こんな方におすすめ
- 保険業界について知りたい人
- 東京海上ホールディングスを投資対象に考えている人
- 東京海上ホールディングスについて知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、『東京海上ホールディングス』について解説したいと思います(^^)
東京海上ホールディングスは、損保の保険会社で、東京海上日動を主体に、生命保険、金融も扱っています。
最近は海外保険事業を拡大し、成長をしています。
東京海上ホールディングスは私の持ち株でもあるのですが、同じ損保の『MS&AD【8725】』も保有しています。
MS&ADについても解説していますので、下記も参考にしてみてください(^^)
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【MS&AD8725】増益決算で9期連続増配へ!バリュー株筆頭の損害保険!
こんな方におすすめ 保険業業界について知りたい人 MS&ADを投資対象に考えている人 MS&ADについて知りたい人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています ...
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ただ、最近の東京海上ホールディングスは業績の調子も良く、あなたにも情報共有をしたく、直近の決算を解説したいと思います(^^)
直近の決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資における東京海上ホールディングスを点数化してみたいと思います(^^)
東京海上ホールディングスの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
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高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...
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Contents
東京海上ホールディングスの企業分析
企業概要
- 東京海上日動火災保険を中核とするグローバル損害保険グループ
- 国内損害保険(自動車保険、火災保険、地震保険、傷害保険)
- 国内生命保険、海外保険、金融などを事業としている
- 2002年に東京海上火災と日動火災が合併
- 2012年に米国デルファイを完全子会社化
- 2015年に米国保険会社のHCCを買収
- 2020年に米国富裕層向け保険大手『ピュアグループ』を買収
- PKSHA Technology【3993】と資本業務提携
東京海上ホールディングスは、業界最大手の1社で、『東京海上日動火災保険』、『東京海上日動あんしん生命保険』、『日新火災海上保険』、『東京海上日動フィナンシャル生命』、『イーデザイン損害保険』を傘下に持っています。
直近の動きとしては、海外での業績を伸ばすべく、子会社化であったり、買収を積極的におこなっています。
海外企業はほかに、非営利団体、学校になどに焦点をあてた米国損害保険の『フィラデルフィア』、英国ロイズで有力、高ブランド力の『キルン』も傘下としています。
東京海上ホールディングスの業績
四半期の業績推移
四半期ごとの売上高と経常利益のグラフです。
前期の第2四半期は赤字となってしまいましたが、当期の第2四半期は黒字転換していることがわかります。
売上高こそ、大きく増加していませんが、経常利益は大幅に黒字になっています。
第2四半期の業績をみると、前期比で売上高は7.5%の増加、経常益は黒字転換、最終益も黒字転換となりました。
前期の第2四半期は赤字となってしまいましたが、当期はV字回復で黒字となりました。
第2四半期の累計
第2四半期の累計をみると、前期比で売上高は5.2%の増加、経常益は3.4倍、最終益は4.3倍となりました。
国内損保事業は、コロナの影響や自然災害の減少や、発生保険金の下振れ等により、年初予想を大幅に上回る進捗となりました。
国内生保事業は、新契約保険料は年初予想に対し好調に推移しています。
海外保険事業は、テキサス州寒波の影響はあったものの、保険引き受け、資産運用ともに好調であり、2Q計画を大幅に上回って進捗しているということです。
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
売上高は右肩上がり後、ここ数年は維持している状態が続いています。
経常利益は2019年度をピークに減少傾向でしたが、2022年度は大幅な増加が見込まれているのがわかります。
通期の業績予想の修正がありました。
5月に発表していた時よりも約9%程の上方修正をおこなっています。
業績好調に伴って、2022年度の年間配当を従来の215円から245円に増額修正しました。
業績の上方修正に照らし合わせて通期の業績予想をみると、売上高は非開示ですが、前期比で経常益は80%の増加、最終益は2.1倍の予想に変更になりました。
配当金は前期から10円増額となりそうです。
東京海上ホールディングスの株価と配当
東京海上ホールディングスの株価
2021年12月19日時点での日足チャートです。
株式需給良好で外資系が投資判断を買いとしたことも追い風となり上場来高値を更新しています。
12月16日には6501円を記録しましたが、利益確定などにより、現状は6361円となっています。
いったんは6,200円くらいまで下落するかもしれませんが、そこからどのような株価チャートを描くのか注目していきたいです。
東京海上ホールディングスの配当
2021年度の配当金は、年間235円でした。
2022年度は、今回の中間決算時に30円の増額修正があったため、中間120円、期末125円の合計245円を予測しています。
2020年度に25円の減配がありました。
その後、1年で10円ずつの増配をしています。
翌期の増配も期待できそうですね(^^)
利回り
2021年度の配当利回りは、3.69%でした。
2022年度はいまのところ、3.8%前後となっています。
株価が最高値を更新していても配当利回りは3%後半となっています。
配当性向
2021年度の配当性向は、101.2%でした。
利益以上に配当を出したため、100%以上の配当性向となっています。
2022年度は1株配当が245円で、1株利益が506円を想定しているので、計算すると配当性向は、48.4%くらいになりそうです。
株主還元の拡大もおこなうと発表されています。
配当性向は2023年度には50%への引上げを発表しています。
株主還元に対しても積極的ということがわかりますね(^^)
東京海上ホールディングスのキャッシュフローと財務
営業キャッシュフローは、2013年以降右肩上がりになっています。2021年度は1兆円を大幅に超えています。
投資キャッシュフローは、過去5年間は資金投入をおこない、稼ぐための活動ができていると思います。
財務キャッシュフローは、2020年度は1兆5000億円もの資金調達をおこないましたが、2021年度は5000億円の返済ができているという状況です。
自己資本比率は15.2%と長期間にわたり、15%前後を維持しています。
利益剰余金は、稼いだ金額よりも配当を出したこともあるため増減はありますが、大きな目線で見ると右肩上がり傾向です。
有利子負債は0.05倍と少なく、借金はしているものの、その額としては少ないことがわかります。
キャッシュフローと財務については大きな問題はないと思います(^^)
タグの10箇条で分析した結果
合計得点
- 75点
私の高配当投資の観点からすると、現状の東京海上ホールディングスは、75点でした。
大きく点数を落としたところはなく、PBRや営業キャッシュフローで高得点となりました。
私自身、東京海上ホールディングスの株は多くはないものの、保有しています。
現状は株価が最高値を更新したばかりなので、買い増しはしませんが、今後もチェックしていきたい企業です(^^)
東京海上ホールディングスのまとめ
【まとめ】
- 東京海上日動火災保険を中核とするグローバル損害保険グループ
- 2022年度の業績は上方修正、配当金も増額
- 株価は上場来高値を更新!
- 海外保険事業の拡大でさらなる成長を目指す!
東京海上ホールディングスについて解説しました(^^)
損保企業に言えることは、主力商品は『自動車保険』ということです。
ただ、日本においては、人口減少で自動車の保有台数の伸びは期待できません。
企業向けの賠償責任保険やサイバー保険など、新たなリスクに対応した新種保険も今後の成長の鍵になりそうです(^^)
デジタル技術を使った、データビジネスの収益化に成功した損保企業が一歩抜け出す可能性が高いですね!
引き続き、東京海上ホールディングスを応援していきたいと思います(^^)
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)