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INPEX・三菱商事の株価はなぜ下落?原油は戦争前より76%高いのに資源株5社が全社安|三井物産・丸紅・石油資源開発の決算で確認

※この記事は各社の決算資料などの公開資料をもとにした情報の整理です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

※株価・指数は2026年10月9日終値(株探)。原油の現物価格は米国エネルギー情報局(EIA=イーアイエー)のブレント原油スポット価格(最新は10月6日)。決算は、INPEX(インペックス)が2026年12月期 中間期(1〜6月)、ほか4社が2027年3月期 第1四半期(4〜6月)です。

2026年2月下旬、中東で戦争が始まりました。3月からはホルムズ海峡が封鎖され、原油の値段は大きく上がりました。ホルムズ海峡は、中東の原油やLNG(エルエヌジー=液化天然ガス)を運ぶ海の通り道です。

普通に考えれば、原油や資源で稼ぐ会社の株は上がりそうです。ところが、戦争の前(2月27日)と比べると、原油や資源で稼ぐ高配当株5社は、5社とも株価が下がっています。

業績が悪いわけではありません。INPEXは過去最高益の予想で増配、商社3社も増益・増配の予想です。今回は5社の決算資料から、「原油は高いのに、なぜ株は安いのか」を1つずつ確かめました。

1. まず結論

  1. 原油は高いのに、5社とも株は戦争前より安い。原油(現物)は2月27日の71.32ドルから10月6日の125.44ドルへ+75.9%。同じ間に日経平均+17.3%、TOPIX(トピックス=東証株価指数)+4.2%。それなのにINPEX△4.2%、石油資源開発△29.6%、三菱商事△13.1%、三井物産△18.7%、丸紅△21.7%
  2. 株価が並んで動いているのは「今の原油」ではなく「先の原油」。2028年12月に受け渡す原油の先物は、戦争前から+15.6%しか上がっていない。会社の予想も、INPEXと石油資源開発は「10月以降70ドル」という、今より安い原油が前提
  3. INPEXは過去最高益でも、原油を売った量は△22.8%。アブダビの原油が海峡を通れず、上期の販売は約3割減った。会社自身が「足元の当社株価は割安と認識」と書き、1,400億円の自社株買いを進めている
  4. 石油資源開発は「原油高で損をした」会社。ガスや電気を届けるためにLNGを買う側でもあり、そのコストが急に上がった。4〜6月の利益は△79.4%、配当は65円→45円の予想
  5. 配当は「約束の型」で分かれた。「前の年より下げない」累進配当(るいしんはいとう)の4社は増配、「利益の30%」型の石油資源開発だけ減配。高配当株として見るなら、利回りより先に約束の型

2. 取り上げる5社

会社(コード) 決算期 時価総額 配当利回り PER PBR
三菱商事(8058) 3月 17兆536億円 2.72% 15.3倍 1.75倍
三井物産(8031) 3月 13兆6,788億円 2.93% 14.7倍 1.50倍
丸紅(8002) 3月 7兆8,089億円 2.45% 13.1倍 1.71倍
INPEX(1605) 12月 4兆5,833億円 3.08% 8.2倍 0.82倍
石油資源開発(1662) 3月 4,315億円 2.68% 6.6倍 0.73倍

(10月9日、株探)

INPEXと石油資源開発は、油田やガス田で原油・天然ガスを掘って売る会社です。三菱商事・三井物産・丸紅は総合商社で、資源のほかにも食品、電力、自動車など多くの事業を持っています。

PER(ピーイーアール=株価が1年の利益の何倍か)は、INPEXが8.2倍、石油資源開発が6.6倍と低く、PBR(ピービーアール=株価が会社の純資産の何倍か)も2社とも1倍を下回っています。

3. 何が起きたか:戦争とホルムズ海峡

会社の資料には、次のように書かれています。

  • INPEX(決算説明会資料):「2026年2月下旬 イスラエル・米国によるイラン攻撃開始」「2026年3月以降 ホルムズ海峡封鎖」
  • 石油資源開発(4月17日の開示):「ホルムズ海峡の事実上封鎖の状態が継続」。イラク南部のガラフ油田は「イラク政府による不可抗力宣言を受けて生産操業および出荷を停止」(不可抗力=ふかこうりょく)
  • 三菱商事(決算短信):LNGのスポット価格は2026年3月に「ホルムズ海峡閉鎖やカタールLNGの戦争被害を背景として、20米ドル超まで上昇」

