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神戸製鋼所【5406】神戸製鋼所は着実に変化中。財務改善と収益力をチェック!2025年3月期第3四半期の決算。

こんな方におすすめ

  • 安定した収入源を求めている人
  • 投資知識の向上をしたい人
  • 投資判断の材料が欲しい人

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Contents

神戸製鋼所の企業概要

① 主な事業

神戸製鋼所は、7セグメントくらい事業があるのですが、大きく分けて3つの事業で成り立っています。

分類 具体的な内容
素材系 鉄鋼・アルミ製品(車や建物に使われる板や棒)、溶接材料など
機械系 産業用機械、エンジニアリング(工場や設備の建設)、建設機械(ショベルカーなど)
電力事業 電力を作って卸供給(特に神戸市の夏の電力を支えるほどの規模!)

② 得意分野・強み

  • アルミボトル缶素材は国内トップ
     ペットボトルの代わりに使われるアルミ缶の材料でNo.1。

  • 鉄鋼は「加古川製鉄所」へ集約中
     効率アップのため、生産を一つの工場に集めています。

  • 電力事業が超大型
     神戸市の夏場のピーク電力需要の約7割を供給!製造業だけじゃない強さ。

  • 次世代技術にも注力
     ・クルマの軽量化に必要な素材
     ・水素ステーション用の部材
     ・環境にやさしいバイナリー発電(低温の熱でも発電できる技術)

③ グループ会社と買収・売却の歴史

  • 【子会社】

    • コベルコ建機(建設機械)

    • 神鋼環境ソリューション(環境設備)

    • 日本高周波鋼業(5476)

    • 神鋼鋼線工業(5660)

  • 【買収・売却】

    • 2017年:プレス機械の世界大手 Quintus Technologies を買収

    • 2018年:不動産部門「神鋼不動産」を売却

    • 2020年:鋼管事業「コベルコ鋼管」を売却

    • 2021年:環境事業「神鋼環境ソリューション」を完全子会社化

    • 2022年:三浦工業(6005)と資本業務提携、銅管事業を売却

④ ポイントまとめ

  • 「鉄鋼」と「機械」と「電力」の3本柱で経営

  • アルミ素材と電力が特に強い

  • 車の軽量化や水素ステーションなど、成長分野にも注力

  • グループ企業と海外展開を活用しながら効率化&環境対応中!

ざっくり「鉄鋼だけじゃなくて、機械や電力もやっている会社。しかも未来のエコ分野にも取り組んでいる!」と理解いただけると思います 😊

 

決算概要

📊 累計決算まとめ(2024年度 第3四半期:4月〜12月)

① 売上高

  • 1兆8,840億円(前年同期比 +0.6%)

  • 去年よりほんのちょっと増加!前年より+103億円で微増。
    「成長というより背伸びくらい」といった感じですね。

② 営業利益

  • 1,245億円(前年同期比 -9.9%)

  • 減益です。コストアップ(労務費・物流費)や価格転嫁が遅れたのが痛手。

  • とはいえ、前年がやや良すぎた反動もあり「背筋を伸ばしたらちょっと痛かった」くらいの減少。

③ 経常利益

  • 1,328億円(前年同期比 -0.8%)

  • ほぼ前年並み。微減ですが、「がんばって耐えた」数字です。

  • 燃料費調整のズレなどもありましたが、機械部門が健闘しました!

