こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
※本ページはプロモーションが含まれています
- 企業概要:企業の基本情報や事業内容を紹介
- 決算概要: 対象企業の決算のキーポイントを簡潔に紹介
- 株価と配当:過去の傾向と推移を見る
- 財務:資金について確認
- まとめ: 全体の要約
- と言う流れでお話ししたいと思います^ ^
安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
1、商船三井の企業概要
企業の特徴
- 国内2位の大手海運会社、グローバルな外航海運を展開
- 主な事業領域
- 海上貨物輸送(ドライバルク船、エネルギー輸送、専用船、客船など)
- 海洋ビジネス(浮体式石油・ガス設備、洋上風力発電)
- 物流サービス(宇徳)
- 不動産事業(ダイビル)
- 世界最大級のドライバルク船隊を保有
- フェリー・RORO船、内航貨物輸送も展開
- 2017年、日本郵船・川崎汽船とコンテナ船事業を統合(ONE設立)
- 近年の動向
- 2022年 宇徳・ダイビルを完全子会社化
- 2023年 三井海洋開発と資本業務提携
- 古野電気(6814)と航海情報表示システムを共同開発
ドライバルク船(Dry Bulk Carrier)とは、鉄鉱石、石炭、穀物、木材チップなどの乾貨物(ドライバルク貨物)を輸送する専用の貨物船のことです。
液体貨物(原油やLNG)を運ぶタンカーとは異なり、バラ積み(コンテナを使わずに船倉に直接積み込む方式)で輸送します。
商船三井は世界最大級のドライバルク船隊を保有し、鉄鉱石・石炭などの資源輸送を中心に展開しています。
2、決算概要
2025年3月期第3四半期の累計
売上高:1兆3,186億円(前年同期比+1,000億円)
いやー、1兆円を超える売上って、普通の会社なら夢のまた夢ですよね。
ただ、前年同期比**+1,000億円**って聞くと、「え、そんなに増えたの?」と思いますが、実は売上の伸びはそこまで爆発的ではありません。
なぜなら、コンテナ船や自動車船の好調が支えている一方で、ドライバルク(鉄鉱石や石炭を運ぶ船)は中国経済の冷え込みで低迷。
いわば「片方のエンジンが全開だけど、もう片方はちょっと不調」という状況です。
営業利益:1,223億円(前年同期比+421億円)
営業利益の増加はかなり良い数字です!
「えっ?たった400億円増えただけ?」と思うかもしれませんが、海運業界って燃料費や為替の影響をモロに受けるので、これだけ増えたのは立派。
特にLNG船やコンテナ船が稼ぎまくっているおかげで、会社の利益も大幅アップ。
ただ、ここで注意すべきなのは、燃料費が上がってきている点。
船のガソリン代(燃料単価)はじわじわと上昇しており、今後のコスト増加が気になるところです。
経常利益:3,748億円(前年同期比+1,776億円)
経常利益とは、「本業の儲け+金融収支」などを合わせた利益。
この3,748億円という数字、昨年の1,972億円から一気に増えており、+1,776億円という大幅成長です!
最終利益:3,681億円(前年同期比+1,645億円)
いやいや、3,681億円って、もはや「船が金を運んでる」レベルですよね(笑)。
前年同期の2,036億円から+1,645億円と、ほぼ倍増!
