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DCMホールディングス【3050】堅実すぎるホームセンター株!DCMホールディングスの好決算と増配を解説 ― 割安×高配当×成長の三拍子で注目度アップ。2025年2月期末の決算。

こんな方におすすめ

  • 安定した収入源を求めている人
  • 投資知識の向上をしたい人
  • 投資判断の材料が欲しい人

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DCMホールディングスは、カインズと並ぶ国内最大手のホームセンターグループです。
2006年にカーマ、ダイキ、ホーマックの経営統合により誕生して以降、積極的なM&Aと店舗ネットワークの強化を進め、全国規模のホームセンターチェーンへと成長しています。

Contents

DCMホールディングスの企業概要

1.全国ネットワークとブランド統一

  • 2022年、全国の店舗ブランドを「DCM」に統一。

  • 旧ホーマック(東日本)、旧カーマ(中日本)、旧ダイキ(西日本)、旧サンワ、旧くろがねやが1つのブランドに。

  • 2024年8月時点でグループ店舗数は841店にのぼります。

2.幅広い商品ラインナップ

  • 園芸、ホームインプルーブメント(住まいの改善)、レジャー・ペット用品、日用品、家具・家電まで、暮らしに関わる商品を網羅。

  • DIYの専門性を高める取り組みや、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も強化中。

3.多角的な店舗展開

  • プロ向け専門店「ホダカ」:65店舗

  • 小商圏型ホームコンビニ「DCMニコット」:111店舗

  • 地域密着型の多様な店舗フォーマットで、幅広いニーズに対応。

4.積極的なM&A戦略

  • 2015年 サンワドーを完全子会社化

  • 2016年 ユーホーム事業を譲受、くろがねやを完全子会社化

  • 2021年 主要5社を統合しテーオーHDと資本業務提携

  • 2022年 カンセキと資本業務提携

  • 2024年 ケーヨーをTOBで完全子会社化し、吸収合併!

DCMは、M&Aによる成長戦略と地域密着型の店舗運営を両立しながら、業界トップクラスの存在感を発揮しています。今後も全国ネットワークを活かし、暮らしに寄り添うサービス拡充が期待されます!

 

決算概要

📊【2025年2月期 決算のポイント(前期実績)】

項目 数値(億円) 前年比 ポイント
売上高 5,446 +11.5% 過去最高。ケーヨー統合が大きく寄与
営業利益 332 +15.8% 販管費増も吸収し過去最高益更新
経常利益 309 +13.1% 手数料負担増も克服し2桁増益
最終利益 171 ▲20.1% 前期の特殊益(ケーヨー段階取得差益)の反動減

💡実質ベースでは最終利益も+34億円の増益。前年に一時的なケーヨー関連の利益(約77億円)があったため、見かけ上は減益に見えるだけ。まるで「去年が特売すぎた反動セール」状態ですね。

🛠️【好調の理由と注目トピック】

① ケーヨー効果、バッチリ!

  • ケーヨーを完全子会社化して、スケールメリットと経費削減が同時に進行。

  • 粗利率も改善(+0.8pt)で営業利益を底上げ。

② 売上総利益も絶好調

  • 売上総利益:1,826億円(+14.0%)

  • 円安や物流費高騰もPB商品強化でカバー。

③ 分野別では「防災」「暖房」「家電」が牽引

  • 園芸:除雪用品・防災用品がヒット。

  • ホームエレクトロニクス:夏の猛暑&冬の冷え込みでエアコン&ヒーターが売れた。

  • ハウスキーピング:水・米・紙製品など節約志向の生活必需品が堅調。

💰【配当金の動きと株主還元】

  • 年間配当:45円(前期比+3円)

    • 前の期:42円 → 今期:45円

  • 次期予想:46円(中間23円+期末23円)

  • 配当性向:35.2%

  • 総還元性向:55.1%(自己株取得含む)

📦「配当はおまけ」なんて言わせない。しっかり増配を継続中!

 

📊【DCMホールディングスのセグメント別業績(2025年2月期)】

DCMの事業は大きく3つのセグメントに分かれています:

  1. ホームセンター事業

  2. エクスプライス事業(家電EC)

  3. その他(セグメント外)

それぞれの特徴と業績を見ていきましょう!

