こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
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安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
DCMホールディングスは、カインズと並ぶ国内最大手のホームセンターグループです。
2006年にカーマ、ダイキ、ホーマックの経営統合により誕生して以降、積極的なM&Aと店舗ネットワークの強化を進め、全国規模のホームセンターチェーンへと成長しています。
Contents
DCMホールディングスの企業概要
1.全国ネットワークとブランド統一
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2022年、全国の店舗ブランドを「DCM」に統一。
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旧ホーマック(東日本)、旧カーマ(中日本)、旧ダイキ(西日本)、旧サンワ、旧くろがねやが1つのブランドに。
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2024年8月時点でグループ店舗数は841店にのぼります。
2.幅広い商品ラインナップ
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園芸、ホームインプルーブメント(住まいの改善)、レジャー・ペット用品、日用品、家具・家電まで、暮らしに関わる商品を網羅。
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DIYの専門性を高める取り組みや、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進も強化中。
3.多角的な店舗展開
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プロ向け専門店「ホダカ」:65店舗
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小商圏型ホームコンビニ「DCMニコット」:111店舗
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地域密着型の多様な店舗フォーマットで、幅広いニーズに対応。
4.積極的なM&A戦略
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2015年 サンワドーを完全子会社化
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2016年 ユーホーム事業を譲受、くろがねやを完全子会社化
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2021年 主要5社を統合しテーオーHDと資本業務提携
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2022年 カンセキと資本業務提携
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2024年 ケーヨーをTOBで完全子会社化し、吸収合併!
DCMは、M&Aによる成長戦略と地域密着型の店舗運営を両立しながら、業界トップクラスの存在感を発揮しています。今後も全国ネットワークを活かし、暮らしに寄り添うサービス拡充が期待されます!
決算概要
📊【2025年2月期 決算のポイント(前期実績)】
項目 | 数値(億円) | 前年比 | ポイント |
---|---|---|---|
売上高 | 5,446 | +11.5% | 過去最高。ケーヨー統合が大きく寄与 |
営業利益 | 332 | +15.8% | 販管費増も吸収し過去最高益更新 |
経常利益 | 309 | +13.1% | 手数料負担増も克服し2桁増益 |
最終利益 | 171 | ▲20.1% | 前期の特殊益(ケーヨー段階取得差益)の反動減 |
💡実質ベースでは最終利益も+34億円の増益。前年に一時的なケーヨー関連の利益(約77億円)があったため、見かけ上は減益に見えるだけ。まるで「去年が特売すぎた反動セール」状態ですね。
🛠️【好調の理由と注目トピック】
① ケーヨー効果、バッチリ!
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ケーヨーを完全子会社化して、スケールメリットと経費削減が同時に進行。
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粗利率も改善(+0.8pt)で営業利益を底上げ。
② 売上総利益も絶好調
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売上総利益:1,826億円(+14.0%)
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円安や物流費高騰もPB商品強化でカバー。
③ 分野別では「防災」「暖房」「家電」が牽引
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園芸:除雪用品・防災用品がヒット。
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ホームエレクトロニクス:夏の猛暑&冬の冷え込みでエアコン&ヒーターが売れた。
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ハウスキーピング:水・米・紙製品など節約志向の生活必需品が堅調。
💰【配当金の動きと株主還元】
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年間配当:45円(前期比+3円)
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前の期:42円 → 今期:45円
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次期予想:46円(中間23円+期末23円)
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配当性向:35.2%
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総還元性向:55.1%(自己株取得含む)
📦「配当はおまけ」なんて言わせない。しっかり増配を継続中!
📊【DCMホールディングスのセグメント別業績(2025年2月期)】
DCMの事業は大きく3つのセグメントに分かれています:
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ホームセンター事業
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エクスプライス事業(家電EC)
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その他(セグメント外)
それぞれの特徴と業績を見ていきましょう!
🛒 ① ホームセンター事業(売上高:4,809億円/構成比85.3%)
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営業利益:341億円/利益率:7.09%
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DCMの屋台骨!売上も利益も圧倒的。
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売上構成比は 8割超え、まさに「本業一本足打法」。
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利益率7%台もなかなかの優秀さで、DIY需要・PB商品・店舗改革が効果を発揮。
🛠️ 一言で言えば…「地に足ついた主力事業。ちょっとの地震じゃびくともしない」
💻 ② エクスプライス事業(売上高:648億円/構成比11.5%)
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営業利益:5億円/利益率:0.80%
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家電EC事業。「MAXZEN」などのPB家電を展開。
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売上は健闘しているものの、利益面はまだ発展途上。
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原価や配送コストなどが重くのしかかっている印象。
🔌 例えるなら…「売上は立派なスピーカー、でも利益はボリュームミュート状態」
🌀 ③ その他(セグメント外)(売上高:184億円/構成比3.3%)
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営業利益:173億円/利益率:なんと93.8%!
