小売業 日本株

【ヤマダホールディングス9831】銘柄分析!【2021年3月期第3四半期の決算】

こんな方におすすめ

  • 小売業業界について知りたい人
  • ヤマダホールディングスを投資対象に考えている人
  • ヤマダホールディングスについて知りたい人

執筆者『タグ』の紹介

TwitterYou Tubeもやっています(^^)

こちらものぞいてみてください!

  • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
  • ETF
  • インデックス投資(つみたてNISA)

この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)

 

高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『ヤマダホールディングス』について解説したいと思います(^^)

年度末になると、普段よりヤマダのCMが頻繁に流れている印象があります。

 

4月からの新生活に対し、家具、家電などを全てヤマダ電機で揃えられるようになり、顧客の囲い込みをおこなっています。

 

そんな、ヤマダホールディングスは、2021年2月4日に2021年3月期第3四半期の決算を発表しました。

 

決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるヤマダホールディングスを点数化してみたいと思います(^^)

ヤマダホールディングスの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!

こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...

続きを見る

 



 

ヤマダホールディングスの企業分析

企業概要

  • 群馬県基盤の国内最大の家電量販店
  • ベスト電器、マツヤ、ヤマダホームズ、ヒノキヤグループ、大塚家具などを展開
  • 2015年 ソフトバンク【9984】と資本業務提携
  • 2017年 船井電機【6839】のテレビ製品の国内独占販売開始
  • 2019年 大塚家具【8186】と業務提携・子会社化
  • 2020年 レオハウスを買収・子会社化
  • 2020年 ヒノキヤグループ【1413】を子会社化

今までは郊外型で店舗を拡大していきましたが、最近は路線を変更し、住環境をまるごと抱えることが出来るようにシフトしてきています。

 

ヤマダホールディングスの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高は例年と大きく変わらないように見えますが、営業利益が急上昇しているのがわかります。

 

kabutanより引用

第3四半期の業績

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 利益率
金額 約4227億円 約283億円 約300億円 約218億円 26.4円 6.7%
期比 +12.9% 2.5倍 2.2倍 2.2倍 2.3倍 増加

第3四半期は増収増益でした。

営業益、経常益、最終益などは2倍以上の成長をみせています。

 

営業利益率も3.1%から6.7%へと上昇しています。

 

第3四半期の累計

kabutanより引用

第3四半期の累計

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 進捗率
金額 約1兆2830億円 約744億円 約791億円 約427億円 51.7円 97.7%
前年同期比 +5.3% 2.1倍 +90.1% +72.2% +79.5% +31.1%

第3四半期の累計をみても業績がよいのがわかります。

 

増収増益の要因として、特定給付金や、すごもり商品需要などはありましたが、『企業体質強化経営改革』が良かったといっています。

 

具体的には、他社にないプライベートブランド商品の拡充、地域別の経営による売り上げ最大化、都市型店舗の市場、商圏に合わせた売り場構成の最適化、Eコマース事業などです。

 

また、2020年5月14日にレオハウスを完全子会社、20年10月29日にヒノキヤグループを連結子会社化したことにより、売上高を押し上げる要因にもなっています。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

一時期は、業績は下降気味でしたが、ここ数年は再び成長軌道に乗っているように見えます。

 

通期の業績修正

kabutanより引用

通期の業績修正

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 1兆7190億円 752億円 810億円 430億円 52.55円
修正率 0.0% 0.0% 0.0% +34.4% +34.4%

業績が拡大していることにより、通期の利益を上方修正しています。

 

修正理由は、法人税等が見込みよりも少なくなる見通しであるとしています。

 

最終益は34%の上方修正です。

1株益についても34%の上方修正となりました。

 

kabutanより引用

通期の業績予測

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 1兆7190億円 752億円 810億円 430億円 52.5円
前期比 +6.7% +96.2% +75.8% +74.8% +84.9%

上方修正した数字を前期と比較します。

 

売上高は6%の増加、営業益は約2倍、経常益、最終益は75%近く増加する予測です。

 

2021年7月1日をめどに、グループ内組織再編を行う予定で、さらなる企業価値向上を目指していくと発表してます。

 

