【沖縄電力9511】石炭、石油火力が主力の電力会社の銘柄分析！

この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)

高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

今回は、『沖縄電力』について解説したいと思います(^^)

沖縄電力は、You Tubeの視聴者さんの複数の方からリクエストをいただいておりました。

直近は株価も下がってきたので解説したいと思います。

直近の決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資における沖縄電力を点数化してみたいと思います(^^)

沖縄電力の株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

沖縄電力の企業分析

沖縄電力は石炭と石油火力が主体となっていますが、最近はLNG（液化天然ガス）火力を拡大しています。

沖縄電力の業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

第2四半期の7月～9月の業績が良くなる傾向にあります。

定期的に営業益が赤字になるのが気になります。

kabutanより引用

第3四半期だけを見ると、売上高は13％の減少、営業益は61％の減少、経常益、最終益は78％の減少となりました。

営業利益率は、前期比で9％から4%と大きく減少しました。

第3四半期の累計

kabutanより引用

第3四半期の累計を見ると、前期比で売上高は8％の減少、営業益は4％の減少、経常益、最終益は7％の減少となりました。

電気事業に関して、新規の顧客による需要増はあったものの、他事業者への契約切り替えによる需要減などにより前年度を下回ったという事です。

電気に関しては、私も中部電力から別の事業者へ切り替えましたので、今後も契約切り替えによる需要減はあると思います。

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と営業利益のグラフです。

売上高は上昇傾向に見えますが、営業利益率は逆に減少傾向になっています。

2021年3月期の売上高は減少の予測ですが、営業利益率は上昇の予測をたてています。

kabutanより引用

2021年3月期の売上高は、前期比で7％の減少を予測しています。

販売電力の減少や連結子会社の外部向け売り上げの減少を見込んでいます。

営業益、経常益、最終益は増加する予測をたてています。

燃料価格の下落による燃料費の減少や、石炭価格の下落による他社購入電力料が減少し、営業利益が増加したという事です。

沖縄電力は石炭と石油火力が主体となっているため、原油価格や石炭価格、為替レートの値が重要になっていきます。

配当に関しては、2020年6月1日に1株につき、1.05株の株式分割をおこなっています。

なので、配当維持にみえますが、若干の増配となります。

詳しくは配当金のところでご説明します(^^)

沖縄電力の株価と配当

沖縄電力の株価

kabutanに一部加筆

2021年4月16日終値での月足チャートです。

現在は下降トレンドの最中だと思っています。

コロナショック時の2020年3月の安値は1574円でしたが、同年12月に1357円と直近安値の1452円を割ってしまいました。

kabutanに一部加筆

こちらは日足チャートです。

日足チャートではトレンドラインの下限に来ているように見えます。

ここで反発できれば、上昇の可能性も出てきますが、割るようなことがあれば再度、株価下落の可能性がありそうです。

沖縄電力の配当

銘柄スカウターより引用

2020年の配当金は1株当たり57.14円でした。

沖縄電力は直近で何回か株式分割をしています。

ご覧になるサイトによっては、配当維持に見えますが、実は増配していたりします。

2021年3月期は、1株当たり、中間30円、期末30円の合計60円を予測しています。

利回り

銘柄スカウターより引用

2020年の配当利回りは3.95％でした。

直近の配当利回り4.1％前後になっています。

個人的には、3.8％以上であれば満足のいく配当利回りと思っています。

沖縄電力は、配当利回りでは充分だと思います(^^)

配当性向

銘柄スカウターより引用

2020年度の配当性向は46％でした。

2021年度は、1株配当が60円で、1株利益が134.2円を想定しているので、計算すると配当性向は、44.7％くらいになりそうです。

配当性向は、投資や内部留保とのバランスが良い値だと思います。

沖縄電力の財務

kabutanより引用

自己資本比率は、38.9％と10年前よりも確実に上昇しています。

電力会社だけで比較すると、沖縄電力の自己資本比率は一番高いです。

利益剰余金は毎年確実に積みあがっていますし、有利子負債も減少傾向です。

電力会社の中で見ると財務は健全な部類に入ります。

タグの10箇条で分析した結果

私の高配当投資の観点からすると、現状の『沖縄電力』、76点でした。

高配当投資として、長期保有をしていくうえで、私が主眼を置いている項目において、目立って悪いところはありませんでした。

現状は良い得点でしたが、懸念点としては、冬の時期に赤字になることがあることと、観光を含め、夏のシーズンに電力が使われる状態があるか、根本の石油、石炭での発電は環境面でどう判断されるかというところでしょうか。

懸念事項はありますが、ポートフォリオの一部として、購入を検討しても良いと思いました(^^)

沖縄電力のまとめ

ホームページより引用

沖縄電力を解説しました(^^)

私は、電力関係では、『Jパワー』の株をもっているので、沖縄電力の購入は慎重に考えてみたいと思います。

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)