④ 最終利益(親会社株主に帰属)

  • 1,028億円(前年同期比 -6.3%)

  • 減益ですが「前年が過去最高クラスだった」ことを考えると、健闘。

  • なお、前年は子会社の固定資産売却益が特別に効いてました。

⑤ 1株利益(EPS)

  • 260.6円(前年同期比 -6.2%)

  • 減ったけど、年間では配当「増配予定」。ここは株主へのサービス精神を感じますね。

⑥ 進捗率

  • 通期計画に対する進捗率は 94.9%

  • ここは立派!9割超えで「優秀な期末課題提出」レベルです。

  • 売上は前年並みですが、利益面ではコスト増加の影響が目立ちました。

  • それでも「経常利益はほぼ前年並み」「通期見通しに対して順調な進捗」と、底堅さを感じます。

  • 株主還元も手厚く、年間配当は過去最高の 100円/株 の方針!これは嬉しいニュースですね。

📌 ユーモアポイント
「売上は地味に増えたのに、利益は“財布の紐がゆるんだ”くらいの減少。でも配当はしっかり出す。頼もしい企業努力です!」

 

📊 通期予想まとめ(2025年3月期)

① 売上高

  • 2兆5,800億円(前期比 +1.4%)

  • わずかに増加。去年より+370億円ほど。

  • 「前年からさらにひと伸び」、派手さはないですが、着実にコツコツ積み上げています。

② 営業利益

  • 1,500億円(前期比 -19.6%)

  • ここは減益。前年が良すぎたこともあり反動減ですね。

  • 「去年が良い時だったからこそ、今年はひと休み」といったイメージです。

③ 経常利益

  • 1,400億円(前期比 -13.0%)

  • こちらも減益ですが、思ったより粘りました。

  • セグメント別では機械・エンジニアリングが頑張り、素材系の落ち込みをカバー。

④ 最終利益(親会社株主に帰属)

  • 1,300億円(前期比 +18.7%)✨

  • なんと最終利益はしっかり増益!

  • 増配もして、株主としては嬉しいサプライズ。「利益は最後に笑う者が勝つ」ですね。

⑤ 1株利益(EPS)

  • 329.8円(前期比 +18.9%)

  • 大きく改善。しっかりと株主への利益が配分されている印象です。

💡 コメントとひとこと感想

  • 増収減益ですが、最終利益はしっかり増加。これは非常にポジティブ。

  • 営業利益・経常利益の減少はコスト高や燃料費調整のズレの影響。ただし、価格転嫁や機械事業の好調が効いています。

  • 特に目を引くのは「最終利益増」と「配当増」!

    • 年間配当は「過去最高の100円/株」の方針。株主思いの姿勢が光りますね。

📌 ユーモアポイント
「営業と経常は少し疲れてるけど、最後のゴールテープはしっかり切った! 配当のご褒美つきで。」

 

① 営業利益率

本業のもうけ率

  • 2024年3月期は「大ジャンプ」で 7.34%。前年の約2倍!

  • ただし2025年3月期は 5.81% へやや減少予想。
    「去年は思わず二段ジャンプしたけど、今年は着地地点を少し低めに設定」みたいなイメージです。

  • それでもコロナ禍以前に比べれば立派な水準です!

② ROE(自己資本利益率)

株主のお金をどれだけ効率よく増やしたか

  • 10%超えは「優良企業」とされるライン。2年連続でクリア!

  • 特に2025年3月期予想は 11.69% とさらに良化。

  • 「預けたお金がしっかり働いてくれている」状態ですね。

💡 ユーモアポイント
「株主のお金がフルタイム勤務でバリバリ稼いでいるイメージです!」

③ ROA(総資産利益率)

会社全体の資産を使ってどれだけもうけたか

  • 着実に改善中!「資産がちゃんと利益を生み出す体質」になりつつあります。

  • 4.5%超えは製造業としてはなかなかの水準。効率よく資産を回している証拠です。

💡 ユーモアポイント
「持ち物ぜんぶ使ってしっかり稼いでいる、働き者の会社!」

 

全体的に見ると、利益率は一時的に下がる見通しですが、ROE・ROAの改善が続いていて、「収益体質の強化」は着実に進んでいる印象です!

 

株価指標と株主還元

📈 株価推移(チャート:月足)

  • 直近高値:2024年3月に 2,186.5円

    • 2020年コロナショックの 283円 からは「まさに別人レベルの回復」です。

  • 現在株価:1,601円(2025年4月11日終値)

    • 高値からは下げてきましたが、長期で見ると、まだギリ強気基調の範囲内?

