こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
※本ページはプロモーションが含まれています
安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
Contents
🔰 電線株を“はじめて聞く方へ”
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スマホもEVも送電網も、ぜ〜んぶ“線”がつないでいる
どんな最新ガジェットも、ケーブルが切れた瞬間にただの高級文鎮。
そんな “縁の下の配線力士” が稼ぎ出す安定キャッシュが、投資初心者の配当ライフを静かに後押ししてくれます。 -
今回は“電線3兄弟+スパイス1社”を大解剖!
愛称 会社 一言キャッチ 横綱 住友電工 (5802) EVワイヤーハーネス世界級、配当も太く長く⚡ 老舗 古河電工 (5801) 140年超の銅線魂、光ファイバで再ブレイク✨ 王子 フジクラ (5803) V字復活完了、5G/AI ケーブルでダッシュ🚀 スパイス SWCC (5805) 中堅サイズでも配当右肩“銅”り🍛 -
この記事でわかる3ステップ
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それぞれ何で稼いでいる? ─ 事業の柱と強みをサク読み
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数字で比較! ─ 利回り・ROE・安全性を“見える化”
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あなたに合う選び方 ─ インカム派/成長派/刺激派シナリオ
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ユーモアでショート回路を防止
電線だけに難しい専門用語は絶縁(カット)して、
「ケーブルが切れても心の配線は切らさない」 を合い言葉に、最後までお付き合いください😊
古河電工・フジクラ・住友電工・SWCCの事業の柱と強み
住友電気工業〈5802〉—横綱クラスの“総合ケーブル工場”
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事業の柱
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環境エネルギー(送配電ケーブル・海底ケーブル)
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情報通信(光ファイバ・データセンター向け部材)
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自動車(ワイヤーハーネス世界上位シェア)
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エレクトロニクス/産業素材(半導体・工具材など)
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強み
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5本柱に分散=景気の波を“太いケーブル”で緩衝
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ハーネスはトヨタほか主要OEMと長年の取引実績
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財務も自己資本比率5割台と頑丈、“配当も太く長く”がモットー
古河電気工業〈5801〉—140年物の“銅線 DNA”が光る老舗
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事業の柱
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光ファイバ・光部品(通信ソリューション)
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オートモーティブ部材(軽量アルミ/高圧EVケーブル)
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エレクトロニクス・エネルギー/金属・機能材
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強み
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光ファイバの世界シェア上位、大容量データセンター需要が追い風
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銅→アルミ→光へ“素材進化”が得意技、EV軽量化でも出番
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再建策で固定費を削減し、営業益が“銅(どう)っと”回復中
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フジクラ〈5803〉—V字復活の“5G/AI ケーブル王子”
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事業の柱
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情報通信(データセンター・5G向け光ファイバ)
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エレクトロニクス(フレキシブル基板ほか)
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自動車・エネルギー配線/不動産など
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強み
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収益の柱=情報通信の利益率が2ケタ台、ROEもトップクラス
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不採算事業を整理し財務を軽量化、“再建物語”で株価の感度が高い
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5G・AIサーバー向け需要で“伸びシロ”は銅よりアツい
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SWCC〈5805〉—ピリ辛アクセントの“中堅スパイス”
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事業の柱
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エネルギー・インフラ(高電圧ケーブル・SICONEX®コネクタ)
SICONEX®(サイコネックス)コネクタは、主に発電所・変電所やビルの変電設備などで使用される、高電圧電力ケーブル用の接続部品です。 -
電装・コンポーネンツ(車載ワイヤーハーネス・磁線)
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通信・産業用デバイス(LAN/光ケーブル、e-Ribbon® など)
e-Ribbon®とは、「間欠接着リボン型光ファイバ」と呼ばれる、SWCC独自の光ファイバテープ心線です。
「たくさんの光ファイバを部分的にくっつけてテープ状にした、細くて柔らかい最新型の光ファイバリボン」。のことです。
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強み
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中核の高電圧コネクタで国内インフラ更新&再エネ案件を取り込み
