69.1 |
12位はNTTです。 NTTは国内通信事業最大手で、総務省接待についていろいろありました。知らなかった人は調べてみてください。
NTTは超優良企業で、もともと株主数も多かったですが、コロナ下になり、さらに株主数を増やしました。
NTTの業績は安定しており、株価が割安になったら確実に購入したい銘柄の一つでもあります。
第11位:武田薬品工業
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
11 | 武田薬品工業 | 7.1 | 46.1 |
11位は製薬トップの武田薬品工業です。
製薬業界の銘柄の高配当といえば、武田薬品工業です。直近の利回りでも4%後半あり、高配当ですが、業績の不安定さがあるので、一点集中投資はオススメしません。
ポートフォリオの分散として検討してはいかがでしょうか。
第10位:三菱商事
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
10 | 三菱商事 | 7.2 | 35.5 |
10位は総合商社の三菱商事です。
商社系は伊藤忠商事が最近調子が良いですが、株主数が増加したのが多いのは三菱商事でした。
1年間で7.2万人も増えました。配当利回りは4%を超えていて増配にもこだわりを持っている企業なので株価によっては購入検討もアリです!
第9位:Zホールディングス
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
9 | Zホールディングス | 7.9 | 24.4 |
9位はソフトバンク系ポータルサイト最大手のZホールディングスです。Yahoo!が有名で、2021年3月にLINEと経営統合しています。
もともとの個人株主数はそれほど多くありませんでしたが、この1年間で7.9万人も増えたという事です。
今後も注目の企業であることに変わりはありません。
第8位:KDDI
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
8 | KDDI | 8.4 | 31.0 |
8位は携帯電話「au」ブランド主体の総合通信会社であるKDDIです。
KDDIは優良企業としても、株主優待でも有名な企業です。
業績は安定しており、携帯電話料金が下がったなか、au経済圏を押しだし今後も成長が期待できる銘柄だと思います。
第7位:三菱UFJフィナンシャル・グループ
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
7 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ | 11.8 | 82.1 |
7位は国内最大の金融グループの三菱UFJフィナンシャル・グループです。
7位からは1年で10万人以上の個人株主を獲得した企業の紹介となります。
銀行株は総じて配当利回りが高く、2021年7月下旬時点でも4%後半の配当利回りです。
銀行株は低評価を受けやすく、PBRは0.5倍前後となっています。
第6位:JAL:日本航空
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
6 | 日本航空 | 12.6 | 35.7 |
6位は国際線、国内線2位の日本航空です。
コロナ下になり業績が落ち、株価も低迷中ですが、安くなった以前の優良銘柄に対して買いが集まった形です。
コロナ前の株価を取り戻せてはいませんが、ワクチン接種が広がり経済が回復していくと見越せば買いでしょうか。
第5位:JT:日本たばこ産業
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
5 | JT | 13.2 | 63.3 |
5位は高配当投資界隈では有名なJTです。配当も魅力的ですが、株主優待も傘下企業の食品がもらえるので、お得感がたかいです。
2021年度は既に減配を発表しており、今後の配当に関してもそれほど明るくはありませんが、高利益率を誇っておりポートフォリオの一部としては良いと思います。
配当方針が変更されているので、これから購入する場合は他の銘柄にも分散を心掛けた形で購入するのがよいと思います。
第4位:ENEOS
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
4 | ENEOS | 13.5 | 34.2 |
4位も高配当投資では有名なENEOSです。 ENEOSは株主優待はありませんが、高い配当利回りの銘柄です。
脱炭素の流れを受けて今後の石油市場の動向に左右される可能性大ですが、日本で約4割のシェアを誇り、今後のインフラの先頭をゆく企業でもあります。
国内石油元売りとしては間違いない銘柄です。
ちなみに、私の持ち株でもあり、動画やブログ記事で紹介しています。ぜひご覧ください(^^)
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第3位:ANAホールディングス
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
3 | ANAホールディングス | 13.6 | 62.1 |
第3位は国内線、国際線で首位のANAホールディングスです。
6位のJALに引き続き、ANAホールディングスがランクインしました。
航空業界への期待感が大きいことがわかります。
ANAもJALと同じく、コロナ前の株価を取り戻せてはいません。以前不透明な環境なので、購入は慎重にいきましょう!
第2位:オリックス
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
2 | オリックス | 14.8 | 74.8 |
第2位は総合リース最大手のオリックスです。
オリックスもKDDIと同じく、配当利回りや株主優待が有名な優良銘柄です。
先日私もオリックスからの株主優待を始めてもらいました。
リース業界では、今回のランキング圏外でしたが、三菱HCキャピタルも株主数を増やしています。
共に高配当であり、業績は良いので購入を検討してみる価値はあると思います。
第1位:ソフトバンク
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
1 | ソフトバンク | 15.5 | 84.8 |
第1位はソフトバンクグループの携帯・固定通信ネットワークを提供している、ソフトバンクです。
さらに直近のデータによると、個人株主数は89万人になっていました。
ソフトバンクの配当利回りは5%後半になっており、当期の配当性向予測は80%と、かなり押せ押せムードが漂っている銘柄です。
私の保有銘柄でもありますが、万が一減配となった時のダメージを分散させるためにそれほど多くは持っていません。
知名度もあり、高い伸び率となりました。
番外編:16位~20位
順位 | 企業名 | 前期からの増加数(万人) | 個人株主数(万人) |
16 | すかいらーく | 5.1 | 43.0 |
17 | 三菱HCキャピタル | 4.7 | 7.1 |
18 | 三井住友FG | 4.5 | 32.1 |
19 | トリドール | 4.4 | 12.6 |
20 | コニカミノルタ | 4.3 | 9.7 |
16位は、ガストやバーミヤンを展開する『すかいらーく』です。外食業界での増加数トップは期待の表われですね!
17位は、オリックスに次ぐリース業界第2位の『三菱HCキャピタル』です。 三菱UFJリースと日立キャピタルが統合し誕生しました。
18位は、銀行株の三井住友フィナンシャル・グループです。配当利回りが高くメガバンクの一角でもあることから人気が高い銘柄です。
19位は、丸亀製麵が有名な『トリドール』です。 じわじわと人気があがり株価も上昇中です。飲食業界は総じて配当利回りが低いので高配当投資を目指すなら他の銘柄をオススメします。
20位は、コニカミノルタです。2年連続で赤字となってしまし、2022年度は黒字を予測していますが、まだどうなるかわかりませんね。
以上、番外編でした!
まとめ
順位 | 企業名 |
1 | ソフトバンク |
2 | オリックス |
3 | ANAホールディングス |
4 | ENEOS |
5 | JT |
6 | JAL |
7 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
8 | KDDI |
9 | Zホールディングス |
10 | 三菱商事 |
11 | 武田薬品工業 |
12 | NTT |
13 | セブン銀行 |
14 | アンジェス |
15 | INPEX |
2020年度の個人株主数ランキングでした。
株式に対しての関心が高くなり投資をする人が増えてきています。逆を言うと、投資をやらない人は資産形成に遅れをとる可能性もあります。
この記事を最後までご覧いただいたという事は、少しでも株に興味があるという事だと思いうので、少しずつからでも投資を始めてみることをオススメします(^^)
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)