  • 過去のポイント

    • 2020年3月:283円(コロナショックで大底)

    • 2024年3月:2,186.5円(直近ピーク)

💡 ユーモアポイント
「株価の回復ぶりはまるで“製鉄所の火入れ式”、一気に熱くなりましたが、いまはちょっと冷却期間です。」

PER(株価収益率)4.9倍

  • 非常に低い水準!

  • 製造業平均(概ね10〜15倍程度)と比べても割安。

  • 鉄鋼業界は景気敏感株で「好調期→不調期」の波が大きく、好調期でも市場は慎重に評価する傾向があります。

  • 今は業績が好調でも、「いつまで続くか」市場はやや警戒ムード。

💡 コメント
「鉄は熱いうちに打てと言いますが、市場の評価は冷め気味。でも今の利益水準なら、かなりの掘り出し物です!」

PBR(株価純資産倍率)0.57倍

  • 解散価値の半分以下 という超割安ゾーン。

  • 鉄鋼業は設備投資が重たく、資産規模が大きい。だからこそPBRは低く見られがちですが、それにしても割安。

  • 自己資本比率も上がってきており(38.8%)、財務改善が進む中でこの水準は魅力的。

💡 コメント
「製鉄設備は巨大でも、株価はまだミニマムサイズ。資産から見ても割安感が際立ちます。」

配当利回り 6.25%

  • 高配当株として非常に魅力的!

  • ですが既に権利確定は終わっているので、次回の決算で配当金がいくらになるか注目です。

 

📝 ポイント解説

  1. アップダウンの激しい配当歴

    • 景気や業績に応じて、増配→減配→無配と波がありました。

    • 特に鉄鋼業界は景気敏感型。需要が減ると配当も削るという“メリハリ型”。

  2. 近年はV字回復

    • 2020/03 までは無配が続きましたが、そこから見事に復活!

    • 2021/03:10円 → 2024/03:90円 → 2025/03(予想):100円

    • このスピード感は「鉄の心を持つ株主」も驚く嬉しい展開ですね。

  3. 2025年3月期は過去最高配当へ

    • ついに「大台」100円に到達予定。

    • 配当利回りも6%台と高水準で、株主還元強化の姿勢が明確です。

💡 ユーモアポイント
「過去の神戸製鋼は配当の火が消えたり灯ったりでしたが、今はまさにフル稼働でボイラー全開! 株主もホカホカです。」

 

📢 神戸製鋼所の株主還元方針

  • 株主への利益還元を経営の重要課題 と位置付け。

  • 企業価値向上を目指し、中長期視点で事業を推進

  • 配当は「継続的かつ安定的に実施」が基本方針。

配当方針の見直し(2024年3月期〜)

  • 従来:配当性向 15〜25% 程度

  • 現在:30% 程度を目安 に引き上げ!

内部留保の使い道

  • 成長投資(将来の収益源拡大)

  • 財務体質の強化(安定経営の基盤作り)

💡 コメント
「安定配当をベースにしつつも、業績回復に応じてしっかり増配。内部留保も戦略的に活用して、"守り" と "攻め" のバランスを取る堅実な方針です!」

 

財務

自己資本比率:38.8%(2024年12月末時点)

  • 着実に改善中!

    • 2022年3月期:29.9%

    • 2023年3月期:31.8%

    • 2024年3月期:36.2%

    • 最新:38.8%

  • 鉄鋼業界では優秀な水準
    設備投資が重たい鉄鋼業では、自己資本比率30〜40%あれば健全と言われます。

  • 「どっしりとした財務基盤ができつつある」状況。

剰余金:6,159億円(2024年12月末)

  • 年々積み増しが続いています。

    • 2022年3月期:4,180億円

    • 2023年3月期:4,727億円

    • 2024年3月期:5,489億円

    • 最新:6,159億円

  • 剰余金が増える = 内部留保がしっかり積み上がっている証拠。

  • 成長投資・配当原資・財務健全化に活用できる心強い財務余力です。

💡 コメント
「積み上がる剰余金はまるで鉄鉱石の山。未来へのエネルギー源です!」

有利子負債倍率:0.83倍

  • こちらも改善!