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規模が小さめ=業績改善が株価に直結、“高配当+値動き”両取り狙い
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ニッチでも独自技術が光り、“小粒でも銅(どう)味”の一社
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安定配当の横綱:住友電工
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光ファイバ成長株:古河電工
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復活ダッシュ株:フジクラ
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スパイス高配当:SWCC
4社の直近(2025年3月期)決算まとめ
会社名 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 最終利益 | 配当(年間) | 特記事項 |
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住友電工(5802) | 4兆6,798億円(+6.3%) | 3,206億円(+41.5%) | 3,094億円(+43.7%) | 1,937億円(+29.4%) | 97円 | 配当大幅増額、今期も増配予定 |
古河電工(5801) | 1兆2,018億円(+13.7%) | 471億円(4.2倍) | 486億円(4.7倍) | 333億円(5.1倍) | 120円 | 経常利益大幅増、海外売上比率53%超 |
フジクラ(5803) | 9,794億円(+23%) | 1,355億円(+95%) | 1,372億円(96.8%) | 911億円(+79%) | 100円 | EPSも大幅増、利益率改善 |
SWCC(5805) | 2,378億円(+11.2%) | 209億円(+63.2%) | 113億円(-7.7%) | 114億円(+29%) | 136円 | 売上・利益とも過去最高水準 |
各社のポイント
住友電工(5802)
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売上・利益とも大幅増。経常利益は前期比43.7%増。
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配当は前期77円→97円に増額、今期も100円に増配予定。
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今期(2026年3月期)は減益見通しだが、配当は増配方針を維持
古河電工(5801)
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売上・利益とも大幅増。経常利益は前期比4.7倍。
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当期純利益も大幅増。海外売上比率が53.1%とグローバル展開が進む。
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特別利益・特別損失も計上しつつ、最終利益は大きく伸長
フジクラ(5803)
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売上高・純利益とも大幅増。利益率も大きく改善(6.4%→9.3%)。
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EPS(1株利益)も大幅増加。
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予想を上回る好決算
SWCC(5805)
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売上・営業利益・純利益とも過去最高水準。
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経常利益はやや減少も、最終利益は29%増。
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2026年3月期はさらに増収増益を予想
まとめ
4社とも2025年3月期は増収・増益基調で、特に古河電工・フジクラの利益成長が顕著。住友電工は安定した高配当を維持し、SWCCも過去最高益を更新しています。
4社の通期業績予想
2026年3月期 会社予想 | 売上高(億円) | 営業利益(億円) | 当期純利益(億円) | 前期比コメント |
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住友電工 〈5802〉 | 45,000 | 2,750 | 1,900 | 減収減益だが過去2番目の高水準。追加関税を織り込みつつ光デバイス堅調 |
古河電工 〈5801〉 | 12,000 | 530 | 360 | 光ファイバ・高機能材伸長で営業益+12%、最終益+8%を計画 |
フジクラ 〈5803〉 | 9,570 | 1,220 | 900 | 前期の高採算を維持しつつ微減益。「5G+AI配線」需要は継続 |
SWCC 〈5805〉 | 2,600 | 245 | 150 | インフラ投資追い風で営業益+17%、経常益は2.1倍へ――最高益更新見込み |
数字=各社発表ベース/単位:億円(百万円を四捨五入)
前期比は会社コメントまたは短信・プレスリリース記載値
初心者向け “数字の読み方” ミニ解説
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売上高=ケーブルがどれだけ“売れた長さ”のイメージ。住友は規模桁違い。
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営業利益=本業のもうけ。フジクラは利益率が太ケーブル級。
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当期純利益=最終的に株主のポケットへ向かう現金の源泉。
⚠️ 4社の通期業績予想を揺らす主なリスク
🏋️♂️ 住友電工〈5802〉
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EV需要のブレーキ
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世界的なEV補助金縮小や米中関税合戦 → ワイヤーハーネスの出荷減少リスク
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海底ケーブル案件の遅延
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大口案件は国際コンソーシアムが絡み、政治・許認可次第でズレやすい
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原材料インフレ(銅・アルミ・樹脂)
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原価率が高いセグメント多め=価格転嫁が遅れると利益率が“ショート”
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円高シナリオ
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海外売上比率50%超。為替が1ドル=120円方向に振れると営業利益▲数百億円規模
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🔦 古河電工〈5801〉
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光ファイバ価格の急落