原油(ブレント原油の現物、EIA)の値段はこう動きました。

日付 1バレルの値段
2025年12月30日 62.30ドル
2026年2月27日(戦争前) 71.32ドル
2026年3月31日 126.69ドル
2026年4月7日(今年の最高値) 138.21ドル
2026年6月30日 70.46ドル
2026年9月30日 115.91ドル
2026年10月6日(最新) 125.44ドル

6月末には一度、戦争前の水準まで下がりました。その後また上がり、10月は120ドル台です。

4. 5社の株価:全社が戦争前より安い

2月27日 3月31日 6月30日 10月9日 2月27日比
日経平均 58,850円 51,064円 70,062円 69,031円 +17.3%
TOPIX 3,938.68 3,497.86 3,994.76 4,104.81 +4.2%
INPEX 3,800円 4,678円 3,265円 3,640円 △4.2%
石油資源開発 2,385円 2,608円 1,601円 1,679円 △29.6%
三菱商事 5,290円 5,317円 4,347円 4,596円 △13.1%
三井物産 5,872円 5,959円 4,497円 4,775円 △18.7%
丸紅 6,008円 5,618円 4,690円 4,702円 △21.7%

日経平均とTOPIXが上がっている間に、5社とも下がりました。原油が76%高いことを考えると、なおさら目立ちます。

ちなみに、同じ商社でも住友商事は2月27日比+2.5%、伊藤忠商事は△5.1%。石油元売りのENEOSは△8.3%、出光興産は+0.9%でした。

5. 業績は悪くない:5社の利益と配当

会社 直近の利益 今期の利益予想 配当(前期→今期予想)
INPEX(1〜6月) 2,631億円(+17.7%) 5,100億円(+29.5%) 100円→112円
三菱商事(4〜6月) 2,985億円(+47.0%) 1兆1,000億円(+37.4%) 110円→125円
三井物産(4〜6月) 2,941億円(+53.4%) 9,200億円(+10.3%) 115円→140円
丸紅(4〜6月) 1,864億円(+20.7%) 5,800億円(+6.6%) 107.5円→115円
石油資源開発(4〜6月) 32億円(△79.4%) 650億円(+21.7%) 65円→45円

(利益は親会社の株主に帰属する利益。決算短信)

4社は増益・増配です。石油資源開発だけが、4〜6月の利益が大きく減り、配当も減らす予想です。

業績と株価が、逆に動いています。ここからは、その「ずれ」を3つに分けて見ていきます。

6. 【山場1】INPEX:過去最高益なのに、株は戦争前より安い

過去最高の利益と、過去最高の還元

INPEXの2026年12月期の利益予想は5,100億円です。5月に4,500億円から引き上げ、過去最高を見込んでいます。上期(1〜6月)の利益2,631億円も、上期として過去最高でした。

配当は100円から112円へ。さらに1,400億円の自社株買いを決め、配当と合わせた還元の総額も過去最高、総還元性向(そうかんげんせいこう=配当と自社株買いの合計が利益に占める割合)は約53%の見込みです。

裏側:原油を売った量は△22.8%

ただ、中身を見ると、原油の販売は大きく減っています。

1〜6月 前年 今年 増減
原油の販売量 7,150万バレル 5,517万バレル △22.8%
原油の売上 7,801億円 6,949億円 △851億円
原油の販売単価 73.51ドル 79.51ドル +8.2%

(決算説明会資料)

原油の売上の減り方を分けると、販売量が減った分が△1,781億円、値段が上がった分が+493億円、円安の分が+436億円でした。値段の上昇より、量の減少のほうがずっと大きかったのです。

原因はアブダビ(中東)です。会社の説明では、アブダビの上期の販売は前年より約3割減、1年の販売見通しも5月時点から約3割減。原油はホルムズ海峡を通らないフジャイラという港から出荷していますが、海上の油田は出荷に一部制約があります。

