こんな方におすすめ
- 水産・農林業業界について知りたい人
- アクシーズを投資対象に考えている人
- アクシーズについて知りたい人
この記事を動画でご覧になりたい方は、下記をご覧ください(^^)
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、ケンタッキーフライドチキンへの供給が主力の鶏肉国内大手の『アクシーズ』について解説したいと思います(^^)
アクシーズはジャスダックに上場している、時価総額200億円弱の小型株です。
銘柄分析をしてみたら、現状は、高配当投資としては良いスコアが出たので少しだけ株を買ってみました(^^)
アクシーズは、ABF(Antibiotic Free)チキンにこだわりを持っています。
簡単に言うと、ひよこが成長するまでに病気にならないようにであったり、成長を促進させるための『薬』を使用していないということです。
海外では、欧米を中心に消費者の関心が、ABFチキンに注がれており、国によっては飼料への『薬』の使用が禁止されている国もあります。
アクシーズは、『薬を使用しない』、『薬に頼らない』飼育体制を確立しています(^^)
『食の安全』というキーワードは今後、さらに重要になっていくと思いますのでぜひ最後までご覧ください(^^)
アクシーズは、2021年1月22日に2021年6月期第2四半期の決算を発表しました。
決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるアクシーズを点数化してみたいと思います(^^)
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
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高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...
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Contents
アクシーズの企業分析
企業概要
- 鹿児島市が本社の鶏肉会社
- ニワトリの飼育から鶏肉加工食品の製造販売まで一貫生産
- ケンタッキー・フライド・チキンのシェアは約40%
- 外食事業でケンタッキー、ピザハットのフランチャイズ店舗を経営
- 日本ハム【2282】と資本業務提携
アクシーズは、ケンタッキーのチキンのシェアを約40%もっていると言われています。
ピザハットでもチキンはありますから、食べたことがある人はアクシーズのお世話になっているかもしれませんね(^^)
アクシーズの業績
四半期の業績推移
売上高と営業利益のグラフです。
売上高に関しては四半期ごとに変動するというような特徴はそれほどなさそうです。
営業利益に関しては、年度ごとに多少ばらつきはあります。
第2四半期の業績
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 利益率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 約54億円 | 約8.7億円 | 約9.0億円 | 約6.3億円 | 112.8円 | 16.0% |
前期比 | +5.8% | +23.2% | +20.7% | +21.7% | +21.7% | 増加 |
2Qの10月~12月は好調でした!
売上高は5%の増加、営業益、経常益、最終益、1株益は20%以上の成長をみせました。
鶏肉業界においては、飼料原料価格が上昇傾向であることに加え、人件費等の製造コストの高騰が続いています。
そんな中、アクシーズは飼育、鶏肉生産、加工までの全てをグループ内でおこなっていくことにより、多様なニーズにこたえることを目指しています。
第2四半期の累計
第2四半期の累計
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 進捗率 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 約105億円 | 約16億円 | 約16.8億円 | 約11億円 | 209.2円 | 59.2% |
前期比 | +5.8% | +34.4% | +32.7% | +33.3% | +33.2% | +31.5% |
第2四半期の累計を見ると、とても順調に業績をあげています。
営業益、経常益、最終益などは30%以上の増加となっています。
通期の進捗率は半期を終わって約60%の進捗となっています。
通期の業績推移
通期の業績推移です。
売上高は順調に右肩上がりになっています。
営業利益は2014年を境に急激に上昇しています。
通期の業績予測
売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 1株益 | 配当 | |
