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【セブン銀行8410】流通系銀行は転換期を迎えさらに成長していけるか!?

こんな方におすすめ

  • 銀行業業界について知りたい人
  • セブン銀行を投資対象に考えている人
  • セブン銀行について知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『セブン銀行』について解説したいと思います(^^)

セブン銀行は以前衝動買いしてしまった銘柄です。

 

セブン銀行のATMは、2021年3月末での国内設置台数は約25,000台で、国内最多のATMネットワークを持っています。

 

そう考えると、セブン銀行ATMは生活になくてはならない社会インフラの一つとなっています。

 

そんな、セブン銀行は、2021年3月期の決算を発表しました。

 

2021年度はどのような結果になり、2022年度はどうなっていくのか、セブン銀行の情報をもとに、私の意見も含めて解説したいと思います(^^)

 

セブン銀行の株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 


 

セブン銀行の企業分析

企業概要

  • ATMサービス中心のネット銀行
  • セブン&アイ・ホールディングスの子会社
  • セブンイレブン、イトーヨーカドー、空港、駅等にATMを設置
  • 海外は米国セブンイレブン店舗に設置
  • インドネシア、フィリピンでの設置を加速している
  • 大株主は『セブン・イレブン・ジャパン』(持株比率:約38%)2020年9月時点

セブン銀行は、ATMサービス、決済口座(普通預金、定期預金、ローンサービス、デビットサービス)、インターネットバンキング、海外ATMで稼いでいます。

 

東南アジアのインドネシアフィリピンでもATM設置台数を増やしています。

 

セブンイレブンがある場所は利用客などが完全に計算された場所に出店しているので、人が集まるところにATMを設置できるメリットがあります。

 

セブン銀行の業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と経常利益のグラフです。

 

第4四半期の売上はそれほど減少していませんが、経常利益が大きく落ち込んでいます。

 

kabutanより引用

第4四半期の業績

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 利益率
金額 約332億円 約69億円 約45億円 3.8円
期比 -8.1% -16.6% -15.9% -15.6%

第4四半期を前期と比較すると、売上高は8%の減少、経常益と最終益は16%前後の減少となりました。

 

コロナ下を主因に減収減益でした。

 

2021年度の結果

kabutanより引用

予測との比較

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当金
金額 約1372億円 約356億円 約259億円 22.01円 11円
期比 +2.3% +8.7% +12.6% +12.5% 同額

2021年度の結果を20年8月に発表していた従来の予測と比較してみます。

 

売上高は2%の上振れ、経常益は8%、最終益は12%の上振れで着地しました。

 

全体的に従来予測していた数字よりも良い結果となりました。

 

kabutanより引用

2021年度を前期と比較

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当金
金額 約1372億円 約356億円 約259億円 22.01円 11円
期比 -7.6% -10.5% -1.0% -0.5% 同額

2021年度の結果を前期と比較してみます。

 

売上高は7%の減少、経常益は10%の減少、最終益は1%の減少となりました。

 

国内外ともにコロナ下を主因に減収でした。

 

国内事業では、ATMを利用した各種キャッシュレス決済への現金チャージによる取引件数が増加し、総利用件数は前期と同水準でした。

 

ATM台数によるコスト構造と、基盤システムの継続強化をしたため、費用の抑制にはならなかったということです。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と経常利益のグラフです。

 

2022年度の業績としては、増収減益予測となっています。

 

kabutanより引用

2022年度の業績予測

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 1376億円 283億円 197億円 16.8円 11円
前期比 +0.2% -20.6% -24.0% -23.6% 維持

2022年度の業績予測は、売上高は0.2%の増加、経常益、最終益は20%以上の減少を予測しています。

 

配当に関しては、前年度と同額の年間11円を予定しています。

 

セブン銀行は、2026年3月期を最終年度とする中期経営計画を策定しました。

ホームページより引用

この中期経営計画の最終年度の2025年度の目標は、連結経常収益1700億円連結経常利益350億円、ROE8%以上を目標としています。

 

年平均で5%の成長が必要ということです。

 

過去に年平均成長率5%を達成したのは、2012年~2016年の5年間2018年2019年と直近でも年間5%成長をみせたことはあります。

 

