※この記事は、各社の決算短信・業績予想の修正・配当予想の修正・決算説明会資料・経営計画・有価証券報告書をもとにした情報の整理です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
※株価は2026年10月27日終値(株探。Yahoo!ファイナンスの日足と一致を確認)です。
海運株を持っている方、これから候補にしようか迷っている方にとって、気になるニュースが出ました。2026年10月23日、川崎汽船が今期の利益予想をもう一度上げたのです。純利益の予想は、5月に出した950億円から、1,900億円へ。ちょうど2倍になりました。
では、同じ海運大手の日本郵船と商船三井はどうなのか。そして、利益が増えたら配当も増えるのか。今回は、3社の会社資料を並べて確かめました。
先に言っておくと、3社は「同じコンテナ船の会社」を3社で持っています。だから川崎汽船の発表は、郵船と商船三井にも関係があります。それなのに、配当の動き方は3社でまったく違っていました。
1. まず結論
- 川崎汽船は利益予想を5月の2倍に。純利益の予想は950億円(5月8日)→1,350億円(7月24日)→1,900億円(10月23日)
- 上がったのは「本業の下の段」。10月23日の修正は、営業利益が+60億円なのに、経常利益は+550億円。コンテナ船の会社ONE(ワン)の利益は、営業利益の下(経常利益)に入る
- 郵船・商船三井は、夏に1回上げたまま。2回目の修正はまだ出ていない。答え合わせは11月5日(郵船)・11月9日(商船三井)。川崎汽船は11月4日
- 配当予想を上げたのは郵船だけ。郵船は利益の40%が目安なので、期初の200円→240円。商船三井は期初から205円の「減らさない配当」で、上振れは自社株買いで返す方針。川崎汽船は120円のまま、約1,225億円で株の約7%を買って消した
- 株価はもう上がっている。7月23日→10月27日で、3社とも+24〜28%。同じ期間に日経平均は△4.7%、TOPIX(トピックス)は△1.4%
つまり、同じ好調の波に乗っていても、「配当で返す会社」と「株の数を減らして返す会社」がある、ということです。海運株を選ぶときは、利回りの高さだけでなく、配当の決め方まで見る必要があります。
2. 3社は「同じコンテナ船会社」を持っている
日本郵船・商船三井・川崎汽船の3社は、2017年に、「定期コンテナ船事業の統合を目的として」(川崎汽船の有価証券報告書)、ONE(オーシャン・ネットワーク・エクスプレス)という会社を作りました。それまでは3社が別々にコンテナ船を動かしていましたが、この事業をひとつにまとめたわけです。
| 会社 | ONEの持ち分(議決権) |
|---|---|
| 日本郵船 | 38.00% |
| 商船三井 | 31.00% |
| 川崎汽船 | 31.0% |
(各社の有価証券報告書「関係会社の状況」。持っているのはONEの持株会社「オーシャンネットワークエクスプレスホールディングス」)
3社を足すと100%です。ONEは3社の子会社ではなく、持分法(もちぶんほう)という方法で決算に入ります。持分法は、持っている割合だけ、その会社の利益を自分の利益に足すしくみです。
この利益は、本業のもうけ(営業利益)ではなく、その下の経常利益に入ります。だから、海運株の決算は、営業利益だけを見てもONEの好不調が分かりません。
前期(2026年3月期)にONEから入った利益は、郵船が190億円、川崎汽船が150億円でした(有価証券報告書)。今期の第1四半期(4〜6月)は、郵船が13億円、川崎汽船が11億円です(決算短信)。
家計にたとえると、給料(本業)とは別に、友だちと共同で持っているお店の取り分が入ってくるイメージです。そのお店(ONE)がもうかると、3社の経常利益がそろって増えます。
3. 川崎汽船は利益予想を5月の2倍に
川崎汽船は今期、2回も利益予想を上げています。
| 発表 | 今期の純利益の予想 |
|---|---|
| 2026年5月8日(期初) | 950億円 |
| 2026年7月24日 | 1,350億円(+42.1%) |
| 2026年10月23日 | 1,900億円(+40.7%) |
| (参考)前期の実績 | 1,330億円 |
10月23日の修正の理由について、会社はこう書いています。
- 「主にドライバルク事業において、引き続き堅調な市況が見込まれる」
- ONEが運営するコンテナ船事業で「貨物需要及び市況が前回の予想を上回り」
