こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
※本ページはプロモーションが含まれています
安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
Contents
🏗 ショーボンドホールディングス(1414)とは?
■ 何をしている会社?
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橋やトンネルなどの「社会インフラ」を直したり、強くしたりする会社
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高速道路・鉄道・港・上下水道・建物など、コンクリート構造物の補修・補強に特化
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日本全国の橋のメンテナンスで業界トップクラス
■ 得意なこと・強み
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**「壊れてから直す」ではなく、「壊れる前に強くする」**というメンテナンスが得意
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特許技術を活かし、
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はく落防止(コンクリートが落ちないようにする)
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耐震補強(地震に強くする)
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落橋防止(地震などで橋が落ちないようにする)
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床版の補強(道路の土台を強くする)
などを行う
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■ 技術力がすごい
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自社で「補修工学研究所」という巨大な研究施設(東京ドームの約半分の面積)を持ち、
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コンクリートの試験・分析
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新素材の研究・開発
を行っており、技術革新の中心
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■ その他の事業
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工事で使う「エポキシ樹脂」などの補修用素材の製造・販売も行っている
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海外展開も開始しており、2019年に三井物産と合弁会社を設立
■ 主な取引先(お客さん)
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NEXCO(東日本・中日本・西日本高速道路)
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高速道路のリニューアル工事で需要が大きい
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🔰 初心者向けポイント
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日本のインフラは老朽化が進んでいるため、補修・補強の需要は長期的に安定
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公共事業が多く、景気の波を受けにくいビジネスモデル
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技術力と実績で高い競争優位性を持つ
決算概要
📊 1. 売上高(前年同期比 +4.8% 増)
**67,915百万円(約680億円)**と、順調に成長。
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主な原動力は、国や地方自治体の工事案件が増えたこと。
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特に地方自治体向けは「予算使い切り特需」だったのか、前年比+27.5億円と絶好調。
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一方で、高速道路関連は「発注スケジュール遅延」により減少(前年比▲20.6億円)と足踏み。
🛣️「高速道路の案件、走り出すのがちょっと遅いぞ…?」状態。
💼 2. 営業利益(前年同期比 +3.6% 増)
**16,293百万円(約163億円)**と過去最高水準を更新。
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粗利率はやや低下(29.8% → 28.9%)も、依然として高水準。
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工事材料の価格改定も寄与し、材料粗利率は36.7% → **39.1%**に改善。
💸「インフレ、悪くないね。売るモノが強ければ、むしろ利益に追い風。」
📈 3. 経常利益(前年同期比 +1.8% 増)
16,506百万円と堅実に増益。
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営業外収益は減少(前期:530 → 今期:241百万円)。
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特に保険金や持分法利益の減少が響いたが、地味ながらも本業の強さでカバー。
💪「横風(営業外要因)は弱まったが、前に進む力(本業)は衰えず」
💰 4. 最終利益(前年同期比 +3.2% 増)
11,691百万円(約117億円)
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**政策保有株式の売却益(約6億円)**が効いています。
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通期進捗率は78.2%、順調です。
🏁「地味に見えるけど、ゴールへ向けて着実にラップを刻む…まさにマラソン型経営」
📝 総括(初心者向けまとめ)
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✅ インフラ老朽化=需要安定、業績も着実に成長中
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✅ 高速道路の発注遅れが少し心配だが、国や自治体の案件でカバー
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✅ 利益率も高く、しっかり儲けている会社
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✅ 地味だけど「安定感」と「技術力」が武器の"縁の下の力持ち"
■ 売上高:ついに9,000億円の大台見えた!
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高速道路案件の入札遅れもある中、堅実に積み上げ。
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国・地方の案件で着実に稼ぎ、前年比**+7.7%**は見事!
