本記事は公開情報を整理したもので、特定銘柄の売買を勧めるものではありません。株価・投資指標は2026年9月16日終値、業績は各社が公表した2027年3月期第1四半期を基準にしています。将来の業績や株価を保証するものではありません。
非鉄金属株の決算が派手です。
JX金属、三井金属、住友金属鉱山、三菱マテリアル、DOWAホールディングス。5社とも最新の第1四半期で売上が増え、最終利益も大きく改善しました。4社は通期予想を上方修正しています。
背景には、銅・金・銀・亜鉛・タングステンなどの金属価格、円安、AIデータセンター向け材料の需要があります。数字だけを見ると、どの会社も同じ追い風に乗っているように見えます。
しかし、利益の中身を一枚めくると景色は変わります。
AIサーバー向け製品が数量で伸びた利益、金属相場の上昇で増えた利益、在庫の評価で出た利益、鉱山権益の売却益。これらは、同じ1億円でも翌期への続きやすさが違います。
さらに、利益が増えても現金が同じだけ増えるとは限りません。金属価格が上がると、原料や在庫へ先に多くの資金が必要になるためです。
今回のテーマは、単に「どこが一番増益したか」ではありません。
5社の利益は、何で増えたのか。その利益は、次の四半期と現金へつながるのか。
難しい会計用語をなるべく使わず、投資家が次の決算で確認できる形に整理します。
結論:5社は同じ非鉄金属株ではない
先に結論です。
| 会社 | 見る中心 | 今回確認できた強み | 注意する利益 |
|---|---|---|---|
| JX金属 | AI・半導体材料の成長と基礎材料の切り分け | 薄膜材料、情報通信材料が増益 | 銅価・円安、鉱山権益売却益 |
| 三井金属 | AIサーバー向け銅箔の数量と能力増強 | MicroThin、VSPの販売増 | 相場・為替、在庫要因 |
| 住友金属鉱山 | 資源・製錬の収益と材料育成 | 銅・金、製錬、機能性材料 | 金属価格、在庫評価 |
| 三菱マテリアル | タングステン利益と現金化 | 値上げ、低価格在庫、需要改善 | 市況、低価格在庫、鉱山配当 |
| DOWA | 製錬に加え、リサイクルと電子材料が伸びるか | 製錬、電子材料の黒字化 | 在庫・ヘッジ評価、鉱山収入 |
AI・半導体への近さを重視するなら、JX金属と三井金属は分かりやすい存在です。ただしJX金属の今回の大幅増益は、AI材料だけで作られたものではありません。
金属相場への感応度を見るなら、住友金属鉱山、三菱マテリアル、DOWAの確認項目が増えます。金属価格が高い間は大きな利益を得られる一方、在庫やヘッジによって四半期ごとの数字が振れます。
「成長株」「資源株」「高配当株」という一つのラベルで選ぶより、どの利益を期待する会社なのかを分けることが大切です。
対象は時価総額1,000億円以上の5社
今回は、2026年9月16日時点で時価総額1,000億円以上の5社を比較します。
| 会社 | コード | 時価総額 | 会計基準 |
|---|---|---|---|
| JX金属 | 5016 | 3兆4,664億円 | IFRS |
| 三井金属 | 5706 | 1兆3,069億円 | 日本基準 |
| 三菱マテリアル | 5711 | 6,617億円 | 日本基準 |
| 住友金属鉱山 | 5713 | 2兆8,209億円 | IFRS |
| DOWAホールディングス | 5714 | 5,567億円 | 日本基準 |
5社とも3月決算で、比較期間は2026年4月から6月までの3か月です。
ただし、会計基準は同じではありません。JX金属と住友金属鉱山はIFRS、残る3社は日本基準です。また、住友金属鉱山は営業利益より税引前利益を中心に説明しています。
そのため、他社の営業利益と住友金属鉱山の税引前利益を同じ表に並べて「利益最大」とは言いません。全社の横比較では、役割が近い最終利益を使い、会社別では各社が説明する中心利益を見ます。
最新Q1:全社が大幅改善
まずは全体像です。
| 会社 | Q1売上高 | 前年同期比 | Q1最終利益 | 前年同期 | 増減 |
|---|---|---|---|---|---|
| JX金属 | 2,606億円 | +36% | 531億円 | 189億円 | +181% |
| 三井金属 | 2,016億円 | +19.3% | 168億円 | △60億円 | 黒字転換 |
| 三菱マテリアル | 5,970億円 | +38.4% | 512億円 | △40億円 | 黒字転換 |
| 住友金属鉱山 | 5,401億円 | +42.3% | 879億円 | 274億円 | +220.8% |
| DOWAホールディングス | 2,533億円 | +58% | 234億円 | 64億円 | +266% |
