こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
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安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
先日、封書で、こんな通知が届いていました。
開けてみると、「KHネオケム(4189)からの配当金10,500円でした」
来ました。10,500円。何もしていないのに(正確には何もしていないのではなく、株を買って保有し続けていただけですが)、証券口座にお金が振り込まれました。
しかも、新NISAの成長投資枠で保有しているので税金はゼロ。
通常なら20%ちょっとが税金として「お上に召し上げられる」ところを、まるっとこちらの懐に入ってきます。ありがとう、新NISA。ありがとう、KHネオケム。
ところで、「KHネオケム」という会社名を聞いて、「…どこ?」と思った方も多いはずです。
街中で看板を見たこともなければ、CMでもほぼ見ません。
しかしこの「地味に見えて実は強い」タイプの化学メーカーが、意外と面白い会社なのです。
この記事では、配当金10,500円入金の喜びを分かち合いつつ(単なる自慢は半分にして)、KHネオケムとはどんな会社なのか、業績・配当の状況はどうなのか、そして新NISAを使った配当投資の仕組みについて、投資初心者の方に向けてわかりやすく解説していきます。
Contents
今回の配当まとめ
まず、数字から整理しましょう。難しい計算は一切ありません。掛け算だけです。
| 銘柄 | KHネオケム(4189) |
| 取引所・市場 | 東証プライム市場 / 化学セクター |
| 購入口座 | 新NISA 成長投資枠 |
| 保有株数 | 200株 |
| 1株あたり配当金 | 52.5円(2025年12月期 期末配当) |
| 受取配当金(合計) | 10,500円(税金ゼロ!) |
| 年間配当(会社計画) | 105円(2025年12月期 中間52.5円+期末52.5円) |
1株あたり52.5円は、2025年12月期の期末配当です。KHネオケムは年2回(中間・期末)配当を実施しており、年間配当の計画は合計105円(中間52.5円+期末52.5円)です。
52.5円(1株あたり配当) × 200株 = 10,500円
シンプル!この計算式を見るたびに、なんとなく達成感があります(何も達成していませんが)。
通常の証券口座(課税口座)であれば、1万円の配当金に対して約2,000円が税金として引かれます。新NISAを使えばそれがゼロになる。この差、積み重なると相当大きいです。
KHネオケム(4189)とはどんな会社?
KHネオケム株式会社は、東京証券取引所プライム市場に上場している化学メーカーです(証券コード:4189)。
本社は東京都中央区にあり、千葉県市原市に主力の千葉工場を構えています。
社名の「KH」は、前身となる会社(協和発酵ケミカルと花王)に由来しています。2013年に設立され、2016年に東証に上場した、比較的歴史の新しい会社です。
「化学メーカー」と聞くと、「工場で謎の液体を作っている会社」というイメージかもしれません。半分正解です。
ただし、その「謎の液体」が、私たちの身近なエアコン・化粧水・スマホの液晶画面などに使われている、という点がポイントです。
コア技術「オキソ技術」とは?
