こんな方におすすめ
- 鉱業業界について知りたい人
- 国際石油開発帝石を投資対象に考えている人
- 国際石油開発帝石について知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、私の持ち株である、『国際石油開発帝石』から、配当金と、2020年度の事業活動報告書がきましたのでそちらを解説したいと思います(^^)
ちなみに、国際石油開発帝石は2021年4月1日に商号を『INPEX』に変更します。
INPEXのほうがグローバル感があって良いですね(^^)
Contents
配当金額
2020年期末配当金
- 10,800円(税引き前)
早速ですが配当金についてです(^^)
2020年度にINPEXからもらった期末配当金の合計は、10,800円でした!
私は記事執筆時点で世帯合計で900株を保有しています。
1株当たりの期末配当金は12円なので、
900株×12円=10,800円となります。
配当金には税金(約20%)がかかりますので、手取りとしては大体8,500円くらいになります。
上記は私の楽天証券から切り取ってきた画像です。
ちょっと見にくいので整理すると、下記のようになります。
銘柄 | 保有数量 | 平均取得価額 取得総額 |
21/3/26の株価 | 時価総額 評価損益率 |
国際石油開発帝石 | 800株 | 545.07円 436,060円 |
779.0円 | 623,200円 +42.91% |
今回は、私の証券口座のみ開示しています。
私自身は、株主優待(クオカード)をコスパよく貰うことが出来る800株を保有しています(^^)
ただし、株主優待をもらうには1年以上の継続保有期間が必要なので、株主優待は来年に持ち越しです。
株主優待の詳細は、後ほどご説明します(^^)
私のINPEXの平均取得金額は545円くらいなので、利回り4.9%くらいのところで購入しています。
含み益はおよそ、180,000円くらい出ていますが、売却はしない方針です。
あと100株は家族の証券口座で購入しています。
今後、大幅下落してくるようなことがあれば、家族の証券口座で買い増しをしていく作戦です(^^)
国際石油開発帝石の企業分析
INPEXをよく知らないという人のために、簡単に説明します。
企業概要
- 2008年『国際石油開発』と『帝国石油』が合併してできた企業
- 日本最大級の石油・天然ガスの開発企業
- 世界各地で石油・天然ガスの探鉱し、開発、生産販売をしている
- 日本最大の埋蔵量・生産量規模を誇る
- 再生可能エネルギーは、地熱発電、ソーラー水素プラントに取り組む
- 筆頭株主は日本政府(約18%)
- 主要取引先にENEOSも含まれる
日本最大級の開発企業で、筆頭株主は政府となると安心感があるのは私だけでしょうか(^^)
国際石油開発帝石の業績
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
2020年度は為替の影響も大きく、国際石油開発帝石グループの期中平均レートは前年同期と比べて、2円20銭円高の1ドル106円85銭でした。
それに輪をかけて、販売価格の下落、販売数量の減少により業績を大きく落としてしまいました。
国際石油開発帝石に限らず、石油関連銘柄は、国際原油価格と為替レートが重要という事は覚えておきましょう(^^)
2020年度12月期の業績
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 約7710億円 | 約2484億円 | 約2573億円 | 約-1116 | -76.5円 | 24円 |
2020年12月期は最終的には1116億円の赤字となりました。
赤字ですが、1株配当は24円となっています。
2021年12月期の予測
21年12月期の予測
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 8830億円 | 3190億円 | 3530億円 | 1000億円 | 68.5円 | 27円 |
前期比 | +14.5% | +28.4% | +37.2% | 黒字 | 黒字 | 増配 |
期末業績の発表とともに、2021年12月期の業績予測も出しています。
売上高は14%増加で赤字を脱却し、1000億円の黒字を予測しています。
配当に関しても3円増配の1株あたり27円を予測しています。
業績予測に関しては、原油価格は、通期平均で1バレルあたり53ドル、為替レートは年度を通じて1ドル103円として算出しているという事です。
ということは、原油価格の上昇、為替レートは円安に振れれば業績はさらに上昇していきます。
もちろん、その逆もありますが、今後は原油価格と為替レートには注目していきたいですね(^^)
国際石油開発帝石の株価と配当
国際石油開発帝石の株価
2021年3月26日時点での月足チャートです。
2月に大きな陽線が出て上昇しましたが、3月に入り、チャート的にもみ合いが続いています。
国際石油開発帝石の配当
配当金
- 2021年 年間配当27円(中間6月 13.5円、期末12月 13.5円) 予測
2020年は減配になってしまいましたが、2021年は年間3円の増配を発表しています。
中間の6月に13.5円、期末の12月にも13.5円の合計27円です。
現在、世帯合計で900株持っています。
今期のINPEXからの年間配当金は、900株×27円=24,300円になりそうです。
税金を加味すると、手取り額は19,000円くらいになる予測です(^^)
ただ、2020年度にも増額発表からの減配発表があったので一喜一憂はできないですね。
淡々と信じて待ちましょう!
