こんな方におすすめ
- 高配当投資をしたい人
- 高配当投資をしている人
動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
配当所得は現物の不動産投資とは違い、完全な不労所得です(^^)
そんな配当所得に魅力を感じている人も多いのではないでしょうか。
せっかく配当をもらうなら、高配当が良いということで、高配当ランキングの上位から購入するという事をしていませんか?
何も考えずに高配当ランキングを買ったが最後、株価はダダ下がりで配当も減配。。あれよあれよという間に無配に転落なんてこともあります。
今回は、私が高配当投資をするうえでチェックしている『タグの10箇条』を紹介したいと思います。
この10箇条をチェックするだけでも地雷銘柄を避けることができる可能性が高くなりますので、高配当投資をしたい人は参考にしてみてください(^^)
まずは、高配当投資をするうえでの分析フローを紹介します。
タグの企業分析フロー
- 過去の業績を『タグの10箇条』で判断
- 最新の業績をみる
- 将来を予測し、投資するかの判断を決定
1と2は決算直後であれば一気に見ることが出来ます(^^)
『タグの10箇条』はこの後でてきますので少々お待ちください!
3については、企業のホームページに掲載されているIR(投資家情報)みて、今後その企業がどういう経営戦略を持っているのかを確認します。
ポイント
最終的な投資判断はみなさんになります。
一つの考え方の参考になれば幸いです(^^)
Contents
タグの10箇条で企業を分析
私は、高配当投資をするうえで、下記の『10箇条』をもとに企業の分析をしています。
企業分析10項目
- 売上高
- EPS(1株あたり純利益)
- PBR(株価純資産倍率)
- 営業利益率
- 自己資本比率
- 営業CF(キャッシュフロー)
- 現金等残高
- 配当利回り
- 1株あたりの配当金
- 配当性向
上記の10箇条ですが、1番の売上高が一番重要という事ではなく、ただ番号を振っているだけなので、全ての項目が重要とみてください。
注意ポイント
どの企業も全ての項目で高得点とはならないと思うので、私や皆さんの投資スタイルに合わせ、相対的に優秀と判断できる投資先を選んでください!
企業業績
- 売上高
- EPS
- PBR
- 営業利益率
企業業績については4項目になります。
財務状況
- 自己資本比率
財務状況は自己資本比率のみです。
キャッシュフロー推移
- 営業CF
- 現金等残高
お金の流れに関しては2項目です。
配当関連
- 配当利回り
- 1株あたり配当金
- 配当性向
配当関連は3項目を見ることになります。
評価基準
それぞれの項目に対し最大で評価し、1つの★あたり、2点で計算し、合計100点満点とします。
分析項目の『見るべきポイント』、『分析する理由』、『理想の形』は下記の基準としています。
それでは、一つ一つご説明します!
タグの10箇条を解説
売上高
利益を生み出すためには、売上が必要です。
しっかりとした売上減少要因がわかっていて、短期的な売上減は許容できるかもしれませんが、基本的に売上が伸びていない企業は、長期にわたる高配当投資に向いていません。
少しでも右肩上がりで売上が伸びていることが理想です(^^)
EPS(1株あたり純利益)
EPSは少しずつでも右肩上がりが理想です。
配当性向を計算する上では重要な項目です。
1株あたりの利益が減っていては、増配はおろか、減配の可能性が出てきてしまいます。
PBR(株価純資産倍率)
PBRは0.5倍~1.5倍くらいを目安にしています。
万年割安株はPBRが極端に低いですし、高すぎると株価には既に成長期待が織り込まれてしまっています。
高配当投資をするうえでは、株価暴落のリスクを回避するために、高すぎるPBRではないか確認しましょう。
営業利益率
営業利益率を見て、収益性の高い企業かを判断します。
高配当投資の観点からすると、営業利益率10%以上は欲しいところです。
いくら配当利回りが高くても営業利益率の改善が見込めるか、見極めが必要です。
自己資本比率
極論、倒産してしまっては意味がありません。
合格点としては自己資本比率40%は欲しいところです。
自己資本比率が上昇してきての40%と、下降してきての40%と、一見同じ自己資本比率40%ですが、上昇してきての40%のほうがもちろん良いです(^^)
毎年の自己資本比率の推移も確認しましょう。
銀行業界など、業種によっても自己資本比率のスタンダードは変わってきますので、迷ったら競合他社とも比較すると良いと思います。
営業CF(キャッシュフロー)
営業キャッシュフローは、本業で稼いだ現金の事です。
本業で稼げていないと、長期にわたる高配当投資には向いていません。
毎年黒字で増加傾向が理想です。
現金等残高
現金の残高を確認します。
現金があれば、不景気を乗り切る可能性が高くなりますし、事業投資もできます。
また、自社株買いなどの株主還元を行う場合もあります。
毎年増えていることが理想です。
配当利回り
一般的に高配当とは、3%以上の場合を指すことが多いですが、私は3.8%以上を理想としています。
配当金には、20.315%の税金が引かれるので、税引後の手残りが3%以上になる水準を理想としています。
配当利回りは皆さんの考え方によって、どこまで許容するか大きく変わるところです(^^)
1株あたりの配当金
1株あたりの配当金は、毎年増配が理想です。
米国株は連続増配企業はたくさんありますが、日本株の場合は少ないです。
毎年増配が理想ですが、減配していないという事も重要です。
景気敏感株は不景気時に減配する企業が多くなるので、景気敏感株だけを購入しないように注意が必要です!
配当性向
配当性向は高すぎると無理をして配当を出すことになります。
高すぎる配当性向は減配の可能性が高くなります。
配当性向30%~50%くらいが株主還元と企業の今後の成長に使えるお金とバランスが良いです。
タグの10箇条のまとめ
いかがでしたか?(^^)
高配当投資をする上で、紹介した10箇条を確認することで地雷銘柄を購入する可能性が低くなると思います。
私は1つの項目を最大で評価して点数をつけています。
5段階の評価があることにより、数値が微妙な場合も微調整できます。
ご自身の投資目的に合わせて理想の形は変更して、自分だけの10箇条を作ってみてはいかがでしょうか(^^)
個別銘柄の採点も今回の『タグの10箇条』でおこなっておりますので、別の記事もご覧ください(^^)