ドライバルクとは、鉄鉱石や石炭、穀物などを、袋に入れずにそのまま運ぶ船(ばら積み船)のことです。
1株当たり純利益の予想も、220.79円から316.46円に上がりました。
4. 上がったのは「本業の下の段」
10月23日の修正を、段ごとに見ます。
| 今期の予想(10月23日の修正) | 前回(8月4日) | 今回 | 増えた額 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 1兆700億円 | 1兆1,700億円 | +1,000億円 |
| 営業利益 | 850億円 | 910億円 | +60億円 |
| 経常利益 | 1,350億円 | 1,900億円 | +550億円 |
| 純利益 | 1,350億円 | 1,900億円 | +550億円 |
本業のもうけ(営業利益)は+60億円だけ。一方で、経常利益は+550億円です。
会社も書き分けていて、売上高と営業利益の修正はドライバルク、経常利益と純利益の修正はONEのコンテナ船事業、という説明です。
つまり、今回の上方修正の大部分は、本業の下の段(ONEの取り分が入るところ)で起きていました。海運株のニュースで「営業利益」だけを見ていると、ここを見落とします。
5. 郵船・商船三井は、夏に1回上げたまま
郵船と商船三井も、夏に利益予想を上げています。
| 会社 | 期初の予想 | 7〜8月の修正 | 10月23日以降 | 前期の実績 |
|---|---|---|---|---|
| 日本郵船 | 1,950億円(5月11日) | 2,400億円(7月30日) | 修正なし | 2,117億円 |
| 商船三井 | 1,700億円(4月30日) | 2,400億円(8月3日) | 修正なし | 2,133億円 |
| 川崎汽船 | 950億円(5月8日) | 1,350億円(7月24日) | 1,900億円 | 1,330億円 |
(純利益。各社の業績予想の修正のお知らせ)
前期の実績と比べると、郵船は+13.3%、商船三井は+12.5%、川崎汽船は+42.9%の増益予想です(私の計算)。同じONEを持っていても、会社の大きさや、ほかの事業の中身が違うので、増え方には差が出ています。
参考までに、経常利益の予想も並べておきます。郵船は1,850億円→2,500億円(7月30日)、商船三井は1,450億円→2,250億円(8月3日)、川崎汽船は1,350億円→1,900億円(10月23日)です。ONEの取り分が入るのは、この経常利益の段です。
夏の修正の理由(会社の言葉)は、次のとおりです。
- 日本郵船(7月30日):「コンテナ船の運賃市況が期初の想定を上回って推移していることから」ONEの「業績が当初想定を上回る見込」。ほかに「ドライバルク事業、エネルギー事業における堅調な市況推移や、円安の進行等」
- 商船三井(8月3日):「ドライバルク事業、エネルギー事業及びケミカルロジスティクス事業における市況が、前回公表時の当社想定を上回る水準で推移」。ONEも「堅調な市況を背景に、前回公表時の想定を上回る業績となる見込み」
10月23日から27日までに、郵船と商船三井から新しい予想の修正は出ていません(TDnet)。ONE自身も、8月4日の第1四半期の発表(通期予想を上げた)のあと、新しい決算の発表はしていません。
中間決算(4〜9月)の発表日は、川崎汽船が11月4日、日本郵船が11月5日、商船三井が11月9日です(日本取引所グループの決算発表予定日)。
6. 配当予想を上げたのは郵船だけ
ここが今回いちばん大事なところです。3社とも利益予想を上げました。でも、配当の予想を上げたのは郵船だけでした。
| 会社 | 配当の決め方(会社の言葉) | 今期の配当予想 | 前期 | 配当性向 | 利回り(10/27) |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本郵船 | 「連結配当性向40%を目安に1株あたりの配当下限金額を年間200円」 | 240円(期初200円→8月5日に240円) | 230円 | 40.4% | 3.27% |
| 商船三井 | 「205円/株を起点とする累進配当」、上振れは自社株買い | 205円(期初から修正なし) | 200円 | 29.4% | 2.76% |
| 川崎汽船 | 「120円(基礎配当40円、追加配当80円)」 | 120円(期初から修正なし) | 120円 | 37.9% | 3.46% |
(配当性向は、今期の配当予想÷今期の1株当たり純利益の予想。私の計算)