🏗️「老朽化する日本の橋が“定期的な健康診断”を受けるたび、ショーボンドに出番あり。」
■ 営業利益・経常利益:伸び率はやや鈍化
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営業利益は+4.7%、経常利益は+3.2%と控えめな伸び。
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一因は人件費上昇と原材料価格の動向だが、依然として高収益体質。
💰「体重(売上)は増えても、体脂肪率(利益率)はキープしてる“健康優良企業”」
■ 最終利益:政策保有株の売却も貢献
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最終利益も+2.6%と着実に積み上げ。
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株式売却益など一時要因を含めても、本業の底力が感じられる。
📈「派手さはなくても、地に足ついた“地盤業績”」
ショーボンドホールディングスの通期業績予想(2025年6月期)は堅調そのものですが、投資判断には「リスクの把握」も不可欠です。以下に、主なリスク要因をわかりやすくまとめます。
⚠️ ショーボンドの主なリスク
1. 🛣️ 高速道路案件の発注遅延・偏重リスク
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第3四半期時点でも、高速道路会社からの受注が前年比▲12%超の大幅減少。
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特に首都高速・NEXCO東日本の発注が伸び悩み、期ズレが目立ちます。
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公共工事への依存度が高いため、発注スケジュールの変動に左右されやすい。
📅「カレンダー通りに来るとは限らない公共工事。これがショーボンド最大の“気まぐれクライアント”」
2. 📉 受注高の減少
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第3四半期の受注高は前年同期比で**▲17.1%の大幅減**。
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期初時点で抱えていた大型案件に支えられて売上高は好調でも、来期以降の仕込みが不透明。
🧩「売上は完成済みのパズル、でも箱の中に次のピースが足りないかも…?」
3. 💰 人件費・材料費の上昇
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工事現場の人手不足による人件費上昇。
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インフレ・原材料高による工事材料コスト増。
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第3四半期でも材料粗利率が改善しているとはいえ、外部環境によって利益率はジリジリと圧迫される可能性あり。
🏗️「技術はピカイチでも、人も材料も“値上がり”するのが最近のトレンド…」
4. 📦 政策保有株の売却一巡リスク
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今期の最終利益には約6億円の株式売却益が寄与。
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今後の成長においては、こうした一時的な利益要因に頼らない本業の強化が求められる。
💡「株を売って利益を積むのは“一発屋芸人”、継続ヒットを打てるかが本当の勝負」
5. 🌍 海外展開の再構築中
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三井物産とのJVによる海外進出はまだ発展途上。
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収益貢献は限定的で、短期的には費用先行・不確実性も。
✈️「海外戦略は離陸中。でもまだ、飛行ルートは安定していないかも?」
✅ 営業利益率 = 本業の儲け率
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2024年6月期は 23.02% と、売上の約4分の1が「営業利益」に。
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補修工事というニッチ分野に特化し、高い粗利と効率的な運営が実現。
🛠️「“地味にスゴい”とはまさにこのこと。本業でしっかり稼ぐ構造です。」
✅ ROE(自己資本利益率)= 株主のお金をどれだけ増やせたか
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2024年6月期は 14.24%、予想では 14.46%。
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目安とされる10%を大きく上回っており、資本効率は非常に優秀。
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自己株買いなどの資本政策と、安定した増益がROEを支える。
💰「投資家が預けたお金、しっかり“働いて”ます。」
✅ ROA(総資産利益率)= 持ってる資産をどれだけ上手く使えてるか
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2024年6月期は 11.35%。
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総資産に対してもしっかり利益を生み出しており、効率の良さが際立つ。
🧱「“使えるものは全部使う”効率職人。それがショーボンド」
💡 総まとめ(初心者向け)
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営業利益率、ROE、ROAともに 全て高水準。
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業界トップ級の稼ぐ力と効率性。
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特にROE14%超えは、株主にとって心強いポイント。
株価指標と株主還元
✅ 株価:4,911円
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過去には**6,929円(2024年1月)**という高値も。
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最近は4,500円〜5,300円のレンジで推移。
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長期で見れば安定成長型、急騰急落は少なめな“堅実型”チャートです。
📉「急ブレーキのないドライブ感。大事故の心配が少ない“安全運転株”」
✅ PER(17.1倍):企業の収益力と成長期待を反映
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PERは「株価 ÷ 1株あたり利益」で、株価の割安度を見る指標。
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日本株の平均は13~15倍程度。それより少し高い=投資家の評価が高い。
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建設業という地味業種ながら、高利益率&株主還元が評価されている。
💡「高収益×安定のコンビで、“地味だけど期待されてる”ポジション」
✅ PBR(2.47倍):資産と株価のバランスを見る
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PBRは「株価 ÷ 1株あたり純資産」で、資産のわりに高く買われているかを見る。