それでも利益が過去最高なのは、オーストラリアのイクシスLNGが好調で、原油の値段が上がった効果がアブダビの減少を上回ったからです。

もう1つ、販売単価の上がり方(+8.2%)は、ブレント原油の平均(70.81ドル→87.60ドル、+23.7%)ほどではありません。会社は5月の資料で、利益の押し下げ要因の1つに「市況変動のタイミング差による一時的な価格乖離」を挙げています(乖離=かいり、ずれのこと)。

会社が自分で「割安」と書いた

INPEXの決算説明会資料には、こんなページがあります。

現在の株価は当社の成長性を反映しきれていない
足元の当社株価は割安と認識

2026年2月末 2026年6月末 2026年7月末
原油 73ドル 73ドル 90ドル
株価 3,800円 3,265円 3,627円
PBR 0.9倍 0.7倍 0.8倍

(決算説明会資料)

2月末と6月末で原油は同じ73ドル。それなのに株価は3,800円から3,265円へ△14.1%下がりました。会社はこの状態を「割安」と見て、自社株買いを決めています。

自社株買いの枠は1,400億円(8月10日〜12月31日)。9月末までに489億円を使い、進み具合は約35%です(10月7日の開示)。年末までに、残り約911億円を買える枠があります。

7. 【山場2】株価が並んでいるのは「先の原油」

2年先の原油は+15.6%しか上がっていない

原油には、何か月も先に受け渡す分の値段(先物)もあります。10月9日時点のブレント原油の先物はこうです。

受け渡しの月 10月9日の値段 戦争前(2月27日) 戦争前比
現物(EIA、10月6日) 125.44ドル 71.32ドル +75.9%
2026年12月 104.43ドル 68.64ドル +52.1%
2027年12月 83.55ドル 66.22ドル +26.2%
2028年12月 76.29ドル(10月8日) 65.99ドル +15.6%

(先物はNYMEX=ナイメックス、ニューヨーク・マーカンタイル取引所のブレント先物。Yahoo Financeで取得)

先の月ほど値段が安くなっています。市場は「今は高いが、この先は下がっていく」という値段を付けているのです。

「76%高い」のは今の現物の話で、2年先の原油は戦争前から+15.6%しか上がっていません。

資源会社の価値は、何十年も続く油田やガス田の利益で決まります。だから、株価を「今の原油」と並べると食い違って見えても、「先の原油」と並べると、それほどおかしな動きではありません。ただし、株価が下がった理由を会社が説明しているわけではないので、ここは見方の1つとして書いておきます。

会社の予想も「原油は下がる」前提

各社の予想の前提も、今の値段よりかなり安い原油です。なお、WTI(ダブリューティーアイ)は米国の原油、JCC(ジェーシーシー)は日本に届く原油の平均の値段です。

会社 予想の前提
INPEX ブレント 2026年7〜9月80ドル、10〜12月70ドル(1年の平均81.4ドル)。中期経営計画の前提は70ドル・1ドル135円
石油資源開発 原油(日本に届く値段)2026年7〜9月75ドル、10月〜2027年3月70ドル。為替は7〜9月155円、10月以降150円
三井物産 日本に届く原油(JCC)84ドル(ブレント78ドル)、為替150円
丸紅 WTI原油60ドル

(各社の決算短信・業績予想の修正の文書)

INPEXや石油資源開発の「10月以降70ドル」は、今の現物(125ドル)よりも、2年先の先物(76ドル)よりも安い前提です。次の決算(前の年は10月29日〜11月12日に発表)では、この前提と実際の値段の差がどう扱われるかが見どころになります。予想が上がるかどうかは、ここでは決めつけません。

8. 【山場3】石油資源開発:原油高で損をした会社

4〜6月の利益は△79.4%

4〜6月 前年 今年 増減
売上高 828億円 651億円 △21.4%
営業利益 167億円 62億円 △62.9%
純利益 157億円 32億円 △79.4%

(決算短信)

原油を掘って売る会社なのに、原油高の中で利益が大きく減りました。

「売る側」でもあり「買う側」でもあった

石油資源開発は、国内でガスや電気を届ける事業もしています。そのための燃料として、LNGを買っています。

ホルムズ海峡が閉じたため、ペルシャ湾から買う予定だったLNG2隻分を、ほかの産地からスポット(その場の値段)で買い直しました。会社は5月の決算で、中東の影響を次のように見積もっています。

