こんな方におすすめ
- サービス業の業界について知りたい方
- 楽天について知りたい方
- 楽天の株は買いか?と思っている方
この記事を書いている『たぐと』の紹介
- 投資開始は2018年の積立NISAから開始
- 2019年FXを始め、テクニカル分析を勉強
- 2020年にはいり、米国ETF、日本株投資も始める
- 投資スタイルはファンダメンタルとテクニカル分析で割安株を狙う
なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。
よろしくお願いします(^^)
注意ポイント
当ブログでは、個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
動画でご覧になりたい方は、コチラをご覧ください(^^)
楽天の事業について
企業概要
日本を代表するネット企業
- インターネット事業、フィンテック事業、モバイル事業が3本柱
インターネット事業
- 楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックスなど
フィンテック事業
- 楽天証券、楽天銀行、楽天カード、楽天Edy、楽天Payなどの金融サービス
モバイル事業
- MNO(携帯電話キャリア)に参入
- MVNOの格安スマホ
その他、2014年に米イーベイツを買収、2015年ケンコーコムを子会社化。
2017年ビックカメラと業務提携、携帯電話事業への参入を発表。
KDDIと提携。
朝日火災海上保険を買収、ぐるなびと資本業務提携。
2020年にはMNOサービスを開始しました。
取扱商品
- ECサイト ⇒ 楽天市場、楽天ブックス、楽天Kobo(電子書籍)、Rakuten Direct(健康商品販売)、ラクマ
- ライフ&レジャー ⇒ 楽天トラベル、楽天GORA(ゴルフ場予約)、楽天イーグルス
- 金融 ⇒ 楽天証券、楽天銀行、楽天生命、楽天損保
- カード&ペイメント ⇒ 楽天カード、楽天Edy、楽天Pay
- 通信&エナジー ⇒ 楽天モバイル、楽天でんき
国内では、『楽天経済圏』と言われるほど、楽天の生活にどっぷりと入り込んでいる人もたくさんいます。
楽天経済圏で暮らすことにより、楽天ポイントを効率よく獲得して生活の足しにしていくという方法です。
ちなみに、私は片足くらい楽天経済圏に入った感じです(^^)
次は楽天の業績を振り返りたいと思います。
楽天の業績
楽天の期の始まりは、1月からです。なので、12月が期末になります。
2019年は売上高は過去最高だったものの、営業利益は約720億円で、最終的には、310億円ほどの赤字でした。
インターネット事業の売り上げが半数以上を占め、モバイル事業はまだこれからといったところです。
売上高に関しては、右肩上がりになっています。
営業利益に関してはモバイル事業が足を引っ張っています。
楽天は現在、MNOでの楽天モバイルユーザーを増やすべく、1年間の使用料無料を展開していますので、しょうがないですね。
第2四半期の決算はコチラです。
売上高は15%増えていますが、営業益、経常益、最終益は赤字転落になりました。
7月から12月までの下期の業績予測は非開示です。
今年の3月からモバイル事業で大赤字なので、まだ厳しい状況は続くと思います。
財務状況をのぞいてみましょう。
私が毎回、気にして見ているポイントをチェックします。
『タグ』のチェックポイント
- 自己資本比率⇒返済の必要のない資本の比率(業種により目安値は異なる)
- 剰余金⇒会社内に貯めているお金。利益の蓄積を表し、経営状態を判断する。
- 有利子負債倍率⇒利子を付けて返済しないといけない負債を、毎年のキャッシュフローで完済するのに何年かかるか
モバイル事業に投資の時期なのでしょうがないと思うが、だんだん不安になってくる(>_<)
自己資本比率を他のMNOと比べるのは酷かもしれませんが、NTTドコモは72%、KDDIは46%、ソフトバンク9.5%です。
NTTドコモとKDDIは盤石ですね。
ソフトバンクもかなり低いですが、楽天はそれよりも低い6.7%です。
通信基地局建設に相当のお金がかかっているようですが、基地局が整備されたからと言って、収益が改善されるという保証はないので、頑張りどころですね。
剰余金も減ってきて、有利子負債倍率も上がっていますね。引き続き注目しましょう。
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【KDDI9433】銘柄分析!決算発表前に8.3%のプチ暴落!買い時がきたか?【2021年3月期第3四半期の決算】
