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【NTT9432】業績堅調で増配!長期の高配当投資に向いている【2021年3月期第3四半期の決算】

こんな方におすすめ

  • 情報・通信業業界について知りたい人
  • NTTを投資対象に考えている人
  • NTTについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『NTT』について解説したいと思います(^^)

 

NTTは2020年の夏に、NTTドコモの株を買い取ることにより、完全子会社化しました。

その機動力の高さ故、携帯料金の値下げについてもいち早く動き、市場を驚かせました。

 

そんなNTTは、2021年2月5日に21年3月期第3四半期の決算を発表しました。

 

 

決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるNTTを点数化してみたいと思います(^^)

NTTの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

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NTTの企業分析

企業概要

  • 国内通信事業の最大手グループ
  • NTTグループ会社を傘下とする持ち株会社
  • 主に4つの事業を展開
  • 1985年日本電信電話公社の民営化により設立
  • 2015年パナソニック・日立製作所と業務提携
  • 2018年東京電力HDGとエネルギー関連の新会社を設立
  • 2020年トヨタ自動車【7203】と資本業務提携
  • NTTドコモを完全子会社化

日本電信電話(NTT)は、NTTグループの親みたいな感じです。

 

4つの事業とは、売上が高い順に、

移動通信事業(携帯電話、モバイル通信など)

地域通信事業(固定電話、光通信など)

データ通信事業(ネットワークシステムサービスなど)

長距離・国際通信事業(国際通信、ソリューションなど)

となっています。

 

NTTの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

KDDIとソフトバンクもそうでしたが、本決算時の営業利益が下がる傾向にあります。

NTTにも同じことが言えそうです。

 

売上高に関しては安定しているといえます。

 

kabutanより引用

第3四半期の業績

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 利益率
金額 約3兆266億円 約4937億円 約4900億円 約2896億円 78.1円 16.3%
期比 +1.8% +5.6% +5.2% +16.2% +16.6% 増加

第3四半期の10月から12月は前期よりも業績は伸びました。

前期はコロナはなかったので、当期のコロナ下でも着実に成長し業績を伸ばしています。

 

第3四半期の累計

kabutanyより引用

第3四半期の累計

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 進捗率
金額 約8兆7380億円 約1兆5023億円 約1兆4950億円 約8311億円 224.1円 94.3%
期比 -1.4% +3.6% +1.9% +4.3% +4.6% +3.0%

第3四半期の累計を見ると、売上高は1%の減少ですが、増益となっています。

 

通年の進捗率も94%を超え安定しています。

期末は業績が落ちる傾向でしたが安心できそうです(^^)

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の業績予測です。

 

小さな波を打ちながら右肩上がりになっています。

当期は少し業績を落としますが、翌期以降は業績回復できる要素はたくさんあります。

 

kabutanより引用

通期の業績予測

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 11兆5000億円 1兆5900億円 1兆5860億円 8600億円 236.0円 105円
前期比 -3.4% +1.8% +1.0% +0.5% +2.1% 増配

売上高は前期比で3.4%減少してしまいそうですが、営業益、経常益、採取益はプラスで着地しそうです。

 

配当金は減っているように見えますが、過去に株式分割をした関係で減っているように見えるだけです。

 

配当は10期連続増配なので安心してください(^^)

 

NTTの株価と配当

NTTの株価

kabutanより引用

2021年2月5日終値での月足チャートです。

 

携帯電話料金の値下げの話が出ていたときの安値は2127円でした。

それ以降株価は上昇をつづけ、2700円前後まできています。

 

3000円くらいが一つの大きな壁になっています。

 

NTTの配当

銘柄スカウターより引用

配当金

年間配当金 105円 (前期比+10円 10期連続増配中)

  • 中間(9月) 50円
  • 期末(3月) 55円

もともとは年間5円の増配でしたが、第3四半期の決算において、期末配当を従来予測の50円から55円に増額修正しました。

 

つまり、前期比で5円の増配だったのが、10円の増配になりました(^^)

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 3.83%

現状の配当利回りは3.8%くらいです。

 

好決算によって株価が上昇すれば配当利回りは落ちてきますので、今後の株価に注目です。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

配当性向

  • 2020年 41.4%
  • 2021年 44.4%(予測)

前期の配当性向は、41%でした。

当期は1株当たりの配当が105円で、1株益が236円を予測しているので、計算すると、配当性向は、44.4%くらいになりそうです。

 

株主還元もしながら、投資もおこなえる体制になっています。



 

NTTの株主優待

dポイント付与 【長期保有者向け】

保有株式数 優待内容
100株以上 【保有期間2年以上】
1,500ポイント
【保有期間5年以上】
3,000ポイント

株主優待は『dポイント』です。

 

dポイントは色々なところで使えるので、ドコモユーザーでなくとも恩恵をうけることは可能です。

 

長期保有が前提の株主優待です。

 

NTTの財務

kabutanより引用

財務

自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子
負債
数値 31.2% 約23兆8620億円 約7兆4377億円 約6兆8598億円 0.07

自己資本が1兆6000億円ほど減っているため、自己資本比率は31%に減少しました。

剰余金は増えていますし、借金も無いです。

 

タグの10箇条で分析した結果

合計得点

  • 90点

私の高配当投資の観点からすると、現状のNTTは90点でした。

 

減点となってしまったのは自己資本比率です。

今後の方針やまだまだ売上、営業益は伸びるとみているので許容しています。

 

株価が高くなると配当利回りは落ちてしまいますが、現在の価格でも充分な投資たいしょうです(^^)

 

NTTのまとめ

【まとめ】

  • 情報・通信業界では売上高、第1位
  • 4つの事業で売上を作っている
  • 減収増益予測で年間10円の増配(10期連続増配)
  • 業績安定で今後にも期待大

2021年月3期第3四半期の決算を発表したNTTを解説しました(^^)

 

優良株は株価が落ちても戻るのは早いです。

現状の価格でも高配当投資として優秀ですが、購入するタイミングは難しいですよね。

 

私も買い増ししたかったですが、今は静観している状況です(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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