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三浦工業【6005】決算が好調!最高益&67円配当予想|攻めの財務戦略と今後の注目点。2025年3月期末の決算。

こんな方におすすめ

  • 安定した収入源を求めている人
  • 投資知識の向上をしたい人
  • 投資判断の材料が欲しい人

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安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです

Contents

🔥【三浦工業ってどんな会社?】

三浦工業は、「熱と水のプロ」として、工場や病院などで使われるボイラーや水処理機器をつくっているメーカーです。

✅【主な事業内容】

分野 内容 特徴
🔥ボイラー 工場などで蒸気をつくる装置 小型タイプで国内トップシェア
💧水処理機器 工場や病院で使う水をキレイにする 環境にも配慮した設計
🍱食品機器 食材の「解凍・加熱・冷却」など 大手食品工場向けに提供
🏥医療・滅菌装置 手術器具の滅菌などに使う 病院や医療施設向け
🚢舶用機器 船で使うボイラーや水処理機器 海外展開もあり
🧺ランドリー機器 ホテルや病院の業務用洗濯機 買収で強化(アイナックス稲本HD)

🚀【成長への取り組み】

  • 水素ビジネスに注力
    環境にやさしい水素ボイラー小型水素製造装置を開発。東京ガスとも連携。

  • カーボンニュートラル対応
    「エネルギーのムダを減らす技術」で、脱炭素社会に貢献。

💡ポイントまとめ

  • 熱と水」をテーマに幅広い分野で活躍

  • 環境・水素など成長分野にも投資中

  • 海外買収・提携でグローバル展開加速中

決算概要

✅ 売上:前年から+57%の大ジャンプ!

  • 主因は海外M&A(米クリーバーブルックス社の買収)

    • この買収で米国の販売・メンテ事業が一気にブースト。

    • 海外売上は「一気に倍増」どころか「3倍超え」というハンパない伸び方(海外メンテ事業は+282.8%!)。

  • 国内も堅調

    • 食品機械での大型案件、舶用・水処理・ボイラも順調に売れた。

    • メンテナンス契約件数も増え、安定したストック収入も育っている。

💸 営業利益:増収に支えられたけど、コストもドーン

  • 原材料費アップ💥、イベント(ミウラフェア)開催🎪、人件費UP💰とコスト要因も多くありました。

  • でも「海外売上効果」がカバーして営業利益も前年よりUP

海外で稼いで、国内でファンを育ててるような、いいバランスです。

🧠 経常・最終利益:M&Aは「一時的なコスト」だが…

  • M&A関連費用(合計26億円程度)や買収資産の償却が営業利益を圧迫。

  • でも、持分法投資収益が好調(+47億円)で巻き返し、最終的にはしっかり利益成長へ。

M&Aで一気に筋肉質になった三浦工業。「水と熱の職人」が世界へ飛び出し、売上・利益ともに過去最高益。国内も地に足をつけつつ、海外ではブースト中。今後はこの筋肉がどれだけ「持久力」になるかに注目ですね💪🌏

 

1. 海外展開が引き続き牽引役

  • 2025年に買収した米Cleaver-Brooks社の本格寄与が続く。

  • 北米市場を“第二のホーム”にしようとしており、海外機器・メンテの拡大が利益を押し上げます。

2. 営業利益は300億円突破予想

  • コスト増(原材料や人件費)という逆風がありながらも、売上総利益の改善で営業利益は約29%増

  • 社内で「残業代は増やすけど営業利益はもっと増やすぞ!」という気迫を感じます🔥

3. 配当も着実増配!

  • 今期は**年間67円(前期+6円)**へ増配予想。

  • 利益成長と連動して**“堅実高配当銘柄”化**が進行中。

  • 株主還元を「ガッチリ還元部」と名乗っても許されるレベル。

三浦工業の2026年3月期予想は、まさに“攻めと守りのバランスモデル”。海外M&Aで売上をグイッと引っ張り、利益もグローバルに成長。株主にはしっかり還元。
「水と熱のインフラ王者」は、着実に世界ステージで存在感を増してきています🌍💧🔥

⚠️ 投資における主なリスク

① 為替リスク(ドル円・カナダドル・ユーロなど)