配当性向とは、利益のうち配当に回す割合のことです。
なお、前の期と比べると、商船三井も200円から205円へ増える予想です。今回「1社だけ」と言っているのは、今期の途中で配当の予想を上げた会社のことです。
7. 日本郵船:利益が増えると、配当も動く決め方
郵船の配当は、「連結配当性向40%を目安に」決めて、そのうえで「1株あたりの配当下限金額を年間200円」としています(有価証券報告書)。
つまり、利益の40%を配当に回す。ただし、最低でも年200円は出す、という決め方です。
期初の予想は200円(下限)でした。前期の230円より少ない予想です。それが7月30日に利益予想を2,400億円に上げたあと、8月5日に配当予想も240円に上げました。240円は、1株当たり純利益の予想594.49円の約40%です。
利益が増えれば配当も増え、利益が減っても200円までは守る。利益と配当がいちばん素直につながっているのが郵船です。
8. 商船三井:減らさない配当。上振れは自社株買いで返す
商船三井は、2026年3月に出した経営計画(BLUE ACTION 2035 Phase2)で、配当の決め方を変えました。
- 「2026年度より、205円/株を起点とする累進配当を導入」
- 「総還元性向40%を目途とする機動的な自社株買いを実施」
- 「市況アップサイドによる超過利益は機動的な自社株買いで還元」
累進配当とは、配当を減らさず、維持するか増やす約束のことです。総還元性向は、利益のうち、配当と自社株買いを合わせて株主に返す割合です。
前期(2026年3月期)には、「業績に連動しない固定配当」に「1年前倒しにて実施」して切り替えたと書いています。経営計画では「株主還元の強化(継続性、予見性向上)」を掲げています。
つまり商船三井は、利益が予想より増えても、まずは配当205円を守る。予想を上回って稼いだ分は、自社株買いで返す、という形です。8月3日に利益予想を41%上げても、配当予想が205円のままなのは、この決め方のとおりです。
9. 川崎汽船:配当は120円のまま、株を約7%消した
ここが今日いちばん面白いところです。
川崎汽船の今期の配当予想は120円で、前期と同じです。10月23日に利益予想を上げたときも、配当の修正は出していません。
その代わりに、川崎汽船は自社株買いをしました。
- 2026年5月29日:上限4,442万9,000株・1,300億円の自社株買いを決める
- 9月18日:上限の4,442万9,000株を買い終える(使った額は1,224億8,050万円)
- 10月2日:買った株をすべて消却(消却前の発行済株式の6.95%)
消却とは、会社が買った自分の株をなくすことです。株の数が減るので、1株あたりの利益や取り分が増えます。
配当120円を、消却後の株の数(自己株式を除く約5億9,363万株)で払うと、1年の配当の総額は約712億円です(私の計算)。自社株買いに使った約1,225億円は、その約1.7倍にあたります。
つまり川崎汽船は、配当を増やす代わりに、配当の1.7倍のお金で株の数を約7%減らしていました。配当金だけを見ていると、この還元は見えません。
10. 利回りの順番と「配当の増え方」の順番は違う
10月27日の配当利回りは、川崎汽船3.46%、日本郵船3.27%、商船三井2.76%です。
利回りだけを見ると、川崎汽船がいちばん高く見えます。でも、
- 利益が増えたときに配当も増える決め方なのは、郵船
- 配当を減らさないと約束しているのは、商船三井(利回りは3社でいちばん低い)
- 配当の額を先に決めて、株の数を減らして返しているのは、川崎汽船
という違いがあります。「配当が増えてほしい」「減らないことを重視したい」「1株の価値が上がればいい」。何を重視するかで、3社の見え方は変わります。
海運株の利回りは、なぜ高めに出るのか
「海運株の配当はなぜ高いのか」という疑問もよく見かけます。数字で分解すると、答えは単純です。
配当利回りは「配当÷株価」です。これは「配当性向(利益のうち配当に回す割合)÷PER(ピーイーアール=株価が1年分の利益の何倍か)」とほぼ同じになります。
| 会社 | 配当性向 | PER(株探、10/27) | 配当利回り(10/27) |
|---|---|---|---|
| 日本郵船 | 40.4% | 12.3倍 | 3.27% |
| 商船三井 | 29.4% | 10.6倍 | 2.76% |
| 川崎汽船 | 37.9% | 10.7倍 | 3.46% |
