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地方銀行株ってどうなの?今注目される理由と狙い方を初心者向けに解説!2025年6月時点

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  • 投資知識の向上をしたい人
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Contents

1:そもそも地方銀行とは?

🌱 地銀とは「地元の銀行」です

  • **地方銀行(略して地銀)**とは、都市圏に本社を置く「メガバンク」とは異なり、地方都市に本拠を構える中規模の銀行のことを指します。

  • 銀行業界では、次のように区分されます:

銀行の種類 主な銀行名 特徴
都市銀行(メガバンク) 三菱UFJ、三井住友、みずほ 全国に展開、大企業向け、グローバルにも強い
地方銀行 福岡銀行、京都銀行、常陽銀行など 地域密着、中小企業や個人向けが中心
第二地方銀行(第二地銀) きらやか銀行、栃木銀行など 規模が小さい地銀。もとは相互銀行など
  • 地銀は主に、地域の住民や企業に対して、預金・融資・住宅ローン・地方公共団体との取引などを行っています。

🏘 地域密着が強みでもあり弱みでもある

  • 地銀は本店所在地の県や地域でのシェアが高く、中小企業や個人との関係を長年築いているのが特徴です。

  • たとえば、北海道の北洋銀行、九州の福岡銀行、北陸の第四北越銀行など、それぞれの地元では“圧倒的な存在感”があります。

  • 一方で、人口減少・高齢化・地元企業の減少といった「地域経済の縮小」が、収益にも直結するリスクになります。

💹 上場している地銀は意外と多い!

  • 実は、地銀のうち約60行が上場企業(東証プライムまたはスタンダード)です。

  • つまり、「銀行なのに株が買える」身近な投資先でもあるわけです。

  • 株価は低位株(300円台〜800円台)も多く、高配当・PBR1倍割れ・自社株買いなど、株主還元に力を入れる地銀も目立ちます。

🔰 投資初心者に伝えるなら…

地銀って聞くと難しそうに思えるけど、実は「あなたの地元の銀行」こそが、投資対象として面白い時代。
「近くにあっても、株は知らなかった!」というケースもよくあります。

💬例えで一言:

「都市銀行が“東京の百貨店”なら、地銀は“地元の頼れる商店”。規模は小さいけど、お得な掘り出し物が見つかるかもしれません」

2:なぜ今、地方銀行株が注目されてるのか?

2024年〜2025年にかけて、地銀株はにわかに脚光を浴びています。
その背景には、**“構造的な理由”と“相場的な材料”**の両方があるんです。

✅ 理由①:PBR1倍割れ問題が後押しに

  • 地銀株はその多くが「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ」
     つまり**“資産価値よりも株価が安い”**状態になっています。

例:PBR 0.3倍 →「100円の資産を持つ会社が、株価30円で放置されてる」状態

  • 2023年以降、東証が「PBR1倍割れの企業は改善策を出してね」と要請したことで、
     地銀各社もようやく重い腰を上げ、自社株買いや配当増、統合などを進める動きが増えています。

  • 結果として、投資家が“放置されていたお宝株”を掘り出す流れが生まれました。

✅ 理由②:金利上昇の恩恵(ついに利ザヤが改善?)

  • 銀行のビジネスモデルは「お金を預かって、貸して、金利差で儲ける」=利ザヤビジネス

  • しかし、長らく続いたマイナス金利政策の影響で、
     預金と貸出の金利差(=利ザヤ)が非常に小さく、銀行の収益を圧迫していました。

  • 2024年3月、ついに日銀がマイナス金利を解除
     → これにより、徐々にですが貸出金利が上昇し、銀行の利益が回復する期待が出ています。

特に地銀は「貸出先が地元中小企業」であるため、金利上昇の影響を受けやすい=チャンスも大きい!

✅ 理由③:高配当利回り!お小遣い銘柄の宝庫?

  • 地銀株は、株価が低いため相対的に配当利回りが高く見える傾向があります。

例:株価500円で配当25円なら、配当利回り5%!

  • 実際、2025年現在でも配当利回り4〜5%超の地銀はゴロゴロ
     NISA枠やインカムゲイン重視の投資家にとって、高配当で放置されている地銀は魅力的な選択肢になりつつあります。

  • しかも、PBR1倍割れとセットで見れば、「割安×高配当」の組み合わせはまさに“放置されたお宝”状態です。

✅理由4:地銀再編・経営統合の思惑も追い風に

  • 地銀業界では、人口減少・収益性の低下を背景に、再編・統合が相次いでいます

  • 統合が発表された瞬間、地銀株は思惑買いで短期的に株価が急騰するケースも

例:横浜銀行と東日本銀行 → 経営統合で「コンコルディアFG(7186)」に → 一時注目集まる
他にも、山口FG+もみじ銀行、常陽銀行+足利銀行 → など続々と事例あり

  • これはまさに“地銀版のM&A相場”。
     市場参加者の間では、「どこが次にくっつくのか?」という**“地銀再編相関図”**を予想する動きも!

