こんな方におすすめ
- 小売業業界について知りたい人
- ツルハホールディングスを投資対象に考えている人
- ツルハホールディングスについて知りたい人
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、『ツルハホールディングス』の2023年5月期第1四半期の決算が発表されましたので解説したいと思います(^^)
ツルハホールディングスは、ドラッグストア売上高第2位の大手ドラッグストアチェーンです。
ツルハドラッグはご存じの方も多いのではないでしょうか(^^)
私自身、ツルハドラッグのヘビーユーザーであり、『プラチナ会員』として、いつでもポイント3倍でお買い物ができています(^^)
会員制度には、『一般会員』、『ゴールド会員』、『プラチナ会員』があり、プラチナ会員になるには、年間お買い上げ金額20万円でプラチナ会員になれます。
プラチナ会員になるといつでもポイント3倍になるのでお得にお買い物ができます。
そんなヘビーユーザーの私ですが、ツルハホールディングスの株は持っていませんでした。
ツルハホールディングスの株価は、数年前は1株1万5,000円前後で、一般庶民の私にはとても手が出せない株でしたが、2021年11月から6か月間下落し続け、2022年6月には1株6230円をつけました。
下落局面の際に単元株とはいきませんでしたが、念願のツルハホールディングスの株を取得しました(^^)
直近の決算を解説していきますので、ツルハホールディングスの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。
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Contents
ツルハホールディングスの企業分析
企業概要
- イオングループの大手ドラッグストアチェーン
- 北海道を中心に東北・関東・関西圏でドラッグストアを運営
- 『ツルハドラッグ』、『くすりの福太郎』、『ウェルネス』、『くすりのレディ』、『杏林堂薬局』を運営
- 2007年にくすりの福太郎を子会社化
- 2011年にサクラドラッグを子会社化
- 2013年にウイング・ウォンツを子会社化
- 2015年にTOB(株式公開買い付け)により愛媛のレディ薬局をフジ【8278】と共同買収・子会社化
- 2017年に静岡の杏林堂グループを子会社化
- 2018年に愛知のビー・アンド・ディーホールディングスを子会社化
- 2020年にJR九州ドラッグイレブンを子会社化
2021年以降ドラッグストアは再編の機運が高まっています。
業界6位のマツモトキヨシホールディングスと、業界7位のココカラファインが2021年10月に経営統合をし、『マツキヨココカラ&カンパニー』となっています。
ツルハホールディングスはその前から着々とM&Aを軸に売上を拡大させてきました。
ドラッグストアでは、ウエルシアホールディングスが売上高1兆円企業となり、ツルハホールディングスも2024年5月期に売上高1兆円を目標としています。
次はツルハホールディングスの業績について見てみましょう。
ツルハホールディングスの業績
四半期の業績推移
四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。
売上高に関しては右肩上がりを形成しているのがわかります。
営業利益の上下はありますが、前期の第1四半期と比較しても業績は良くなっています。
2023年度第1四半期の業績は前期比で売上高は3.2%の増加、営業益は3.3%の増加、経常益は3.2%の増加、最終益は0.5%の減少となりました。
PB(プライベートブランド)商品の販売増加などにより、粗利率は0.5ポイント改善したということです。
人件費の抑制をおこないましたが、水道光熱費の高騰により販売管理費は0.4ポイントの上昇がありました。
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
素晴らしい右肩上がりを形成しています。
2022年度の営業利益は減少しましたが、当期は再び増加の予想をしています。
2023年5月期の業績予想は前期比で売上高は5.8%の増加、営業益は5.3%の増加、経常益は6.3%の増加、最終益は5.9%の増加予想を変更していません。
予想通りの業績になると、売上高は過去最高を更新し、中期経営計画の目標である売上高1兆円まであと312億円まで迫ります。
