こんな方におすすめ
- 情報・通信業業界について知りたい人
- ソフトバンクを投資対象に考えている人
- ソフトバンクについて知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、スマートフォンの国内累計契約数2500万回線で、第3位の『ソフトバンク』について解説したいと思います(^^)
ソフトバンクは、『情報革命で人々を幸せに』という経営理念のもと、みなさんが最も必要とするサービスやテクノロジーを提供する企業グループを目指しています。
通信事業を基盤に、情報、テクノロジー領域において様々な事業に取り組んでいます。
そんなソフトバンクは、2021年2月4日に21年3月期第3四半期の決算を発表しました。
決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるソフトバンクを点数化してみたいと思います(^^)
ソフトバンクの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
-
高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...
続きを見る
Contents
ソフトバンクの企業分析
企業概要
- 通信&ICTソリューション会社
- 5つの事業セグメントを展開
コンシューマ(携帯、通信)、法人、流通、ヤフー、その他 - モバイル製品は第3位
- 傘下に子会社のZホールディングス【4689】、バリューコマース【2491】、SBテクノロジー【4726】、アイティメディア【2148】、ジーニー【6562:持分法適応会社】、サイジニア【6031】、ベクター【2656】
- 2020年 KDDIと地方の5G網整備に向け合弁会社『5G JAPAN』設立
ソフトバンクは、移動通信サービスとして、『Soft Bank』、『Y!mobile』、『LINEモバイル』を持っています。
ブロードバンドサービスは、『Soft Bank光』、『Soft Bank Air』、『Yahoo!BB』があります。
連結子会社化したZホールディングス(ヤフー)には、『ヤフオク!』、『Yahoo!ショッピング』、『ZOZOTOWN』、『PayPayモール』、『LINE』などがあります。
私も含め、皆さんの生活の一部にソフトバンクは根付いてきているのではないでしょうか(^^)
ソフトバンクの業績
四半期の業績推移
売上高と営業利益のグラフです。
ソフトバンクの上場は2018年12月です。
まだ上場して年数は経っていません。
本決算時に営業益が低くなる傾向がありそうです。
第3四半期の業績
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 約1兆3786億円 | 約2519億円 | 約2143億円 | 約1186億円 | 25.0円 | 18.3% |
前期比 | +10.7% | +3.6% | -0.5% | +8.7% | +9.2% | 減少 |
売上高は前期比で10%増加しています。
最終益も増加していて良い感じです(^^)
営業利益も若干減少していますが、18.3%の利益率は一般的には高いです。
第3四半期の累計
第3四半期の累計
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 進捗率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 約3兆8070億円 | 約8415億円 | 約7462億円 | 約4337億円 | 91.5円 | ー |
前期比 | +5.2% | +5.8% | +2.3% | -0.7% | 0.0 | ー |
売上高、営業益、経常益は増加しましたが、最終益は0.7%減少しました。
第3四半期累計のスマートフォン契約数は、前期末比で128万件増加しています。
家庭向け高速インターネットサービスの『Soft Bank光』の契約数も順調に伸びており、前期末比で45万件増加しました。
事業の中心の通信事業も着実に伸びていることがわかりますね。
下期の業績に修正が入りました。
20年11月に予測していた数字よりも売上高は8%、営業益は15%、最終益は2.9%増加する予測となりました。
通期の業績推移
通期の業績推移です。
売上高は右肩上がりで営業利益も右肩上がりになっていきています。
通期の業績予測
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 5兆1000億円 | 9700億円 | ー | 4900億円 | 104.4円 | 86円 |
前期比 | +4.9% | +6.4% | ー | +3.6% | +5.1% | 増配 |
下半期の業績予測につづき、通期の業績予測も上方修正されています。