2022年度までの中期経営での還元方針は、配当性向は30%以上を想定しており、業績が上向けば増配すると読み取れます。
国際石油開発帝石の株主優待
オリジナルデザインQUOカード、LNG施設の見学
株主優待はクオカードと直江津LNG基地の見学です。
株主優待は2019年より開始されました。
100株で抽選ではありますが、LNG基地の見学ができます。
普段できない体験なので、小さいお子さんがいる家庭には良いと思いますが、2021年度の開催は、コロナの感染拡大防止のため中止になっています。
クオカードは最低限、400株以上(30万円弱)持っていないともらえません。
かつ、1年以上持っていないと権利を得られませんので、株主優待も狙っていく方は国際石油開発帝石のホームページをご覧ください(^^)
今後の事業展開
ポイント
- 2050ネットゼロカーボン社会に向けて~
2050年に向けての壮大な経営の基本方針が発表されています。
- 上流事業のCO2低減
- 水素事業の展開
- 再生可能エネルギーの強化と重点化
- カーボンリサイクルの展開と新分野事業の開拓
- 森林保全の推進
上記の5つの事業の柱を推進していくという事です。
この中で私が気になったのは、水素事業の展開、再生可能エネルギーの重点化です。
水素事業の展開
中長期的な水素社会の到来を展望し、水素製造、供給事業への展開を図るという事です。
天然ガスを水素と二酸化炭素に分離し、二酸化炭素は資源に活用することで、天然ガスをカーボンフリーな『水素』として供給します。
再生可能エネルギーの重点化
地熱発電事業や洋上風力発電事業に対する取り組みを加速します。
INPEXは、国内外において石油、天然ガス開発での高い技術を持っています。
また、海外現場で培った洋上浮体施設の建設、操業の経験があります。
これらの技術や経験を活かし、地熱発電事業や、洋上風力発電事業に対する取り組みを加速するということです。
より具体的にご覧になりたい人は、コチラをご覧ください(^^)
INPEXの『今後の事業展開』に飛びます。
国際石油開発帝石のまとめ
【まとめ】
- 日本最大級の石油・天然ガスの開発企業
- 2020年度は赤字転落
- 2021年度は黒字転換で3円増配を発表
- 2050年に向けての事業に注目!
INPEXの配当金と事業成績、今後の展望について解説しました(^^)
人類がウィルスに負けたことはありません。
今後、ワクチン等の効果が発揮されれば、経済活動が活発化してきます。
まだまだ原油の需要は2030年頃までは成長していくという予測もあります。
今後の株の買い増しについては、私の平均取得価額の545円前後まで再び落ちてくるまでは買い増しはしませんが、今後も追いかけたい銘柄です(^^)
国際石油開発帝石を単元株(100株)で購入すると8万円前後になります(>_<)
投資の勉強をしていきたいという人は、
私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)
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毎月の約定合計が50万円以下なら220円(税込み)で売買し放題です!
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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)