中東の影響(営業利益) 金額
4〜6月の原油高・円安による増益(国内・海外) +64億円
上期のLNG・電力価格の高止まりによる増益 +94億円
LNGの調達コスト増(長期契約分) △35億円
LNGの調達コスト増(スポットで代わりに買った分) △156億円
イラク・ガラフ油田の通年の停止 △39億円
合計 △72億円

(2026年3月期 決算説明資料)

原油が上がって「売る側」としてはもうかっても、「買う側」としてのコスト増のほうが大きかったのです。

株価は、中東の影響を知らせた4月17日(金)の次の取引日、4月20日(月)に2,348円→2,168円(△7.67%)と下がりました。

配当は65円→45円

石油資源開発の配当の方針は、「連結配当性向30%を目安に各期の業績に応じた配当」です。業績が一時的に悪くなっても「1株当たり年間40円配当の維持に努める」とし、特別損益などで利益が大きく動く年は、その影響を考えて配当を決めるとしています。

前期は配当の基準にした利益が534億円で、配当65円。今期は基準の利益が380億円で、配当45円の予想です。今期の純利益の予想650億円には、北海道のガス事業の売却益(純利益への影響220億円)などの1回きりの利益が入っています。そのため配当は、純利益の650億円ではなく、会社が示した380億円を基準にしています。

会社は、第2四半期の決算で通期の予想などに基づき、配当を「必要に応じ」見直すとも書いています(前の年の第2四半期決算は11月11日)。

9. 商社3社:原油ではほとんど利益が動かない

原油1ドルの影響は、利益の0.1〜0.2%

商社は、原油が動いたときの利益への影響を公表しています。

会社 原油1ドル 為替1円 金属
三菱商事 年24億円 約50億円 銅100ドル/トン→26億円
三井物産 年9億円(ヘッジ前13億円) 46億円(米ドル) 鉄鉱石1ドル/トン→30億円

(決算短信)

三菱商事の24億円は、今期の利益予想1兆1,000億円の0.2%。三井物産の9億円は、9,200億円の0.1%です。原油が10ドル動いても、三菱商事は240億円(2.2%)、三井物産は90億円(1.0%)。商社の利益は、原油より為替や金属のほうが効きます。

丸紅は決算短信に原油の影響額を書いていません。今期の前提はWTI原油60ドルで、4〜6月は金属(チリの銅事業・豪州の原料炭=げんりょうたん事業など)、エネルギー・化学品、電力などで増益でした。

3社とも増益・増配

会社 4〜6月の利益 通期予想への進み具合 配当
三菱商事 2,985億円(+47.0%) 27% 110円→125円
三井物産 2,941億円(+53.4%) 32% 115円→140円
丸紅 1,864億円(+20.7%) 32.1% 107.5円→115円

業績から見れば、3社とも順調です。

戦争の前に、2か月で+26〜48%上がっていた

では、なぜ商社株は下がったのか。会社は株価について説明していませんが、1つの事実があります。商社株は、戦争の前に大きく上がっていました。

会社 2025年12月30日 2026年2月27日 2か月の上昇 12月30日比(10月9日)
三菱商事 3,586円 5,290円 +47.5% +28.2%
丸紅 4,353円 6,008円 +38.0% +8.0%
三井物産 4,643円 5,872円 +26.5% +2.8%
日経平均 50,340円 58,850円 +16.9% +37.1%

戦争の前の2か月で、日経平均(+16.9%)を大きく上回って上がっていました。今の株価は、その高いところから下がった位置です。年初(12月30日)と比べれば、3社ともまだプラスです。1〜2月に上がった理由は今回の資料では確かめていないので、ここでは書きません。

10. 配当の「約束の型」で、減配する会社が分かれた

高配当株として見るなら、ここが一番大事です。

会社 配当の約束(会社の言葉) 今期の配当
三菱商事 「持続的な利益成長に合わせて増配していく『累進配当』」 110円→125円
三井物産 「配当維持または増配を行う累進配当を継続」(2029年3月期まで) 115円→140円
丸紅 「中長期的な利益成長に合わせて増配していく累進配当」 107.5円→115円
INPEX 「1株当たり年間90円を起点とする累進配当」(2025〜2027年度) 100円→112円
石油資源開発 「連結配当性向30%を目安に各期の業績に応じた配当」、年40円の維持に努める 65円→45円

