こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
※本ページはプロモーションが含まれています
安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
Contents
マニーの基本情報
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証券コード：7730
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業種：精密機器（手術用縫合針・眼科用ナイフ・歯科器具など医療器具）
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市場：東京証券取引所プライム市場（東証Ｐ）
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サイズ（時価総額）：およそ 1,265 億円 ※2025年6月20日終値ベース
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配当利回り（予想）：3.30% ※同日終値ベース
サイズ分類の目安
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小型株：時価総額 1,000億円未満
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中型株：1,000億円〜1兆円未満
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大型株：1兆円以上
を前提としております。
マニーの企業概要
■ 企業概要｜マニー（7730）
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社名：マニー株式会社
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設立：1959年（創業は1956年）
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本社所在地：栃木県宇都宮市
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市場区分：東証プライム市場
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業種分類：精密機器
■ 事業内容
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医療器具の製造・販売に特化したメーカー。主力製品は以下の3分野：
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外科用製品（手術用縫合針など）
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眼科用製品（白内障手術用ナイフなど）
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歯科用製品（根管治療器具など）
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売上の約7〜8割が海外向け（米国・欧州・アジアなど）
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OEM生産が中心で、品質と安全性を重視する医療機器分野で国際的な評価が高い
■ 企業の特徴
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高収益体質：営業利益率が30％超の年もあり、業界内でも突出
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無借金経営・高ROE・高自己資本比率など財務体質は非常に健全
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製品の寿命が長く、医師からの信頼が厚い（ブランド力あり）
■ 直近の状況（2025年6月時点）
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為替の影響を強く受けるため、円安は追い風
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一方で、世界的な手術件数や歯科治療の動向に左右されやすい
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コロナ禍では一時的に業績が鈍化したが、その後は回復基調
■ 景気敏感株 or ディフェンシブ株？
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✅ ディフェンシブ株
医療用製品を扱っており、景気に左右されにくい安定需要があるため。
ただし、海外依存度が高く、為替影響・地政学リスクには注意が必要。
マニーは「ディフェンシブ株だが、海外リスクを抱えたバランス型」と覚えておくと投資判断で整理しやすいです。
特徴（魅力ポイント）
① 医療器具に特化したニッチトップ企業
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世界の医療現場で使われる「縫合針」「眼科ナイフ」「歯科用器具」などを製造
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大手医療機器メーカーのOEM（相手先ブランド製造）を多く担う
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グローバルシェアの高い製品を多数保有
→ 縫合針では世界トップクラスの品質評価
② 高収益・高利益率体質
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営業利益率30％前後と、製造業でもトップクラスの収益力
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大量生産ではなく、高付加価値・高単価の製品を安定供給
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安売り競争とは無縁で、ブランド力と技術力で差別化
③ 海外売上比率80％超のグローバル展開
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米国・欧州・アジアなどに顧客基盤を持つ
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世界中で医療ニーズが拡大しており、安定成長が期待できる
④ 財務が超優良
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自己資本比率80％超・無借金経営
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配当も安定しており、利回りは3%超＋減配リスクが低い
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ROEも高水準で、株主還元意識も年々向上傾向
⑤ 景気に左右されにくいディフェンシブ性
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医療用途ということで、安定した需要がある
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コロナ禍でも比較的業績が底堅く、長期保有に向く銘柄
🔍 補足：投資家にとっての注意点
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海外売上が多いため、為替（特にドル円）に影響を受けやすい
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OEM主体なので、相手企業に依存する側面もあり
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医療制度や薬事規制の変更が長期リスクとして存在
💡一言まとめ
「地味だけど強い」
世界の手術室や診療所を陰で支える、医療用“縁の下の力持ち”銘柄
EPS・ROE・ROA・営業利益率
📈 EPS（1株あたり利益）の推移と傾向
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全体傾向：右肩上がりで堅調に成長中
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注目ポイント：
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2019年に +61.85% と大幅増益（EPS：61.99円）
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2020年に -45.44% と急落（コロナ影響）
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その後は順調に回復し、2025年予想は 64.47円（過去最高）
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評価：
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コロナによる一時的な落ち込み以外は、安定成長が続く
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医療機器というディフェンシブ性と収益モデルの堅牢さが反映
