こんな方におすすめ
- サムティを投資対象に考えている人
- サムティについて知りたい人
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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、総合不動産会社の『サムティ』が2023年11月期第1四半期の決算を発表しましたので、解説したいと思います(^^)
日本で多いのは3月が期末決算ですが、サムティは11月が決算期ということで、ちょっと珍しい銘柄です(^^)
それでは、サムティの企業分析からいきましょう!
Contents
サムティの企業分析
企業概要
- 関西地盤の総合不動産会社
- 投資用マンションや不動産賃貸業、ホテル運営をグループで展開
- サムティ・レジデンシャル投資法人【3459】へ不動産を供給しつつ、業務を受託
- 2019年に大和証券グループ本社【8601】と資本業務提携
- 2020年にベトナム不動産会社最大手と住宅分譲事業を開始
- 2021年にウェルス・マネジメント【3772】と資本業務提携
サムティは総合不動産会社でREITのサムティ・レジデンシャル投資法人とも協力体制をとっています。
2021年5月に資本業務提携をした、ウェルス・マネジメントとは、ホテルREITやホテル開発ファンドにおいて共同投資等の契約を締結しています。
サムティの業績
四半期の業績推移
四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。
特徴的なグラフになっているのがわかります。
直近では第4四半期に売上高、営業益が最高潮になる傾向にあります。
当期の第1四半期は前期と比較しても売上高、営業益は前期を上回っています。
第1四半期の業績は、前期比で売上高は3.5倍の増加、営業益は黒字に転換、経常益は赤字縮小、最終益は赤字が拡大という結果になりました。
売上高、営業益は大きく増加したものの、経常益、最終益は依然、赤字という結果でした。
第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に比較して円高方向への為替相場の変動があったことから、為替差損19億円を営業外費用に計上しているとの発表がありました。
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
2021年度は今までの右肩上がり傾向から一度休息をとった感じですが、2023年度は売上高、営業益において過去最高の業績を更新する予想をしています。
2023年11月期の業績予想は、前期比で売上高は28.4%の増加、営業益は27.8%の増加、経常益は23.8%の減少、最終益は44.8%の減少を予想しています。
売上高は過去最高を更新するものの、最終利益面では苦戦しそうという予想をしています。
サムティの株価と配当
2023年4月23日時点での月足チャートです。
2021年11月8日に2655円の高値を付けた後、下落基調になっています。
2018年、2020年の株価を見ると、高値を付けた後、4か月後に50%近く下落していますが、再度上昇し最高値を更新し続けています。
その法則が今回も当てはまるかはわかりませんが、2600円の50%下落は1300円ですが、1500円くらいまで下がることがあれば、株主優待もありますし、間違いなく買いですね。
サムティの配当
2022年度の配当金は、年間90円でした。
2023年度は、今のところ中間39円、期末51円の合計90円で配当維持予想となっています。
配当金推移はきれいな右肩上がり後、配当維持が続く予想になっています。
利回り
直近の配当利回りは4.17%と高配当です。
ただ、株価の上下も激しい傾向があるので、買い時が難しそうです。
配当性向
2023年度の配当性向は、1株利益が129円を想定しており、1株配当金が90円なので、計算すると配当性向は69.7%くらいになりそうです。
1株利益予想が前期比で大きく減少しており、配当性向69%予想になっています。
当期は利益面では厳しいということがわかります。
サムティの株主優待
自社グループ運営のホテル・宿泊無料券
必要枚数 | 優待内容 |
200株以上 | 1枚 |
300株以上 | 2枚 |
600株以上 | 3枚 |
1,000株以上 | 4枚 |
2,000株以上 | 6枚 |
5,000株以上 | 8枚 |
10,000株以上 | 10枚 |
サムティの株主優待は、自社グループ運営のビジネスホテルやリゾートホテルの無料宿泊券です。
200株以上、約43万円からが優待の条件です。
300株くらいを目指して、株価が落ちれば買い進めていこうと個人的には考えています(^^)
サムティの財務
自己資本比率は22.2%と減少傾向になっています。
以前は30%台の自己資本比率を維持していましたが、今回の決算では22%になっています。
利益剰余金は一時的に減少し、有利子負債倍率は3.23倍と借金が多くなっています。
サムティのまとめ
サムティ【まとめ】
- 関西地盤の総合不動産会社
- 投資用マンションや不動産賃貸業、ホテル運営をグループで展開
- 2023年度は最終益減少予想で配当性向が69%増加
- これからも監視していきたい、高配当成長株!
総合不動産会社のサムティを解説しました。
高配当投資は、ただ配当利回りの高い企業に投資すればよいというものではありません。
私は自身のポートフォリオを組むうえで、長期的に投資元本がマイナスにならなければ良いと思っています(^^)
高配当投資は購入するタイミングが命といっても過言ではありません。
購入してすぐに減配してしまっては意味が無いですし、購入後に株価が暴落してはいくら配当を貰っても追いつきません(>_<)
より良きタイミングで購入できるように、今後も別の個別株も解説していきますので、一つの参考にしてみてください(^^)