投資知識

政策株売却が最高 前期、1.5倍の9.2兆円 統治改革の契機に トヨタや金融が顕著とはどういうこと?

こんな方におすすめ

  • 安定した収入源を求めている人
  • 投資知識の向上をしたい人
  • 投資判断の材料が欲しい人

※本ページはプロモーションが含まれています

執筆者『たぐ』の紹介

You Tubeもやっています(^^)

このブログからYou Tubeへいらした方は、ぜひコメントを残してください(^ ^)

YouTubeで初心者からでも学べる、「株式投資チャンネル」を運営しています

約3,000万円のポートフォリオを運用中、目標は資産5000万円!

投資の楽しさや知識を共有しながら、一緒に成長できるコミュニティを作っていきます

後輩や同世代の方々と投資話で盛り上がりたいですね^ ^

投資の旅を一緒に楽しみましょう!

 

安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです

 

Contents

日本企業で「株式の持ち合い」解消が加速中!ってどういうこと?

最近、日本の大企業の間で、今まで当たり前だった「株式の持ち合い」という関係を解消する動きがすごく加速しています。

  • 「株式の持ち合い」とは? 企業同士が互いの会社の株を持ち合うことで、安定した株主になってもらい、経営を安定させるための仕組みでした。いわば、会社同士の「お友達関係」のようなものです。
  • なぜ解消しているの?
    • 東証や投資家からのプレッシャー: 東京証券取引所や、株にお金を出す投資家さんたちが、「もっと会社のお金を効率よく使って、会社の価値を上げてね!」と強く求めているからです。
    • 資本効率の改善: 会社の持っているお金(資本)を、もっと稼ぐために有効活用することが求められています。これまでの株式持ち合いは、この「資本効率」を悪くしていると見なされることが多かったんです。
  • どれくらい進んでいるの?
    • 2025年3月期には、企業が持っていた他の会社の株(政策保有株)の売却額が、なんと9.2兆円と過去最高になりました。これは前の年より5割も増えています。
    • 特に、銀行などの金融機関や、トヨタグループのような大企業が積極的に株を売っています。ゼネコンや不動産会社でも、この動きが広がっています。
    • 上場企業が持っている他の会社の株の割合が、30%を下回ったのは、データが残っている1990年以降で初めてのことなんです。
  • これが企業にどんな影響を与えるの?
    • 経営に緊張感が生まれる: これまで「お友達」だった安定株主が減ることで、企業は株主からの意見や要求に、より真剣に向き合う必要が出てきます。
    • 「物言う株主」の影響力が増す: 会社の経営方針に積極的に意見を言う「物言う株主(アクティビスト)」などの影響力が強まり、株主への還元(配当を増やすなど)や事業の改革を求められることが増えています。
    • 企業価値向上のチャンス: 企業は、今まで持っていた株を売って手に入れたお金を、新しい事業への投資や、株主への配当に回すことで、会社の価値を高めることが期待されています。

この変化は、日本企業がもっと稼げる強い会社になるための大きな一歩として注目されています。投資家としては、これから企業がどう変わっていくか、どんな会社が成長していくのかを見るのが楽しみな状況と言えるでしょう。

 

「株式の持ち合い解消」は、日本の投資環境に追い風!

このニュースは、投資家にとって全体として良い変化と捉えることができます。なぜなら、企業がより稼げる体質に変わろうとしている証拠だからです。

投資家がどう捉えるべきか?

  1. 企業価値向上への期待:
    • これまで「持ち合い」で眠っていたお金が、企業本来の成長投資(新しい技術開発、海外展開など)や、株主への還元(配当金の増加や自社株買い)に使われる可能性が高まります。
    • これにより、企業の収益力が高まり、株価が上昇する可能性があります。
  2. 経営の透明性と健全性の向上:
    • 安定株主が減ることで、企業は「物言う株主」や一般の投資家の意見をより重視するようになります。
    • 結果として、企業統治(ガバナンス)が改善され、より効率的で透明性の高い経営が行われることが期待されます。これは長期的に見て企業の持続的な成長につながります。
  3. 情報収集の重要性の高まり:
    • 「お友達関係」に守られていた時代から、より実力や成長性が問われる時代になります。
    • 投資家としては、個別の企業が「持ち合い解消で得た資金をどう使うのか」「どれだけ株主還元に積極的か」「成長戦略が明確か」といった情報をしっかり見極める必要性が増します。

投資初心者が具体的にどう行動すべきか?

  1. 「持ち合い解消」を進めている企業に注目する:
    • ニュースで名前が挙がっていた企業(東京海上HD、トヨタグループ、ゼネコン、不動産会社など)は、積極的に持ち合い解消を進めています。
    • これらの企業は、資本効率の改善や株主還元の強化に力を入れる可能性が高いです。
  2. 企業のIR情報(投資家向け情報)をチェックする:
    • 企業のウェブサイトにある「IR情報」や「投資家向け情報」のページを見てみましょう。
    • 「中期経営計画」や「株主還元方針」といった資料があれば、そこに、持ち合い解消で得た資金をどう使うのか、今後どう企業価値を高めていくのかが書かれていることが多いです。
    • 特に「配当政策」や「自社株買い」に言及している企業は、株主還元に前向きな証拠です。
  3. PBR(株価純資産倍率)などの指標にも注目する:
    • 東京証券取引所は、PBR1倍割れの企業に対して改善を求めています。PBRが1倍を下回る企業は、会社の価値が正しく評価されていない可能性があります。
    • 持ち合い解消によって得た資金を有効活用し、PBR改善に取り組む企業は、今後株価が上昇する余地があるかもしれません。
  4. 高配当株投資のチャンスを見つける:
    • 企業が持ち合いで得た資金を、配当金として株主に還元する動きが強まる可能性があります。これまで配当に積極的でなかった企業が、株主還元に力を入れ始めるかもしれません。
    • 特に、財務基盤がしっかりしていて、安定した利益を出している企業が、さらなる株主還元強化を打ち出す場合、高配当株投資の魅力が増す可能性があります。
    • 表面的な配当利回りだけでなく、その配当が持続可能かどうか(企業の業績や配当性向など)をしっかり見極めることが大切です。
  5. 焦らず、長期的な視点を持つ:
    • 企業の改革はすぐに結果が出るものではありません。数年単位の長い目で見て、企業が着実に変わっていく様子を応援する気持ちで投資に臨みましょう。
    • 日々の株価の動きに一喜一憂せず、企業の成長ストーリーに注目することが大切です。

この「株式の持ち合い解消」は、日本の株式市場全体にとって、より健全で魅力的な市場になるための大きな流れです。この変化を味方につけて、賢く投資を始めてみてくださいね。

 

今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)

-投資知識

© 2025 タグの株ブログ Powered by AFFINGER5