KHネオケムの強みの核心にあるのが、「オキソ技術(オキソ反応)」と呼ばれる化学技術です。
オキソ反応とは、オレフィン(炭化水素の一種)と「オキソガス」(一酸化炭素と水素の混合ガス)を原料にして、アルデヒドという化合物を作る反応のことです。…と書くと一気に眠くなりますが、要するに「この技術を使うと、様々な高機能な化学品を作り出せる」という話です。
KHネオケムの千葉工場は、国内有数の高圧オキソ設備を保有しており、世界的にもこの技術を持つプレーヤーは限られています。長年蓄積してきたノウハウと希少な設備の組み合わせが、他社が簡単には追いつけない参入障壁を生み出しています。
つまり:「地味だけど強い、ニッチなトップ選手」がKHネオケムです。
KHネオケムの3つの事業分野
事業は大きく3つに分かれています。各分野とも「聞いたことがある用途」に関わっているので、意外と親しみやすいです。
| 事業分野 | 主な製品・特徴 |
| 機能性材料 | 冷凍機油原料・化粧品原料など。国内外でトップクラスのシェアを持つ製品を保有。 |
| 電子材料 | 半導体・液晶製造向け高純度溶剤(フォトレジスト原料)。国内での高いシェアを誇る。 |
| 基礎化学品 | アルコール類・含酸素系溶剤を国内外に供給。収益の安定基盤。 |
① 機能性材料(稼ぎ頭)
冷凍機油原料:家庭や職場のエアコン・冷蔵庫には「冷媒」という物質が使われており、その冷媒を動かすための潤滑油(冷凍機油)が必要です。KHネオケムは、この冷凍機油の原料において国内外でトップクラスのシェアを持っています。
近年、地球温暖化への対応として環境配慮型の新冷媒への切り替えが世界的に進んでいます。KHネオケムはこの新冷媒対応でも強みを発揮しており、「脱炭素トレンド」が追い風になっている珍しいタイプの化学メーカーです。
化粧品原料:化粧水やフェイスマスクなどに使われる保湿成分の原料を製造しています。高い保湿性・適度な抗菌性・肌への刺激の少なさが評価されており、国内トップクラスのシェアを誇ります。自分の顔に塗っている化粧品の成分が、実はKHネオケム製というケースもあるかもしれません。
② 電子材料(成長株的な分野)
半導体や液晶ディスプレイの製造で使われる「フォトレジスト」の原料となる、高純度の溶剤を製造しています。フォトレジストとは、半導体の回路パターンを描くための感光性材料です。
半導体が微細化するほど、原料に求められる純度は上がります。KHネオケムはこの「超高純度溶剤」で国内高シェアを持っており、AI・半導体ブームの恩恵を享受できるポジションにいます(直接的に「半導体株」とは言いにくいですが、川上にいる感じです)。
③ 基礎化学品(縁の下の力持ち)
オキソ技術から生まれるアルコール類・含酸素系溶剤を、塗料・接着剤・印刷インクなどの原料として国内外に供給しています。地味ですが売上規模が大きく、会社全体の収益の安定基盤として重要な役割を担っています。縁の下の力持ち、といった存在です。
新NISAで配当金が非課税になる仕組み
通常の配当課税
まず前提として、通常の証券口座(課税口座)で株を持っていると、配当金には約20.315%の税金がかかります。
【例】1万円の配当金を受け取った場合
課税口座:10,000円 × 20.315% ≒ 2,031円が税金 → 手取り約7,969円
新NISA口座:10,000円がそのまま着地 → 手取り10,000円
今回の私の場合、10,500円に対して通常なら約2,100円が税金として引かれるところでした。新NISAのおかげでそれがゼロ。小さいようで、長期・複数銘柄になると積み重なりは相当大きいです。
新NISAの成長投資枠とは
新NISA(2024年1月スタート)には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2種類があります。
つみたて投資枠:金融庁が認定した投資信託・ETFの積立専用。年間最大120万円。コツコツ積み立てるタイプ向け。
成長投資枠:上場株式を含む幅広い商品に投資できる。年間最大240万円。個別株を買えるのはここだけ。
KHネオケム株のような個別株を買えるのは「成長投資枠」だけです。生涯の非課税保有限度額は成長投資枠のみで最大1,200万円、つみたてと合わせた全体では最大1,800万円です。
非課税で受け取る際の落とし穴
実はここに注意が必要で、新NISA口座で株を買っていても、受け取り方の設定を間違えると配当金に課税されてしまいます。
✅ 非課税になる:「株式数比例配分方式」(証券口座に直接入金)
❌ 課税されてしまう:「配当金領収証方式」「登録配当金受領口座方式」