(配当性向は私の計算。PERは株探の会社予想ベース)
3社とも、株価は1年分の利益の10〜12倍ほどです。そこへ利益の3〜4割を配当に回すので、利回りは3%前後になります。つまり、海運株の利回りが高めに出るのは、利益に対して株価がそれほど高くないからです。逆に言えば、利益が大きく減れば、配当も減りやすくなります。次の章で見るように、実際に配当が大きく減った年もありました。
11. 海運の配当は、1年で6割減ったこともある
なぜ3社とも、配当の決め方を工夫しているのか。過去の配当を見ると、その背景が分かります。
| 会社 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 | 2027年3月期(予想) |
|---|---|---|---|---|---|
| 商船三井 | 560円 | 220円 | 360円 | 200円 | 205円 |
| 日本郵船 | − | 140円 | 325円 | 230円 | 240円 |
| 川崎汽船 | − | − | 100円 | 120円 | 120円 |
(各社の有価証券報告書の1株当たり配当額。株式分割をまたぐ年は比べられないので「−」にしています。商船三井は2022年4月1日、日本郵船は2022年10月1日、川崎汽船は2024年4月1日に、それぞれ1株を3株に分けています)
商船三井は、2023年3月期の560円から、翌年は220円へ。1年で6割減りました。郵船も、2024年3月期の140円から翌年は325円と、2倍以上の差があります。海運の利益は、運賃や市況で大きく上下します。配当を利益に連動させると、配当も大きく上下します。
そのあと商船三井は、「株主還元の強化(継続性、予見性向上)」を掲げて、205円を起点とした累進配当に変えました。郵船は下限200円、川崎汽船は額を先に決める形です。3社とも、配当が減りすぎない形に変えてきています。
12. 株価は、もう2〜3割上がっている
| 7/23→10/27 | 年初来 | 1年 | 年初来の高値から | |
|---|---|---|---|---|
| 日本郵船 | +26.1% | +44.4% | +38.4% | △3.1% |
| 商船三井 | +28.3% | +57.9% | +63.3% | △2.9% |
| 川崎汽船 | +24.2% | +58.9% | +57.6% | △2.4% |
| 日経平均 | △4.7% | +25.7% | +25.3% | − |
| TOPIX | △1.4% | +17.3% | +20.2% | − |
(終値は株探。年初来は2025年12月30日→2026年10月27日、1年は2025年10月27日→2026年10月27日。年初来の高値は終値で、郵船9月17日7,566円、商船三井10月14日7,658円、川崎汽船9月17日3,552円)
7月23日から10月27日までの3か月で、日経平均とTOPIXは下がりました。その中で、海運3社は2〜3割上がっています。この間に、3社とも利益予想を上げていました。
川崎汽船が10月23日の15時30分に発表したあと、10月26日の株価は川崎汽船が+2.6%、郵船が+1.9%、商船三井が+2.4%でした(同じ日の日経平均は△0.8%、TOPIXは+0.2%)。10月27日までの2日間では、川崎汽船+4.2%、郵船+2.9%、商船三井+3.2%です。
株価がすでに上がっているので、11月の決算は「上げたあと」の答え合わせになります。
13. 11月に見るところ
| 日付 | 会社 | 見るところ |
|---|---|---|
| 11月4日 | 川崎汽船 | 配当120円を変えるか。追加の株主還元を出すか |
| 11月5日 | 日本郵船 | 利益予想を上げるか。上げた場合、利益の40%という決め方で配当予想がどうなるか |
| 11月9日 | 商船三井 | 利益予想と、自社株買い(総還元性向40%目途)を出すか |
3社とも同じONEを持っているので、10月23日の川崎汽船の発表は、郵船と商船三井の11月の決算を見るときの手がかりになります。ただし、郵船と商船三井が予想を上げるかどうかは、会社が発表するまで分かりません。
郵船は利益の40%が配当の目安なので、利益予想が変われば配当予想も動きやすい決め方です。逆に、利益予想が変わらなければ、配当予想も240円のままになるはずです。商船三井は205円を減らさない約束なので、配当よりも自社株買いの発表があるかどうかが見どころです。