ここまでくると、利益が「津波のように押し寄せてきた」と言ってもいいでしょう🌊💰。
🌊 好調要因
✅ コンテナ船事業(+1,736億円) → まさに爆益。
→ 喜望峰経由の輸送が続き、アジア発欧米向け貨物の需要が底堅く推移。
✅ エネルギー事業(+226億円) → LNG船&FPSOが稼ぎまくり。
→ タンカーやLNG船が安定して利益を生み出し、FPSO(浮体式石油・ガス生産設備)の持分法利益が増加。
✅ 自動車船事業(+1,736億円) → 輸送需要が底堅く、利益が大幅増。
⚓ 不調要因
❌ ドライバルク事業(-224億円) → 「えっ、ウチだけ沈んでる…?」
→ 鉄鉱石やボーキサイト輸送は好調だったが、中国の景気減速で中小型船の需要が低迷。
つまり、好調な部門は「めちゃくちゃ絶好調」、不調な部門は「ドライバルクだけが孤独に低迷」しているという、
商船三井の中でも「勝ち組・負け組」がはっきり分かれた決算になりました。
通期の業績推移
売上高:1兆7,900億円(前年比+1,621億円)
いやいや、1兆円を超えてる時点で規模がデカすぎる!
前年の1兆6,279億円から約1,600億円アップ。
「この1,600億円の増加って何?」って思うかもしれませんが、
コンテナ船・エネルギー事業がフルスロットル! 🚢🔥
特にLNG船やタンカーが利益を生み、コンテナ船はまだまだ強い!
ただし、ドライバルク事業は「ちょっと沈んでる」感じ(笑)。
営業利益:1,540億円(前年比+509億円)
おいおい、+500億円って普通の会社なら「大成功」レベルですよね(笑)。
でも商船三井にとっては「ちょっと上振れしたかな?」くらいのノリ。
LNG船とコンテナ船がガンガン稼ぐ中、燃料価格の上昇が気になるところ。
「まあ、利益は増えてるし、まだ余裕かな?」という感じです。
経常利益:4,100億円(前年比+1,511億円)
ここですよ、ここ!!
前年の2,589億円から1,511億円の爆増。
これはもう、船が「お金を運んでる」としか思えない(笑)。
コンテナ船の「オーシャン・ネットワーク・エクスプレス(ONE)」がバカみたいに稼いでるおかげで、
「ちょっとコンテナ船やばくね?」ってレベルの増益。
ただ、これが「ずっと続く」とは思わない方がいいかも…?(フラグ立てておきますw)
最終利益:4,000億円(前年比+1,384億円)
いやいや、「4,000億円」って…
前年の2,616億円から大幅増益で、「今のうちに稼げるだけ稼いでおけ!」という雰囲気が漂ってます。
ただし!この利益の大半はコンテナ船とエネルギー事業のおかげ。
ドライバルク事業は微妙なので、「このバブル、いつまで続くの?」っていう不安も…。
事業別のポイント
🏆 コンテナ船(+1,555億円)
→ ONEがガンガン稼ぎまくり!「やっぱり海運バブル最高!」
⛽ エネルギー事業(+370億円)
→ LNG船が安定収益!「燃えてるのはエネルギーじゃなくて利益!」
🚗 自動車船(+1,736億円)
→ 世界中で車の輸送需要が高まって「もう止まらん!」
⚓ ドライバルク(-232億円)
→ 「あれ、俺たちだけ沈んでる?」(泣)
今後のリスク
🚨 コンテナ船の市況はピークアウトの可能性
→ 2024年Q2にピークを迎え、徐々に落ち着き始めている。
→ 「2025年もこの利益が続く?」と聞かれると…微妙(笑)。
🚨 ドライバルクは完全に失速
→ 中国経済の冷え込みで荷動きが鈍化。
→ 「来年はもっとキツいかも…?」という懸念あり。
🚨 燃料費の高騰
→ 燃料単価(VLSFO)はじわじわ上昇中。
→ コスト増が利益を圧迫する可能性あり。
3、株価と配当
株価
グラフを見ての第一印象:これ、船じゃなくてロケット級の上昇じゃないかと思います
株価推移:5,288円(2025年1月31日時点)
コロナショック時は500円前後だった株価が、2024年には5,000円を超え!
