こんな方におすすめ
- 情報・通信業について知りたい人
- 日本電信電話(NTT)について知りたい人
- 日本電信電話(NTT)の株は買いか?と思っている人
この記事を書いている『たぐと』の紹介
- 投資開始は2018年の積立NISAから開始
- 2019年FXを始め、テクニカル分析を勉強
- 2020年にはいり、米国ETF、日本株投資も始める
- 投資スタイルはファンダメンタルとテクニカル分析で割安株を狙う
なるべくかみ砕いて解説していこうと思います。
よろしくお願いします(^^)
動画でご覧になりたい方は、下記からどうぞ!
先日の2020年8月31日にこんなニュースがあり、通信株が軒並み安となりました。
- KDDIやドコモなど、菅氏の総裁選出馬で携帯料金引き下げ圧力を意識
菅氏は以前から携帯料金に対して、『携帯料金は4割値下げの余地がある』などの発言で業界に激震を走らせていました。
今回、安倍首相の退任により菅氏が総裁選に出馬の意向を固めたことが伝わったことによる、通信キャリアの収益環境にマイナスに働くとの思惑が売りを誘導する形になりました。
その後、記事執筆時に、菅首相が誕生しました。
9月中旬においても株価は下落傾向を継続しています。
財務健全で高配当なので、個人的には安くなったら買いたい銘柄です。
購入したいと思っている方は、後述するリスクをしっかり理解して、購入するか、見守るか判断してください(^^)
注意ポイント
当ブログでは、個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
Contents
情報・通信業業界ランキング【売上高ベース】
順位 | 銘柄コード | 会社名 | 売上高 |
1位 | 9432 | 日本電信電話(NTT) | 11兆8999億円 |
2位 | 9984 | ソフトバンクG | 6兆1850億円 |
3位 | 9433 | KDDI | 5兆2372億円 |
4位 | 9434 | ソフトバンク | 4兆8612億円 |
5位 | 9437 | NTTドコモ | 4兆6512億円 |
日本電信電話(NTT)は売上高は、11兆8999億円と、堂々の第1位です。
次にご説明しますが、日本電信電話(NTT)は、NTTグループの持ち株会社なので、5位のNTTドコモの売上高の4兆6512億円も入って、11兆8999億円の売上高になります。
次は、日本電信電話(NTT)について解説します。
日本電信電話(NTT)の企業分析
日本電信電話(NTT)企業分析
- 国内通信事業の最大手グループ
- NTTグループ会社を傘下とする持ち株会社
- 主に4つの事業を展開
- 1985年日本電信電話公社の民営化により設立
- 2015年パナソニック・日立製作所と業務提携
- 2018年東京電力HDGとエネルギー関連の新会社を設立
- 2020年トヨタ自動車【7203】と資本業務提携
日本電信電話(NTT)は、NTTグループの親みたいな感じです。
NTTグループ会社
- NTTデータ
- NTT東日本
- NTT西日本
- NTTドコモ
- NTT ltd.
- NTTコミュニケーションズ
- NTTコムウェア など
NTTグループのすべての売り上げをまとめています。
4つの事業とは、売上が高い順に、移動通信事業、地域通信事業、データ通信事業、長距離・国際通信事業です。
皆さんが使っている携帯電話やモバイル通信は『移動通信事業』になります。
主にNTTドコモですね。
売上高と利益を見ると、移動通信事業が一番高いことがわかります。
なので、携帯電話の料金が安くなったら、収益が悪くなるということで、株安になってきています。
次は、NTTの第1四半期の決算結果を見てみたいと思います。
日本電信電話(NTT)の21年3月期第1四半期の決算
NTTの決算は、8月11日に行われました。
第1四半期は、売上高、営業益、経常益、最終益全て前年同期比でマイナスになりました。
しかしながら、通期の予測では、上記のように売上高こそマイナス3.4%になるものの、
税引き前利益は1.0%増の1兆5860億円に伸びるという見通しをだしました。
この通期予測は、菅首相になるという不安定さは織り込んでいないので、第2四半期の決算がどうなるかがポイントになるでしょう。
財務ものぞいてみます。
私が毎回、気にして見ているポイントをチェックします。
『タグ』のチェックポイント
- 自己資本比率⇒返済の必要のない資本の比率(業種により目安値は異なる)
- 剰余金⇒会社内に貯めているお金。利益の蓄積を表し、経営状態を判断する。
- 有利子負債倍率⇒利子を付けて返済しないといけない負債を、毎年のキャッシュフローで完済するのに何年かかるか
決算発表当時の財務は問題ありません。
自己資本比率は40%以上あって、有利子負債倍率も0.05%と、とても低いです。
剰余金は、約6兆5982億円あります。
ただ、今後、携帯料金に対して再度メスが入ると、収益悪化の懸念が広がりますので注視していくのが良いでしょう。
日本電信電話(NTT)の株は買いか?
2020年9月14日終了時点での月足チャートです。
- 2150円前後にサポートライン
- 2000円付近にもサポートライン
- 個人的には下がったら買う
- 1800円、1500円になる可能性も
コロナウィルス時の最安値である、2150円にサポートラインがあります。
現状の流れだとここまで下がる可能性は十分にあります。
その次は、2000円付近です。
結構買いが厚いところだと思いますが、携帯料金値下げが国策レベルまで行くとさらなる暴落の可能性があり、1800円や、1500円も見えてきてしまうチャートになっています。
常に最悪の状況を考えたうえで、情報・通信業界に偏るのではなく、別の業界にも分散をオススメします。
ポイント
- 国策にはあらがえない
やはり、国を敵にしてしまっては企業は弱いです。
とはいえ、首相になった菅さんが、情報・通信業界を名指しで批判するのはどうなんでしょうかね。
消費者にとっては、キャリアの使用料が下がるのは良いのかもしれませんが、携帯料金が高いと思う人には、NTTコミュニケーションズの、『OCNモバイルONE』があります。
消費者が本当に料金を安くしたいと思うのであれば、道は既に作られています。
携帯料金を下げることに躍起になって、今後の5Gに対して国際的に決定的な後れを取らないようにしてもらいたいですね。
今後も注視を続けていく必要が十分にあります。
日本電信電話(NTT)【まとめ】
NTTのまとめ
- 情報・通信業界では売上高、第1位
- 4つの事業で売上を作っている
- コロナ禍でも通期の業績は売上高以外は、微増予想(ガースーショックは織り込んでない)
- 菅氏の発言に株価と業績が影響される可能性絶大!
不況でも強いことを証明していた情報・通信業界ですが、ここにきて、菅首相の誕生により雲行きが怪しくなっています。
それは、NTTだけではなく、KDDIやソフトバンクも同じことが言えます。
個人的には、安くなれば買い増しをしていくつもりですが、下値の可能性もしっかり考えたうえで、自分にとっての適正な金額で投資をしていくことをおすすめします。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)
注意ポイント
- 個別銘柄について個人の意見、感想を述べていますが、投資を推奨しているものではありません。
投資は自己責任でお願いいたしますm(__)m
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