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【国際石油開発帝石1605】決算を解説。株価最安値更新!仕込むなら今のうち!

こんな方におすすめ

  • 鉱業業界について知りたい人
  • 国際石油開発帝石について知りたい人

記事を書いている『たぐ』が実践している投資

    • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
    • ETF
    • インデックス投資(つみたてNISA)

私は、基本的には高配当株が好きで、ファンダメンタルとテクニカル分析をしつつ、バリュー株を購入しています(^^)

国際石油開発帝石は私の持ち株でもあり、気になっている銘柄でもあります。

なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。

よろしくお願いします(^^)

国際石油開発帝石は2020年11月6日に20年12月期第3四半期の決算を発表しました。

国際石油開発帝石は1月から12月が1年としているので、今回発表された7月~9月は第3四半期になります。

直近3ヵ月の実績である7月~9月期の連結経常利益は前年同期比64.5%減の497億円に大きく落ち込んでしまいました。

売上営業利益率は前年同期比の46.7%から33.6%に低下してしまいました。

しかし、通期の同利益を従来予想の2000億円から2190億円に9.5%上方修正もしています。

それでは、詳しく見ていきましょう!

注意ポイント

  • 個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
    投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m



 

動画でご覧になりたい方は、コチラをどうぞ(^^)

国際石油開発帝石の企業概要

企業概要

  • 2008年『国際石油開発』と『帝国石油』が合併してできた企業
  • 日本最大級の石油・天然ガスの開発企業(通称:INPEX)
  • 世界各地で石油・天然ガスの探鉱し、開発、生産販売をしている
  • 日本最大の埋蔵量・生産量規模を誇る
  • 筆頭株主は日本政府(約18%)
  • 主要取引先にENEOSも含まれる

筆頭株主は経済産業大臣(政府)なのでなんか、安心感があります。

説明会資料より引用

連結子会社は65社、持分法適用関連会社は20社あります。

取扱商品

  • 石油
  • 天然ガス
  • 再生可能エネルギー(地熱発電、太陽光発電)
  • 世界各国での天然ガスや油田プロジェクト

再生可能エネルギーの取り組み強化として、
ポートフォリオの1割を地熱発電事業や風力発電事業などへの参入拡大をする計画を発表しています。

 

国際石油開発帝石の業績と株価

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

4月~6月の2Qが一番業績が悪かったです。

2Qと比べると業績は戻て来ていますが、昨年までは戻ってきていません。

kabutanより引用

ポイント

前年同期比

売上高 営業益 経常益 最終益 修正1株益
-30.1 -49.8 -64.5 赤字転落 赤字転落

石油関連なので需要減と原油価格下落で業績が悪くなるのはしょうがないですね。

営業利益率は悪くなったとはいえ、33.6%あります。



 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

国際石油開発帝石は2019年12月期より決算期を3月31日から12月31日に変更しています。

なので、コロナが流行し始めた頃から、もろに影響を受けています。

なので、業績推移は上記のように売上高、営業利益ともに大幅に減少しています。

ですが、業績の上方修正を行いました!

kabutanより引用

7月~12月の下期においては、
8月に発表していた数字よりも、売上高7.1%、営業益31.6%、経常益37.5%上昇させました。

今期1年においては、
8月に発表していた数字よりも、売上高、3.3%、営業益12.3%、経常益9.5%上昇させました。

配当に関しては、中間12円、期末12円の合計24円の予定です。

こんな状況でも、配当を出してくれるのはありがたいですね。

kabutanより引用

新型コロナの影響により、依然と厳しい状況ではありますが、少し前までは、若干持ち直しの動きがみられました。

先行きについては、感染拡大防止策を講じつつ、各種経済政策の成果や海外経済の改善もあり、持ち直しが期待されます。

ただ、最近は欧州、米国、日本でも感染が再び多くなってきています。

今後も注視していく必要がります。

国際石油開発帝石の株価

kabutanより引用 11月10日終値 月足チャート

10月30日には過去最安値の489円の値を付けました。

株主がほぼ含み損の状態になりました。

11月10日には、一時、9%を超える上昇を見せ、最終的には+42円の542円でした。

上昇理由は、じりじり下がっていた原油価格が1バレルあたり40ドルを超えたこと。

米製薬大手のファイザーが新型コロナワクチンの治験で感染を防ぐ有効率が90%を超えたと発表したこと。

その他要因はあると思いますが、経済正常化への期待が高まり原油価格が上昇し、石油エネルギー株に買いが集まりました。

国際石油開発帝石の財務

kabutanより引用

ポイント

  • 自己資本比率 59.5%
  • 自己資本 約2兆7595億円
  • 剰余金 約1兆5937億円
  • 有利子負債倍率 0.45

国際石油開発帝石は財務は優良ですが、以前よりも数字は悪くなってきています。

現状の世界経済を考えるとしょうがないですね。

国際石油開発帝石のまとめ

国際石油開発帝石【まとめ】

  • 業績は2Qで底を迎え、3Qは上昇
  • 2Q、3Qとも赤字転落も赤字幅は縮小
  • 国際経済の持ち直しを受け、業績の上方修正
  • コロナワクチンが出回り始めれば国際石油開発帝石の出番!

石油、天然ガスの需要に大きく左右される国際石油開発帝石の決算でした。

もともと、財務優良なので、少しずつ貯金を切り崩して耐えしのぐ段階です。

第3波とも言われる感染拡大が起こってきていますが、そうなると逆に株を仕込むチャンスでもあるので、引き続き注視していきましょう!

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)



 

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