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【AGC5201】ガラス、電子、化学品、セラミックスの素材の会社AGCの銘柄分析!

こんな方におすすめ

  • ガラス・土石製品業界について知りたい人
  • AGCを投資対象に考えている人
  • AGCについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、世界最大手のガラスメーカーである、『AGC』について解説したいと思います(^^)

2018年に旭硝子から商号変更して現在のAGCとなっています。

 

よくCMが流れていて、どんな会社か詳しく知りたかったので企業分析をしてみました(^^)

 

ガラス製品だけと思いきや、ディスプレイなどの『電子部門』や『化学品部門』にも力を入れています。

 

直近の決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるAGCを点数化してみたいと思います(^^)

AGCの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

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AGCの企業分析

企業概要

  • 世界最大手のガラスメーカー
  • ガラス、フッ素、セラミックス素材を基盤にしている
  • 自動車用ガラス、フッ素樹脂素材などは世界トップ
  • TFT液晶、有機ELディスプレイ用ガラスは2位
  • モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンスの3事業に注力

2016年にデンマークのバイオ医薬品メーカーを買収したり、NTTドコモとガラスアンテナを共同開発しています。

 

セントラル硝子【4044】との国内建築用ガラス事業統合が予定されていましたが、コロナの影響により21年末に延期となっています。

 

欧州で約200億円を投じ、バイオ医薬品の生産能力を倍増する計画もあります。

 

AGCの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

2020年度の第2四半期に赤字転落してしまいましたが、第3四半期、第4四半期となるにつれて回復したのがわかります。

 

kabutanより引用

第4四半期の業績

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 利益率
金額 約3995億円 約351億円 約311億円 約192億円 86.8円 8.8%
期比 +1.3% +25.6% +20.8% +23.5% +23.5% 増加

第4四半期をみると、前期比で売上高は微増ながら営業益、経常益、最終益は20%以上の増加でした。

 

営業利益率も7.1%から8.8%へと上昇しています。

 

2020年度の累計

kabutanより引用

2020年度の累計

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 約1兆4123億円 約757億円 約571億円 約327億円 147.8円 120円
期比 -7.0% -25.4% -25.1% -26.4% -26.4% 維持

第2四半期に落ち込んでしまったぶん通期の業績でも苦戦を強いられました。

 

ガラス部門は、建築用と自動車用ともにコロナの影響を受け、販売価格下落の影響もあり、減収となりました。

 

電子部門は、スマートフォンの販売台数が減少したことにより、ディスプレイ用特殊ガラスは減少しました。

 

化学品部門についても販売価格の下落や、航空機などに使用するフッ素系関連製品の出荷が減少したため、減収となりました。

 

一方、液晶用ガラス基板は出荷量が増加し増収となったということです。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

2021年の業績予測も発表しています。

 

売上高と営業益は2019年レベルを目標としています。

 

kabutanより引用

通期の業績予測

売上高 営業益 経常益 最終益 1株益 配当
金額 1兆5300億円 1000億円 870億円 560億円 252.7円 120円
前期比 +8.3% +32.0% +52.3% +71.2% +71.0% 維持

2021年の業績は回復傾向で前年比で増収増益を見込んでいますが、感染再拡大の影響には注意する必要があるとしています。

 

建築用ガラスの緩やかな回復、世界的な自動車生産台数の緩やかな回復を見込んでいます。

 

ディスプレイに関しては、中国向け液晶用ガラス基盤が増加する見込みをしています。

 

AGCが想定している2021年通期の期中平均為替レートは、1ドル105円1ユーロ125円としています。

円安になればその分業績は良くなりますし、円高になれば業績の下押し圧力になります。

 

AGCの株価と配当

AGCの株価

kabutanより引用

2021年3月5日時点での月足チャートです。

 

2018年1月からの下降トレンドは脱しています。

 

チャートだけ見ると既に良い感じのところまで株価は上昇しているように感じます。

 

kabutanより引用 ※一部加筆

日足チャートでみると、良い感じの上昇トレンドになっていそうなので、割安水準まで落ちてくるなら購入したいと思っています。

 

AGCの配当

銘柄スカウターより引用

配当金

  • 2020年 120円(中間6月 60円、期末12月 60円)
  • 2021年 120円予測(中間6月 60円、期末12月 60円)配当維持

2020年の年間配当は1株あたり120円でした。

2021年も配当維持の120円を予測しています。

 

2014年から7期連続で減配なしはほぼ確定といってよいでしょう。

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 2.8%前後

配当利回りは最近の株価上昇により3%を切っています。

 

個人的には高くもなく、低くもないといった利回りです。

 

配当性向

配当性向

配当性向

  • 2020年 81.2%
  • 2021年 47%予測

2020年度は業績が悪い中、配当維持で配当性向が80%を超えていました。

 

2021年度は業績も緩やかに回復する見込みなので、配当性向は50%を切ってきそうです。

 

AGCの利益配分の基本方針は、『財務健全性を維持しながら、創出されたキャッシュを戦略事業への設備投資、M&A、研究開発費に優先的に活用』としています。

 

株主還元については、『連結配当性向40%を目安とした安定的な配当を継続』としています。

また、『自己株式取得を行う方針』との記載もありました。

 

今後の増配に関しては、しっかりと利益が上向いてきた時には行われそうですが、市況が現状維持の場合は配当維持を続けてくれそうな感じがしました。

 



 

AGCの財務

kabutanより引用

財務

自己資本比率 総資産 自己資本 剰余金 有利子
負債
数値 44.0% 約2兆5344億円 約1兆1151億円 約8187億円 0.71

自己資本比率44%と一般的には健全といわれる40%を超えていますが、2016年の55%を境に年々減少してきているのが気になりました。

 

利益剰余金は上昇傾向で有利子負債倍率も上昇傾向です。

今回の決算で総資産に対する現金の比率が2019年の4.87%から、9.32%と急激に上昇していました。

 

金額にすると約1224億円も現金が増えていました。

今後の戦略に関わってくると思います。

 

タグの10箇条で分析した結果

合計得点

  • 72点

私の高配当投資の観点からすると、現状のAGCは、72点でした。

 

EPSに関しては、2018年をピークに明らかに毎年減少していました。

2021年のEPSの予測は前期比で70%の増加を予測しているので頑張って欲しいです(^^)

 

AGCのまとめ

【まとめ】

  • 世界最大手のガラスメーカー
  • モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンスの3事業に注力
  • 経済の回復により業績も回復していく
  • 株価は上昇傾向、配当狙いなら買い時を考えたい

世界最大手のガラスメーカーのAGCを解説しました(^^)

 

ガラス、電子、化学、セラミックスにおいて強みのあるAGC。

 

多様な技術を組み合わせることにより新たな価値を創造していくAGCに注目したいですね(^^)

 

AGCを単元株(100株)で購入すると45万円前後になります(>_<)

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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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