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石油業界を考察!コロナ下で燃料需要が減少。投資計画見直しで生き残りをかける、関連株の紹介!

 

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  • 個別株高配当株投資(米国、日本株)
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私は普段、主に高配当投資をおこなっています。

 

高配当投資をする上で候補の一つにあがってくるのは、『石油関連株』ですよね。

 

今回は、『会社四季報、業界地図2021年版』を参考にしつつ、石油関連株について解説したいと思います(^^)

 

それでは、よろしくお願いいたします!

 

石油業界の現状

ポイント

  • コロナ下で航空燃料の需要が減少
  • 自動車運転人口の減少
  • 原油価格の停滞

ざっくり、上記のポイントは抑えておきましょう(^^)

 

コロナ下において、原油・天然ガスの開発生産各社や、石油元売り各社は厳しい状況でした。

 

なぜなら、原油価格はコロナの感染拡大により、2020年の初頭には1バレル60ドル程度でしたが、一時20ドル台まで下落し、収益を大きく圧迫しました。

 

また、原油価格の下落により各社は、2019年度の決算で多額の在庫評価損を計上しました。

 

さらに、『外出自粛』の影響でガソリン販売量は大きく減少したため、各社厳しい状況となりました。

 

2021年5月上旬現在の原油価格は1バレル60ドルを超えていますが、厳しい状況は続くと予想されています。

 

そもそもの国内需要が半減するとの試算もあり、石油精製に代わる収益源の確保に各社躍起になっています。

 

特に『再生可能エネルギー分野』で洋上風力発電に取組む企業が目立っています。

 

ですが、洋上風力発電は、電力分野商社勢も参入してきており、競争は激化していきそうです。

 

原油・天然ガスの生産開発会社

ポイント

  • INPEX(国際石油開発帝石)【1605】
  • 石油資源開発(JAPEX)【1662】
  • 三井石油開発(三井物産【8031】の子会社)

原油・天然ガスの生産開発会社は3社あります。

 

INPEX』、『石油資源開発』、『三井石油開発』の3社です。

 

INPEXと石油資源開発は上場していますが、三井石油開発は総合商社の三井物産【8031】の子会社になります。

 

それでは、1社ずつ簡単にご説明します(^^)

 

INPEX(国際石油開発帝石)【1605】

ホームページより引用

INPEXの特徴

  • 石油・ガス開発の国内専業最大手
  • 国際石油開発と帝国石油の統合で誕生
  • 日本政府が筆頭株主

INPEXは、石油、ガス開発の国内専業最大手です。

 

大型ガス開発やLNG事業を推進しています。

 

売上高は約7700億円(2020年度)と3社では一番高いです。

 

INPEXは私の持ち株でもあり、個別記事も書いていますので、気になる方はご覧ください(^^)

 

【国際石油開発帝石1605】決算を解説!国際原油価格と為替レートが鍵!【2020年12月期の決算】

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JAPEX(石油資源開発)【1662】

ホームページより引用

石油資源開発の特徴

  • カナダのオイルサンドやイラクの油田開発が軸
  • 日本近海のメタンハイドレート開発や福島LNG基地のガス発電を推進
  • 日本政府が筆頭株主

石油資源開発も資源開発大手です。

 

原油、天然ガスの探鉱、開発、生産をおこなっています。

 

国内ガス田開発から海外開発へシフトしています。

 

売上高は約3100億円(2020年度)です。

 

MOECO(三井石油開発)

ホームページより引用

三井石油開発の特徴

  • 三井物産【8031】の子会社
  • 東南アジアを中心に展開
  • 日本政府が約20%出資

三井石油開発は、三井物産の子会社にあたります。

 

三井物産に投資しておくと、間接的に『石油、天然ガスの開発生産』に投資できることになります。

 

売上高は約1500億円(2020年度)です。

 

INPEX、石油資源開発、三井石油開発の3社とも、政府(経済産業大臣)が株を保有しています(^^)

 

また、INPEXは石油資源開発の株を7%程、逆に石油資源開発はINPEXの株を5%程保有しています。

 

三井石油開発もINPEXの株を1%程持っているということなので、少なからずお互いに株は持ち合いしています。

 