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24年に高騰した北米スポット価格が反転すると、収益が“光速”で細る
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銅・レアメタル急落リスク
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在庫評価益頼みの金属部門は市況逆風で赤字化→“二刀流”収益モデルが崩れる
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中国景気減速
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通信&自動車向け比率が高く、中国発の需要鈍化は直撃
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為替レートの踊り場
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円高で輸出採算↓、円安で輸入原料↑──板挟み構造
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⚡ フジクラ〈5803〉
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5G/AI設備投資の踊り場
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Hyperscaler(AWS等)が投資減速すると高採算通信部材の受注が細る
「Hyperscaler(AWS等)」とは、AWS(Amazon Web Services)などの巨大クラウド事業者=ハイパースケーラー向けに、フジクラが光ファイバーケーブルなどの製品・ソリューションを大量供給していることを指します。
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ターンアラウンド疲労
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構造改革コスト(設備廃棄・人員再配置)が再浮上すると一時費用を圧迫
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部材不足&物流混乱
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フレキシブル基板用樹脂などが調達難 → “AIサーバー向けケーブル” 出荷遅延
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バリュエーション過熱
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PER 20倍超=期待先行。小さなガイダンス下振れで株価が“ショート”しかねず
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🍛 SWCC〈5805〉
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国内インフラ投資のタイミングずれ
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送配電ケーブルの需要期が公共工事予算や電力会社が行う設備投資に左右される
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取引先集中リスク
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車載部材と送電線で主要顧客比率が高め=1社の減産だけで業績ブレ大
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流動性&信用市場
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規模が小さめで借入依存も高め。金利上昇や発行体格付け格下げに要注意
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為替の振れ幅が直撃
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輸出比率は低いが、銅・アルミ輸入コストは円安で増 → マージン圧縮
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🪤 全社共通で気をつけたい“落とし穴”
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銅価格の乱高下
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上がれば在庫益、下がれば在庫損——どの社も“銅のご機嫌”次第
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電力コスト・カーボン税
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エネルギー多消費産業。脱炭素コストが重くなると利益が“感電”
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サプライチェーン分断
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地政学リスク(台湾海峡・中東航路)で原材料や部材が滞ると納期遅延
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急激な円高(例:110円/ドル)
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海外比率が高い住友・フジクラは売上減、逆に原材料輸入コストで古河・SWCCも痛む
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ユーモアで締め
“電線株は ショート にさえ気をつければ、配当という ロング を取りやすい。——でも感電(リスク)ブレーカーの確認はお忘れなく⚡”
4社の時価総額、株価、PER、PBR、利回り
会社 (証券コード) | 株価 | 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り |
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住友電工 〈5802〉 | 3,113 円 | 2.47 兆円 | 12.78 倍 | 1.06 倍 | 3.21 % |
古河電工 〈5801〉 | 7,170 円 | 5,067 億円 | 14.04 倍 | 1.48 倍 | 1.67 % |
フジクラ 〈5803〉 | 7,599 円 | 2.25 兆円 | 23.29 倍 | 5.15 倍 | 1.71 % |
SWCC 〈5805〉 | 7,600 円 | 2,343 億円 | 14.98 倍 | 2.69 倍 | 2.37 % |
* 2025-06-27 終値ベース/Yahoo!ファイナンス参考指標(会社予想)
読み解き
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住友電工 – 時価総額・配当利回りともトップ。大型株で値動きは比較的マイルド。
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古河電工 – 光ファイバ需要を織り込みつつ依然“割安寄り”のバリュエーション。
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フジクラ – 成長期待込みで PER/PBR がプレミアム水準。値動きも活発。
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SWCC – 規模は小さいが営業利益率・配当とも伸び盛り。“スパイス枠”に◎。