  • 三浦工業は海外売上比率が約5割弱にまで増加し、特に米国(Cleaver-Brooks社)への依存が高まりました。

  • 円高になると、海外で稼いだ利益が円換算で目減りします。

  • ドル円が1円動くと営業利益に数億円単位の影響が出る可能性も。

🌊【たとえ話】海外でがんばって稼いだお年玉も、円高で開けたら千円札が五百円札になってた…そんな悲劇です。

② M&Aリスク(買収企業の統合リスク)

  • 2024年、Cleaver-Brooks社を約1,160億円で買収。企業規模を大きく変えるインパクトがありました。

  • しかし、「買って終わり」ではなく、統合がスムーズにいかなければ業績の足を引っ張る恐れがあります。

  • のれん約400億円、無形資産も多く計上されており、将来的な減損リスクもゼロではありません

③ コスト高騰リスク(原材料・物流・人件費)

  • ボイラや水処理機器などは金属・部材コストに敏感です。

  • 直近は「ミウラフェア」などのプロモーションや人件費増も重なり、販管費が急増(前年比+約250億円)。

  • コスト高が長期化すれば、利益率の低下につながる可能性があります。

④ 市場の成熟化・国内需要の鈍化

  • 国内ボイラ市場はすでに成熟産業で、今後は急成長が見込める領域ではありません。

  • 特に人口減少や工場の省エネ化が進む中、保守・更新需要が中心になっていきます。

⑤ 環境規制リスク(カーボンニュートラルへの対応)

  • 三浦工業は水素ボイラや省エネ提案を進めていますが、世界各国の環境規制が一段と厳しくなると、製品ラインアップの更新が追いつかないリスクも。

  • 先手を打てなければ「脱炭素の流れに置いていかれる」懸念もあります。

三浦工業は「地味に見えて世界で稼ぐ」優良企業ですが、特にM&Aと為替には投資家の注目が必要です。短期で大化けを狙うより、「5年後も潰れない会社に投資する」目線が合う人に向いている銘柄と言えるでしょう。

 

✅ 1. 営業利益率

  • 三浦工業の2025年3月期は**10.08%**に低下(前年は14.44%)。

    • 原因:M&A費用(約26億円)・人件費・ミウラフェア開催など販管費の増加三浦説明資料

  • ただし、2026年は12.01%に回復予想と、コスト吸収力が戻ってくる見込みです。
    🧠 目安:製造業で10%以上あれば優秀。

✅ 2. ROE(Return on Equity:自己資本利益率)

  • 2025年3月期は**12.12%**と、前年よりアップ。

  • これは、利益の成長に加えて、株主資本の効率的活用ができている証拠。

  • 2026年にはさらに12.98%へ上昇予想と、2桁台をキープ!

🎯 目安:10%以上は優良企業とされます。
三浦工業は「ちゃんと株主のカネで稼いでいる」企業です。

✅ 3. ROA(Return on Assets:総資産利益率)

  • 2025年は**6.85%**と前年(8.23%)から低下。

  • 原因:Cleaver-Brooks社買収で資産(特に無形資産)が大きく増加したため、分母が膨らんだ。

  • 2026年予想はさらに**6.03%**とやや低下予想。

🧠 「資産は増えたけど、使いこなすのに時間がかかってる」状態。

  • ROEが10%以上を継続しているのは投資家にとって高評価ポイント。

  • 営業利益率は一時的に落ちたが、回復基調にあるのもプラス。

  • ROAは下がってるが、「攻めの拡大戦略」にともなう一時的なものでしょう。

株価指標と株主還元

📌 株価(2025年5月14日時点)

  • 現在値:3,125円

    • → 現在は下落からやや反発した段階。中長期の押し目水準とも言える。

📌 PER(株価収益率)13.6倍

  • 一般的な水準:15倍前後が平均

  • 製造業としては妥当かやや割安寄り

  • 2026年3月期のEPS(229.1円)をベースにすれば割高感はない

📌 PBR(株価純資産倍率)1.77倍

  • 目安:1倍以下で割安、2倍超で成長期待込み

  • 三浦はM&Aで無形資産が多いためPBRが高くなりやすい

  • 事業の安定性を加味すれば高すぎる水準ではない

📌 配当利回り:2.14%

  • 年間配当予想:67円

  • 安定配当で毎年着実に増配中

  • 高配当株ではないが、“増配型の成長株”として魅力あり

📊 配当金推移のポイント

✅ 安定かつ着実な増配

  • 2013年:13.67円 → 2025年:61円 → 2026年予想:67円

  • 12年間で約4.9倍に増加しており、着実な成長が見て取れます。

✅ 直近の増配ペースが加速

  • 2022年:39円(+4円)