14. これから海運株を候補にする人が確かめる3つ
- 経常利益と営業利益の差:決算短信の損益計算書で、「持分法による投資利益」を見る。ONEの取り分はここに入る
- 配当の決め方:決算短信の「配当の状況」と、経営計画の「株主還元方針」。利益の何%か、下限はあるか、減らさない約束か
- 自社株買いと消却のお知らせ:配当以外の返し方。TDnet(ティーディーネット)や会社のIRページで、自己株式の取得と消却の発表を見る
15. よくある疑問
Q. 川崎汽船は配当が増えないのに、株主還元が大きいと言えるの?
配当は、受け取った人にお金が入る返し方です。自社株買いと消却は、株の数を減らして、残った株主の1株あたりの取り分を増やす返し方です。川崎汽船は今期、配当の総額(約712億円)の約1.7倍にあたる約1,225億円を、自社株買いに使いました。受け取り方が違うだけで、株主に返している点は同じです。
Q. ONEの決算は、どこで見られる?
ONE自身が、会社のサイトで四半期ごとの決算を発表しています。最新は2026年8月4日の第1四半期で、このとき通期の予想を上げています。また、3社の決算短信には、ONEから入った利益(持分法による投資利益)の額が書いてあります。
Q. 3社の中で、どれを選べばいい?
この記事では、特定の会社はすすめません。配当が利益に連動してほしいなら郵船の決め方、配当が減らないことを重視するなら商船三井の決め方、1株の価値が上がる返し方なら川崎汽船の決め方、というように、何を重視するかで合う会社は変わります。
16. まとめ
- 日本郵船・商船三井・川崎汽船は、コンテナ船の会社ONEを38%・31%・31%で持っている
- 川崎汽船は10月23日に利益予想をもう一度上げ、純利益の予想は5月の950億円から1,900億円へ2倍に。上がったのは営業利益(+60億円)より、その下の経常利益(+550億円)
- 郵船と商船三井は、夏に1回上げたまま。答え合わせは11月5日と11月9日
- 配当予想を上げたのは郵船だけ(200円→240円)。商船三井は205円の減らさない配当で、上振れは自社株買い。川崎汽船は120円のまま、配当総額の約1.7倍で株の約7%を消した
- 株価は7月から2〜3割上がった。11月の決算は「上げたあと」の答え合わせ
海運株は、同じ波に乗っていても、利益の返し方が会社ごとに違います。利回りの数字だけでなく、配当の決め方と自社株買いまで見ておくと、11月の決算のニュースも読み違えにくくなります。
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この記事で見た資料
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- 商船三井「2027年3月期業績予想(連結・個別)の修正に関するお知らせ」(2026年8月3日)、2027年3月期第1四半期決算短信(2026年8月7日)、2026年3月期決算短信(2026年4月30日)、グループ経営計画「BLUE ACTION 2035」Phase 2(2026年3月31日)、有価証券報告書(2026年3月期)
- 川崎汽船「2027年3月期 業績予想の修正に関するお知らせ」(2026年7月24日・10月23日)、2027年3月期第1四半期決算短信(2026年8月4日)、「自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ」(2026年9月18日)、「自己株式の消却完了に関するお知らせ」(2026年10月2日)、有価証券報告書(2026年3月期)
- Ocean Network Express「Financial Results For Q1 FY2026」(2026年8月4日)
- 日本取引所グループ「決算発表予定日」
- 株価・指数:株探(Yahoo!ファイナンスと一致を確認)
※配当性向、配当の総額、倍率、株価の変化率は、資料の数字をもとに私が計算したものです。投資の判断はご自身でお願いします。