---|---|---|---|---|---|---|
金額 | 198億円 | 27.5億円 | 28.5億円 | 19.9億円 | 354.4円 | 85円 |
前期比 | +0.2% | +0.5% | +0.8% | +0.9% | +0.8% | 維持 |
売上高は過去最高を更新する可能性があります。
その他の項目は前期を若干超える予測をだしています。
当期の食品事業では、将来の生産性能力の強化・効率化を意図した改修投資を実施したため、修繕費用が増加しています。
外出自粛等により、内食需要により鶏肉相場は堅調に推移し、原料コストが低下した結果増収増益でした。
外食事業においては、フランチャイズ経営している、KFCの6店舗のリニューアルをおこない修繕費用が増加しました。
改装工事期間は休業しましたが、テイクアウトやデリバリーといった中食需要を取り込んだこと、リニューアル効果も寄与し、売上、利益面ともに好調ということです。
アクシーズの株価と配当
アクシーズの株価
2021年1月27日時点での月足チャートです。
直近の株価は3400円前後です。
2018年に6240円まで上昇しましたが、その10か月後には約66%下落し、2101円になっています。
価格変動は激しいですね。
アクシーズの配当
配当金
85円(配当維持予測)
- 期末(6月) 85円
配当金は維持の85円予測になっています。
アクシーズは今のところ、2015年から6期連続で増配しています。
アクシーズの傾向として、四半期での配当予測は減配予測や配当維持を発表し、期末決算で一転、増配を何度も繰り返してきました(^^)
当期も今のところは配当維持予測ですが、今後の業績次第では7期連続増配もあり得るかも知れません(^^)
利回り
利回り
- 2.5%前後
配当利回りは2.5%です。
現状は決して高いとは言えませんが、今後も増配してくれれば、高配当に育つポテンシャルがあります。
配当性向
配当性向
- 2020年 24.2%
- 2021年 23.9%(予測)
前期の配当性向は、24.2%でした。
当期は配当維持と仮定すると、1株利益が上昇しているので、配当性向は23.9%くらいになりそうです。
配当維持とは言わず、増配を期待したいですね(^^)
アクシーズの株主優待
自社ブランド製品
保有株式数 | 優待内容 |
500株以上 | 1セット |
株主優待は自社ブランドの鶏肉加工食品です。
500株と多いので優待をもらうには170万円くらい必要です。
軽い気持ちで優待は狙えないですね(>_<)
アクシーズの財務
財務
自己資本比率 | 総資産 | 自己資本 | 剰余金 | 有利子 負債 |
|
---|---|---|---|---|---|
数値 | 82.7% | 約194億円 | 約160億円 | 約151億円 | 0 |
自己資本比率は80%以上で、借金もありません。
利益剰余金は2008年から一度もマイナスにはなったことが無く、毎年増加しています。
財務はかなり感心できる数値です(^^)
タグの10箇条で分析した結果
合計得点
- 86点
私の高配当投資の観点からすると、現状のアクシーズは86点でした!
現時点で高得点でした!
財務や1株配当、配当性向の推移は文句のつけようがありません。
大きく点数を下げてしまったのは配当利回りだけです(^^)
こういった優良銘柄が高配当化するのは、暴落局面のほんの一瞬だったりします。
すぐに購入しなくとも、ウォッチリストなどに入れて監視したいですね(^^)
アクシーズのまとめ
【まとめ】
- 鹿児島市が本社の鶏肉会社
- ケンタッキーへの供給が40%と主力
- 自身もフランチャイズ経営をしている
- 業績は安定しており6期連続増配中(当期は7期目に挑戦)
- 財務優良、無借金経営なキャッシュリッチ企業
2021年6月期第2四半期の決算を発表したアクシーズを解説しました(^^)
自身の高配当ポートフォリオの底を固くするにはこういった財務優良な小型株だったりします。
株価は1株3000円を超えているので、単元株では購入しにくいかもしれませんが、1株でも購入できる証券会社もあるので、そちらも検討するのが良いかもしれませんね(^^)
アクシーズを単元株(100株)で購入すると30万円以上になります(>_<)
投資の勉強をしていきたいという人は、
私も利用している【SBIネオモバイル証券】なら1株からでも購入ができます(^^)
アクシーズの株を1株から購入できます(^^)
毎月の約定合計が50万円以下なら220円(税込み)で売買し放題です!
毎月Tポイントも200ポイントもらえるので、1か月の手数料は20円です(^^)
少額からでも始めてみようかな?という人は【SBIネオモバイル証券】を試してみてはいかがでしょうか!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)