こんな方におすすめ
- 安定した収入源を求めている人
- 投資知識の向上をしたい人
- 投資判断の材料が欲しい人
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安定した収入源を求めている人、投資知識の向上をしたい人、投資判断の材料が欲しい人の参考になれば幸いです
高配当株って聞くと、「お得そう!」って思いますよね。
配当利回りが高いと、つい飛びつきたくなるのが人情です。
実際、私も投資を始めたころは、「5%も利回りあるじゃん!これはすごい!」なんて思って買ったことがあります。
でもね、ここが落とし穴なんです。利回りの数字だけで選ぶと、数年後に「減配しました」とか「株価が下がって配当も吹き飛びました」とか、そんな悲しい結末になりかねません。
つまり“甘い話には裏がある”ってことです。
じゃあ、どうすればいいのか?
今日の動画のゴールはズバリ、「配当が“続く”企業を見抜くこと」。
単に今の利回りが高いかどうかじゃなくて、その会社が長期的に安定して配当を出し続けられるかどうか、ここを見抜けるようになれば、投資の安心感がグッと増します。
Contents
長期投資に向いている高配当株の特徴
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増配傾向
配当金が右肩上がりに増えていくっていうのは、企業の“稼ぐ力”が成長している証拠なんです。
しかも、それを株主に還元しようという姿勢も表れています。
単なる一発屋じゃなくて、毎年少しずつでも配当を増やしている企業って、長期投資家にとっては最高の相棒ですよね。
たとえば「10年前は1株30円配当だったのが、今は60円になっている」なんて銘柄を見ると、株主を大事にしているなぁと感じます。 -
めったなことでは減配しない安定性
これもすごく大事です。
リーマンショックとかコロナショックみたいな大荒れの時代でも、しっかり配当を守ってくれる企業っていうのは、投資家からすると本当に心強い存在です。
逆に、ちょっと業績が悪化しただけで「はい減配!」ってやってくる企業は、株主にとっては不安の種でしかないですよね。
長期で配当を狙うなら、“減配しにくい体質”を持っているかどうかを必ず見ておきましょう。 -
高収益・高財務
これが企業の土台です。
営業利益率が10%以上、ROEが8%以上、自己資本比率が50%以上。
このあたりを目安にすると、かなり安心感のある企業に絞れます。
つまり、「しっかり稼いで」「効率よく資本を使って」「財務も健全」な企業は、多少景気が悪くなっても耐えられるんです。
体力があるからこそ、配当を続けられるということですね。 -
時代に適応する柔軟性
どんなに今は業績が良くても、衰退産業にしがみついている企業は長期的に危険です。
たとえば昔は強かったけど、いまや市場そのものが縮小している業界にずっと固執していると、いずれは配当どころじゃなくなる。
逆に、縮小する事業から手を引いて、新しい市場にシフトできる企業は強いです。
成長分野にうまく乗り換えて、利益の柱を作れる企業こそが、長期投資に向いている高配当株だと思います。
衰退産業にとどまるタイプ(長期では危険)
さてここからは、**長期投資にはあまり向かない“衰退産業にとどまるタイプ”**についてです。
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地方銀行の一部
まず一つ目は 地方銀行の一部。
地銀って、配当はしっかり出してくれるところも多いんですけど、長い目で見ると人口減少や貸出需要の低下で事業の基盤がじわじわ縮んでいるんですよね。
しかも、今は地銀同士の再編も進んでいます。
「あれ、この銀行って来年も単独で生き残ってるのかな?」みたいな不安を抱えながら投資するのって、やっぱりリスクが高いです。-
タバコ産業(JTなど)
これはわかりやすいですよね。
国内市場は喫煙人口が減っていて縮小傾向。
タバコ産業といえば、JT。
もちろんJTも、海外市場とか加熱式たばこに力を入れて巻き返しを狙ってます。
だから「完全なゆでガエル」ってわけではないんですが、日本市場だけ見てるとやっぱり成長が鈍い。
配当は魅力的でも、未来をどう描くかって視点で見極める必要があります。
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郵便・物流系(日本郵政)
そして 郵便・物流系、日本郵政です。
郵便物って、年々減っていますよね。
メールやLINEが当たり前になった今、はがきや手紙の需要はどう考えても戻らない。
だから郵便事業一本で戦うのは相当厳しいです。
もちろん宅配や金融事業にシフトしてなんとかバランスを取ろうとしていますけど、ここも今後どう変化できるかにかかってきます。
時代に適応しているタイプ(長期投資向き)
さて次は、逆に 時代にうまく適応しているタイプの企業を見ていきましょう。
こういう会社は、長期投資の観点でも安心感があるんです。
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商社株(三菱商事、三井物産など)
まず代表格は 商社株、三菱商事や三井物産です。
もともと「資源頼みの会社」と言われることが多かったんですが、今はもう違います。
食料、インフラ、再生可能エネルギー、デジタル関連まで、事業をしっかり分散しています。
これが減配リスクを小さくしてるんですよね。
資源価格が下がっても、他の事業でカバーできる体制を作っている。