4社は「前の年より下げない」という約束(累進配当)です。石油資源開発だけが「利益の30%」という型で、利益が減れば配当も減ります。5社で1社だけ減配になったのは、この型の違いがそのまま出た形です。

株が下がり、配当が増えたので、利回りは上がりました。

会社 今期の配当予想 戦争前の株価で計算 今の株価で計算
INPEX 112円 2.95% 3.08%
三井物産 140円 2.38% 2.93%
三菱商事 125円 2.36% 2.72%
石油資源開発 45円 1.89% 2.68%
丸紅 115円 1.91% 2.45%

11. 投資家が次に確認すること

  1. 次の決算:商社3社と石油資源開発は中間決算、INPEXは1〜9月の決算(前の年は三井物産10月29日、三菱商事10月31日、丸紅11月4日、石油資源開発11月11日、INPEX11月12日)。会社の前提(10月以降70ドルなど)と実際の原油の値段の差がどう扱われるか
  2. INPEXのアブダビ:販売量が戻るか。フジャイラからの出荷と、海上油田の制約
  3. 石油資源開発の配当:第2四半期の決算で「必要に応じ」見直すと書いている。ガラフ油田の再開の見通し
  4. INPEXの自社株買い:残り約911億円の枠を年末までにどこまで使うか
  5. 先物の値段:2年先の原油が上がるのか、下がるのか

まとめ

  • 原油:現物は戦争前の71.32ドルから125.44ドルへ+75.9%。ただし2年先の先物は+15.6%だけ
  • 株価:同じ間に日経平均+17.3%、TOPIX+4.2%。資源株5社は全社マイナス(△4.2〜29.6%)
  • INPEX:過去最高益5,100億円・増配112円・自社株買い1,400億円。でも原油の販売量は△22.8%。会社は「株価は割安」
  • 石油資源開発:LNGを買う側でもあり、原油高で損をした。配当65円→45円
  • 商社3社:原油1ドルの影響は利益の0.1〜0.2%。増益・増配。戦争の前に2か月で+26〜48%上がっていた
  • 配当:累進配当の4社は増配、利益連動の1社だけ減配

「原油が上がったのに、資源株が下がった」。決算を開くと、株価が並んで動いていたのは今の原油ではなく先の原油で、会社の予想も原油が下がる前提でした。高配当株として持つなら、原油の値段よりも、配当の約束の型と、次の決算での前提の見直しを見ておきたいところです。

関連する過去の記事

この記事で見た資料

  • INPEX「2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信」「決算説明会資料」「業績予想の修正に関するお知らせ」「剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ」(2026年8月7日)、「業績予想の修正に関するお知らせ」(2026年5月13日)、「自己株式の取得状況に関するお知らせ」(2026年10月7日)
  • 石油資源開発「中東情勢の緊迫化に伴う当社業績への影響について」(2026年4月17日)、「2026年3月期 決算短信」「決算説明資料」(2026年5月13日)、「2027年3月期 第1四半期決算短信」「業績予想の修正に関するお知らせ」(2026年8月6日)
  • 三菱商事「2026年3月期 決算短信」「2027年3月期 第1四半期決算短信」
  • 三井物産「2026年3月期 決算短信」「2027年3月期 第1四半期決算短信」
  • 丸紅「2026年3月期 決算短信」「2027年3月期 第1四半期決算短信」
  • 米国エネルギー情報局(EIA)「Europe Brent Spot Price FOB」

※株価・指数・時価総額・配当利回り・PER・PBRは2026年10月9日終値(株探)。原油の先物はNYMEXのブレント先物(Yahoo Finance)。株価の変化率、利回り、原油の影響額の割合は、資料の数字をもとに私が計算したものです。投資の判断はご自身でお願いします。

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コロナショック直前の2020年に投資をスタート。リアルタイムで暴落を経験しながら独学で投資の基礎を習得。 現在の運用総額5,000万円超・年間配当収入120万円超を達成。投資信託・ETF・個別株・米国株など100銘柄超に分散投資し、相場の波に強いポートフォリオを構築中。 高配当株の長期保有と新NISAの積立を組み合わせた"2刀流"スタイルで資産形成を実践。保有銘柄の決算・配当・株価をブログで赤裸々公開しています。YouTubeでも投資情報を発信中!

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