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内訳は主にグループ内取引(商品供給やロイヤリティ等)による収益。
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実態としては内部取引による一時的な利益のカタマリです。
💰 ざっくり言うと…「こっそりもうかってる裏方」…だけど調整される運命。
📉 調整額とは?
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売上高:▲195億円、利益:▲187億円
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グループ内の売上や利益の重複部分を調整して、全体の連結数字と整合させるもの。
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いわば「家族内のお小遣いのやりとりは、家計簿ではカウントしませんよ」的な調整です。
🧠 最後にちょっとユーモア
DCMの構成を家族に例えると…
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ホームセンター事業:頼れる長男。文武両道、家計を支える真面目タイプ。
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エクスプライス事業:やりたいことが多すぎてバイトで赤字気味な次男。将来性には期待。
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その他部門:へそくりを貯めてるおばあちゃん。でも家計簿にはちゃんと調整済み。
🧭【DCMホールディングス 中期経営計画の見直しポイント(2025年度)】
🔧 見直しの背景
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DCMは、長期ビジョンとして「生活快適化総合企業」への変革を掲げており、
中期経営計画(2023〜2025年度)では以下の戦略を推進中:-
既存店改革(体験型店舗など)
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ローコストオペレーション
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独自の「BOPIS」(ネット注文→店頭受取)強化
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PB(プライベートブランド)商品開発
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M&Aでの成長領域拡大
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💡*「ホームセンター」から「暮らし提案の拠点」へ進化中!*
📉 なぜ業績目標を見直したのか?
以下の外部環境の変化が影響:
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インフレ進行・物価上昇(原価・物流コストUP)
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円安による仕入れ価格の上昇
-
従業員報酬の引き上げ(人件費の上昇)
📦 「仕入れ値も人件費も上がって、棚卸しだけじゃ済まない」状態ですね。
📊 見直された数値目標(2026年2月期)
項目 | 修正前 | 修正後 | 差額 |
---|---|---|---|
売上高 | 5,500億円 | 5,450億円 | ▲50億円 |
営業利益 | 380億円 | 350億円 | ▲30億円 |
営業利益率 | 6.9% | 6.4% | ▲0.5pt |
経常利益 | 375億円 | 336億円 | ▲39億円 |
最終利益 | 228億円 | 196億円 | ▲32億円 |
ROE | 8.5% | 7.5% | ▲1.0pt |
🧾見直しはしたものの、それでも2桁増益・堅実経営をキープ。悲観しすぎる必要はなし!
📈【DCMホールディングス 業績予想まとめ(2026年2月期)】
指標 | 2025年実績 | 2026年予想 | 前年比 |
---|---|---|---|
売上高 | 5,446億円 | 5,536億円 | +1.7% |
営業利益 | 332億円 | 350億円 | +5.3% |
経常利益 | 310億円 | 336億円 | +8.4% |
最終利益 | 171億円 | 196億円 | +14.3% |
修正1株益(EPS) | 128.0円 | 146.3円 | +14.3% |
年間配当 | 45円 | 46円 | +1円 |
🎯【業績予想のポイント解説】
✅ 売上高:+1.7%増と控えめ予想
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前年のケーヨー吸収合併の反動を考慮した穏やかな成長。
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とはいえ、新規出店11店舗を予定しており、着実に売上は積み上がる見込み。
🛒 「今年は“特売セール”よりも、“じわ伸び定番商品”で勝負!」
✅ 営業利益:+5.3%増で順調に利益成長
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原材料費や人件費は上昇が続くが、PB商品の強化とDX推進、そしてケーヨーとのシナジー発揮がカギ。
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店舗改装や体験型ホームセンターへの投資も続ける方針。
🔧 「DIYのようにコツコツ利益を積み上げる戦略が光る」
✅ 最終利益:+14.3%増で2ケタ増益予想
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前期は特別利益が少なかった分、今期は“本業ベース”での純利益成長が際立つ。
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EPSも14.3%成長と投資家にとってはニッコリ。
💡 「今度こそ“実力での増益”です!」
✅ 配当:1円増配予定(46円)
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配当性向は目安通り35%を維持。
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地味ながらしっかり増配。まるで“DIY棚のネジ1本多めに入れてくれた感”。
💸 「配当は1円でも嬉しい。だって、継続して増やすことが大事なんです!」
🧠 全体的な印象と今後の注目点
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成長率は緩やかだが、着実性と安定感が光る。
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今期は「改装」と「EC連携」で体験価値を強化予定。
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ケーヨー統合効果の本格発揮にも期待がかかる。
🏗️ DCMは今、ホームセンターから「暮らし体験空間」へと進化中!
