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【アクシーズ:1381】ケンタッキーへの供給が主力!ブランド鶏肉もある優良企業の銘柄分析。

こんな方におすすめ

  • 水産・農林業業界について知りたい人
  • アクシーズを投資対象に考えている人
  • アクシーズについて知りたい人

 

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、ケンタッキーフライドチキンへの供給が主力の、鶏肉国内大手の『アクシーズ』について解説したいと思います(^^)

 

アクシーズはジャスダックに上場している、時価総額200億前後の小型株です。

 

2022年4月からの『新上場区分』について、『スタンダード市場』を選択することを発表しています。

 

2021年1月時点で、私の高配当投資の観点で銘柄分析をしてみたら、86点を叩き出したので、直近の決算も出ましたし、改めて解説したいと思います。

 

86点を出した記事は下記をご覧ください(^^)

【アクシーズ1381】ケンタッキーへの供給が主力の銘柄分析!自身でフランチャイズ経営も!【2021年6月期第2四半期】

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アクシーズは、ABF(Antibiotic Free)チキンにこだわりを持っています。

簡単に言うと、ひよこが成長するまでに病気にならないようにであったり、成長を促進させるための『薬』を使用していないということです。

 

海外では、欧米を中心に消費者の関心が、ABFチキンに注がれており、国によっては飼料への『薬』の使用が禁止されている国もあります。

 

アクシーズは、『薬を使用しない』、『薬に頼らない』飼育体制を確立しています(^^)

 

食の安全』というキーワードは今後、さらに重要になっていくと思いますのでぜひ最後までご覧ください(^^)

 

そんなアクシーズは、2021年10月22日に2022年6月期第1四半期の決算を発表しました。

 

皆さんの企業理解が深まれば幸いです(^^)

 


 

アクシーズの企業分析

企業概要

  • 鹿児島市が本社の鶏肉会社
  • ニワトリの飼育から鶏肉加工食品の製造販売まで一貫生産
  • ケンタッキー・フライド・チキンのシェアは約40%
  • 外食事業でケンタッキー、ピザハットのフランチャイズ店舗を経営
  • 日本ハム【2282】と資本業務提携

 

アクシーズの主力製品は株主優待の商品でもある、ブランド鶏肉、『薩摩ハーブ悠然どり』です。

 

また、ケンタッキーのチキンのシェアを約40%もっていると言われています。

 

アクシーズの強みは、一貫生産です。

 

飼育から加工、販売までの一貫した体制で高品質な鶏肉を供給しています。

 

そうすることにより、お客様の様々なニーズに応えることができています。

 

アクシーズの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高に関しては四半期ごとに変動するというような特徴はそれほどなさそうです。

 

前期の第1四半期と比べるとグラフをみても業績が良くなっているのがわかります。

 

kabutanより引用

 

2022年6月期第1四半期の業績は、前期比で売上高は6.6%の増加、営業益は9.2%の増加、経常益は13.8%の増加、最終益は13.9%の増加となりました。

 

世間一般でも商品等の値上げが続いていますが、鶏肉業界においても、飼料原料価格が大幅に高騰していることに加え、人件費等の製造コストは上昇傾向が続いています。

 

消費者の内食需要の高まりや他の畜産種に対する価格優位性から、鶏肉相場は安定しているものの、国内における鶏肉の生産が増加したことにより、需給バランスは緩んできています。

 

そんな中、アクシーズは飼育、鶏肉生産、加工までの全てをグループ内でおこなう『一貫生産』により、多様なニーズにこたえることを目指しています。

 

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

売上高は順調に右肩上がりになっていますが、2022年6月期は減収減益予想をしています。

 

kabutanより引用

 

通期の業績予想は、前期比で売上高は3.4%減少、営業益は15.5%の減少、経常益は17.3%の減少、最終益は15%の減少を予想しています。

 

第1四半期においては、テイクアウトやデリバリーといった中食需要を取り込んだこと、フランチャイズ店の店舗リニューアル効果も寄与し、売上、利益面ともに好調を維持しています。

 