その当時と現在の状況は違いますが、全くの理想ではなく目標ということは、過去に成し遂げたことがあるので、期待できるところだと思います(^^)

 

ホームページより引用

具体的な成長戦略は、『ATMプラットフォーム戦略』、『リテール戦略』、『法人戦略』、『海外戦略』です。

 

ホームページより引用

ATMプラットフォーム戦略は、セブン銀行の強みである、設置台数の多さや、利用回数の多さをいかし、行政サービスや医療サービス、認証、チャージなどでさらに利用を拡大させます。

 

ホームページより引用

リテール戦略は、セブン&アイグループとの連携をいかすことや、他社との連携、居住外国人の金融・生活サポートをします。

 

ホームページより引用

法人戦略は、中小企業に対するサービス、業務の合理化や効率化を進める金融機関などを対象としています。

 

ホームページより引用

海外戦略は、米国、インドネシア、フィリピンの既存進出国に対し金融サービスを展開させていくという事です。

 

具多的な中期経営計画を知りたい方は、コチラをご覧ください(^^)

 

セブン銀行の株価と配当

セブン銀行の株価

kabutanより引用

2021年5月7日終値での月足チャートです。

 

2015年4月以降、下降トレンドが続いています。

 

私が衝動買いをしてしまったのは『219円』です。

 

2020年の12月に215円まで下落していますが、2022年度の業績予測も減益を予測しているので、まだまだ安心はできません。

 

ただ、高配当投資はある程度人気が落ちた株を逆張り的に買っていく所があるので、高配当投資に向いている銘柄なのかを今回のように分析する必要があります(^^)

 

セブン銀行の配当

銘柄スカウターより引用

配当金

  • 2021年度 11円
  • 2022年度 11円(予測)

2022年度の配当金は年間11円で配当維持の予定です。

 

10年以上減配はないので、配当金は安定しているといえますが、当期は1株利益も減少する予測なので毎回の決算をしっかり確認したいですね。

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 4.7%前後

直近の株価は、20年3月中旬から下落基調になっているので配当利回りは、4.7%前後になっています。

 

十分高配当ですね。

 

配当性向

ホームページより引用

配当性向

  • 2021年 49.9%
  • 2022年 65.6%

2021年度の配当性向は49%でした。

 

2022年度は、65.6%を予測しています。

 

配当性向は40%以上を最低目標としていますが、今後の配当性向が上がりすぎないように業績を上昇させていけるよう、頑張って欲しいです(^^)

 


 

セブン銀行のキャッシュフローと財務

kabutanより引用

2021年度は、営業キャッシュフローが増えているので、しっかりと本業で稼ぐことが出来ています。

 

総資産における現金の比率も高く、80%近くあります。

 

kabutanより引用

財務

自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子
負債
数値 19.4% 約1兆1197億円 約2332億円 約1686億円

財務についてです。

 

自己資本比率は20%前後で推移しています。

 

利益剰余金は調べられた2008年以降、毎年増えています。

 

借金はなく、財務は問題ないとみています。

 

 

セブン銀行のまとめ

【まとめ】

  • セブン&アイ・ホールディングスの子会社でATMサービス中心のネット銀行
  • 東南アジアへ積極的に進出
  • 国内での海外需要を取り込む方針
  • 2022年度は増収減益予測
  • 財務は無借金で配当は維持予測

セブン銀行を解説しました(^^)

 

セブン銀行、イオン銀行、ローソン銀行といった、『流通系銀行』は変化を求められています。

 

ATMの設置台数に頭打ちがみられ、キャッシュレス決済が拡大したことで現金需要も減っています。

 

今回、セブン銀行が発表した中期経営計画のような、現金とは異なるサービスの展開でどう収益に結びつけられるかが、今後のカギとなってきますね(^^)

 

セブン銀行は1株あたり250円前後の値段なので単元株でも充分購入できます。

比較的購入しやすい株なのかぁと思います(^^)

 

セブン銀行を単元株(100株)で購入すると3万円前後になります。

比較的購入しやすい価格ですが、

投資の勉強をしていきたいという人は、

私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)

セブン銀行の株を1株(300円くらい)から購入できます(^^)

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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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