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楽天の売上高の見通し
売上高の見通しは非開示でしたが、説明会資料から読み取れる今後の楽天の方向性について解説します。
ポイント
- フィンテック事業のクロスユースの拡大
- 楽天カード会員数2000万人突破(メインカード化)キャッシング残高、リボ残高前年比プラス
- 楽天銀行900万口座突破
- 楽天証券の新規口座数が過去最高を達成!(2020年1月~6月:65万1千口座)
- 楽天PayのSuica連携
- モバイル事業の基地局建設に伴い減価償却費が増加
- 世界と日本の流れに沿う行動
これらについて簡潔にお話したいと思います。
フィンテック事業は、楽天カード、銀行、証券などからなる事業です。
それらの相互利用が2020年6月時点で前年比で+49.7%でした。
楽天カードの会員数は2000万名を超え、メインカードとしての比率も高くなったそうです。
また、キャッシング残高やリボ残高も前年比でプラス成長でした。
楽天銀行口座が900万を突破し、楽天証券の口座数も増えています。
インターネット事業は良い感じなので、このフィンテック事業がさらに成長するでしょう。
楽天ペイとSuicaが連携できるのはご存じですか?
私は知りませんでした(>_<)
楽天ペイアプリでSuicaを発行し、Suicaのチャージで楽天ポイントが貯まるそうです。
今後は、楽天ポイントからSuicaへのチャージもできるようになるみたいです。
必要経費としては、基地局建設による費用が多くなっています。
パートナー回線でauの電波を借りていますが、ずっと借りているとコストもかかるので、早く楽天回線エリアを広げていきたいところでしょう。
世界や日本の投資の流れは、環境に配慮したり、平等な社会、企業統治を積極的に行っている企業への投資を進めています。
私達の年金を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)もESG投資を行っています。
世の中はそんな流れになっています。
楽天もそのあたりは活動を行っているとのことです。
詳しくは下記の記事、または動画をご覧ください。
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楽天の株は買いか?
※2020年9月4日終値
- モバイル事業がうまくいくと思うなら買い
- チャート的に下目線
- 現状の収益構造だと1300円を超えるのは厳しそう
- 下限は650円前後
注意ポイント
- 個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
私自身、楽天の株は少し持っています。
期待を込めて買いたいですが、決算をみるとまだ下がってもおかしくない状況が続くと思います。
足を踏み入れてしまったMNOのモバイル事業が今後の鍵を握ります。
1300円~1400円に強い抵抗線があります。
モバイル事業が好転しない限り上昇していくのは難しと思います。
一方、2020年3月の下値は636円でしたが3月の終わりには820円まで戻しているので、このあたりの買いは厚そうですね。
ただ、収益が悪くなると、500円前半も見えてきてしまうチャートをしているように見えます。
最悪そのくらいまでを見越して購入するのがいいかもしれません。
楽天【まとめ】
楽天のまとめ
- 楽天には、インターネット事業、フィンテック事業、モバイル事業の3つの事業がある
- インターネットとフィンテックは黒字だが、モバイルの赤字でトータル赤字転落
- 今後もモバイル事業の赤字が埋まらなそう
- 好転すると思うなら買いだが、さらなる下値もあり得る
モバイル事業では、3大キャリアを脅かすような存在にはまだなっていません。
そのための設備投資は、今後も莫大です。
モバイル事業では、楽天アンリミットで1年間基本使用料無料は300万名ということで、20年3月から登場しましたが、20年9月上旬でも終了の発表はありません。
まだまだ楽天モバイルに疑いがかけられている状況です。挽回して欲しいです。
今後、モバイル事業の好転がカギになっていくのは言うまでもありません。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)
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