石油元売り会社

ポイント

  • 1位 ENEOSホールディングス【5020】
  • 2位 出光興産【5019】
  • 3位 コスモエネルギーホールディングス【5021】
  • 太陽石油、キグナス石油など

ENEOSホールディングスは、皆さんよくご存じだと思うのですが、石油元売り第1位です(^^)

 

続いて出光興産、コスモと続きます。

 

そのほか、愛媛に製油所がある太陽石油や、小売り大手のキグナス石油などがあります。

 

1社ずつ簡単にご説明します(^^)

 

ENEOSホールディングス【5020】

ホームページより引用

 

ENEOSホールディングスの特徴

  • 2020年『JXTGホールディングス』から『ENEOSホールディングス』へ社名変更
  • 国内シェア1位の約50%
  • 石油は開発から精製、精錬販売

 

以前は、『JXTGホールディングス』という社名でしたが、2020年に現在の『ENEOSホールディングス』に社名変更しました。

 

国内石油販売シェアは約5割あり、石油は開発から精製、精錬販売までおこなっています。

 

ENEOSホールディングスの売上高は約10兆円(2020年度)です。

 

傘下企業として、日本石油輸送【9074】があり、石油製品の陸上輸送をおこなっています。

 

ENEOSホールディングスは、私の持ち株でもあり、個別記事も書いていますので、気になる方はご覧ください(^^)

 

【ENEOSホールディングス5020】銘柄分析!安定配当で高配当投資の一角に君臨!【2021年3月期第3四半期の決算】

こんな方におすすめ 石油・石炭業業界について知りたい人 エネオス・ホールディングスを投資対象に考えている人 エネオス・ホールディングスについて知りたい人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You ...

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出光興産【5019】

ホームページより引用

出光興産の特徴

  • 2019年4月 昭和シェルと統合
  • 国内シェア2位の約30%
  • 北海道で原油・ガスの開発生産、豪州で石炭開発

出光興産は、2017年に統合したENEOSより遅れて、2019年4月に昭和シェル石油と経営統合を果たしました。

 

出光は2つあったガソリンスタンドブランドを2021年4月から一元化し、別々だった販売施策を統合してENEOSに対抗します。

 

サウジアラビア国営の原油生産量世界最大の『サウジアラムコ』から約7%の出資を得ています。

 

また、出光興産は、後ほど出てくる燃料商社の『丸紅エネルギー』に対して約33%の出資をしています。

 

出光興産の売上高は約6兆円(2020年度)です。

 

出光興産傘下の東亜石油【5008】は、川崎市、京浜製油所を運営し、東電向け電力卸などの発電事業も成長しています。

 

コスモエネルギーホールディングス【5021】

ホームページより引用

コスモの特徴

  • 傘下にコスモ石油
  • 国内シェア3位の約15%
  • アブダビ政府が筆頭株主

コスモエネルギーホールディングスは持ち株会社で、実質的な運営は傘下の『コスモ石油』がおこなっています。

 

国内シェアは3位の約15%くらいです。

 

IPIC(International Petroleum Investment Company)という、UAE・アブダビ首長国の政府系投資会社が株式の約20%を保有しており、筆頭株主となっています。

 

コスモは、アブダビでの原油開発生産に強みがあり、洋上風力も推進しています。

 

コスモエネルギーホールディングスの売上高は約2兆7000億円(2020年度)です。

 

ポイント

  • 石油元売りとしては、2強による寡占状態か!?

相次ぐ業界再編により、『ENEOSホールディングス』と、『出光興産』の2社で市場シェアの約80%を占める状況になり、そこへ『コスモエネルギーホールディングス』を加えた状態になっています。

 

過去の石油元売りが乱立し、過当競争によって経営環境が悪かったころの姿とは様変わりしました。

 

キグナス石油

ホームページより引用

キグナス石油の特徴

  • 石油小売り大手
  • 仕入先はコスモ石油
  • 株主は、三愛石油【8097】80%、コスモエネルギーホールディングス【5021】20%

キグナス石油は非上場です。

 

株主は、燃料商社の『三愛石油』が株式の80%を保有しており、残りの20%は、『コスモエネルギーホールディングス』が保有しています。

 

仕入先はコスモ石油であり、キグナス石油はコスモ石油と関係が深いです。

 

