こんな方におすすめ
- 建設業界について知りたい人
- ミライト・ワンを投資対象に考えている人
- ミライト・ワンについて知りたい人
※本ページはプロモーションが含まれています
高配当が好きな私は日々、企業の分析を行っています(^^)
今回は、『ミライト・ワン』について解説したいと思います(^^)
ミライト・ワンは、2010年に上場を果たした、上場歴としては若い企業です。
今期業績は増収増益予想で、8期連続の増収となる見通しです。
上場以来、10年以上も減配していないということや、株価の成長も見込める、未来の高配当株候補です(^^)
ミライト・ワンの株を購入しようかと思っている人の参考になれば幸いです。
タグの10箇条についての内容を詳しくご覧になりたい人は下記からご覧ください(^^)
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高配当投資で押えておきたい項目を10箇条で紹介!
こんな方におすすめ 高配当投資をしたい人 高配当投資をしている人 執筆者『タグ』の紹介 Twitter、You Tubeもやっています(^^) こちらものぞいてみてください! 個別株高配当株投資(米国 ...
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Contents
ミライト・ワンの企業分析
企業の特徴
- 多角的なエンジニアリング事業
- 強い事業基盤
- 新規事業領域への展開
- 歴史と提携
- 主要取引先
ミライト・ワンは、情報通信エンジニアリングを中心に、NTT向けの通信設備、モバイル設備、エネルギー・インフラ、そしてICTソリューションなど、多角的な事業を展開しています。
全国規模で多数の子会社と提携を持ち、事業基盤が非常に強いです。
例としては、東南アジアのミライト・ワン、ラントロビジョンや、東北のTTKなどがあります。
スマートオフィスやスマートタウン、データセンター、再生可能エネルギーなど、新規事業領域へ積極的に取り組んでいます。
ミライト・ワンは、2010年に大明、コミュチュア、東電通の3社の経営統合で設立され、以降、多くの企業と業務提携や子会社化を進めています。
主要な提携先には、大興電子通信や神戸物産があります。
NTT東日本やNTT西日本など、大手通信会社との取引が多いため、安定性があると言えそうです。
ミライト・ワンの業績
四半期の業績推移
四半期ごとの売上高と営業利益のグラフです。
第1四半期にあたる、4月~6月が業績の底となり、第2四半期、第3四半期になるにつれて、業績が拡大していく特徴的なグラフになっています。
前期の第1四半期の営業利益は赤字でしたが、当期の第1四半期は黒字転換しているのがわかります。
2024年第1四半期の結果
2024年度第1四半期の業績は、前期比で売上高は5.4%の増加、営業利益は黒字転換、経常利益も黒字転換、最終利益は赤字縮小となりました。
ポイント
- 受注・売上の増加
- 営業・経常利益の回復
- 事業のバランス
- 税金費用の影響
受注高は1,417億9千万円で、前年同四半期比で10.1%増加。売上高も1,005億2千4百万円と、前年同四半期比で5.4%増加しました。
営業利益は8億8千9百万円で、前年同四半期は営業損失11億4千7百万円だったことを考慮すると、大きく改善しています。
経常利益も15億1千1百万円と、前年同四半期の経常損失から回復しています。
一部の5GやCATV工事が減少したものの、グリーンエネルギー関連工事、建築工事、土木工事、そしてICTソリューション(LAN等)が増加しました。
四半期特有の会計処理による税金費用がかかり、結果として親会社株主に帰属する四半期純損失は5億8千万円となりました。
営業と経常利益は改善しているものの、税金費用の影響で四半期純損失が出ています。
それでも、前年同四半期比で損失額は減少しているのがわかります。
通期の業績推移
通期の売上高と営業利益のグラフです。
売上高の波はありますが、全体的に右肩上がりを形成しています。
2023年度に営業利益が落ちましたが、当期は回復する予想をしています。
2024年度の業績予想は、前期比で売上高は7.4%の増加、営業利益は19.2%の増加、経常利益は18.4%の増加、最終利益は21.8%の増加を予想しています。
東京都が推進する、マンションへのEV充電器設置拡大策でも恩恵を受けています。
ミライト・ワンは、もともと期の後半になるにつれて業績が良くなる傾向にあるので、第1四半期を終えての業績修正はありませんでした。
ミライト・ワンの株価と配当
ミライト・ワンの株価
2023年8月27日時点での月足チャートです。
大きな目で見ると右肩上がりの株価となっています。
2021年9月に1株2403円をつけましたが、2022年11月に1399円まで下落し、直近では1900円前後まで上昇してきています。
PBRは0.73倍と、指標的には割安で、個人的にも1倍を切っているので、購入対象にしています(^^)
ミライト・ワンの配当
配当金についてです。
2024年度の配当金は、中間30円、期末35円の合計65円を発表しています。
配当維持はありますが、10年以上も減配していないのは魅力的です。
過去の実績からすると、安定した配当金という観点では、個人的にはクリアしています(^^)
利回り
配当利回りについてです。
2023年8月27日時点では、3.48%の利回りなっています。
3.4%の利回りは、個人的には、高配当という観点ではクリアしていませんが、低くはない値だと思います。
今後の増配や、株価の成長を考えると、先行投資という観点でも良いと思いますし、株価が下がってくるようであれば、充分検討の余地があると考えています。
配当性向
2023年度の配当性向は、39.7%でした。
2024年度は1株配当が65円で、1株利益が190.2円を想定しているので、計算すると配当性向は、34.1%くらいになりそうです。
発表されている数字を基にした、配当性向は前期よりも下回る計算になります。
稼いだ利益の30%ちょっとを株主に還元する。
バランスの良い還元だと思います(^^)
ミライト・ワンの株主優待
ミライト・ワンの株主優待についてです。
株主優待は、QUOカードです。
100株以上からもらえます。
『長期に保有していただいている株主様に対して、長らくのご支援にお応えすること等を目的』として、1年以上継続保有の株主のみ贈呈されます。
所有株式数が増えることや、継続保有期間から最大4,000円まで増加します。
色々な支払に使えるQUOカードは人気の株主優待ですね(^^)
ミライト・ワンの財務
ポイント
- 総資産の減少
- 負債の減少
- 純資産の減少
- 自己資本比率の改善
完成工事の未収入金や売掛債権が減少したため、総資産は499億2千1百万円減って3,868億3千万円になりました。
工事の未払金が減少し、短期借入金も返済されたため、負債は461億9百万円減少して1,363億3千7百万円となりました。
この表にはありませんが、配当金の支払いや自己株式の取得があったため、純資産は38億1千2百万円減少して2,504億9千3百万円となっていました。
総資産と負債が減少した結果、自己資本比率は62.8%となり、前年度末の56.5%よりも改善しました。
総資産、負債、純資産は減少しましたが、自己資本比率は改善しています。
これは企業の財務状態が健全であるということも言えます。
ミライト・ワンのまとめ
【まとめ】
- 情報通信エンジニアリング企業
- 右肩上がりの成長曲線
- 10年以上減配していない
- 株主優待もある、財務優良株
ミライト・ワンについて解説しました(^^)
業績堅調で安定した配当金もあるということで、日本の高配当株ポートフォリオを自作している私にとっては、ミライト・ワンは非常に魅力的な銘柄でした。
株価の動向をみていつでも購入できるスタンスでいきたいと思います(^^)
ぜひ、あなたのご感想もお聞かせください!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)