見出しだけなら、文句のない好決算です。三井金属と三菱マテリアルは赤字から黒字へ転換し、残る3社も最終利益が約3倍から4倍へ増えました。
ただ、増益率が大きい会社ほど、来期も有利とは限りません。前年に赤字や在庫評価損があれば、反動で増加率は大きく見えます。反対に、高い利益を安定して出している会社は、増加率が低く見えることがあります。
そこで、利益を三つに分けます。
増益を「販売」「市況」「評価・一時要因」に分ける
一つめは、販売量、高付加価値品、値上げ、生産性による利益です。顧客から選ばれ、作って売った結果なので、翌四半期にも続くかを比較的確認しやすい利益です。
二つめは、金属価格や為替による利益です。資源会社や製錬会社にとって正当な本業利益ですが、市況は会社だけでは決められません。
三つめは、在庫評価、ヘッジ評価、資産売却益、特別利益です。実際の会計上の利益ではあるものの、翌期に同額が繰り返すとは限りません。
この三つを混ぜたまま増益率を見ると、AI材料の成長と銅価格上昇の利益を同じものとして扱ってしまいます。
JX金属:AI材料は伸びたが、増益の中心は基礎材料
JX金属の第1四半期は、売上高2,606億円、営業利益814億円、最終利益531億円でした。営業利益は前年296億円から518億円増えています。
AI・半導体との関係が深いフォーカス事業も好調です。
- 半導体材料:営業利益85億円から144億円
- 情報通信材料:営業利益77億円から131億円
- フォーカス事業合計:162億円から275億円
半導体材料では、AIデータセンター需要を受けた薄膜材料の販売増が続きました。情報通信材料でも、スマートフォン関連に加え、AIデータセンターや生成AIサーバー向け需要が寄与しています。
9月10日には、完全子会社の東邦チタニウムが、AIデータセンター向けMLCC用の超微粉ニッケルについて、小粒径品の生産能力を2027年から段階的に2倍へ引き上げる計画を発表しました。MLCCは、電子機器の電気を安定させる小さな部品です。サーバーの高性能化で、より小さく高性能な材料が求められます。
ここまでは成長材料です。しかし、Q1全体の増益518億円を作った最大部分は、基礎材料の+422億円でした。
基礎材料の営業利益は146億円から568億円へ増加。銅価格上昇と円安に加え、カセロネス銅鉱山の一部権益を譲渡した売却益190億円が含まれます。
つまり、JX金属を「AI材料だけで利益が約3倍になった会社」と説明するのは不正確です。AI材料は着実に伸びていますが、今回の増益額では銅や資源側の影響が大きいのです。
通期営業利益予想は1,900億円から2,320億円へ上方修正されました。内訳はフォーカス事業1,000億円、基礎材料1,470億円、その他△150億円です。今後は、フォーカス事業の利益が1,000億円へ計画通り伸びるかが、会社の成長株らしさを確認するポイントになります。
三井金属:AIサーバー向け銅箔の「数量」が見える
三井金属の第1四半期は、売上高2,016億円、営業利益210億円、経常利益235億円、最終利益168億円でした。前年の最終赤字60億円から黒字へ転換しています。
分かりやすい成長材料は、機能材料です。営業利益は129億円から183億円へ54億円増えました。
会社は、極薄銅箔MicroThin(マイクロシン)と、AIサーバー向け電解銅箔VSP(ブイエスピー)など、主力製品の販売量が増えたと説明しています。
MicroThinは、半導体パッケージの細かな配線を作るための薄い銅箔です。VSPは高速通信に向く銅箔です。AIサーバーの計算能力が上がるほど、信号を速く、損失を抑えて運ぶ材料が必要になります。
これらは「銅価格が上がったから利益が増えた」だけではなく、製品が売れた数量増を確認できる点が重要です。会社は2030年へ向け、MicroThinに300億円、VSPに70億円の能力増強計画も示しています。
一方、全社営業利益の前年差96億円には、相場・為替+38億円、在庫要因・貴金属価格影響+61億円、マージン・コスト等△36億円も入ります。機能材料の成長と、金属側の市況利益は分けて見ます。
通期予想は、売上高8,500億円、営業利益940億円、経常利益1,000億円、最終利益800億円へ上方修正されました。
なお、三井金属は2026年10月1日に1株を10株へ分割する予定です。会社資料の年間配当28円は分割後換算。9月16日の分割前株価22,760円で利回りを計算するときは、分割前換算280円を使います。28円をそのまま割ると、利回りを10分の1に誤ります。
住友金属鉱山:材料も伸びたが、利益の主役は資源と製錬
