こんな方におすすめ
- 小売業業界について知りたい人
- DCMホールディングスを投資対象に考えている人
- DCMホールディングスについて知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
DCMホールディングスは私の理想配当利回りの3.8%以上ではありませんが、高配当ポートフォリオを組むうえで底堅さを見せてくれるのではないかと思っています。
今回は、DCMホールディングスの決算が発表されましたので、内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるDCMホールディングスを点数化してみたいと思います(^^)
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
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高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...
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DCMホールディングスといえば、2020年10月に埼玉県地盤の家具とホームセンターを展開する『島忠』にTOB(株式公開買い付け)を起こしたことは記憶に新しいですよね。
結果的には『ニトリホールディングス』もTOBに参戦し、ニトリホールディングスの島忠TOBが成立し、島忠は2021年1月6日付でニトリホールディングスの連結子会社になりました。
そんな、DCMホールディングスは、2020年12月28日に、21年2月期第3四半期の決算を発表しました。
それでは、決算の内容を見てみましょう(^^)
Contents
DCMホールディングスの企業分析
企業概要
- 国内最大手のホームセンターグループ
- DCM系ホームセンターは5社
(ホーマック、カーマ、ダイキ、サンワ、くろがねや) - 2017年ケーヨー【8168】と資本業務提携を締結
- ケーヨーを含めた6社で全国に844店舗を展開(2020.11末時点)
- 2021年の3月をめどに、カーマ、ダイキ、ホーマック、サンワ、くろがねやの5社統合を推進
DCMホールディングスは『カインズ』と並ぶ国内最大手のホームセンターです。
島忠のTOBはなりませんでしたが、2021年3月をめどに、ホーマック、カーマ、ダイキ、サンワ、くろがねやの5社統合を推進しています。
DCMホールディングスのような小売業業界は、景気の下振れリスク、個人所得や雇用の悪化リスクなど、先行きは不透明で厳しい経営環境にあります。
そんな中、DCMホールディングスは、社会的なインフラとしての役割を果たしています。
DCMホールディングスの業績
四半期の業績推移
四半期の売上と営業利益のグラフです。
DCMホールディングスの期の始まりは、3月からとなっております。
3Qの9月~11月は落ち込んでいるように見えますが、前期と比較すると業績は上がっています。
第3四半期の業績
- 売上高 約1113億円 前年比+1.9%
- 営業益 約59億円 前年比+13.7%
- 経常益 約56億円 前年比+13.8%
- 最終益 約39億円 前年比+22.8%
- 1株益 27.3円 前年比+14.2%
- 営業利益率 5.3%
前期比で、売上高は1.9%、営業益、経常益は13%、最終益は22%、1株益は14%向上しています。
営業利益率も0.5%あがっています。
第3四半期の累計
第3四半期の累計
- 売上高 約3644億円 前年比+8.1%
- 営業益 約282億円 前年比+57.8%
- 経常益 約278億円 前年比+60.2%
- 最終益 約190億円 前年比+63.2%
- 1株益 132.7円 前年比+51.7%
- 進捗率 94.4%
第3四半期の累計を見ると、前年同期比で、売上高は8%、営業益、経常益、最終益、1株益の全てで、50%以上の成長を見せています。
通期の進捗率は3Qを終えた時点で94.4%と高い進捗率を出しています。
当期としては、全ての部門間で前年同期比で成長しています。
生活様式の変化でガーデニング需要が拡大したり、家で過ごすことが増えた結果、DIY需要が拡大したり、空調機器や調理用品、調理家電が好調でした。
外出自粛や在宅勤務拡大を受けて、室内スポーツ、室内トレーニング用品、ビジネスチェアやデスク等が好調でした。
ウイルス対策としては、マスクやアルコール除菌関連製品はもちろん好調で、掃除用品も好調でした。
不調だったのはリフォーム工事関連だったという事です。
通期の業績推移
通期の業績推移です。
通期の業績予測に関しては2020年9月の時と大きく変更はありませんでした。
通期の業績予測
- 売上高 4620億円 前年比+5.6%