ヤマダホールディングスの株価と配当

ヤマダホールディングスの株価

kabutanより引用

2021年2月15日終値での月足チャートです。

 

コロナショック時の最安値は20年3月13日の402円でした。

上昇トレンドになっていそうですが、2018年2月を高値とした下落トレンドにも上値を抑えられそうです。

 

ヤマダホールディングスの配当

銘柄スカウターより引用

配当金

  • 2020年 年間配当 10円(期末3月 10円)
  • 2021年 年間配当 未定

今回の最新の決算短信では、21年3月期の年間配当金については、連結配当性向30%以上を目標とし、決定していくと記載してあります。

 

となると、当期の1株益は52.5円への上方修正があったので、30%とすると、1株あたり15円くらいになるのでしょうか?

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 非開示

配当金が定まっていないので、配当利回りは測定できません。

 

仮に、15円配当で、記事執筆当時の株価550円とすると、利回りは2.72%となります。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

配当性向

  • 2020年 35.2%
  • 2021年 30%以上

前期の配当性向は35.2%でした。

 

当期は30%以上は還元すると記載がありましたので、期待して待ちましょう!

 


 

ヤマダホールディングスの株主優待

優待割引券(税込1,000円以上につき1,000円ごとに1枚使用可能)

必要枚数 優待内容【3月向け】 優待内容【9月向け】
100株以上 500円相当(1枚) 1,000円相当(2枚)
500株以上 2,000円相当(4枚) 3,000円相当(6枚)
1,000株以上 5,000円相当(10枚) 5,000円相当(10枚)
10,000株以上 25,000円相当(50枚) 25,000円相当(50枚)

今回の決算で株主優待が改悪されました。

 

長期優待制度がありましたが廃止になっています。

また、500株未満の優待金額が減額されています。

 

優待割引は1000円以上購入すれば1枚使用できて、効率よく使用すると最大半額で商品が購入できます。

 

株主優待改悪となりましたが、株価の下落は限定的でした。

 

ヤマダホールディングスの財務

kabutanより引用

財務

自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子
負債
数値 48.4% 約1兆3174億円 約6376億円 約5518億円 0.40

自己資本比率が6%程減っています。

ヒノキヤグループの新規連結に伴う販売用不動産を中心に流動資産は増加しましたが、未成工事受入金の負債が増加しています。

 

また、自己株式が増加したものの、増益により利益剰余金が増加しています。

もろもろの結果、自己資本比率は48.4%になったということです。

 

タグの10箇条で分析した結果

合計得点

  • 68点

私の高配当投資の観点からすると、現状のヤマダホールディングスは68点でした。

 

大きく点数を落としたのは、現金残高配当に関してです。

現金等残高は500億円前後あるので、悪くはなさそうですが、10年前と比較すると減少傾向でした。

 

小売業界は利益率は良くないので、配当に関してのスコアが下がってしまうのはしょうがないかもしれません。

利益がないと配当できませんので利益率に関しては見ておいた方が良いでしょう!

 

ヤマダホールディングスのまとめ

【まとめ】

  • 群馬県基盤の国内最大の家電量販店
  • 名だたる企業を子会社化し、新生活をオールインワンで提供
  • 業績は上昇傾向
  • 小売業界は利益率が低く業績悪化は要注意!

2021年3月期第3四半期の決算を発表したヤマダホールディングスを解説しました(^^)

 

最近は業績の好調さがうかがえます。

家電のみならず、住環境をまるごとヤマダに任せることが出来るようになっています。

 

ヤマダホールディングスを単元株(100株)で購入すると6万円前後になります(>_<)

投資の勉強をしていきたいという人は、

私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)

ヤマダホールディングスの株を1株から購入できます(^^)

毎月の約定合計が50万円以下なら220円(税込み)で売買し放題です!

毎月Tポイントも200ポイントもらえるので、1か月の手数料は20円です(^^)

少額からでも始めてみようかな?という人は【SBIネオモバイル証券】を試してみてはいかがでしょうか!



 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


-小売業, 日本株

© 2024 タグの株ブログ Powered by AFFINGER5