住友金属鉱山の第1四半期は、売上高5,401億円、税引前利益1,180億円、最終利益879億円でした。税引前利益は379億円から801億円増え、第1四半期として過去最高です。
利益の主役は資源と製錬です。
- 資源の税引前利益:359億円から713億円
- 製錬の税引前利益:△38億円から365億円
- 材料の税引前利益:25億円から92億円
資源では銅と金の価格上昇が大きく寄与しました。Q1平均の銅価格は1トン9,519ドルから13,324ドル、金価格は1オンス3,280ドルから4,516ドルへ上昇しています。為替も1ドル144.6円から159.5円へ円安になりました。
製錬は403億円改善しましたが、このうち在庫評価損益の改善が243億円あります。前年は在庫評価が△98億円、今回は+145億円です。
ただし、在庫評価を除いても製錬の税引前利益は60億円から220億円へ増えました。すべてが会計上の評価だけというわけでもありません。販売プレミアム、副産物価格、ニッケル・コバルト価格などが寄与しています。
材料も増益です。機能性材料は税引前利益9億円から47億円へ伸び、データセンター向けの粉体材料や通信デバイス需要が堅調でした。
それでも、全社増益の大部分は資源と製錬です。住友金属鉱山をAI材料株だけで捉えるより、資源・製錬の利益を土台に、材料を次の柱へ育てる会社と見る方が実態に近くなります。
通期予想は、売上高2兆650億円、税引前利益3,240億円、最終利益2,160億円へ上方修正。中東情勢による原料・エネルギー等のコスト増も織り込んでいます。
三菱マテリアル:最も大切なのは「利益と現金を分ける」こと
三菱マテリアルの第1四半期は、売上高5,970億円、営業利益329億円、経常利益519億円、最終利益512億円でした。前年の営業赤字26億円、最終赤字40億円から大幅な黒字転換です。
通期予想の上方修正幅も大きく、営業利益は360億円から1,300億円、経常利益は730億円から1,800億円、最終利益は490億円から1,400億円へ引き上げました。
中心はタングステンです。タングステンは硬く熱に強いため、切削工具などに使われます。
Q1の営業利益増減では、タングステン製品の販売価格上昇が+337億円、タングステン原料価格上昇が△261億円でした。価格が上がる前に仕入れた低価格在庫を、上昇後の販売価格で出荷した効果も入っています。
営業利益は356億円改善し、在庫評価の影響を除いても273億円改善しています。超硬製品の販売増、価格適正化、自動車・半導体需要の改善もあり、すべてが一時要因ではありません。
一方、通期上方修正1,070億円の経常利益のうち、製錬・資源循環の増額が870億円。その中心は、タングステンの販売価格と原料コストの差引効果747億円です。
そして、会社自身が重要な注意点を示しています。
業績上振れによる経常利益の増加は1,070億円ですが、金属価格上昇などに伴う運転資本の増加も1,070億円を見込みます。
運転資本は、商売を回すために先に必要なお金です。金属の仕入れ価格が上がれば、同じ量を持つだけでも在庫に多くの資金が必要になります。
利益が1,070億円増えても、その時点で自由に使える現金が同額増えるわけではない。今回の5社比較で、利益と現金の違いを最も分かりやすく示す例です。
DOWA:高進捗でも通期据え置き、その理由を見る
DOWAホールディングスの第1四半期は、売上高2,533億円、営業利益247億円、経常利益325億円、最終利益234億円でした。営業利益は前年64億円から182億円増えています。
セグメント別では、製錬の営業利益が19億円から156億円へ大きく伸びました。電子材料も△9億円から15億円へ黒字化しています。
電子材料では、太陽光パネル向け銀粉、新製品向け近赤外LED・受光素子に加え、AIデータセンターの燃料電池向け複合酸化物粉の増販を会社が説明しています。
ただし、増益の中心は製錬と市況です。
営業利益の前年差182億円には、施策・販売増減等+40億円に対し、製錬の金属価格差+78億円、為替差+20億円、製錬以外の金属価格・為替+27億円、在庫評価損益+57億円が含まれます。
特にQ1のヘッジ取引評価損益は+43.5億円です。この評価額は翌四半期初にいったん戻し、期末に改めて評価する仕組みです。Q1に出た金額を、そのままQ2にも置くことはできません。
Q1最終利益は通期予想570億円の41.1%まで進みました。それでも会社は通期予想を据え置きました。2Q以降の貴金属価格下落、自動車関連需要、資材単価上昇など、先行きの不透明感を見ているためです。
もう一つ面白いのが感応度です。会社試算では、銅価格が1トン100ドル動いた場合の年間営業利益影響は0.3億円ですが、亜鉛は同じ100ドルで4.6億円です。