    • 2022年3月期:1.18倍

    • 2023年3月期:0.99倍

    • 2024年3月期:0.82倍

    • 最新:0.83倍

  • 1倍を下回ると優良水準。財務レバレッジが効きすぎておらず、安全性が高い。

  • 鉄鋼業界は資本集約型で借入依存が高くなりがちですが、健全な水準まで改善。

💡 コメント
「財務レバレッジを抑えたスマート経営。重厚長大産業でも軽やかさを手に入れつつあります!」

 

"財務の筋肉" は順調に鍛えられています。鉄鋼業の重たいイメージとは裏腹に、しなやかさも備えた財務体質に進化中!

 

神戸製鋼所のまとめ

累計決算(2024年度 第3四半期:4〜12月)

  • 売上高:1兆8,840億円(前年比 +0.6%)
    微増ながら安定した推移。

  • 営業利益:1,245億円(前年比 -9.9%)
    コスト増で減益も、前年が高水準だった反動。

  • 経常利益:1,328億円(前年比 -0.8%)
    ほぼ前年並み。耐えた!

  • 最終利益:1,028億円(前年比 -6.3%)
    特別利益の減少が影響するも、しっかり黒字。

  • 進捗率:通期計画に対して 94.9%
    順調なペースで着地が見込まれます。

💡「利益は減少も、通期達成は射程圏内!」

通期予想(2025年3月期)

  • 売上高:2兆5,800億円(前年比 +1.4%)

  • 営業利益:1,500億円(前年比 -19.6%)

  • 経常利益:1,400億円(前年比 -13.0%)

  • 最終利益:1,300億円(前年比 +18.7%)

  • EPS:329.8円(前年比 +18.9%)

  • 増収減益予想だが、最終利益はしっかり増益!

  • 業績修正を経て、最終利益・配当ともに上方修正。

💡「本業利益はやや減るも、最終利益しっかり。株主への還元も充実!」

株価と配当

  • 株価:1,601円(2025年4月11日時点)

  • PER:4.9倍(超割安)

  • PBR:0.57倍(資産価値から見ても割安)

  • 配当推移

    • 2024年3月期:年間90円

    • 2025年3月期予想:年間100円(過去最高)

  • 株主還元方針

    • 配当性向目安:30% 程度

    • 「安定配当 + 業績に応じた増配」を掲げる

財務

  • 自己資本比率:38.8%(着実に改善)

  • 剰余金:6,159億円(しっかり積み上げ)

  • 有利子負債倍率:0.83倍(財務健全)

  • 鉄鋼業としては財務改善が進み、安定感が増しています。

  • 内部留保も充実し、成長投資&配当余力を確保。

💡「財務も鉄壁。重厚長大でも軽やかな健全経営!」

 

神戸製鋼所は、鉄鋼業らしい景気敏感な動きはありつつも、ここ数年で確実に地力をつけてきた印象です。
累計決算では減益となったものの、通期では最終利益をしっかり積み増し、収益構造の強化が見て取れます。

特に注目したいのは、財務の改善が順調に進んでいる点です。自己資本比率は着実に上昇、有利子負債倍率も健全水準を維持し、資金繰りの安定感が増しています。剰余金も堅調に積み上がっており、成長投資の原資として余力が感じられますね。

株価水準としては割安感が続いており、市場は慎重な見方をしていますが、足元の経営はしっかりと地に足がついている印象です。鉄鋼という重厚長大な産業ながら、経営の筋肉質化が進みつつあることに安心感があります。

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

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