「せっかく新NISAで買ったのに、20%も税金を取られた!」という悲劇を避けるために、証券会社の口座設定で「株式数比例配分方式」になっているかどうかを確認しておきましょう。これを見逃すのは、頑張ってお弁当を作ったのに蓋を忘れて来るようなものです。
配当投資の考え方 〜初心者の方へ〜
「保有しているだけでお金が入ってくる」体験
株式投資での利益には大きく2種類あります。「キャピタルゲイン」(株価が上がって売ったときに得る利益)と「インカムゲイン」(保有しているだけで得られる配当金などの収益)です。
配当投資の面白さは、日常生活を送っている間に静かに振り込まれてくる点です。仕事をしていても、旅行していても、ぐっすり寝ていても、企業が利益を出して配当を出し続けてくれれば、定期的に収益が積み上がります。
「お金に働いてもらう」という感覚は、最初は「本当にそんなことが?」という半信半疑感があります。しかし実際に通知が来てみると、不思議な喜びがあります。今回の10,500円も、私が特に何もしていない間に振り込まれたお金です(100%本当のことです)。
KHネオケムに投資した理由(個人的な視点)
正直に言うと、最初は「KHネオケム?聞いたことないな…」という状態でした。それでも投資を決めた理由は、次の3点です。
①ニッチなトップポジション:冷凍機油原料や半導体向け高純度溶剤など、特定の領域で高いシェアを持つ製品を抱えていること。万人に知られていないからこそ、価格競争に巻き込まれにくいポジションにいます。
②長期トレンドへの乗り便:脱炭素(新冷媒対応)と半導体産業の成長、この2つのトレンドに事業が乗っている点。テーマ性がある化学株は、長期保有の候補として魅力的です。
③増配の実績:ここ数年の増配傾向と、株主還元に積極的な姿勢。「配当を出し続けてくれそうな会社か」という観点で、過去の行動は参考になります。
ただし、これらはあくまでも私個人の判断であり、投資は必ずリスクを伴います。業績が悪化すれば株価が下落したり、配当が減る可能性もあります。「この人が買っているから自分も」ではなく、自分でしっかり調べて納得した上で投資判断をしてください(これが免責事項ではなく、本当にそう思っています)。
少額から始める配当投資
「でも株って、まとまったお金が必要でしょ?」という声が聞こえてきます。確かに、日本の個別株は多くの場合100株単位での購入です。株価が2,000円なら、100株で20万円が必要です。
「20万円なんて…」と尻込みされる方もいるかと思います。ただ、新NISAの成長投資枠は年間240万円・生涯1,200万円まで非課税で保有できます。少しずつ積み上げながら、税金ゼロで配当収入を育てていく、というスタイルはとても現実的です。
最初の一歩としては、「自分が名前を知っている会社」「自分が使っている製品の会社」から調べてみるのがおすすめです。知っている会社の方が、業績ニュースを読んでも理解しやすいです。
まとめ
今回の記事では、KHネオケム(4189)からの配当金10,500円入金をきっかけに、会社・事業・配当の状況と、新NISAを使った配当投資の仕組みについて解説しました。
- KHネオケムは「オキソ技術」を核とする中堅化学メーカー。冷凍機油原料・化粧品原料・半導体向け高純度溶剤などでトップクラスのポジションを持つ
- 事業は「機能性材料」「電子材料」「基礎化学品」の3本柱。脱炭素と半導体トレンドに乗っている点が魅力
- 近年の増配傾向は明確。ただし業績次第で変わる可能性もあるため、最新のIR情報を必ず確認
- 新NISAの成長投資枠を使えば、配当金が非課税に。受け取り方法(株式数比例配分方式)の設定を忘れずに
- 配当投資は「保有しているだけでじわじわ収益が積み上がる」インカムゲイン戦略。長期目線で向いている
配当投資は劇的な一発逆転を狙うものではありません。しかし、じっくりと続けることで「気づいたら配当収入が生活費の一部になっていた」という状態が目指せます。これはこれで、なかなか気持ちの良い状態です。
投資は怖い、よくわからない、と思っている方もいるかもしれません。でも、こうして少しずつ会社を知り、仕組みを理解していくプロセス自体が面白かったりします。今回の10,500円は、その楽しさも一緒に振り込まれてきた気がしています。
⚠️ 免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄への投資を推奨するものではありません。掲載している数値は作成時点の情報に基づくものです。投資判断は最新のIR情報をご確認の上、ご自身の責任で行ってください。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)