 

🛒 ① ホームセンター事業(売上高:4,809億円/構成比85.3%)

  • 営業利益:341億円/利益率:7.09%

  • DCMの屋台骨!売上も利益も圧倒的。

  • 売上構成比は 8割超え、まさに「本業一本足打法」。

  • 利益率7%台もなかなかの優秀さで、DIY需要・PB商品・店舗改革が効果を発揮。

🛠️ 一言で言えば…「地に足ついた主力事業。ちょっとの地震じゃびくともしない」

💻 ② エクスプライス事業(売上高:648億円/構成比11.5%)

  • 営業利益:5億円/利益率:0.80%

  • 家電EC事業。「MAXZEN」などのPB家電を展開。

  • 売上は健闘しているものの、利益面はまだ発展途上。

  • 原価や配送コストなどが重くのしかかっている印象。

🔌 例えるなら…「売上は立派なスピーカー、でも利益はボリュームミュート状態」

🌀 ③ その他(セグメント外)(売上高:184億円/構成比3.3%)

  • 営業利益:173億円/利益率:なんと93.8%!

  • 内訳は主にグループ内取引(商品供給やロイヤリティ等)による収益。

  • 実態としては内部取引による一時的な利益のカタマリです。

💰 ざっくり言うと…「こっそりもうかってる裏方」…だけど調整される運命。

📉 調整額とは?

  • 売上高:▲195億円、利益:▲187億円

  • グループ内の売上や利益の重複部分を調整して、全体の連結数字と整合させるもの。

  • いわば「家族内のお小遣いのやりとりは、家計簿ではカウントしませんよ」的な調整です。

🧠 最後にちょっとユーモア

DCMの構成を家族に例えると…

  • ホームセンター事業:頼れる長男。文武両道、家計を支える真面目タイプ。

  • エクスプライス事業:やりたいことが多すぎてバイトで赤字気味な次男。将来性には期待。

  • その他部門:へそくりを貯めてるおばあちゃん。でも家計簿にはちゃんと調整済み。

🧭【DCMホールディングス 中期経営計画の見直しポイント(2025年度)】

🔧 見直しの背景

  • DCMは、長期ビジョンとして「生活快適化総合企業」への変革を掲げており、
    中期経営計画(2023〜2025年度)では以下の戦略を推進中:

    • 既存店改革(体験型店舗など)

    • ローコストオペレーション

    • 独自の「BOPIS」(ネット注文→店頭受取)強化

    • PB(プライベートブランド)商品開発

    • M&Aでの成長領域拡大

💡*「ホームセンター」から「暮らし提案の拠点」へ進化中!*

📉 なぜ業績目標を見直したのか?

以下の外部環境の変化が影響:

  • インフレ進行・物価上昇(原価・物流コストUP)

  • 円安による仕入れ価格の上昇

  • 従業員報酬の引き上げ(人件費の上昇)

📦 「仕入れ値も人件費も上がって、棚卸しだけじゃ済まない」状態ですね。

📊 見直された数値目標(2026年2月期)

項目 修正前 修正後 差額
売上高 5,500億円 5,450億円 ▲50億円
営業利益 380億円 350億円 ▲30億円
営業利益率 6.9% 6.4% ▲0.5pt
経常利益 375億円 336億円 ▲39億円
最終利益 228億円 196億円 ▲32億円
ROE 8.5% 7.5% ▲1.0pt

🧾見直しはしたものの、それでも2桁増益・堅実経営をキープ。悲観しすぎる必要はなし!

 

📈【DCMホールディングス 業績予想まとめ(2026年2月期)】

指標 2025年実績 2026年予想 前年比
売上高 5,446億円 5,536億円 +1.7%
営業利益 332億円 350億円 +5.3%
経常利益 310億円 336億円 +8.4%
最終利益 171億円 196億円 +14.3%
修正1株益(EPS) 128.0円 146.3円 +14.3%
年間配当 45円 46円 +1円

🎯【業績予想のポイント解説】

✅ 売上高:+1.7%増と控えめ予想

  • 前年のケーヨー吸収合併の反動を考慮した穏やかな成長。

  • とはいえ、新規出店11店舗を予定しており、着実に売上は積み上がる見込み。

🛒 「今年は“特売セール”よりも、“じわ伸び定番商品”で勝負!」

✅ 営業利益:+5.3%増で順調に利益成長

  • 原材料費や人件費は上昇が続くが、PB商品の強化とDX推進、そしてケーヨーとのシナジー発揮がカギ。

  • 店舗改装や体験型ホームセンターへの投資も続ける方針。

🔧 「DIYのようにコツコツ利益を積み上げる戦略が光る」

✅ 最終利益:+14.3%増で2ケタ増益予想

  • 前期は特別利益が少なかった分、今期は“本業ベース”での純利益成長が際立つ。

  • EPSも14.3%成長と投資家にとってはニッコリ。

💡 「今度こそ“実力での増益”です!」

✅ 配当:1円増配予定(46円)

  • 配当性向は目安通り35%を維持。

  • 地味ながらしっかり増配。まるで“DIY棚のネジ1本多めに入れてくれた感”。

💸 「配当は1円でも嬉しい。だって、継続して増やすことが大事なんです!」

🧠 全体的な印象と今後の注目点

  • 成長率は緩やかだが、着実性と安定感が光る。

  • 今期は「改装」と「EC連携」で体験価値を強化予定。

  • ケーヨー統合効果の本格発揮にも期待がかかる。

🏗️ DCMは今、ホームセンターから「暮らし体験空間」へと進化中!

