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【三菱HCキャピタル:8593】高配当なリース株は8か月連続で陰線。配当には余裕あり!?

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  • その他金融業界について知りたい人
  • 三菱HCキャピタルを投資対象に考えている人
  • 三菱HCキャピタルについて知りたい人

 

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『三菱HCキャピタル』について解説したいと思います(^^)

 

三菱HCキャピタルは、22期連続増配を達成し、23期連続増配を予定している高配当株です。

 

もともとは、三菱UFJリースという商号でしたが、2021年4月から日立キャピタルと経営統合をして現在の『三菱HCキャピタル』になっています。

 

 

株主通信より引用

 

日立キャピタルとの経営統合により、売上高は東京センチュリーに次ぐ、第3位ですが、純資産、純利益でオリックスに次ぐ第2位に踊り出ます。

 

そんな、三菱HCキャピタルは、2022年度第2四半期の決算を発表しています。

 

三菱HCキャピタルの情報をもとに、私の意見も含めて解説したいと思います(^^)

 

三菱HCキャピタルの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 


 

三菱HCキャピタルの企業分析

企業概要

  • 三菱商事系の大手総合リース会社
  • 傘下企業も多数で、三菱商事【8058】、三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の持分法適用会社
  • 2007年『ダイヤモンドリース』と『UFJセントラルリース』が合併し誕生
  • 2016年『日立キャピタル』と資本業務提携
  • 2020年『JTOWER』【4485】と資本業務提携
  • 2021年4月『日立キャピタル』と経営統合し、『三菱HCキャピタル』に商号変更
  • コンテナリース世界5位の米国CAI社を買収

 

三菱HCキャピタルは、国内、海外のカスタマービジネスを基盤に、機械、器具などの備品のリース、ローン販売、金銭貸付等を主力に、環境、エネルギー、不動産、航空、ヘルスケア関連の金融サービスを提供しています。

 

三菱UFJリースと日立キャピタルは、強みとするビジネス領域や事業展開地域において重複の少ない相互補完関係にあります。

 

両社が一つになることで、従来のリース会社の枠を超えた新しい価値を提供していくとのことです。

 

三菱HCキャピタルの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

経営統合後の2022年度からは大きく業績を伸ばしています。

 

kabutanより引用

 

2社が1社になったので、売上高、営業益、最終益等は前期よりも増加しています。

 

2022年度第2四半期の累計

kabutanより引用

 

第2四半期の累計は、2社が統合したことにより、売上高は83.3%の増加、営業益は80.6%の増加、経常益は75.7%の増加、最終益は2.5倍の増加となりました。

 

企業概要でもご説明しましたが、2021年6月に米国の大手海上コンテナリース会社である、CAIの全株式を取得し、完全子会社化の合併契約を締結しました。

 

これにより、持続的な成長市場として安定的な需要と高い収益性を有する、海上コンテナリース事業のグローバル競争力を高めていくとし、今後の三菱HCキャピタルの中長期的な成長を支えるドライバーとして強化していくということです。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

 

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

2022年度の業績予想は依然、非開示となっています。

 

kabutanより引用

 

売上高、営業益等は非開示ですが、最終益は71.7%の増加を予測しています。

 

脱炭素をはじめ、持続可能で豊かな社会の実現に向けた取り組みを強化しています。

 

国内においては、21年7月に埼玉県所沢市に太陽光発電の供給とブルーベリーなどの栽培を両立するソーラーシェアリングを担う、太陽光発電所を竣工しています。

 

また、海外においては、21年5月にベトナムでの風力発電事業に参集したほか、21年9月には、米国カリフォルニア州でも太陽光発電事業に出資参画しました。

 

さらに、21年10月には、米国の水素航空機関連企業への出資をおこなうなど、航空業界における環境負荷軽減、水素の流通拡大にもおこなっています。

 

 

三菱HCキャピタルの株価と配当

三菱HCキャピタルの株価

 

kabutanより引用

 

2021年12月5日時点での月足チャートです。

 

4月以降、8か月連続の陰線となり、直近の株価は550円前後になっています。

 

過去のチャートをみると、半年間で株価が大きく上昇、大きく下落するということもあり得るということがわかります。

 

ただ、2018年の高値である、760円から最高値が切り下がっていること、700円くらいで上髭のチャートが多いことから、700円を超えるには相当な時間やポジティブニュースが必要になるのではないかと思います。

 

三菱HCキャピタルの配当

銘柄スカウターより引用

 

2021年の年間配当金は25.5円でした。

 

2022年度は、三菱UFJリースの連続増配実績や日立キャピタルにおける配当方針を踏まえ、前期比50銭増配の年間26円となっています。

 

予定通りいけば、23期連続増配になります。

 

これからも連続増配にこだわってくれると思っています(^^)

 

利回り

銘柄スカウターより引用

 

直近の株価の低迷から配当利回りは4.7%前後と、高配当な状態です。

 

23期連続増配を目指す企業が4%台後半の利回りを考えると買い増ししたくもなります(^^)

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

 

2021年度の配当性向は、41.1%でした。

 

2022年度は1株配当が26円で、1株利益が66.2円を予想しているので、計算すると配当性向は39.2%くらいになりそうです。

 

配当性向40%は一般的に、無理して配当をしているわけではなく、かといって、少ない配当というわけではない経営的に非常にバランスの良い配当割合かと思っています。

 



 

 

三菱HCキャピタルのキャッシュフローとの財務

kabutanより引用

 

2021年度の営業キャッシュフローは久しぶりに黒字になりました。

 

それまで8年連続で営業キャッシュフローはマイナスになっていました。

 

今後も安定的な営業キャッシュフローを期待したいです(^^)

 

ちなみに、業界1位のオリックスの営業キャッシュフローは毎年黒字になっています。

 

kabutanより引用

 

自己資本比率は13%と期末決算の時よりも0.4%減少しました。

 

リース業は借り入れをしてリースするものを購入しているので、もともと自己資本比率は低い傾向にあります。

 

利益剰余金は順調に毎年確実に増えています。

 

有利子負債倍率は若干高くなり、6倍を超えていますが、リース企業なので問題視はしていません。

 

三菱HCキャピタルのまとめ

ホームページより引用

【まとめ】

  • 三菱商事系列の大手総合リース会社
  • 2021年4月より日立キャピタルと統合し、三菱HCキャピタル株式会社として出発
  • 2021年度は売上高非開示も最終益70%増を予測
  • 高配当でありながら、23期連続増配を予定
  • 国内3本の指に入る連続増配銘柄!

 

三菱HCキャピタルを解説しました(^^)

 

株主に対する還元意欲はとてもあり、連続増配を意識していると思います。

 

日立キャピタルとの統合により純資産、純利益で、オリックスに次ぐ、第2位になりました。

 

事業のポートフォリオの厚みも増し、今後の成長も期待できます(^^)

 

リース関連株で真っ先に思い浮かぶのが『オリックス』ですが、三菱HCキャピタルは連続増配株でもあるので、配当性向や業績をみていると、今後も連続増配の可能性は大いにあると思っています。

 

私も株主でありますので、引き続き注視していきたいと思います(^^)

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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