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【マブチモーター:6592】決算を解説!自己資本比率驚異の90%超え。財務優良の安定銘柄!

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  • 電気機器業界について知りたい人
  • マブチモーターを投資対象に考えている人
  • マブチモーターについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、車載用小型モーター、世界高シェアの『マブチモーター』について解説したいと思います(^^)

 

マブチモーターが属する電気機器業界、とりわけ電子部品については、社会インフラの『デジタル化』や『EVシフト』の世界的な風潮により成長が続くと予想されています。

 

電装化が進んできた自動車も、脱炭素の流れでEV(電気自動車)シフトが一気に進んでいます。

 

マブチモーターは日本では比較的少ない12月が決算月の銘柄です。

 

毎月配当金を目指す方は要チェックです(^^)

 

直近の決算を私の意見も交えて解説したいと思います(^^)

 

マブチモーターの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

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マブチモーターの企業分析

企業概要

  • 小型モーターの専業メーカーで世界トップ
  • 主力は自動車電装用、精密機器、家電、工具など
  • 全製品をアジアを中心とする工場で生産
  • 移動体、医療機器への新用途を開拓中
  • 2021年にスイスの医療機器用モーターメーカーを子会社化

 

マブチモーターといえば、ミニ四駆などのおもちゃのイメージがある方もいらっしゃると思います(^^)

 

直近のマブチモーターは、売上の約7割を自動車のパワーウィンドウやパワーシート、パーキングブレーキなどの自動車電装機器で売り上げています。

 

残りの約3割を歯ブラシ用や理美容関連機器、工具等の民生・業務機器という分野で売り上げています。

 

マブチモーターの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高と営業利益は2020年度第2四半期に大きく減少しました。

 

その後は、全体的に増加傾向にみえますが、2022年度第2四半期の営業利益は大きく減少しているのがわかります。

 

kabutanより引用

 

2022年度第3四半期の業績は売上高は33.1%の増加、営業益は45.1%の増加、経常益は2倍の増加、最終益は2.4倍の増加となりました。

 

第3四半期だけで見ると、前期を大きく上回る業績を残しました。

 

2022年度12月期第3四半期の累計

kabutanより引用

 

2022年度第3四半期の累計は、前期比で売上高は13.1%の増加、営業益は33.2%の減少、経常益は29.5%の増加、最終益は29.9%の増加となりました。

 

売上高については、販売数量の減少はあったものの、販売金額が高くなったことにより増収となりました。

 

営業益は為替レートが円安で推移したことなどの増収要因はあったものの、販売数量の減少、市況品の上昇等の減益要因が上回り、大きく減益になりました。

 

営業利益が減少する一方、経常利益は増加しています。

 

外貨建て資産・負債の期末評価における円安に伴う為替差益の計上等により増加したとしています。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高は2017年をピークに減少傾向でしたが、2020年度を境に再び増加に転じています。

 

当期の売上高に関しては、今まで過去最高だった2017年を上回る予想をしています。

 

しかし、営業益は売上高と同時に増加とはいかない予想をしています。

 

kabutanより引用

 

2022年12月期の業績予想は、前期比で売上高は13.7%の増加、営業益は16.7%の減少、経常益は3.9%の減少、最終益は8.8%の減少を予想しています。

 

自動車電装機器市場は、半導体の供給不足等による生産調整やサプライチェーンの混乱等に回復の兆しが見るものの、不透明感があります。

 

マブチモーターの業績変動要因としては、為替相場の変動、経済環境、需要動向の変化、銅・鋼材、レアアース等の相場変動などにより大きく業績が変動する可能性があります。

 

マブチモーターの株価と配当

マブチモーターの株価

kabutanより引用

 

2023年1月9日時点での月足チャートです。

 

コロナショック時は2758円まで株価は下落しました。

 

その後は約1年で倍の5450円になり、ジリジリ下落しています。

 

直近では配当金の権利付けによる影響か、3600円台まで下落しています。

 

マブチモーターの配当

銘柄スカウターより引用

 

2022年度は、中間67円期末68合計135円を予測しています。

 

ホームページより引用

 

急激な経営環境の悪化による業績低迷を除き、長期安定的な配当である、普通配当を1株あたり30円としています。

 

これに事業成果としての連結純利益の30%を1株あたりに換算した『特別配当金』を合わせて実施する、『ハイブリッド型配当基準』を採用しています。

 

年間30円は可能性が高く、業績に応じてさらにプラスされる仕組みの配当金構成になっています。

 

2023年の配当金予想は、期末決算にて発表されるものと思います。

 

気になる方は注目してみてください(^^)

 

利回り

銘柄スカウターより引用

 

2022年度はいまのところ、3.72%となっています。

 

利回り3.72%とは、仮に年間135円の配当金維持された場合の数字です。

 

翌期の配当金はまだ未発表ですし、2023年6月末まで保有する必要があります。

 

私のように高配当株を購入したら放置する場合は、実際に配当金が手元に来るまでは、9月頃まで待たなくてはなりません。

 

各自の投資戦略に合わせて検討してください(^^)

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

 

2021年度の配当性向は、53.1%でした。

 

2022年度は1株配当が135円で、1株利益が201.1円を想定しているので、計算すると配当性向は、67.1%くらいになりそうです。

 

今まで配当性向は40%前後が多かったですが、直近ではそれよりも若干高めになってきています。

 

株主還元にも積極的ということがわかります。

 



 

マブチモーターの財務

kabutanより引用

 

自己資本比率は91.9%と、驚異の90%を超えています。

 

調べられた2008年以降、90%の自己資本比率を割っているのは2017年度の89.9%でした。

 

利益剰余金は減る年もありましたが、直近では右肩上がりになっています。

 

有利子負債はなく、無借金の経営をしています。

 

財務はとても優秀で文句の付け所がないです(^^)

 

マブチモーターのまとめ

ホームページより引用

【まとめ】

  • 小型モーターの専業メーカーで世界トップ
  • 自動車電装機器の売上が7割を超えている
  • 珍しい12月決算の銘柄
  • 配当金は普通配当30円と特別配当の『ハイブリッド型配当基準』を採用
  • 自己資本比率が90%を超える、財務優良株

 

マブチモーターについて解説しました(^^)

 

EV(電気自動車)や自動運転関連の投資が電子部品市場の需要を喚起しています。

 

自動車の電装化が進むことで部品の搭載数が増加します。

 

これは、マブチモーターにも追い風であり、ぜひものにしてほしいですね(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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