✅ 理由5:景気回復・インバウンド活性で地域経済と連動しやすい

🏘 地銀は“地域経済の体温計”
  • 地銀の大きな特徴は、地元密着のビジネスモデル
    → 融資先の多くが「地域の中小企業」や「個人事業主」「地方自治体」で構成されます。

  • つまり、地元の景気が良くなれば→企業が元気になる→融資も活発に→金利収入が増えるという流れになるんです。

地銀にとっての「景気回復」は、まさに“直接的な追い風”。

✈️ インバウンド・観光回復もプラス材料
  • 近年、地方へのインバウンド(訪日外国人)観光が急回復しています。
    → 京都・福岡・北海道・金沢・沖縄などは特に恩恵大!

  • インバウンドが地方経済にカネを落とすことで、観光業・飲食・小売などの地元企業の業績も改善
    → 地銀が貸し出している先の企業も恩恵を受けやすくなり、貸倒リスクの低下・貸出拡大のチャンスになります。

3:投資前に知っておきたいリスク

地銀株は「割安で高配当、再評価されつつある」と注目されがちですが、
当然ながらリスクも存在します。
ここをしっかり理解してこそ、納得感ある投資判断ができます。

⚠️ リスク①:地域経済に強く依存している

  • 地銀の最大の特徴=「地元密着」
     裏を返せば、その地域の景気が悪くなると、地銀の業績もすぐに悪化します。

  • 近年は「人口減少」「高齢化」「若者の都市部流出」により、
     地方経済そのものが縮小傾向にある地域も多い

  • 地元企業の倒産や雇用悪化は、貸倒リスクの増加・融資減少・収益悪化を招きます。

「地銀の体力=地元の体力」と考えると分かりやすいです。

⚠️ リスク②:業績のブレが大きく、予想しづらい

  • 地銀の収益は、金利や為替だけでなく、自然災害・不動産市況・観光需要などの地域要因にも大きく左右されます。

  • たとえば…
    - 大雨や地震 → 地元の企業活動停止 → 融資先の業績悪化
    - 不動産バブル崩壊 → 担保評価の下落 → 貸倒引当金増加

  • 業績が「急に悪化→減配→株価急落」となることもあり、
     配当利回りだけで飛びつくのは危険です。

「地銀株は、安定感よりも“ブレやすさ”の理解がカギ」と言えます。

⚠️ リスク③:再編・合併=必ずしも株価が上がるわけではない

  • 地銀再編は投資家にとって“ワクワク材料”のように思われがちですが、
     統合が発表されたからといって必ずしも株価が上がるわけではありません。

  • なぜなら…
    - 再編後のスケールメリットが限定的(コスト削減しにくい)
    - 経営統合に伴うシステム統合コストや人件費の増加
    - 業績が伴わなければ、“単なる延命策”と見られることも…

  • 結果として、短期的な思惑買いの後に失望売りが出るケースもあります。

再編は“あくまできっかけのひとつ”で、過度な期待は禁物です。

⚠️ リスク④:株価が低すぎると「上場廃止」の可能性も…

  • 実は地銀株の中には、株価が200円〜300円台の低位株も多く存在します。

  • 東証は2025年から「時価総額・株価・PBR」などの観点で、上場維持基準の厳格化を進めています。

  • 今後、株主還元や統合の動きがない地銀は“上場維持が危うくなる”可能性もあり、
     投資家の信頼を失えば、さらに株価が下がってしまうことも…。

長期保有を前提とするなら、「この会社はちゃんと市場に残りそうか?」も重要な判断材料になります。

4:どうやって地銀株を選ぶの?

「地銀株に投資してみたいけど、どれを選べばいいの?」
そんな方に向けて、**初心者でも使える“4つのチェックポイント”**をご紹介します。

✅ ① 配当利回りを見る:目安は4%以上

  • 地銀株は配当利回りが高い銘柄が多く、インカムゲイン目的の投資先として注目されています。

  • 特に4%を超える銘柄は「高配当株」として評価されやすく、NISAとの相性も◎

ただし注意点:

  • 高利回りの理由が「減配を織り込んでいないだけ」の可能性もあるので、業績や配当方針もセットで確認しましょう。

✅ ② PBR1倍割れか?:割安バリュー株の王道指標

  • PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回る=資産価値より株価が安いとされる水準。

  • 地銀株はPBR0.3〜0.6倍の銘柄が多数あり、「資産的にお得」な状態で放置されていることも。

東証の要請もあり、PBR改善のために地銀も“株主還元”を強化する流れが加速中。

選び方のコツ:

  • 「PBRが低くて、なおかつ黒字経営」の銘柄が狙い目。

✅ ③ ROEがプラスかどうか:経営効率のチェック

  • ROE(自己資本利益率)は、企業がどれだけ効率よく利益を出しているかの指標。

ROEがマイナス=赤字/ゼロに近い=稼ぐ力が弱い
ROEが5%以上あると「健全で効率的」とされる目安

  • 地銀の中には「PBRは安いけど、ROEが低くて稼げていない」ケースも多いため、
     “割安だけど稼げる地銀”を選ぶのがポイントです。

✅ ④ 統合・再編・IRに動きがあるか?:思惑で株価が動くカタリストに

  • 再編や経営統合のニュースは、地銀株の**“株価が動くきっかけ(カタリスト)”**になります。

  • また、IRで「自社株買い」や「中期経営計画でPBR改善策」を発表している地銀も要チェックです。

狙い方のコツ:

  • 「統合思惑ありそう」と言われる地銀に、過去の提携実績や県内シェアが高い地銀が絡んでいるかチェックすると◎。

ランキング順位をどう決めたか?──“割安+稼ぐ力+還元+カタリスト”の総合評価

エンタメ要素で2025年6月16日時点でのランキングをつけてみました。評価ポイントは下記の通りです。

ウェイト 評価指標 具体的に見るポイント
40 % 稼ぐ力 予想ROE・利益成長率
30 % 株主還元 予想配当利回り・増配/自社株買い方針
20 % 割安度 最新PBR(実績)
10 % カタリスト 再編・DX・IR材料など

定量データは 2025年6月16日終値時点 の会社開示・市場コンセンサス、
定性面は直近IRや業界ニュースを加味して 100 点満点でスコア化。

 総合スコア ※2025年6月16日終値時点

最終順位 銘柄 予想ROE 配当利回り PBR カタリスト概要 総合スコア*
1位 ふくおかFG 8.6 % 4.3 % 0.81 DX子会社「みんなの銀行」、九州再編ハブ 88
2位 群馬銀行 8.7 % 4.3 % 0.80 ROE10 %目標・ 5期連続増配 86
3位 紀陽銀行 7.9 % 4.6 % 0.69 配当性向40 %台へ引上げ 79
4位 第四北越FG 6.9 % 4.5 % 0.60 群馬銀との共同HD構想 74
5位 北洋銀行 6.3 % 4.5 % 0.57 自社株買い+北海道インバウンド回復 70

*スコアは 稼ぐ力40:株主還元30:割安度20:方リスト10 の比率で再集計し、小数点以下切り捨て。

🔥ふくおかFG〈8354〉

「強い。デジタルも成長も配当も、ぜんぶ持ってる地銀の横綱」
地方銀行でありながら、“みんなの銀行”というDXブランドで次元の違う稼ぎ方をし始めている。
今後「地銀は成長しない」という固定観念が崩れるとしたら、きっとここが最初の例になる。

🏔群馬銀行〈8334〉

「真面目で優秀。地味だけどしっかり未来を見ている」
ROE10%という強気な中期目標を掲げ、増配も継続。地銀の中でも“自己改革”に積極的で、今後の株主価値向上に期待したくなる“東の優等生”。

💸紀陽銀行〈8370〉

「配当好きにはたまらない“和歌山の掘り出し物”」
ROEや利益成長は少し鈍化してきたが、配当利回りの高さと深い割安感は変わらず。インカム投資家にとっては“黙って持っておきたい一枚”。

🧩第四北越FG〈7327〉

「地銀再編ドラマの主役候補」
PBR0.6倍のまま放置されているのが不思議なほど、材料に事欠かない存在。群馬銀行との共同HD構想もあり、今後の展開次第で“大化け予感”。

❄️北洋銀行〈8524〉

「雪解けの先に、インバウンドという春が来る」
数字だけ見れば低評価かもしれない。でも、観光復活+自社株買いという明確な材料があるのは好感。
“安くて配当もあって、夢も見られる”…そんな“旅先の銘柄”として持っておきたくなる。

🎯全体の感想

今回の5行は、単に「高配当で安いから買おう」ではなく、
それぞれに「理由と物語」がある銘柄ばかりでした。

  • ROEで勝負する銀行

  • 増配で魅せる銀行

  • 再編で化けるかもしれない銀行

  • そして、地域とともに歩みながらも進化を模索する銀行たち。

「地銀=地方の古びた銀行」ではなく、今や「地域密着の挑戦者たち」。
投資先として、思ったよりもずっと面白く、可能性に満ちているセクターだと再認識しました。

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

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