上方修正された結果、売上高は4.9%、営業益は6.4%、最終益は3.6%の増加となる予測です。
通信事業の顧客基盤を拡大することに加え、ヤフーおよび新領域の3つの領域を伸ばす強化をしています。
2021年3月にはLINEの経営統合が完了する予定で、日本最大のメッセージアプリプラットフォームが加わることになります。
ソフトバンクの株価と配当
ソフトバンクの株価
2021年2月5日時点での週足チャートです。
20年10月2日に上場来最安値の1158円を記録しました。
その後は上昇トレンドになっています。
ソフトバンクと日本通運は、物流業界のデジタルトランスフォーメーションを支援するために2020年4月に共同で『MeeTruck㈱』を設立しています。
2020年10月より物流事業者向けのクラウド型配車支援サービスの提供を開始しています。
物流業界は、ドライバー不足や荷物の急増などの問題を抱えており、これらの問題に対してテクノロジーで解決することを目標としています。
ソフトバンクの配当
配当金
年間配当 86円 『増配』
- 中間(9月)43円
- 期末(3月)43円
配当金は1円増配の年間86円です。
まだ歴史が浅いですが、配当は2期連続増配を予定しています。
利回り
利回り
- 6%前後
配当利回りは6%前後です。
配当利回りはとても高いです。
配当利回りが高いと気になる配当性向を見てみましょう。
配当性向
配当性向
- 2020年 85%
- 2021年 82.3%
前期の配当性向は、約85%でした。
当期は1株益は104.4円を予測しており、1株配当が86円なので計算すると、配当性向は、82.3%くらいになりそうです。
前期よりも若干下がりましたが、高い状態ですね。
自己株式取得
取得内容
- 種類:普通株式
- 取得数:約1066万株
- 取得金額:約143億円
- 取得期間:2021年1月1日~1月31日
決算発表の2日前に、自己株式取得のお知らせを出しています。
この発表がされた時点では既に株式取得は終わっていました。
配当利回りも高く、自己株式取得をしてくれて株主に対する熱い思いを感じます(^^)
ソフトバンクの財務
財務
自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子 負債 |
|
---|---|---|---|---|---|
数値 | 9.4% | 約10兆8217億円 | 約1兆151億円 | 約1兆192億円 | 5.72 |
自己資本比率はNTT、KDDIと比べると低く、9.4%です。
営業キャッシュフローは順調に増えています。
投資に投資を重ねているので、有利子負債倍率は5.72と高いです。
ZOZOTOWNの取得に対して2019年に4000億円の借り入れをしているので2倍から5倍に増えています。
利益剰余金は前期は減りましたが、今期は今のところ増えています。
タグの10箇条で分析した結果
合計得点
- 70点
私の高配当投資の観点からすると、現状のソフトバンクは70点でした。
大きく減点対象となってしまった自己資本比率は、ZOZOTOWNなどの子会社化や設備投資にともなう借り入れ金が大きく、点数をさげてしまいました。
配当性向に関しては、既に80%を超えているため、理想の50%以下にはならないと思って投資しています。
配当金は稼ぎの残りから出すのが基本なので、ソフトバンクが稼いだ手取りの80%を我々株主に分配しているということを認識しておきましょう!
ソフトバンクのまとめ
【まとめ】
- モバイル製品第3位の通信&ICTソリューション会社
- 傘下には生活に馴染みのある企業を多数持つ
- 業績は少しずつ拡大傾向
- 業績拡大にむけ投資を惜しまない企業体質
- 株主還元の意欲も高く感じる
- 今後の自己資本比率と配当性向に注目
2021年3月期第3四半期の決算を発表したソフトバンクを解説しました(^^)
ソフトバンクはモバイル通信が柱の企業に思いますが、モバイル通信の売上構成比率は27%ほどです。
企業内で売上高の分散もできているようですね。
情報・通信業界の果たしていく未来は今後も成長していきそうですね(^^)
ソフトバンクを単元株(100株)で購入すると15万円前後になります(>_<)
投資の勉強をしていきたいという人は、
私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)
ソフトバンクの株を1株から購入できます(^^)
毎月の約定合計が50万円以下なら220円(税込み)で売買し放題です!
毎月Tポイントも200ポイントもらえるので、1か月の手数料は20円です(^^)
少額からでも始めてみようかな?という人は【SBIネオモバイル証券】を試してみてはいかがでしょうか!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)