  • 2023年:45円(+6円)

  • 2024年:53円(+8円)

  • 2025年:61円(+8円)

  • 2026年(予想):67円(+6円)

→ 直近は年間5~8円ペースで増配中。利益成長と連動した戦略的な増配といえる。

✅ 配当性向の目安

  • 2025年3月期の配当性向:約29.6%

  • 2026年3月期も無理のない範囲(30%前後)

  • → 業績連動型+持続可能な配当政策を実行中。

財務

🧱 自己資本比率

  • 自己資本比率は高ければ高いほど“安全”

  • 三浦工業は元々70%以上の超健全財務。

  • しかし2025年に米国の大型M&A(Cleaver-Brooks社)を実行し、資産と負債が急増。

  • それにより一時的に46.4%へ低下

  • 依然として倒産リスクの低い水準だが、注視は必要。

💬 一言:「借金して大きくなったけど、まだ十分に健全」

💰 剰余金

  • 剰余金とは「内部に積み上げた利益の貯金」。

  • 毎年コツコツ稼ぎ、着実に増えている点は非常に優秀

  • ここが潤沢だからこそ、安定した増配ができる

💬 一言:「配当もできるし、自己資金で成長投資もできる、理想の蓄え」

🏦 有利子負債倍率

  • 1.0倍を超えると「借金が自己資本を上回る」状態。

  • 三浦工業はわずか0.10倍と、まだまだ低水準。

  • M&Aで一時的に借入を増やしたものの、余裕はたっぷり

💬 一言:「借りても、背伸びしてない借金レベル」

三浦工業は、「攻めに出た優等生」。今まで超安全型だった企業が、世界市場に勝負をかけて資産を拡大。その分一時的に自己資本比率は下がりましたが、剰余金も潤沢で借金も最小限。「攻めても守れる」財務体質です。

 

三浦工業のまとめ

✅ ①【前期の結果(2025年3月期)】

  • 売上高:2,513億円(+57.4%)
     → 米Cleaver-Brooks買収で海外売上が爆増

  • 営業利益:253億円(+9.8%)
     → 人件費・イベント・M&A費用増を増収でカバー

  • 最終利益:233億円(+20.4%)
     → 過去最高益を更新!

  • 営業利益率:10.08%(前年14.44%から一時低下)

✅ ②【通期業績予想(2026年3月期)】

  • 売上高:2,715億円(+8.0%)予想
     → 米国市場での継続成長が寄与

  • 営業利益:326億円(+28.7%)予想
     → M&A費用の一巡、利益率も12.01%へ回復見通し

  • 最終利益:265億円(+13.7%)予想

  • EPS(1株利益):229.1円

✅ ③【株価と配当】

  • 株価(2025/5/14):3,125円

  • PER:13.6倍/PBR:1.77倍/配当利回り:2.14%

  • 年間配当:67円予想(前期61円)

✅ ④【財務(2025年3月期)】

  • 自己資本比率:46.4%(前年75%→M&Aで一時低下)

  • 剰余金:1,814億円(過去最高)
     → 利益の蓄積が進み配当余力も十分

  • 有利子負債倍率:0.10倍
     → 借金依存はごくわずか、財務安全性は維持中

💬 決算の感想

三浦工業の今回の決算は、一言でいえば――

「守りから攻めへ、そしてしっかり結果を出した」決算。

売上は2,500億円を超え、過去最高を大きく更新。特に、2024年に買収した米Cleaver-Brooks社の寄与で、海外事業が爆発的に伸びました。「水と熱のプロ」が、ついに世界ステージで本格始動した感があります。

営業利益率は10.08%と一時的に落ち込みましたが、これはM&A費用やイベント開催によるコスト増が影響したもので、むしろ売上の伸びでしっかり吸収できている点が好印象です。

また、自己資本比率が75%→46%と大きく下がったのはやや気になりますが、M&Aという戦略的投資によるものであり、有利子負債倍率も依然0.10倍と超健全。むしろ今後のリターンを期待したくなる“攻めの布石”と捉えられます。

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

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