🛠️ 営業利益率(売上に対する営業利益の割合)
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2025年2月期:6.10% → 前年より改善!
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売上拡大+PB商品強化により、粗利率が上昇。
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DX・物流効率化の成果も出てきており、販管費の吸収力がUP。
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2026年2月期は6.32%へ上昇見込みで、さらなる利益体質への進化を期待。
🪚 DIYで例えるなら…「無駄な材料費が減って、作業効率が上がってきた」イメージ!
📈 ROE(自己資本利益率)
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2025年:6.65% → 前年の8.67%から大きく低下
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要因は、最終利益が前年より減少した一方で、自己資本が増加していること。
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前年の最終利益には「ケーヨーの段階取得益」など一時的な追い風があり、今期は“地力勝負”のため減益に見える構図。
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2026年予想は7.42%まで回復見込み
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純利益増(+14.3%)により改善。
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🧮 ROA(総資産利益率)
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2025年:2.70% → 前年3.77%から低下
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自己資本と同じく、資産側(現金・固定資産など)が増えた影響で、利益率が見た目上悪化。
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ケーヨー完全子会社化や出店によって資産総額が膨らんだことが背景。
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2026年は3.02%へ回復見通し
🏗️ つまり、「店舗が増えて大きくなった分、筋肉量に対して走力がちょっと落ちた」感じ。でも来期はトレーニング効果で回復へ!
営業利益率 着実に改善中、利益体質への進化が見える
ROE 一時益剥落で落ちたが来期は回復見通し
ROA 店舗増で分母が増加、来期以降に期待
💡成長よりも“安定・堅実経営”を重視する投資家に向いている銘柄といえそうです。
株価指標と株主還元
🧮 PER(株価収益率)= 9.08倍
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一般的に15倍前後が平均とされる中、DCMはわずか9倍台。
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利益水準が安定しており、急激な下方修正もなし。
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今の株価(1310円)と1株利益(128円)から逆算しても割安。
📉 「ホームセンターの在庫セールより割安かもしれません」
🧱 PBR(株価純資産倍率)= 0.66倍
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1株あたり純資産は約1,972円なのに、株価は1310円前後。
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資産に対して3割以上も安い状態。
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通常はPBR1倍が理論価値とされる中、0.66倍は“資産株”としても魅力。
🏠 「DCMの棚には、掘り出しモノが眠っている…?」
💰 配当利回り= 3.51%
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2025年2月期の年間配当:45円
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株価1,310円に対して、3.5%超えの利回り。
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来期(2026年2月期)は46円予定なので、利回りはさらに微増。
📦 「ホームセンターに行かなくても、“配当”という日用品が届きます」
📌 総評:バリュー投資家向きの指標
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PER・PBRともに割安水準。
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利回りも高めで、堅実+地味な安定成長タイプ。
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大きなキャピタルゲイン狙いより、「安定インカム+じわ伸び成長」を求める方向け。
💰【DCMホールディングスの株主還元方針まとめ】
📌 配当方針
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配当性向は35%を目安に設定
→ 利益成長に応じて継続的な増配を検討
→ 将来的には40%も視野 -
2025年2月期の年間配当は46円予想(前期比+1円) → 配当利回りは約3.4% → 2016年2月期から連続増配中
🔁 自己株式の取得
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財務健全性(自己資本比率など)を確保しつつ、機動的に実施
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取得した株式は、M&Aやストックオプション用に一部保有
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保有割合が発行済株式の5%を超えた分は原則として消却
🏗 成長投資とのバランス
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設備投資・新規出店・既存店改装などの成長戦略も積極推進
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キャッシュフロー+必要に応じた負債活用で**「攻守一体型」の資本政策**
DCMは、**「安定配当+増配+自己株取得」**の三拍子を揃えた、株主フレンドリーな企業。
今後もDIYのようにコツコツと、着実な還元を積み上げてくれそうです。
株主優待
🛒 優待内容
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株主買物優待券を進呈(全国のDCMグループ店舗で使用可)
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対象店舗:DCM、DCMニコット、ホダカ、ケーヨーデイツーなど
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※一部対象外の店舗・ネットショップあり
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📅 権利確定月
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毎年2月末日時点で100株以上保有している株主が対象
「3年以上保有」とは…
同一の株主番号で2月末日・8月末日の名簿に7回以上連続で記録された場合を指します。
✨ 特徴・ポイント
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100株からもらえる!少額投資でもOK
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3年以上の長期保有で優待額が最大4倍に!
