こんな方におすすめの記事
- ESG投資について知りたい方
- ESG投資の意味について知りたい方
- ESG投資の投資先についての考え方について知りたい方
この記事を書いている『たぐと』の紹介
- 投資開始は2018年の積立NISAから開始
- 2019年FXを始め、テクニカル分析を勉強
- 2020年にはいり、米国ETF、日本株投資も始める
- 投資スタイルはファンダメンタルとテクニカル分析で割安株を狙う
最近たまにテレビで出てくるESG投資。
実は、国際的には、結構前から提唱されていました。日本では最近、私達の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が署名したことによりESG投資への関心が高まっています。
なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。
よろしくお願いします(^^)
動画でご覧になりたい方は、下記からどうぞ!
ESG投資とは
- Environment(環境):地球環境対策など
- Social(社会):女性従業員の活躍など
- Governance(ガバナンス、企業統治):取締役の構成など
英語のそれぞれの頭文字をとって『ESG』です。
これまでは投資をするか、しないかの判断基準は、その企業の『キャッシュフロー』や、『利益率』などの財務情報(いわゆる、ファンダメンタル)で、今後伸びていくと思えば、株を購入するという事をしてきました。
ESG投資は、上記のファンダメンタルの判断に加えて、環境、社会、ガバナンス要素も考慮していく投資のことです。
逆に、既に環境、社会、ガバナンス要素が低いと思われる投資先があった場合、投資対象から外したりすることもESG投資と言えます。
- 日本においてもESG投資が広がっている
ESG投資が広がっているという事は、私達個人投資家もその流れを理解しておくという事はとても大事です。
PRI(国連責任投資原則)
PRI(Principles for Responsible Investment)は、投資原則
2006年に国連が、『責任投資原則』(PRI)を提唱しました。
GPIFは、2015年に署名したことを受け、ESG投資が広がっています。
上記グラフのようにPRIは発足以来から、署名機関、オーナー数が増え続けています。
PRIの6つの原則
- 投資分析と意思決定プロセスにESG課題を取り込む
- 所有方針と所有慣習にESG問題を組み入れる
- 投資対象に対してESG課題について開示を求める
- 資産運用業界にPRIが受け入れられ、実行されるよう働きかける
- PRIの効果を高めるために協働する
- 活動状況や進捗状況に関して報告する
具体的な内容をご覧になりたい方は、PRIホームページをご覧ください。
PRIを基に、ESG投資が広がっていることをご理解いただいたと思います。
それじゃあ、ESG投資している企業に集中投資すればいいのでしょうか。
【ESG投資】企業に固執しなくていい
ここまで話をすると、ESG投資のみをしたくなるところだと思いますが、固執しなくてもいいと思います。
- 財務優良で今後伸びていく会社だと思えば購入すればいい
例えば、こんな企業。
参考
健康や環境などに悪いとわかっているが、世界や日本で売れている商品があり、その企業がこの先も伸びていくと思う場合
ESGにそれほど配慮している企業ではないとしても、伸びる企業はあります。
なので、
『ESG投資』という観点だけでの投資判断はおすすめしない
各企業がESGを考慮した経営をしていくうえで、余計なコストがかかってくることも確かです。
高い売り上げがあったとしても、ESG関連に投資をして利益が少なくなるということもあると思います。
(どういう観点から投資すればよいかわからない人は、個別銘柄も解説していますので、別の記事もご覧ください(^^))
ポイント
- 世界的にESG投資が広がっていること
- 日本でもGPIFがPRIに署名したことでESG投資が広がっていること
ただし、少なからず世界や日本でもESG投資が広がっていることは忘れないで下さい。
日本はまだそれほどでもありませんが、諸外国の場合は規制が厳しい傾向にあるので、日本ではなく、主に海外で大きな売り上げを上げている企業は気にしていた方がいいと思います。
ESGに不適格といわれそうな株には外国法人や、金融機関、政府などの買いが入らなかったり、徐々に持ち株比率が低くなっていき、個人投資家の持ち株割合が多くなってくる傾向にあると思います。
ご自身の銘柄をチェックしてみてはいかがでしょうか。
ESG投資【まとめ】
ESG投資のまとめ
- 環境、社会、ガバナンス要素も考慮していく投資のこと
- 世界や日本でもESG投資が広がっている
- ESGに固執することなく、伸びる企業へ投資
- ESG投資が広がっていることは忘れないように!
いますぐにどうこうという事ではないと思っていますが、いつ急にまたESG投資にスポットライトが当たるかわかりません。
ただ、ESGに不安要素のある企業株には、外国法人、金融機関、政府などからの買いが入りずらくなるのは確かだと思います。
そこで購入してしまったら、揚げ足を取られてしまいますからね。
海外で主な売り上げをあげていて、ESG不適格要素があり、高配当で財務状態が悪くなっている場合は、減配の懸念や、株価暴落の可能性があるため、要注意です。
ご自身の保有銘柄を一度チェックしてみてください(^^)