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パラマウントベッド、1384億円でMBO!上場廃止の狙いとは?

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みなさん、医療用ベッド大手のパラマウントベッドが、なんと上場廃止になるってニュースが飛び込んできました。買収総額は1384億円!TOB価格は1株3530円で、直近の株価から32%も上乗せされてます。
株を持ってた方、おめでとうございます!しっかり利益が乗った状態で売却できるチャンスが来ましたね。
でも、なぜ上場をやめるのか?その背景には“売り切り型”から“サービス型”へ、ビジネスモデルを大きく転換したいという狙いがあるんです。今日はそのあたりを、投資初心者の方にもわかりやすく解説していきます!

今回のニュースで出てきた“ MBO ”って、ちょっと聞き慣れない言葉ですよね。
簡単に言うと、会社の経営陣や創業家が、自分たちの会社の株を買い取って、経営を完全に自分たちのものにすることを指します。

たとえば、上場企業って、いろんな株主がいて“もっと利益を出せ!”とか“配当増やせ!”とか、色々言われるんです。経営の自由度がどうしても下がるんですね。
そこで経営陣はこう考えるんです。
『だったら、いっそのこと株を全部買い集めて、上場をやめてしまおう!』

これがMBO、マネジメント・バイ・アウトのイメージです。

株主のみなさんからすると、今回は“今の株価より高い値段で買い取りますよ”って話なので、利益が出るチャンスになるんです。
つまり、投資家にとっては“臨時ボーナス”みたいなイベントってわけですね。

  • ニュース概要
    ・パラマウントベッドHDがMBOを発表
    まずニュースの大枠からいきましょう。
    パラマウントベッドホールディングスがですね、自分たちで自社株を買い取る“ MBO ”を発表しました。
    MBOっていうのは経営陣や創業家が主体になって会社を買い戻すこと。
    つまり、“もう一度、自分たちだけで自由に経営したい”っていう意思表示なんです。

    ・TOB価格は1株3530円、終値比で32%プレミアム
    で、その買い取り価格がなんと1株あたり3530円!直近の株価が2671円でしたから、そこから約32%も上乗せして買い取りますよ、っていう条件です。
    株を持ってる人からすると、これはかなりのプレミアム。
    普通に市場で売るよりもずっとお得に売れるってことですね。

    ・買収総額は1384億円、創業家が中心となって全株取得を目指す
    最終的にかかるお金は1384億円という大規模な金額です。
    創業家が中心になって、今市場に出回ってる株を全部買い集める予定。
    つまり上場廃止して、完全に非公開企業として再スタートするって流れなんですよ。
    これは“短期の利益を気にせず、思い切ったビジネスモデルの転換を進めたい”という大きな決断なんです。

  • なぜ非公開化なのか?
    ・売り切り型(ベッド販売)から、リカーリング型(レンタル・サービス)への転換
    これまでのパラマウントベッドって、病院や介護施設に“ベッドを売って終わり”っていう、いわゆる売り切り型のビジネスが中心だったんです。
    でも今後は違います。“ベッドをレンタルする”とか、“見守りシステムの利用料を毎月もらう”みたいな、継続的に収益が入ってくる“リカーリング型”のモデルにシフトしていきたいんですね。サブスク的なイメージに近いです。

    ・短期的な利益圧力を避け、中長期の経営判断を優先するため
    ただね、このリカーリング型に切り替えるって、最初はどうしても利益が落ちやすいんです。
    設備投資も必要だし、すぐにはお金が回収できない。
    そうなると、株主から『利益が下がってるじゃないか!配当は?』って言われちゃう。これが上場企業の宿命なんですね。
    そこで経営陣は、『よし、それなら株式を非公開にして、短期の利益に振り回されずに、中長期でじっくり経営改革していこう』と決断したわけです。

  • 背景にある事業環境
    ・病院・介護施設の設備投資が鈍化
    まず大きな背景として、病院や介護施設が設備投資を控えてるってことがあります。
    人手不足だったり、光熱費や資材の値上がりが重なってるんで、なかなか新しいベッドを買い換える余裕がないんですよね。
    その結果、パラマウントベッドの販売数も伸び悩んでいる状況なんです。

    ・海外案件も停滞、中国・インドネシア市場で苦戦
    さらに海外も厳しいです。中国やインドネシアといった新興国市場での医療ベッド需要が思ったほど伸びず、案件自体が低迷してるんですね。
    国内だけじゃなく、グローバルでも追い風が弱まっているというのが実情です。

    ・今後はM&Aやソフトウェア開発で付加価値を狙う
    だからこそ、会社としては単に“ベッドを作って売る”だけじゃなくて、次のステージに進もうとしてます。
    例えば、患者さんや入居者のデータを自動的に記録できるソフトを開発したり、M&Aを通じて新しい事業を取り込んでいく。
    単なるメーカーから、ITも組み合わせた“総合的な介護・医療ソリューション企業”を目指しているわけですね。

  • 投資家視点でのポイント

    TOB価格にプレミアムがつき株価は急騰
    投資家目線で一番わかりやすいのは、やっぱりTOB価格にプレミアムがついたことですね。
    1株3530円っていうのは、発表前の株価から32%も上乗せされた水準です。
    だから株価は一気に跳ね上がりました。株を持ってた人にとっては、もう臨時ボーナスみたいな感じですね。

    上場廃止が既定路線、株主は基本的に売却一択
    ただし、ここで注意したいのが、パラマウントベッドはこのまま上場廃止が既定路線ってことです。
    つまり、持ち続けたいと思っても、最終的には強制的に株を手放す流れになります。
    そう考えると、株主としては“売却一択”っていう状況なんですよ。

    売却益は確定的だが、長期の配当投資としての保有は終了
    なので、今回のTOBで売却すれば、利益は確定的に手に入ります。
    おめでとうございます!…なんですけど、逆に言えば、長期で配当金をコツコツもらい続けるっていう楽しみはここで終了です。
    配当株としてパラマウントベッドを保有していた人にとっては、嬉しいような寂しいような、そんな結果になったわけですね。

  • まとめ

    今回は株主にとって“おめでとう”案件
    今回のMBOは、株主のみなさんにとっては“おめでとう案件”です。
    TOB価格が市場価格より大幅に高かったおかげで、しっかり利益を確定できるチャンスが来ました。
    持っていた方は、素直に“ラッキー!”って言える展開になったと思います。

    会社は非公開化でリカーリング型へ本格転換
    一方で会社側の狙いは明確です。売り切り型からリカーリング型への転換。
    短期の利益にとらわれず、中長期でサービス事業にシフトしていきたい。
    だからこそ、上場をやめて非公開化に踏み切ったんですね。会社にとっては“自由度を取り戻すための再スタート”です。

    投資家は利益確定できるが、配当株としての付き合いはここで終了
    投資家からすると、利益を確定して現金化できるのは嬉しい反面、今後はパラマウントベッドから配当をもらい続けることはできません。
    つまり“金の卵を産むニワトリ”が、また実家に戻っちゃった…みたいな感じです。
    嬉しさと寂しさが入り混じる、そんな結末でしたね。

株って、“ずっと持ち続けること”だけが正解じゃないんですよね。こうやって会社側が強制的に出口を用意してくれることもあります。
大事なのは、『儲かった!ラッキー!』で終わらせず、そのお金を次にどう活かすか。ここからが本当の投資家の腕の見せどころです。
皆さんなら、この利益を次はどんな銘柄に振り向けますか?

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

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