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📊 ROE（自己資本利益率）の推移と傾向
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過去の平均水準：おおむね 10〜12%台
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2019年に一時的に 17.27% まで上昇（好業績の反映）
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2020年は 9.1% に急低下（EPSと連動）
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その後は徐々に回復し、2025年予想は 11.89%
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評価：
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安定的で良好な水準
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一般的にROE 10%以上は優良企業の基準 → 安定的にクリア
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株主資本効率も高く、資本の使い方が上手
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📊 ROA（総資産利益率）の推移と傾向
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過去の平均水準：9〜11%台
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2019年には 15.32% まで上昇（高利益率）
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コロナで一時落ち込むも、2025年予想は 10.89%
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評価：
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製造業としては非常に高い水準
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総資産に対して高収益を維持しており、効率性が高い経営
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■ マニーの営業利益率：ざっくり解説
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💡 ずっと高い水準（25〜38%）を維持
→ 一般的な製造業より 圧倒的に収益性が高い -
📉 2010年代中盤（2015〜2017年）はやや低下傾向
→ それでも20%台後半をキープ。崩れていない。 -
🔁 2019年に大幅回復（32%）
→ コロナ前の好調期。その後も30%前後で安定推移 -
📊 最新2025年予想も **29.47%**と超優秀
「利益率モンスター」級の高収益企業。
落ちても高い、回復も早い。安心して持てる財務体質です。
マニーの配当金・配当性向
■ 一株配当金のざっくり推移
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🔽【2011年】に減配（10円→6.67円）
→ この年を境に、その後は増配トレンド -
🔼【2014年〜2024年】はほぼ毎年増配
→ **2022年（30円）→2023年（35円）→2024年（39円）**と順調
→ 2025年は据え置き（39円）予想 -
💬 【全体的にみて】
→「安定増配型」企業で、株主還元姿勢が明確
■ 配当性向のざっくり傾向
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💡 以前は30〜35％前後の健全水準を維持
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🔼【2020年以降】は急上昇し、50〜60％台に上昇
→ 2024年は61.1％ -
📌 業績（EPS）回復とともに、高めの還元水準を継続
💬 一言まとめ
「減配しにくく、じわじわ増える安心タイプ」
利益成長とともに配当も育つ、長期保有向きの優等生です。
株価
📉 現在の株価：1,182円（2025年6月20日時点）
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コロナ前のピーク（2020年7月）には 3,210円 まで上昇
→ 今は**ほぼ三分の一…！**まさに「高所からのスキージャンプ」級の下げ。 -
2024年4月に1,044円で底打ち後、じわり回復中。
→ 今は「低空飛行からの再離陸モード」。
📊 PER（株価収益率）：18.3倍
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ざっくりいえば、**「利益の18年分が株価に織り込まれている」**状態
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製造業としては少し割高に見えるが、マニーは医療×高収益モデルなのでこの水準は妥当
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イメージ：普通の製造業がうどん屋なら、マニーはミシュラン星付き蕎麦屋
📘 PBR（株価純資産倍率）：2.18倍
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自己資本（純資産）の2.18倍の値段で取引されている
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製造業でPBR2倍超えはなかなかレア → ブランド力＆財務健全性が買われている証拠
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例えるなら：
→「土地込みの家が1,000万円。でも買い手は“2,180万円出すから売って！”と言っている状態」
💰 配当利回り：3.30%
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地味だけど頼れるやつ。それが年3%超えの医療ディフェンシブ株
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増配傾向もあり、利回りだけでなく“将来の育ち”にも期待できる
💬 一言まとめ
今のマニーは「株価は控えめ、中身は高級医療グレード」。
減らない財布、育つ配当、そして世界の手術室の頼れる相棒です🔧🩺
業績
✅ ① 売上高：148億円（+6.5%増）
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主力2本柱（サージカル・アイレス針）が伸長
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眼科ナイフ（サージカル）：欧州・中国・北米で好調
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アイレス針：中南米・アジアで需要増
👉「縫合のプロが信頼する、糸付き高性能手術針」
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一方、デンタル部門は▲11.9%と大幅減
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原因は中国での「ダイヤバー自主回収・販売停止」（約8億円のマイナス要因）
👉「歯を正確に削る、ダイヤ粒子の歯科用ミニドリル」
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✅ ② 営業利益率：28.2%（前年：30.2% → わずかに低下）
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営業利益：41.7億円（▲0.6%減）
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好調な売上に対して、コスト面がやや重荷
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賃上げ・販促費・業績連動賞与の増加
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ただし、粗利率は改善しており、利益率は高水準を維持
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営業利益率30%近辺をキープするこの企業、やっぱり“利益率モンスター”
✅ ③ 経常利益：42.8億円（▲6.0%減）
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減益の主因は為替差益の縮小（前年：21億円 → 今期：2億円）
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本業は堅調なだけに、「為替頼みでない経営の真価」が問われた期
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その他、花岡工場竣工に伴う減価償却費も発生開始
✅ ④ 最終利益（純利益）：29.4億円（▲7.9%減）
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営業利益と経常利益の下落をそのまま反映
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通期計画（63.5億円）に対する進捗は**46.3%**と、まずまず順調
