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【カルビー2229】巣ごもり需要が増加。顧客の嗜好の変化を見極める!

こんな方におすすめ

  • 食料品業界について知りたい人
  • カルビーを投資対象に考えている人
  • カルビーについて知りたい人

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高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)

 

今回は、『カルビー』について解説したいと思います(^^)

 

カルビーはスナック菓子メーカーで、国内最大手です。

 

私はカルビーといえば、『フルーツグラノーラ』や『じゃがりこ』、『プロ野球チップス』などが思い浮かびます(^^)

 

そんなカルビーは、2021年の決算を発表しています。

 

決算の内容を解説してから、私独自の『タグの10箇条』で高配当投資におけるカルビーを点数化してみたいと思います(^^)

 

2021年度はどのような結果になり、今後はどうなっていくのか、カルビーの情報をもとに、私の意見も含めて解説したいと思います(^^)

 

カルビーの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。

 

タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)

高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!

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カルビーの企業分析

企業概要

  • 国内最大手のスナック菓子メーカー
  • 『ポテト系』、『小麦系』、『シリアル食品』の製造販売
  • ポテト系スナック商品の売上高は約50%
  • 米国、韓国、アジア諸国、西欧など海外にも注力
  • 2009年 米国『ペプシコ』と業務・資本提携
  • 2012年 ペプシコと北米展開で業務提携
  • 2020年 サツマイモ事業の拡大を推進

ポテト系は『ポテトチップス』、小麦系は『かっぱえびせん』などが有名です。

 

米国の炭酸飲料で世界大手の『ペプシコ』と資本業務提携をおこなっています。

 

ペプシコは、お菓子類は『フレトリー』ブランドで展開しています。

 

米国においては中身をカルビーが生産し、商品の名前はフレトリーのブランドで販売しています。

 

また、さつまいもの卸売事業や焼き芋等の販売事業をおこなう、『株式会社ポテトかいつか(茨城県)』を子会社化しました。

 

新たな食領域での事業確立』を謳う中期経営計画を断行しています。

 

国内のさつまいも市場では、糖度の高い品種への需要が高まっています。

 

ドン・キホーテやスーパーなどで焼き芋機があり、いい匂いがしていることがよくあります(^^)

 

中華圏や東南アジアにおいても焼き芋の認知度が上がり、近年は輸出も増加しています。

 

カルビーが有する馬鈴薯の品種開発や貯蔵技術を活用し、サツマイモ事業の拡大を図るという事です。

 

決算短信より引用

国内の売上は全体の約8割で、海外の売上は約2割となっています。

 

前期と比べ海外の売上構成比が大きくなっているのがわかります。

 

決算短信より引用

詳細を見ると海外スナック菓子が19%の伸び率を記録しています。

 

国内は人口減少、少子高齢化で胃袋の数が減っています。

 

サイズが縮小する国内では、販売の伸びは見込みづらい状態です。

 

サツマイモ事業や海外市場を伸ばしていくフェーズになっています。

 

カルビーの業績

四半期の業績推移

銘柄スカウターより引用

四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。

 

四半期ごとの営業利益の波はあれど、ここ数年は安定して業績を残しているのがわかります。

 

kabutanより引用

第4四半期の売上高は前期比で2%の増加、営業益は約10%のマイナスでしたが、最終益は27%の増加となりました。

 

営業利益率は9.1%から若干減少し、8.0%でした。

 

2021年度の結果

kabutanより引用

2021年度の結果は前期比で、売上高は4%の増加、営業益は2%の減少、経常益、最終益は微増となりました。

 

販売促進費や旅費交通費などの経費抑制が、最終益の増加に寄与したものの、高付加価値である、『じゃがポックル』、『とうもりこ』、『えだまりこ』などのお土産用商品の売上減少が利益にマイナスに影響したという事です。

 

通期の業績推移

銘柄スカウターより引用

通期の売上高と営業利益のグラフです。

 

徐々に成長の速度が鈍化して高止まりしているように見えます。

 

2022年度は売上高が減少する予測をたてています。

 

kabutanより引用

2022年度の売上高は前期比で10%の減少、営業益は3%の増加、経常益はほぼ変わらずで、最終益は1.8%の増加を予測しています。

 