 

🛠️ 営業利益率(売上に対する営業利益の割合)

  • 2025年2月期:6.10% → 前年より改善!

  • 売上拡大+PB商品強化により、粗利率が上昇。

  • DX・物流効率化の成果も出てきており、販管費の吸収力がUP。

  • 2026年2月期は6.32%へ上昇見込みで、さらなる利益体質への進化を期待。

🪚 DIYで例えるなら…「無駄な材料費が減って、作業効率が上がってきた」イメージ!

📈 ROE(自己資本利益率)

  • 2025年:6.65% → 前年の8.67%から大きく低下

  • 要因は、最終利益が前年より減少した一方で、自己資本が増加していること。

  • 前年の最終利益には「ケーヨーの段階取得益」など一時的な追い風があり、今期は“地力勝負”のため減益に見える構図。

  • 2026年予想は7.42%まで回復見込み

    • 純利益増(+14.3%)により改善。

🧮 ROA(総資産利益率)

  • 2025年:2.70% → 前年3.77%から低下

  • 自己資本と同じく、資産側(現金・固定資産など)が増えた影響で、利益率が見た目上悪化。

  • ケーヨー完全子会社化や出店によって資産総額が膨らんだことが背景。

  • 2026年は3.02%へ回復見通し

🏗️ つまり、「店舗が増えて大きくなった分、筋肉量に対して走力がちょっと落ちた」感じ。でも来期はトレーニング効果で回復へ!

 

営業利益率 着実に改善中、利益体質への進化が見える
ROE 一時益剥落で落ちたが来期は回復見通し
ROA 店舗増で分母が増加、来期以降に期待
💡成長よりも“安定・堅実経営”を重視する投資家に向いている銘柄といえそうです。

 

株価指標と株主還元

🧮 PER(株価収益率)= 9.08倍

  • 一般的に15倍前後が平均とされる中、DCMはわずか9倍台。

  • 利益水準が安定しており、急激な下方修正もなし。

  • 今の株価(1310円)と1株利益(128円)から逆算しても割安。

📉 「ホームセンターの在庫セールより割安かもしれません」

🧱 PBR(株価純資産倍率)= 0.66倍

  • 1株あたり純資産は約1,972円なのに、株価は1310円前後。

  • 資産に対して3割以上も安い状態。

  • 通常はPBR1倍が理論価値とされる中、0.66倍は“資産株”としても魅力。

🏠 「DCMの棚には、掘り出しモノが眠っている…?」

💰 配当利回り= 3.51%

  • 2025年2月期の年間配当:45円

  • 株価1,310円に対して、3.5%超えの利回り。

  • 来期(2026年2月期)は46円予定なので、利回りはさらに微増。

📦 「ホームセンターに行かなくても、“配当”という日用品が届きます」

📌 総評:バリュー投資家向きの指標

  • PER・PBRともに割安水準。

  • 利回りも高めで、堅実+地味な安定成長タイプ

  • 大きなキャピタルゲイン狙いより、「安定インカム+じわ伸び成長」を求める方向け。

💰【DCMホールディングスの株主還元方針まとめ】

📌 配当方針

  • 配当性向は35%を目安に設定
     → 利益成長に応じて継続的な増配を検討
     → 将来的には40%も視野

  • 2025年2月期の年間配当は46円予想(前期比+1円)  → 配当利回りは約3.4%  → 2016年2月期から連続増配中

🔁 自己株式の取得

  • 財務健全性(自己資本比率など)を確保しつつ、機動的に実施

  • 取得した株式は、M&Aやストックオプション用に一部保有

  • 保有割合が発行済株式の5%を超えた分は原則として消却

🏗 成長投資とのバランス

  • 設備投資・新規出店・既存店改装などの成長戦略も積極推進

  • キャッシュフロー+必要に応じた負債活用で**「攻守一体型」の資本政策**

DCMは、**「安定配当+増配+自己株取得」**の三拍子を揃えた、株主フレンドリーな企業。
今後もDIYのようにコツコツと、着実な還元を積み上げてくれそうです。

 