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日用品、ガーデニング用品、DIY工具まで使える実用性バツグンの優待
🛠️ まさに「暮らしに役立つホームセンター銘柄」ならではの優待です!
財務
✅ 自己資本比率(40.8%)
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自己資本比率は財務の安定性を測る指標。
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一般的に40%を超えていれば健全水準とされており、DCMはこの水準を維持。
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ケーヨーの買収などで総資産が膨らんだ影響で、2023年→2024年にかけて比率はやや低下しましたが、2025年には**微増(40.8%)**に持ち直しています。
🏗️ 「買い物かご(資産)は重くなったけど、財布(資本)もちゃんと補充されてる」感じです。
✅ 剰余金(2,000億円)
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剰余金は「これまで積み上げた利益の蓄え」。
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ここが多いほど、配当や設備投資の原資が豊富。
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DCMは年々着実に剰余金を積み増しており、2025年2月期にはついに2,000億円を突破!
💰 「DIYのように、コツコツ積み上げてきた利益の棚」って感じです。
✅ 有利子負債倍率(1.11倍)
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借金にあたる有利子負債が、自己資本の何倍あるかを示す指標。
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1倍前後であれば、健全な水準とされます。
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DCMは2023年は0.77倍と超優秀、買収資金などの影響で2024年以降は1.1倍台へ上昇しましたが、極端な財務悪化ではありません。
📉 「ローンはあるけど、貯金もちゃんとある。堅実な家計簿経営」ですね。
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✅ 自己資本比率:合格ラインの40%超を維持
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✅ 剰余金:潤沢な配当・投資余力あり
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✅ 有利子負債倍率:借入も適度に活用したバランス型
成長投資(M&A・出店)と安定経営(還元・資本政策)を両立した、好バランスの財務構造といえます!
DCMのまとめ
■ 前期(2025年2月期)実績
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売上高:5,446億円(前年比+11.5%)※ケーヨー完全子会社化が寄与
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営業利益:332億円(+15.8%)
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最終利益:171億円(▲20.1%)※前期の一時益反動で減益見え
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配当:45円(+3円、連続増配継続)
■ 今期(2026年2月期)業績予想
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売上高:5,536億円(+1.7%)
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営業利益:350億円(+5.3%)
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最終利益:196億円(+14.3%)
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配当予想:46円(+1円、配当性向 約33%)
■ バリュエーション(株価:1,310円前後)
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PER:約9.1倍(割安圏)
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PBR:0.66倍(資産割れ)
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配当利回り:約3.5%
📌 「高配当 × 割安 × 増配」そろったバリュー銘柄
■ 財務状況(2025年2月期)
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自己資本比率:40.8%(安定圏)
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剰余金:2,001億円(潤沢な内部留保)
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有利子負債倍率:1.11倍(許容範囲)
今回の決算は、**「堅実成長と安定還元を両立した好内容」**という印象です。
売上・営業利益ともに2ケタ成長で過去最高を更新。ケーヨーの完全子会社化によるスケールメリットや、PB商品の強化、販管費の吸収など、効率化が着実に進んでいるのが伝わってきました。
一方で、最終利益は減益となりましたが、これは前期に一時的な特別利益(段階取得益)があった反動なので、実質的にはむしろ地力が伸びたと評価できます。
配当は今回もしっかり増配(45円→46円予定)。連続増配は継続しており、配当性向も35%前後を維持。自己資本比率や剰余金など、財務面も安定しており、**「成長+還元+財務健全性」**の三拍子がそろった内容でした。
PERは9倍台、PBRも0.6倍台と依然として割安感もあり、長期でじっくり育てたい銘柄という印象です。
🛠️ DIY精神で着実に積み上げてきた成長が、数字にもしっかり現れた決算でした!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)