売上高は約4300億円(2020年度)です。

 

太陽石油

ホームページより引用

太陽石油の特徴

  • 愛媛県に製油所
  • 『SOLATO』ブランドで西日本中心にガソリンスタンドを展開
  • 2016年 沖縄県南西石油を完全子会社化

太陽石油は愛媛県に製油所があり、『SOLATO』ブランドで西日本を中心にガソリンスタンドを展開しています。

 

2016年に沖縄県の南西石油を買収し、完全子会社化しました。

 

売上高は約6300億円(2019年度)です。

 

燃料商社

ポイント

  • 伊藤忠エネクス【8133】
  • 三愛石油【8097】
  • 三菱商事エネルギー
  • 丸紅エネルギー

燃料商社は上記の4社を抑えておきましょう(^^)

 

上場企業は、『伊藤忠エネクス』と『三愛石油』です。

 

伊藤忠エネクスは上場していますが、親会社は、最近乗りに乗っている総合商社の『伊藤忠商事【8001】』です。

 

三菱商事エネルギー』と『丸紅エネルギー』は読んで字のごとく、『三菱商事【8058】』と『丸紅【8002】』系の燃料商社になります。

 

1社ずつ簡単にご説明します(^^)

 

伊藤忠エネクス【8133】

ホームページより引用

伊藤忠エネクスの特徴

  • 伊藤忠商事【8001】の子会社で燃料商社国内最大手
  • ENEOSの有力特約店かつ、独自ブランドのスタンド網を展開
  • 発電・小売事業にも積極的

伊藤忠エネクスは、伊藤忠系の燃料商社最大手です。

 

ENEOSの有力特約店でもあり、独自ブランドも展開しています。

 

発電、小売事業にも積極的で、産業用燃料やLPガス、バイオ燃料にも注目がかかります。

 

直近の売上高は約7300億円(2021年度)です。

 

三愛石油【8097】

ホームページより引用

三愛石油の特徴

  • 石油・LPガス卸売大手
  • 羽田空港で航空燃料を供給
  • 傘下にキグナス石油

三愛石油は、石油、LPガスの卸売大手です。

 

羽田空港で航空燃料を供給しており、直近の決算は厳しい状況になっています。

 

キグナス石油の株式の80%を保有しており、子会社化しています。

 

直近の売上高は約6600億円(2020年度)です。

 

三菱商事エネルギー

ホームページより引用

三菱商事エネルギーの特徴

  • 三菱商事【8001】系の燃料商社
  • 2015年グループ内の石油製品販売事業を統合し誕生
  • 石油産業のほぼすべてを網羅

三菱商事系の燃料商社である、三菱商事エネルギーは、2015年10月に、三菱商事、三菱商事石油、エムシー・エネルギーの経営資源を集約することを目的として設立されました。

 

ガソリン、灯油、軽油、重油、アスファルト、潤滑油までの供給を担い、石油産業のほぼすべてを網羅する企業です。

 

三菱商事に投資することで間接的に石油関連株に投資できることになります。

 

売上高は約6100億円(2020年度)です。

 

丸紅エネルギー

ホームページより引用

丸紅エネルギーの特徴

  • 丸紅【8002】系の燃料商社
  • 全国約600か所の系列ガソリンスタンドに燃料油を販売
  • 株主比率は丸紅66.6%、出光興産33.4%

丸紅エネルギーは、総合商社丸紅の燃料商社です。

 

全国約600か所の系列ガソリンスタンドに燃料油を販売しています。

 

出光興産から33.4%の出資を受けていて、関係性が深いです。

 

石油業界のまとめ

INPEXホームページより引用

まとめ

  • コロナ下により航空燃料などの需要が減少
  • 自動車運転人口の減少と省エネ傾向は継続
  • 石油元売りは、ENEOSと出光興産の2強による寡占状態へ
  • 投資計画の見直しが必要か!?

2030年頃までは石油の需要は減らないという予測もありますが、コロナ下になり燃料油の需要は減っています。

 

石油だけでなく、再生可能エネルギー分野で洋上風力発電に取組む企業も増えています。

 

ただ、電気事業者や商社も参入してきており、今後の競争も激しそうです(>_<)

 

今後も別の業界も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 

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