なので、この状態が続けば通期の業績予想の変更は充分にあり得ると思います(^^)

 



 

アクシーズの株価と配当

アクシーズの株価

kabutanより引用

 

2021年10月24日時点での月足チャートです。

 

直近の株価は上昇傾向で3400円前後です。

 

2018年に6240円まで上昇しましたが、その10か月後には約66%下落し、2101円になっています。

 

過去の価格変動は激しいですが、最近は落ち着いているような感じです。

 

アクシーズの配当

銘柄スカウターより引用

 

2021年度の配当金は、1株90円でした。

 

2022年度の配当金は、5円増配の95円予想になっています。

 

アクシーズは今のところ、2015年から7期連続で増配しています。

 

アクシーズの傾向として、四半期での配当予測は減配予測や配当維持を発表し、期末決算で一転、増配を何度も繰り返してきました(^^)

 

前期の2021年度も配当維持からの5円増配でした。

 

2022年度は既に5円の増配予想を発表しており、今までと雰囲気が違います。

 

先ほどの通期の業績予想は減収減益でしたが、一転、増益も考えられます(^^)

 

配当金は、期末の6月末が基準で中間配当はありませんので、ご注意ください。

 

利回り

銘柄スカウターより引用

 

2021年10月下旬時点での配当利回りは、2.8%前後です。

 

現状は決して高いとは言えませんが、前期比で5円の増配予想により、配当利回りは3%近くになっています。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

 

2021年度の配当性向は、21%でした。

 

当期の配当性向の予想は、1株利益は365円を想定しており、1株95円の配当金とすると、配当性向は26%くらいになりそうです。

 

予想通りにいったとして、5%の配当性向の上昇ですが、配当性向には余裕があると感じます。

 

業績の上方修正で配当性向が下がる可能性は充分あります。

 

アクシーズの株主優待

ホームページより引用

自社ブランド製品

保有株式数 優待内容
500株以上 1セット

 

株主優待は自社ブランドの鶏肉加工食品です。

 

500株と多いので優待をもらうには170万円前後の資金が必要です。

 

軽い気持ちで優待は狙えないですね(>_<)

 

アクシーズのキャッシュフローと財務

kabutanより引用

 

営業キャッシュフローは、ここ8年間をみると、2018年を除いて毎年増加しており、稼ぐ力を増加させています。

 

投資キャッシュフローは、2013年以降毎年マイナスなので、資金投入をして売り上げを上げる方向性です。

 

財務キャッシュフローは、確認できた2008年以降、毎年マイナス計上なので、毎年借金を返済しています。

 

 

kabutanより引用

 

自己資本比率は、ここ3年は80%以上となっており、長きにわたり、高い値を維持しています

 

利益剰余金は、2008年以降毎年増加しています。

 

有利子負債は多少あるものの、表記では0となっており、ほぼ借金は無いに等しいくらいです。

 

財務に関しては全く問題ありません(^^)

 

設備投資は必要なものの、それほど莫大な設備投資に必要がなく、しっかりと貯めることができています。

 

一見、貯めすぎと思いますが、現在は7期連続増配なので、今後にも期待が持てそうです(^^)

 

アクシーズのまとめ

ホームページより引用

【まとめ】

  • 鹿児島市が本社の鶏肉会社
  • ケンタッキーへの供給が40%と主力
  • 業績は安定しており7期連続増配中(当期は8期目に挑戦)
  • 年1回の配当金の権利付けは6月
  • 財務優良、ほぼ無借金経営なキャッシュリッチ企業

 

2022年6月期第1四半期の決算を発表したアクシーズを解説しました(^^)

 

自身の高配当ポートフォリオの底を固くするにはこういった財務優良な小型株だったりします。

 

鶏肉は比較的安価で、スーパーでも手が伸びやすいですよね。

 

一貫生産体制を確立しているアクシーズは、腰が強い企業と言えます。

 

株価は1株3000円を超えているので、単元株では購入しにくいかもしれませんが、1株でも購入できる証券会社もあるので、そちらも検討するのが良いかもしれませんね(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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