株主優待

🛒 優待内容

  • 株主買物優待券を進呈(全国のDCMグループ店舗で使用可)

    • 対象店舗:DCM、DCMニコット、ホダカ、ケーヨーデイツーなど

    • ※一部対象外の店舗・ネットショップあり

📅 権利確定月

  • 毎年2月末日時点で100株以上保有している株主が対象

「3年以上保有」とは…
同一の株主番号で2月末日・8月末日の名簿に7回以上連続で記録された場合を指します。

✨ 特徴・ポイント

  • 100株からもらえる!少額投資でもOK

  • 3年以上の長期保有で優待額が最大4倍に!

  • 日用品、ガーデニング用品、DIY工具まで使える実用性バツグンの優待

🛠️ まさに「暮らしに役立つホームセンター銘柄」ならではの優待です!

 

財務

✅ 自己資本比率(40.8%)

  • 自己資本比率は財務の安定性を測る指標

  • 一般的に40%を超えていれば健全水準とされており、DCMはこの水準を維持。

  • ケーヨーの買収などで総資産が膨らんだ影響で、2023年→2024年にかけて比率はやや低下しましたが、2025年には**微増(40.8%)**に持ち直しています。

🏗️ 「買い物かご(資産)は重くなったけど、財布(資本)もちゃんと補充されてる」感じです。

✅ 剰余金(2,000億円)

  • 剰余金は「これまで積み上げた利益の蓄え」。

  • ここが多いほど、配当や設備投資の原資が豊富

  • DCMは年々着実に剰余金を積み増しており、2025年2月期にはついに2,000億円を突破!

💰 「DIYのように、コツコツ積み上げてきた利益の棚」って感じです。

✅ 有利子負債倍率(1.11倍)

  • 借金にあたる有利子負債が、自己資本の何倍あるかを示す指標。

  • 1倍前後であれば、健全な水準とされます。

  • DCMは2023年は0.77倍と超優秀、買収資金などの影響で2024年以降は1.1倍台へ上昇しましたが、極端な財務悪化ではありません

📉 「ローンはあるけど、貯金もちゃんとある。堅実な家計簿経営」ですね。

  • ✅ 自己資本比率:合格ラインの40%超を維持

  • ✅ 剰余金:潤沢な配当・投資余力あり

  • ✅ 有利子負債倍率:借入も適度に活用したバランス型

成長投資(M&A・出店)と安定経営(還元・資本政策)を両立した、好バランスの財務構造といえます!

 

DCMのまとめ

■ 前期(2025年2月期)実績

  • 売上高:5,446億円(前年比+11.5%)※ケーヨー完全子会社化が寄与

  • 営業利益:332億円(+15.8%)

  • 最終利益:171億円(▲20.1%)※前期の一時益反動で減益見え

  • 配当:45円(+3円、連続増配継続)

■ 今期(2026年2月期)業績予想

  • 売上高:5,536億円(+1.7%)

  • 営業利益:350億円(+5.3%)

  • 最終利益:196億円(+14.3%)

  • 配当予想:46円(+1円、配当性向 約33%)

■ バリュエーション(株価:1,310円前後)

  • PER:約9.1倍(割安圏)

  • PBR:0.66倍(資産割れ)

  • 配当利回り:約3.5%
    📌 「高配当 × 割安 × 増配」そろったバリュー銘柄

■ 財務状況(2025年2月期)

  • 自己資本比率:40.8%(安定圏)

  • 剰余金:2,001億円(潤沢な内部留保)

  • 有利子負債倍率:1.11倍(許容範囲)

今回の決算は、**「堅実成長と安定還元を両立した好内容」**という印象です。

売上・営業利益ともに2ケタ成長で過去最高を更新。ケーヨーの完全子会社化によるスケールメリットや、PB商品の強化、販管費の吸収など、効率化が着実に進んでいるのが伝わってきました。

一方で、最終利益は減益となりましたが、これは前期に一時的な特別利益(段階取得益)があった反動なので、実質的にはむしろ地力が伸びたと評価できます。

配当は今回もしっかり増配(45円→46円予定)。連続増配は継続しており、配当性向も35%前後を維持。自己資本比率や剰余金など、財務面も安定しており、**「成長+還元+財務健全性」**の三拍子がそろった内容でした。

PERは9倍台、PBRも0.6倍台と依然として割安感もあり、長期でじっくり育てたい銘柄という印象です。

🛠️ DIY精神で着実に積み上げてきた成長が、数字にもしっかり現れた決算でした!

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

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