ツルハホールディングスの株価と配当
ツルハホールディングスの株価
2022年9月25日時点での月足チャートです。
直近高値の2020年12月の1株16,490円から約1年半で約62%の下落をしました。
株価のレベルとしては、2014年の12月くらいのレベルまで下落しました。
さすがに急激に株価が下落しましたので、購入時を見計らって無事に購入できました(^^)
ツルハホールディングスの配当
2023年度は、中間116.5円、期末116.5円の合計233円を予測しています。
2022年度の期末決算時に66円増配の1株あたり233円の配当金が発表されました。
新中期経営計画における、財務戦略の株主還元には、2023年5月期~2025年5月期までの3年間は、『配当性向50%~70%』を目途に実施との記載があります。
これにより配当金額がいっきに増額されました。
利回り
配当利回りはいまのところ、2.8%前後となっています。
今までは良くても2%前半の配当利回りでしたが、増配によって3%を伺う利回りになっています。
現時点では2%後半の利回りは高配当とは言えませんが、優良企業の利回りが高くなったということで私は迷いなく購入しました。
配当性向
2022年度の配当性向は、37.9%でした。
2023年度は1株配当が233円で、1株利益が466.2円を想定しているので、計算すると配当性向は、約50%くらいになりそうです。
配当性向の下限の目途である50%の予想となっています。
今後さらに業績が上向けば増配すると思いますし、業績が思わしくなくても配当性向70%くらいまでは許容範囲になります。
ツルハホールディングスの株主優待
株主優待カード、自社商品券または、自社PB商品詰合せ(選択制)
必要枚数 | 優待内容 |
100株 | 株主優待カード(5%割引) 【3年未満保有】※下記より1点を選択 1、株主ギフト券2,500円相当 2、自社PB商品詰合せ 3、北海道グルメカタログギフト1点 4、花田養蜂園の純粋蜂蜜(マロニエ・りんご) 【3年以上保有】 追加で株主ギフト券1,000円相当を贈呈 |
1,000株以上 | 【3年未満保有】※下記より1点を選択 1、株主ギフト券5,000円相当 2、自社PB商品詰合せ 3、北海道グルメカタログギフト1点 4、花田養蜂園の純粋蜂蜜(マロニエ・アカシア・りんご) 【3年以上保有】 追加で株主ギフト券1,000円相当を贈呈 |
2,000株以上 | 【3年未満保有】※下記より1点を選択 1、株主ギフト券10,000円相当 2、自社PB商品詰合せ 3、北海道グルメカタログギフト1点 4、花田養蜂園の純粋蜂蜜(マロニエ・クローバー・アカシア・りんご) 【3年以上保有】 追加で株主ギフト券1,000円相当を贈呈 |
100株以上で5%割引の株主優待カードがもらえるそうです。
また、3年以上保有すると追加でギフト券がもらえます。
100株、1,000株以上、2,000株以上の3段階ありますが、100株を目指して買い進めていきたいと思っています(^^)
ツルハホールディングスの財務
自己資本比率は50.8%に上昇しています。
総資産が減少し、自己資本が増加したため、自己資本比率は増加しています。
利益剰余金は2008年以降、毎年確実に増加しています。 資金がたまっているのがわかります。
有利子負債は0.21倍と少ない状態を保っています。
財務的には今のところ問題ないと思っています(^^)
ツルハホールディングスのまとめ
【まとめ】
- イオングループの大手ドラッグストアチェーン
- M&Aを軸に売上を拡大中
- 2023年5月期第1四半期は好調なすべり出し!
- 株主還元にも意欲的な優良株!
ツルハホールディングスについて解説しました(^^)
ドラッグストアは医薬品や化粧品、健康食品といった商品を広く提供する小売業態です。
ツルハホールディングスの売上総利益率が高い商品は『医薬品』、『化粧品』です。
価格を抑えた日用雑貨や食品で集客を図る事業モデルを築いています。
積極的な出店攻勢をかけているツルハホールディングスですが、今後は収益性にも重きをおいています。
売上高1兆円を達成したウエルシアホールディングスに追いつけるか、業界3位のコスモス薬品【3349】、4位のマツキヨココカラ&カンパニーなど、ドラッグストアのトップ争いは今後も続いていきそうですね!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)