だからこそ長期投資家にとっては心強い存在です。 -
INPEX(1605)
石油・ガス主体の会社ですが、今は水素や再エネにも積極的に投資しています。
「石油一本槍」ではなく、次の時代を見据えて事業をシフトしている点がポイント。
資源エネルギー企業の中でも、柔軟に動けている数少ない企業だと思います。 -
キヤノンやリコーなどOA機器企業
それから キヤノンやリコーといったOA機器メーカー。
昔はコピー機やプリンターで稼いでいたけど、紙の需要はどんどん減っていますよね。
じゃあそのまま衰退していくかというと、そうじゃない。医療機器やネットワークカメラといった新しい柱を育てているんです。
もしこの新規事業が育てば、「再成長型の高配当株」に化ける可能性があるんですよ。 -
日本特殊陶業(5334)
最後に 日本特殊陶業。
ここは自動車の点火プラグで有名ですが、EVの普及でその需要は減っていきます。
でも彼らはそこで終わりじゃない。今は半導体関連やセンサー事業にシフトしています。
まさに「時代の変化に合わせて方向転換できる企業」の典型ですね。
長期投資に向いていない高配当株の特徴
さてここからは、長期投資に向かない高配当株の特徴についてです。
配当が高いからといって、全部が安心できる銘柄とは限りません。むしろ「これは危険シグナルだぞ」というタイプがあるんです。
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気分屋(業績が不安定)
まず1つ目は 気分屋タイプ。
業績が安定せず、ジェットコースターみたいに上がったり下がったりを繰り返す企業ですね。
こういう会社は、当然配当も不安定になります。
「今年は業績良かったから配当出します!」「来年は業績悪いので減らします!」って、まるで気分で配当を決めてるかのよう。
こういう気分屋銘柄は、長期で配当収入を狙う投資家にとっては大きなストレスになります。 -
根性なし(すぐ減配する)
2つ目は 根性なしタイプ。
ちょっと業績が悪化すると、すぐに「減配しまーす!」って宣言する企業です。
もちろん、会社の存続を守るために仕方ない場合もありますが、長期投資家からすると「もうちょっと頑張れなかったの?」って思っちゃいますよね。
こういう企業は、株主への還元よりも短期的な数字を優先する傾向があるので、安心して持ち続けるのは難しいです。 -
ゆでガエル企業(縮小市場で無策)
3つ目は ゆでガエル企業。
これは有名なたとえですが、鍋の水を少しずつ熱していくと、カエルは気づかずにそのまま茹で上がってしまう。
つまり「市場が縮小してるのに、対策を打たない企業」のことです。
昔は良かったけど、今は業界全体が右肩下がり…にもかかわらず、何の手も打たずに現状維持している。
こういう会社は、ジワジワと沈んでいきます。長期投資で考えると、本当に危ないパターンです。 -
見かけ倒しの高配当株(新要素)
そして4つ目は、今回追加した 見かけ倒しの高配当株。
一時的に業績が好調で「利回り5%!6%!」なんて数字が出ていても、数年後には業績が失速して、結局配当も続かない。
これ、意外と多いんです。決算をよく見ないで「今の利回り」だけに飛びつくと、あとで後悔するパターンですね。
まとめると、
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業績がジェットコースターの 気分屋タイプ
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すぐ減配する 根性なしタイプ
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市場縮小に気づかない ゆでガエルタイプ
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一時的に光ってるだけの 見かけ倒しタイプ
こういう企業は、長期投資には向きません。
大事なのは、「いま高配当かどうか」じゃなくて「配当が続くかどうか」。
この視点を持っておくだけで、投資の失敗はかなり減らせるはずです。
まとめ
ここまで色々お話ししてきましたが、最後にまとめとして大事なポイントをお伝えします。
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高配当は「甘いお菓子」みたいに魅力的
まずひとつ目。
高配当っていうのは、甘いお菓子みたいにめちゃくちゃ魅力的なんです。
数字だけ見れば「わぁ、こんなに配当もらえるんだ!」って思うんですけど、もしその会社に“栄養”、つまり本当の実力がなければ長続きしません。
砂糖ドバッと入れたお菓子は美味しいけど、毎日食べてたら体に悪いですよね。
それと同じで、見かけの配当だけに飛びつくのは危険です。 -
長期投資で本当に大事なのは
次にふたつ目。
長期投資で本当に大事なのは「配当が続くかどうか」を見抜くこと。
今が高配当かどうかじゃなくて、5年後10年後もちゃんと配当を出せる体力があるか。ここを見極められると、投資の安心感がぐっと増します。 -
株式投資はマラソン
最後にみっつ目。
株式投資ってマラソンなんです。
短距離走みたいに、ちょっとだけ頑張ってすぐ息切れする企業よりも、ペースはゆっくりでも長く走り続けられる企業を選ぶこと。
これが配当投資で成功するための、一番大事なコツだと私は思っています。
今後も別の個別株も解説していきますので、ひとつの参考にしてみてください(^^)