- 営業益 3010億円 前年比+44.5%
- 経常益 2950億円 前年比+46.7%
- 最終益 1950億円 前年比+41.5%
- 1株益 128.1円 前年比+24.0%
- 1株配当 32円
通期の業績予測については、1株益がほんの少し下がったくらいで、9月から大きな変更はありませんでした。
当期は増収増益の予測に変更はありません。
売上高は5%の伸びですが、利益を40%以上伸ばせるのはすごいですね(^^)
DCMホールディングの株価と配当
DCMホールディングの株価
2021年1月18日時点での月足チャートです。
2011年から綺麗な右肩上がりで2020年9月には1580円まで上昇しました。
島忠のTOBに対しニトリもTOBをしかけて、結局ニトリのTOBが成立しました。
その間に株価は下がり2021年1月中旬時点では1100円前後です。
DCMホールディングの配当
配当金
配当金
年間配当32円予測
- 中間(8月) 16円
- 期末(2月) 16円予測(記念配当2円含む)
配当金は右肩上がりで理想的です(^^)
当期は4円増配しているように見えますが、そのうちの2円は『記念配当』です。
DCMホールディングスでは、2021年3月1日に、子会社のカーマ、ダイキ、ホーマック、サンワ、くろがねやの5社を新たに設立したDCM株式会社に統合します。
5社統合を記念した記念配当2円が加わっています。
利回り
利回り
・2.96%
現在の株価からすると、2.96%です。
記念配当2円を差し引くと、もう少し下がります。
配当性向
配当性向
- 2020年2月期 27.1%
- 2021年2月期 23.6%
前期の配当性向は27.1%でしたが、当期の配当性向は、2円増配に2円の記念配当をしても23.6%と、配当性向は下がります。
EPS(1株あたり純利益)が前期比で24.0%成長する予測のため、配当性向は抑えられています。
また、定期的に自己株式取得をおこなっていますので、こちらも株主還元ですね(^^)
DCMホールディングスの株主優待
必要株数 | 優待内容 |
100株以上 | 【3年未満保有】 500円相当 【3年以上保有】 2000円相当 |
500株以上 | 【3年未満保有】 1000円相当 【3年以上保有】 3000円相当 |
1000株以上 | 【3年未満保有】 2000円相当 【3年以上保有】 5000円相当 |
株主優待
- お買い物優待券
- 100株のコスパが一番良い
- 長期保有でお得
- 権利付け最終日:2月下旬(要確認)
DCMホールディングスには株主優待があります。
嬉しいお買い物券ですね。
最近は、生活必需品や、飲み物なども意外に安く販売しているので、選択肢としては、大いにありですね(^^)
優待内容は、長期で保有してくださいね。という思いが込められている優待内容です。
DCMホールディングスの財務
財務
- 自己資本比率 48.5%
- 総資産 約4820億円
- 自己資本 約2337億円
- 剰余金 約1647億円
- 有利子負債倍率 0.62
自己資本比率は過去10年間、安定して45%前後あります。
総資産に対する現金の比率は前期時点で8.8%あります。
2018年や2019年の現金比率は3%ちょっとだったので、現金の比率が多くなっています。
財務的には問題ありませんね(^^)
タグの10箇条で分析した結果
合計得点
- 84点
私の高配当投資の観点からすると、現状のDCMホールディングスは84点でした!
これは高得点になりました(^^)
現状の配当利回りは、個人的には低いと思いますが、業績や財務の健全性は高く、今後も増配してくれる可能性を感じます(^^)
DCMホールディングスのまとめ
DCMホールディングス【まとめ】
- 国内最大手のホームセンターグループ
- 第3四半期の決算(9月~11月)は絶好調!
- 年間配当は2円増配、当期に限り2円の記念配当もプラス
- 配当利回りは3%前後で、株主優待は長期保有が有利
- 業績安定、財務優良で安定性がある
決算を発表したDCMホールディングスを解説しました。
日用品や食料など、いろんなものがそろうホームセンター。
私達の身近な存在ですね(^^)
わりと家の近くにあるという人も多いのではないでしょうか。
家から近いという事が行きやすいということになり、良い循環が生まれているように感じます。
DCMホールディングスを単元株(100株)で購入すると10万円以上になります(>_<)
投資の勉強をしていきたいという人は、
私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)
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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)