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1倍が基準とされ、2倍超は高評価の証。
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ショーボンドは、財務が強く、資産以上の稼ぐ力に市場が注目しているということ。
💎「持ってる資産より“儲ける能力”が光る、まさに“中身で勝負”な企業」
✅ 1. 着実な増配姿勢
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2013年:27.5円 → 2025年予想:142.5円
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配当額は約5.2倍に成長。
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景気や社会情勢の荒波を受けても一度も減配なし。
🧱「堅牢なインフラと同じく、配当政策も“壊れにくい”」
✅ 2. 配当性向50%を明言
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純利益の半分を株主に還元という明確なルールを設定。
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利益が伸びれば、配当も自然に増える仕組み。
💵「会社が儲かれば、株主もちゃんと潤う“フェア設計”」
✅ 3. 増配ペースも緩やかで好感
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年10〜15円程度の持続可能な増配
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一時的な無理な増配でなく、“稼いだ分でじわじわ上げる”姿勢が好印象
🌱「急成長じゃなく、じっくり育てる“配当盆栽”スタイル」
📢 ショーボンドHDの株主還元方針
🔹 基本方針
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株主への利益還元を最重要課題と位置づけ
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業績に連動した安定配当を基本とする
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年2回の配当(中間・期末)を実施
🔹 配当政策
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配当性向50%を目安
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安定かつ継続的な増配を目指す
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2025年6月期の年間配当予想:142.5円(前期:139円)
🔹 中期経営計画(2025年~2027年)
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18期連続増配を目標
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株主還元のさらなる強化を掲げる
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最終年度にROE14.5%程度を目指す
🔹 自己株式取得
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2025~2027年の3年間で150億円規模を予定
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総還元性向は80%以上を目標
「配当性向50% × 増配 × 自社株買い」で、総還元性向80%以上を実現する、株主重視の還元方針を明確に掲げています。
財務
🧱 1. 自己資本比率(安全性のバロメーター)
年度 | 自己資本比率 |
---|---|
2022/06 | 80.2% |
2023/06 | 80.2% |
2024/06 | 79.2% |
2025/03(3Q) | 82.0% |
-
80%超は驚異的な水準で、財務の健全性は非常に高い。
-
借金に頼らず、自己資本で経営が回っているということ。
🏦「借金ゼロではないけれど、頼ってない。筋肉質な財務体質」
💰 2. 剰余金(利益の蓄積)
年度 | 剰余金(百万円) |
---|---|
2022/06 | 59,162 |
2023/06 | 65,589 |
2024/06 | 73,088 |
2025/03(3Q) | 77,102 |
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毎年しっかり積み上げており、潤沢な内部留保。
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増配や自己株取得の原資にもなり、株主還元の源泉。
📈「利益を出して、残して、ちゃんと配る。三拍子そろった“堅実企業”」
💸 3. 有利子負債倍率(借金の重さ)
-
表の通り、「–(なし)」=実質的に有利子負債ゼロ。
-
つまり借入に依存していない自己完結型の経営。
🧘「借金に頼らず、地に足つけた経営。財務の達人です。」
「健全・強固・安定」三拍子そろった財務体質で、長期保有にも安心感バツグン!
ショーボンドのまとめ
① 第3四半期累計(2024年7月〜2025年3月)
項目 | 実績 | 前年比 |
---|---|---|
売上高 | 679.2億円 | +4.8% |
営業利益 | 162.9億円 | +3.6% |
経常利益 | 165.1億円 | +1.8% |
最終利益 | 116.9億円 | +3.2% |
進捗率(通期比) | 約78% | — |
ポイント:
-
国・自治体の工事が堅調、売上・利益ともに着実な増加。
-
高速道路関連の発注遅れが響き、**受注は前年比▲17%**と慎重姿勢も。
② 通期業績予想(2025年6月期)
項目 | 予想 | 前期比 |
---|---|---|
売上高 | 920.0億円 | +7.7% |
営業利益 | 206.0億円 | +4.7% |
経常利益 | 211.0億円 | +3.2% |
最終利益 | 147.0億円 | +2.6% |
1株益(EPS) | 287.9円 | +5.2% |
配当予想 | 142.5円 | +3.5円(前年比) |
ポイント:
-
連続の増収増益を計画中。
-
配当性向は50%を維持、株主還元に積極的。
③ 株価と配当
指標 | 値 |
---|---|
株価(2025/5/28) | 4,911円 |
PER | 17.1倍 |
PBR | 2.47倍 |
配当利回り | 約2.9% |
ポイント:
-
株価は4月安値(4,439円)からやや回復中。
-
12年連続増配中(予定含む)、株主還元姿勢が市場でも評価。
④ 財務
指標 | 最新(2025/3末) |
---|---|
自己資本比率 | 82.0% |
剰余金 | 771億円 |
有利子負債倍率 | 実質ゼロ(極めて低水準) |
ポイント:
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自己資本比率80%超の超健全財務。
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内部留保も豊富で、中期的な安定成長の基盤がしっかり。
🎤 決算の感想
業績は一言でいえば「じわ伸び&しっかり型」。
国や自治体からの工事が堅調で、売上・利益ともに安定して積み上がってきましたね。
一方で、高速道路案件の受注が鈍かったのはちょっとブレーキ感あり。でもこれは“期ズレ”の範囲内で、長期トレンドは変わらず。
こういうときでも利益率をきっちりキープしてくるあたり、さすが“メンテナンス界の職人集団”という印象です。
配当も文句なしの増配継続中。自己資本比率80%超、借金ほぼゼロという鉄壁の財務。
まるで「無借金で筋肉質、配当で優しい」…そんな株主思いなインフラの守り人。
「地味だけど、信頼感は抜群」。これこそがショーボンドの魅力ですね。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)