配当金は2円増配の1株52円を予測しています。

 

ちなみに、今回の予測数字の前提としている為替レートは、1ドル104円1ポンド140円などとなっています。

 

想定している為替レートよりも円安になれば業績はよくなっていきますので、為替レートにも注目したいところです(^^)

 

カルビーの株価と配当

カルビーの株価

kabutanより引用

2021年5月28日時点での月足チャートです。

 

株価は2015年の高値である、5700円をピークに長期の下落トレンドになっています。

 

コロナショック時の2392円を割ってしまうと2200円前後が見えてしまうチャートのように感じます。

 

ただ、2番底を模索していると考えれば買いの状態とも言えます。

 

私は一つの銘柄に集中投資はしないのでちょこちょこ買っていこうと思っています(^^)

 

カルビーの配当

銘柄スカウターより引用

配当金

  • 2021年度 50円
  • 2022年度 52円(予測)

カルビーの配当金は期末一括方式を採用しています。

 

年間業績等を見極めたうえで年1回の配当』としており、堅実さがうかがえます(^^)

 

2021年度の配当金は50円でした。

 

2022年度は2円増配し、1株52円の予測を発表しています。

 

利回り

銘柄スカウターより引用

利回り

  • 2021年度 1.95%
  • 2022年度 2%前後

2021年度の配当利回りは1.95%でした。

 

直近でも2%前後の利回りとなっており、利回りはそれほど高くはありません。

 

配当性向

銘柄スカウターより引用

配当性向

  • 2021年度 37.8%
  • 2022年度 38.6%

2021年度の配当性向は37.8%でした。

 

2022年度は、1株利益が134.7円を想定し、1株配当が52円なので計算すると配当性向は、38.6%くらいになりそうです。

 

2024年3月期までの『中期経営計画』では、連結配当性向40%以上を目標としています。

 

業績予測の数値だと配当性向は40%以下です。

 

前期は2億円弱の自社株買いがありましたが、当期も自社株買いをするのか、配当金を増やすのか、もしくは業績悪化で利益が減ってしまうのか。

 

今後も追っていく必要がありそうです(^^)



 

カルビーのキャッシュフローと財務

kabutanより引用

営業キャッシュフロー』は黒字を維持しています。

 

前期と比べて減少しているのは、売上債権の回収額が銀行休業日による入金のずれにより増加した前期に比べ、減少したとしています。

 

投資キャッシュフロー』が大きくマイナスになっているのは、『ポテトかいつか』を買収したことや、『ポテトデラックス』、『大人のじゃがりこ』などの新商品の製造ライン新設等、国内既存事業の拡充をしたものです。

 

積極的に投資をおこなっているという事がわかります(^^)

 

財務キャッシュフロー』は、短期借入金を返済したことによるマイナスということです。

 

kabutanより引用

自己資本比率は73%と高い数値を維持しています。

 

利益剰余金も毎年積みあがっており、借金も少ないです。

 

財務は優良で安心して投資できると思います(^^)

 

タグの10箇条で分析した結果

合計得点

  • 68点

私の高配当投資の観点からすると、現状の『カルビー』は、68点でした。

 

点数を落としてしまったのは、PBRと配当利回りです。

 

あくまで高配当投資という観点からすると点数は落ちてしまいましたが、分析してきて充分投資対象になると思っています(^^)

 

カルビーのまとめ

ホームページより引用

【まとめ】

  • 国内最大手のスナック菓子メーカー
  • ポテト系スナック商品の売上高が約50%
  • 今後はサツマイモ事業や海外も推進
  • 財務優良で安心して投資できる銘柄の一つ

2021年度の決算を発表したカルビーを解説しました(^^)

 

インバウンドやお土産を想定してきた商品は大幅減少でしたが、他の商品で補うことが出来ました。

 

サツマイモ事業や海外事業のさらなる躍進が求められます。

 

我が家も『フルグラ』のヘビーユーザーなので引き続き応援したいと思います(^^)

 

カルビーを単元株(100株)で購入すると26万円前後になります(>_<)

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今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

 


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