過去のチャートを見れば、2020年以降の海運バブルがいかにすごかったかが分かりますね。
- 2020年3月17日:495円 → これはもう「これから沈没する?」という価格帯。
- 2025年1月8日:5,699円 → 「俺たち、どこまで登れるんだ?」という水準(笑)。
ここまで来ると、「次は6,000円行けるんじゃない?」という期待感が漂いますが、さすがにこの伸びは異常です。
PER(株価収益率):4.7倍
「PERが低い=割安」とよく言いますが、4.7倍はさすがに低すぎる!
一般的に15倍前後が標準とされる中、この4.7倍というのは、
「この稼ぎ、ずっと続くわけじゃないでしょ?」と市場が疑っているサインとも言えます。
とはいえ、これだけ利益を出しているので、
「今が買い時かも?」と考える投資家も多そうです。
PBR(株価純資産倍率):0.72倍
PBRが1倍を下回ると「解散価値以下」と言われますが、商船三井は0.72倍。
「え、これ船売った方が儲かるんじゃない?」という水準です(笑)。
つまり、市場は「このバブルが長続きしない」と見ているわけです。
配当利回り:6.43%
きました!高配当の真骨頂!
配当利回り6.43%って、銀行にお金を預けるなんてバカらしくなりますね(笑)。
これだけの利回りなら、「配当だけで生活できる?」と思うかもしれませんが、
この利回りはバブル的な利益を反映したものなので、いつ減配されるか分かりません。
配当
配当金の状況
2025年3月期の予想配当金:年間340円!
これ、前期(2024年3月期)の220円から、なんと**+120円の増配**です!
つまり、「株主の皆さん、お金をもっとあげちゃいます!」っていう気前の良さ。
- 中間配当:180円(既に支払い済み)
- 期末配当:160円(予想)
合計すると年間340円。配当利回りで計算すると**6.43%**という高水準!
「もはや銀行に預けてる場合じゃない!」と思いますよね(笑)。
なぜこんなに配当が高い?
商船三井は、ここ数年の海運バブルで「金をかき集めてる」状態。
特に、コンテナ船事業(ONE)やエネルギー事業が大きく稼いでいて、
「利益がたくさん出てるんだから、株主にも還元しよう!」という戦略です。
さらに、配当性向(利益のうち配当に回す割合)は30%を維持しており、
利益が増えるほど配当も増える仕組み。
まさに「利益爆増=配当ウハウハ」の公式が成り立っています!
今後のリスクは?
ここまで配当金が高いと、「来年も期待できる!」と思うかもしれませんが…ちょっと待った!
🚨 海運バブルの終わり
- 現在の高配当は「海運バブル」が続いているから可能なだけ。
- 市況が悪化したら、減配リスクも高まります。
- 特にコンテナ船事業(ONE)の市況がピークアウトする可能性あり。
🚨 利益がピークに達している可能性
- 利益の元となる事業の一部(ドライバルク)が不調。
- 配当性向は30%を維持しているので、利益が減れば当然配当も減ります。
🚨 株主還元以外への資金活用
- 商船三井は新しい事業(洋上風力発電やFPSOなど)に投資を進めており、
配当に回す余裕が減る可能性もあります
商船三井の株主なら、「今が配当の大豊作!」と感じる状況でしょう。
でも、「いつまでこの高配当が続くのか…?」という不安も少しあるはず。
高配当のうちに「配当生活」を満喫するのも手ですが、未来の嵐にも備えておきたいところです!
4、財務
自己資本比率
- 2022年3月期:47.4%
- 2023年3月期:54.0%
- 2024年3月期:57.1%
- 2024年12月末時点:56.0%
自己資本比率は2022年の47.4%から2024年末にかけて安定的に増加。
「商船三井、借金を返済しつつ財務を強化してる!」という感じですね。
注目ポイント
- 56.0%という数字は、一般的な日本企業と比べるとやや高めで、海運業界では優秀な水準。
- 「俺たち、借金で買った船も、もう半分以上が俺たちのもんだぜ!」という感じでしょうか(笑)。
剰余金
- 2022年3月期:1兆910億円
- 2023年3月期:1兆5,715億円
- 2024年3月期:1兆6,851億円
- 2024年12月末時点:1兆9,478億円
剰余金が着実に積み上がっていて、現在は約1兆9,500億円!