電線4社・収益性(2025 年3月期決算ベース)
会社(コード) | 営業利益率 | ROE | ROA** |
---|---|---|---|
住友電工 〈5802〉 | 6.9 % | 8.6 % | 4.4 % |
古河電工 〈5801〉 | 3.9 % | 10.0 % | 3.3 % |
フジクラ 〈5803〉 | 13.8 % | 24.4 % | 11.7 % |
SWCC 〈5805〉 | 8.8 % | 14.3 % | 6.3% |
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収益力=営業利益率
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フジクラ(13.8 %)が突出。光ファイバ・HDD用部材など高採算品が伸び、利ざやが太い。
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住友電工(6.9 %) は重厚長大ビジネスで売上規模が大きい分、率は控えめでも額は最大級。
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資本効率(ROE/ROA)のクセ
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ROE 20 %超 のフジクラは“株主資本を回転させて稼ぐチャンピオン”。
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SWCC は総資産が小さいぶん ROA 6.3 % と効率が高い=“軽量高回転型”。
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住友電工 は巨大資産を抱えるため ROA は4 %台。
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投資初心者さん向け “電線の選び方” イメージ
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がっしり主力で配当+安定 → 住友電工
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バリューアップと光ファイバ成長 → 古河電工
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高収益ハイグロース狙い → フジクラ
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ほどよい配当&値動きスパイス → SWCC
2025 年3月期 財務
企業 | 自己資本比率 | 利益剰余金 | 有利子負債倍率 |
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住友電工 | 51.6 % | 約 1兆6,200 億円 | 0.30 倍 |
古河電工 | 34.6 % | 約 1,990 億円 | 0.93 倍 |
フジクラ | 49.1 % | 約 2,727 億円 | 0.40 倍 |
SWCC | 42.3 % | 約 420 億円 | 0.65 倍 |
*D/E 倍率は、掲載された有利子負債と株主資本から計算。1.0 倍を下回るほど財務レバレッジは低めです。
投資初心者さん向けワンポイント
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自己資本比率は“どれだけ自己資金で運営しているか”の指標。50 %前後なら一般的に「健全」。
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住友電工とフジクラは合格ライン、古河電工はやや借入依存、SWCCは中間。
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利益剰余金は“これまで貯めてきた内部留保”。
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住友電工の1.6兆円は“タンクにガソリン満タン”状態。SWCCはまだ成長途中。
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**D/E(有利子負債倍率)**は“てこの効き具合”。
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住友電工の0.30倍は筋肉質。古河電工は0.9倍で「借金ダンベル」をしっかり使っているイメージ。
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⚙️ 豆知識
「借金ゼロが安全」と思いがちですが、適度な負債は成長エンジン。D/E が0.3-1.0倍程度なら、大抵の製造業では“標準〜健全”ゾーンです。
総まとめ
🏋️♂️ 住友電工(5802)
今回の決算は、まさに“横綱相撲”といった印象です。売上・利益ともに過去最高を更新し、5部門すべてが黒字という盤石の内容でした。特にEV向けワイヤーハーネスや海底ケーブル関連の成長が目立ち、安定感に磨きがかかっています。
今期の配当は100円と着実に増配され、財務も自己資本比率50%超と健全。とはいえ、成長性より“安定と配当”が持ち味なので、大きなサプライズや株価の跳ねは出にくいかもしれません。まさにポートフォリオの“本線”にしたい一銘柄です。
🔦 古河電工(5801)
前期に比べて営業利益が4倍超に跳ね上がり、「まさか古河がここまで回復するとは」と感じた投資家も多いはず。光ファイバ需要が牽引役となり、EV向け軽量ケーブルなど新たな成長軸も見え始めています。
配当も60円→120円へ倍増し、“おかえり古河”といった風格です。ただ、銅価格や為替に業績が左右されやすく、利益水準を保てるかどうかは今後の外部環境に大きく依存します。攻めと守りのバランスをどう取るかが鍵になりそうです。
⚡ フジクラ(5803)
復活どころか“変身レベル”の好決算。営業利益率は13%を超え、ROEは24%と業界随一。V字回復を成し遂げたうえで、通信部材や半導体関連で高収益体質を維持しているのは見事です。
業績とともに株価も上昇し、いまやPERは20倍超。成長性への期待は高いものの、“ちょっと買われすぎでは?”という警戒感も生まれ始めています。強いですが、上値追いには慎重な目線も忘れずに。
🍛 SWCC(5805)
中堅企業ながら、存在感をグッと高めた決算でした。売上も利益も2ケタ成長を記録し、配当も前年の90円から136円へ、さらに今期は180円へと大幅増。営業利益率は約9%と、住友や古河を上回る水準です。
送電ケーブルや車載ワイヤーハーネスといったインフラ・自動車系が好調で、今後の設備投資や再エネ政策とも相性が良さそう。一方で、規模が小さいぶんブレやすく、インフラ予算の遅れや受注偏重による影響には注意が必要です。
4社ともにそれぞれのカラーが際立つ好決算でした。
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住友電工:超安定で配当も安心。長期インカム投資に向く。
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古河電工:復活ストーリーに光。ただし素材市況と為替が鍵。
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フジクラ:収益力は最強。だが高評価ゆえの期待管理が必要。
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SWCC:中堅ながら“高配当スパイス”。値動きも含めて面白い。
どの銘柄も“配当が通電する企業”として魅力は十分。
あとはあなたの投資スタイルに、どの線が合うか──ですね⚡️
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)