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中国デンタルの回復とコスト抑制が下期カギに
💬 一言まとめ（4観点）
売上は好調、利益率は高水準を維持。でも中国の「ダイヤバー」が足を引っ張り、
利益はややブレーキ。とはいえ、マニーの収益力はまだまだ健在です。
下期は「デンタル復活」なるかが注目ポイント🦷💥
✅ ① 売上高：302億円（前年比 +5.9%）
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4年連続で増収、過去最高更新見込み
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主力のサージカル／アイレス針が伸び続けており好調
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中国のデンタル自主回収の影響はありつつも、他事業でカバー
📌 売上成長ペースは鈍化傾向（前年比 +8.8% → +5.9%）
✅ ② 営業利益率：8,900 ÷ 30,200 ≒ 約29.5%
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営業利益：89億円（前年比 +6.1%）
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販管費増（人件費・賞与など）を吸収しながらも高水準キープ
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「製造業の枠を超えた利益率」は依然健在
💬 “利益率番長”の称号はまだまだ譲らない
✅ ③ 経常利益：88.5億円（前年比 +4.6%）
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営業外収益（特に為替差益）は前年より縮小傾向
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それでも「本業＋α」で増益見込みは堅い
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過度な為替依存ではない強さを見せる構造
✅ ④ 最終利益（純利益）：63.5億円（前年比 +1.0%）
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利益成長としてはやや落ち着いた伸び
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中国のデンタル減速の影響や、販管費・償却費の増加が響く
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配当も前年の39円を維持予定 → 還元姿勢は継続中
💬 一言まとめ（通期予想4観点）
「売上は過去最高、利益率は安定、でも成長スピードは一息」
マニーは今期も“高収益・堅実経営”を継続。
目先の爆発力より、長く静かにしっかり儲けるタイプです🧵🦷✨
✅ マニーの業績予想における主なリスク
🦷 ① 中国デンタルの販売停止
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ダイヤバー製品が中国で自主回収中
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売上への影響は年間25億円規模
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回復は2026年以降にずれ込む可能性あり
💱 ② 為替リスク（円高方向）
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売上の85％が海外依存
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計画は「1ドル=136円」前提 → 円高になれば利益目減り
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米中の地政学リスクも要注意
💸 ③ コストの増加
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販管費が前年同期比**+18%**と急増中（人件費・広告費など）
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北米拠点立ち上げや新工場稼働により固定費も増加
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利益率が下振れする可能性あり
🏭 ④ 花岡工場の稼働リスク
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減価償却費の発生が本格化
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想定以上に稼働率が低いと収益を圧迫
📉 ⑤ 手元資金の減少
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大型設備投資などで半年間で現金▲43億円
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リコールやM&Aが重なると資金繰りの余力が小さくなる
🧾 ⑥ 規制対応ミスの再発リスク
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今回の中国ダイヤバーは書類不備が原因
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他国でも類似ミスが出れば、出荷停止が再燃する懸念
🏁 ⑦ 新製品の立ち上げ遅延
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根管治療用「JIZAI」などに成長の期待
「JIZAI」は、歯の根っこをキレイに整えるプロ用電動やすり。
マニーの技術力と歯科現場のニーズがガッチリ噛み合った、次世代の主力商品候補です🦷✨
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ただし浸透が遅れれば、デンタル事業の回復が後ろ倒しに
💬 一言まとめ
成長のエンジンはしっかり回っているが、
**「デンタルの穴」と「コストの膨張」**が足元を引っ張るリスクも。
円安・回収再開・新製品拡販が揃えば、再び“利益率モンスター”の本領発揮へ！
財務
✅ ① 自己資本比率：91.6%（2024年8月期第2四半期時点）
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直近4年ずっと90%超えをキープ
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製造業としては異次元レベルの健全性
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一般的な優良企業の基準が「40％以上」なので、その倍以上の水準
📌 一言で言えば → 「財務の鉄壁」
✅ ② 剰余金（内部留保）：487億円（2024年8月期第2四半期時点）
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毎年着実に増加しており、2022年 → 2024年で約60億円増
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剰余金は「企業の蓄え」。増配・設備投資・M&A原資にもなる
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利益剰余金が大きい＝これまでしっかり稼いで貯めてきた証
📌 例えるなら → 「貯金しっかりの家計」
✅ ③ 有利子負債倍率：0.00倍
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借金ゼロ。純粋な無借金経営
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金利上昇の影響を受けず、資金繰りの不安もない
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設備投資は内部資金（キャッシュ）でまかなっている
📌 つまり → 「ローンなしでマイホームを建てたような企業」
💬 総合コメント
マニーは、財務の面でもまさに“筋肉質”な企業。
自己資本比率90%以上、借金ゼロ、剰余金も積み上がっており、攻めも守りもできる超優良体質です。
マニーの感想
今回の決算は、**「攻めの売上、守りの利益、そして揺らがぬ財務」**が印象的な内容でした。
まず売上高は、主力のサージカル製品やアイレス針の好調に支えられ、前年同期比+6.5%と堅調に推移。中国市場でのデンタル製品の自主回収という逆風がありながらも、それを補ってなお増収となった点は、マニーの事業ポートフォリオのバランスの良さと、グローバルな営業力の成果を感じさせます。
一方、利益面では営業利益がわずかに減少、経常利益・最終利益も為替差益の縮小などから前年割れ。ただし利益率自体は依然として高く、営業利益率は**28.2%**と製造業としては驚異的な水準を維持しています。為替や一時的コスト増の影響を除けば、本業は極めて安定している印象です。
そして何より特筆すべきは、自己資本比率91.6%、有利子負債ゼロという鉄壁の財務体質。成長投資や一時的な逆風にもびくともしない、まさに“無借金・筋肉質企業”としての安心感は健在です。
今後は、ダイヤバーの販売再開や新製品「JIZAI」シリーズの拡販が下期のカギを握ります。堅実な経営基盤のもと、リスクを乗り越えて再加速できるかに注目したいと思います。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)