こんな方におすすめ
- 陸運業界について知りたい人
- センコーグループHDを投資対象に考えている人
- センコーグループHDについて知りたい人
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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、業界屈指の物流センターが強みの大手物流サービス会社の『センコーグループホールディングス』について解説したいと思います(^^)
センコーグループHDは、PBRが低く、指標的には割安でありますが、21年連続増収、15年連続の経常増益という安定成長をしている企業です。
時価総額1700億円前後の中小型株になります。
私のように、高配当株ポートフォリオを構築されている方や、センコーグループHDの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
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高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
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Contents
センコーグループHDの企業分析
企業の特徴
- 多角的事業展開
- 旧日窒コンツェルン系の主要取引先
- グローバル展開
- 技術革新と多角事業
- 安定した成長
センコーグループHDは、自動車運送、食品物流、国際物流など、多岐にわたる物流事業を展開しています。
また、商事・貿易事業やライフサポート事業なども手がけており、事業は多角化しています。
旭化成、積水化学工業、積水ハウスなど、旧日窒コンツェルン系企業との取引が主力です。
これにより、住宅、石油化学、樹脂関連の物流が特に強いと言えます。
センコーグループHDは、国際的なスケールで物流オペレーションを展開しており、海外の生産工場から日本国内の小売店まで一貫した供給チェーンを持っています。
帝人とICタグを使った商品の入出荷システムを共同開発するなど、技術革新にも力を入れています。
さらに、2019年にはホテル事業も開始し、2022年には中央化学を子会社化するなど、多角事業の展開が進んでいます。
2017年に持株会社化を実施し、その後も積極的にM&A(買収・合併)を行っており、安定した成長を続けています。
センコーグループHDの1社でも、多角化された事業ポートフォリオと安定した成長が見込まれるため、リスク分散にも寄与する可能性があります(^^)
センコーグループHDの業績
四半期の業績推移
センコーグループHDの業績についてです。
これは、四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。
売上高は右肩上がりを形成しているのがわかります。
営業利益は期末にあたる、1月~3月に大きく落ち込む傾向にありそうです。
2024年度3月期第1四半期の累計
2024年度3月期第1四半期の業績は、前期比で売上高は13.9%の増加、営業利益は9.8%の増加、経常利益は8.4%の増加、最終利益は4.8%の増加となりました。
物流事業における荷動き低下の影響や、仕入価格の上昇などがありましたが、拡販や料金・価格改定などに取り組みました。
また、M&Aを推進した結果、営業収益、営業利益、経常利益、最終利益ともに前年同期を上回る結果となりました。
好調の良さが伺える第1四半期の決算になりました(^^)
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
売上高、営業利益ともにきれいな右肩上がりになっています。
業績堅調ということがわかります(^^)
2023年3月期末の売上高と利益を事業セグメント別に表した表です。
屋台骨は物流事業です。
総合スーパー、ドラッグストア、ホームセンター、アパレルなど多様な流通業界、住宅・建材、ケミカル業界などで物流サービスを提供しています。
食品業界向けには、冷凍・冷蔵倉庫を持ち、保冷トラックや鉄道コンテナを使って、全国規模で低温物流ネットワークを展開しています。
国内外をつなぐ複合一貫輸送や、海外での物流センター事業も展開しており、物流の全領域にわたるサービスを提供しています。
商事・貿易事業は、石油販売から商事販売、さらには貿易事業まで多岐にわたる活動をしています。
石油カードを用いた燃料販売があり、物流に必要な機器や資材、日用品、包装資材、食品、酒類なども手がけています。
加えて、お客さまの原材料や製品の輸出入、海外取引もサポートしています。
そのほか、子育て、教育、健康、家の中のお困りごと、さらには高齢者の生活支援などのライフサポート事業、物流コンサルティング事業やITソリューションシステムの開発と運用を行うビジネスサポート事業、弁当、テイクアウト、総菜、寿司、食品トレーなどの多彩な食品包装容器を製造する、プロダクト事業をおこなっています。
通期の業績予想は、前期比で売上高は13.5%の増加、営業利益は13.6%の増加、経常利益は10.9%の増加、最終利益は8.9%の増加となりました。
21年連続の増収、15年連続の経常増益という安定感を見せつけています。
物流事業は、拡販ならびに料金改定に取り組むと共に、M&Aの収益寄与などがありましたが、荷動き低下の影響が大きかったとしています。
商事・貿易事業は、仕入価格の上昇などがありましたが、価格改定ならびに拡販などに努めたということです。
センコーグループHDの株価と配当
センコーグループHDの株価
2023年9月24日時点での月足チャートです。
株価も業績と同じように、右肩上がりになっているのがわかります。
直近では、2021年3月に記録した、1株1168円を超えられるかというところが、さらなる株価上昇には重要になってきそうです。
PBRは、1倍を割っています。
PERは、9.7倍と、両指標ともに割安な水準になっています。
センコーグループHDの配当
配当金についてです。
2024年度は、中間17円、期末19円の合計36円を予測しています。
配当金も安定的で、2010年以降、配当維持はあれど、減配はありません。
配当維持をしているときもあるので、連続増配銘柄として、名前は出てきませんが、配当金推移から、非常に安定した配当金を出していることがわかります。
センコーグループHDの配当方針は、『将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、株主の皆様への利益還元を充実させるため、安定配当に加え、業績連動を考慮した配当を実施することを利益配分に関する基本方針』としています。
なので、業績が好調であれば、増配をして、そうでなければ、配当維持をしてきたということになります。
いづれにせよ、安定した配当金が欲しい方には検討の余地がありそうです(^^)
利回り
2023年9月24日時点での配当利回りは、3.34%となっています。
個人的には利回りはもう少し欲しいですが、業績や配当金の安定性を考えて既に保有しています。
高配当というわけではありませんが、一時的な株価下落のタイミングがを狙って購入ということでも良いと思います(^^)
配当性向
2023年度の配当性向は、33%でした。
2024年度は1株配当が36円で、1株利益が111.6円を想定しているので、計算すると配当性向は、32.2%くらいになりそうです。
配当性向は、10年以上、30%前半で安定しており、無理せず株主に還元しています。
センコーグループHDの財務
財務についてです。
総資産は、5861億7800万円となり、前期末に比べ、43億円程、増加しました。
利益剰余金は、1000億円を超えており、2009年以降、毎年増えていました。
自己資本比率は28%と前期末よりも0.4%増加しています。
今までは、30%台となっていた自己資本比率ですが、最近は20%台になっています。
業績に崩れはないので、引き続き静観したいと思います(^^)
センコーグループHDのまとめ
【まとめ】
- 大手物流サービス会社
- 2024年3月期第1四半期は、増収増益
- 通期業績も増収増益を予想
- 業績、配当金が安定している
- 指標的に割安な中小型株
センコーグループHDについて解説しました(^^)
物流関連銘柄の有名どころは、ヤマトホールディングス【9064】や、SGホールディングス【9143】ですが、配当利回りが共に、3%を切っており、物足りない印象です。
セイノーHD【9076】は、現時点での利回りは4%を越えていると思いますが、減益予想をしていたり、配当性向が高くなっているので、現時点では、センコーグループHDに軍配が上がるのではないかと思っております(^^)
気になる方は、ぜひ同業他社も比較されてみてください(^^)
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)