これだけの剰余金があれば、「万が一、嵐が来ても余裕で乗り切れる!」と言えるでしょう。
注目ポイント
- この増加は、海運バブルの恩恵を受けていることが最大の理由。
- 「利益出しすぎて貯金が止まらない!」という感じですね(笑)。
有利子負債倍率
- 2022年3月期:0.78倍
- 2023年3月期:0.60倍
- 2024年3月期:0.55倍
- 2024年12月末時点:0.61倍
有利子負債倍率はほぼ0.6倍前後で推移。
「借金が少なくなってる?いや、そもそも余裕ありすぎ!」という印象です。
注目ポイント
- 一般的には1.0倍以下なら安全圏とされるので、商船三井は「めちゃくちゃ健全」!
- 「借金して船を買ったけど、余裕で返済してるぜ!」という感じでしょう(笑)。
商船三井の財務状況をまとめると、「利益を稼ぎながら財務の安定性を着実に高めている」という状況です。
「攻めも守りも完璧!」な状態。
ただし、この強さは「海運バブル」という追い風が大きな理由。
将来的に海運市況が悪化した場合、この余裕がどれだけ維持できるのかが注目ポイントです。
「この船は今、順風満帆。でも、嵐に備えるのも忘れないでください!」
5、商船三井のまとめ
決算概要
2025年3月期 第3四半期(累計)
- 売上高:1兆3,186億円(前年同期比+1,000億円)
→ コンテナ船・エネルギー事業が牽引、ただしドライバルク事業は不調。 - 営業利益:1,223億円(前年同期比+421億円)
→ 燃料コスト増も、LNG船やコンテナ船の安定収益でカバー。 - 経常利益:3,748億円(前年同期比+1,776億円)
→ コンテナ船事業「ONE」の利益が爆発的に増加! - 最終利益:3,681億円(前年同期比+1,645億円)
→ 主力事業が全体を押し上げ、絶好調の結果。
株価と配当
株価(2025年1月31日現在)
- 終値:5,288円
→ 過去数年で急上昇!2020年頃は500円前後だった株価が、現在は10倍以上に。 - PER:4.7倍
→ 利益に対して割安感あり!「儲かりすぎて市場がついていけてない?」 - PBR:0.72倍
→ 資産価値以下の評価で「ちょっと低評価?」
配当金
- 2025年3月期予想配当金:340円(前期比+120円の増配)
→ 配当利回りは高水準の6.43%。
→ 配当性向は30%を維持し、利益がある限り安定配当を実施する方針。 - 配当のポイント:
→ 海運バブルの恩恵で高配当が可能だが、市況悪化時の減配リスクは警戒が必要。
財務
自己資本比率
- 2024年12月末時点:56.0%
→ 海運業界では高水準。財務の安定性が向上中!
剰余金
- 2024年12月末時点:1兆9,478億円
→ 「内部留保がしっかり積み上がっていて安心感あり!」
有利子負債倍率
- 2024年12月末時点:0.61倍
→ 借金依存度が低く、健全な財務状況を維持。
財務のポイント
- 攻めと守りのバランスが取れており、現時点では非常に健全。
- ただし、現在の好調は海運バブルによるところが大きく、将来の市況悪化には注意が必要。
商船三井は、海運バブルを最大限に活用し、業績・配当・財務の全てが好調を示しています。
ただし、バブルの終わりが見えてきた場合、この「絶好調」から「急ブレーキ」に転じるリスクも否めません。
「今の高配当や利益をどう活用するか」が、将来の競争力に直結するでしょう。
総じて、現時点では**「攻めも守りも完璧な状況」**ですが、「バブルの余韻をどこまで続けられるか」が今後の最大の課題と感じます!
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)