DOWAを単純な銅関連株とするより、亜鉛、銀、リサイクル、電子材料を組み合わせた会社として見る方が正確です。
Q1進捗率が高い会社ほど安心、ではない
| 会社 | 通期最終利益予想 | Q1最終利益 | 進捗率 | Q1後の予想 |
|---|---|---|---|---|
| JX金属 | 1,410億円 | 531億円 | 37.7% | 上方修正 |
| 三井金属 | 800億円 | 168億円 | 21.0% | 上方修正 |
| 三菱マテリアル | 1,400億円 | 512億円 | 36.6% | 上方修正 |
| 住友金属鉱山 | 2,160億円 | 879億円 | 40.7% | 上方修正 |
| DOWAホールディングス | 570億円 | 234億円 | 41.1% | 据え置き |
4分の1が終わったので25%が目安、という見方は入口にはなります。しかし、今期はそのまま使えません。
JX金属には権益売却益、三菱マテリアルには特別利益と低価格在庫、住友金属鉱山とDOWAには在庫評価が入ります。Q1の金属価格が年間を通じて同じとも限りません。
逆に三井金属は進捗21.0%ですが、会社はAIサーバー向け製品の販売増を見込み、通期予想を上方修正しています。
進捗率だけで達成・未達を決めず、会社が下期に何を前提としているかを見る必要があります。
9月16日終値:低PERをそのまま割安としない
| 会社 | 終値 | PER | PBR | 配当予想 | 利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| JX金属 | 3,652円 | 24.20倍 | 5.41倍 | 20円 | 0.55% |
| 三井金属 | 22,760円 | 16.28倍 | 3.08倍 | 280円相当 | 1.23% |
| 三菱マテリアル | 5,032円 | 4.70倍 | 0.85倍 | 116円 | 2.31% |
| 住友金属鉱山 | 9,700円 | 12.09倍 | 1.22倍 | 207円 | 2.13% |
| DOWAホールディングス | 8,981円 | 9.32倍 | 1.15倍 | 338円 | 3.76% |
最もPERが高いのはJX金属、最も低いのは三菱マテリアルです。
PERは、株価が予想利益の何年分かを見る目安です。低いほど利益に対して株価が安い、と読むのが基本ですが、予想利益が市況や一時要因で膨らんでいる場合は注意が必要です。
三菱マテリアルのPER4.70倍は魅力的に見えます。ただし分母の予想利益には、タングステン価格、低価格在庫、銅価・円安、鉱山配当の恩恵が大きく入っています。この利益が続けば低評価ですが、市況が反転して利益が下がれば、PERの見え方も変わります。
反対にJX金属はPBR5.41倍、配当利回り0.55%です。現在の配当より、AI・半導体材料の将来成長へ高い評価が付いている形です。ただし今期は1,949億円の自己株式取得を行い、会社資料の参考総還元性向は約151%です。配当20円だけで還元を評価すると全体を外します。
DOWAの利回りは3.76%で5社中最も高い一方、業績は市況の影響を大きく受けます。高配当か成長かという一軸ではなく、利益の変動と還元方針を組み合わせて見ます。
決算後の株価:好決算でも上がるとは限らない
5社の決算が出そろった翌営業日、8月12日終値から9月16日終値までを比べます。
| 会社・指数 | 騰落率 |
|---|---|
| JX金属 | △6.36% |
| 三井金属 | △21.52% |
| 三菱マテリアル | △4.88% |
| 住友金属鉱山 | +0.17% |
| DOWAホールディングス | △5.45% |
| 日経平均株価 | △5.33% |
| TOPIX | △1.87% |
5社ともQ1は好調でしたが、共通期間では住友金属鉱山を除く4社が下落しています。特に三井金属の下落が大きくなりました。
ただし、理由を一つに決めることはできません。決算前までの上昇で期待が入っていた、金属相場や為替が動いた、市場全体が下がった、投資家の需給が変わったなど、複数の要因があります。
ここから分かるのは、「良い決算なら必ず翌月も上がる」という単純な関係ではないことです。株価は過去の利益ではなく、次の利益が市場の期待を超えるかを先に見ています。
次の決算で見る7項目
次の第2四半期決算では、次の順番で見ると整理しやすくなります。
- AI・半導体向け製品の販売量が伸びたか
- 金属価格と為替の前提が変わったか
- 在庫評価とヘッジ評価を除いても増益か
- 一時的な売却益・特別利益を除いた利益はどうか
- 在庫と売掛金が増えすぎていないか
- 営業キャッシュフローとフリー・キャッシュ・フローが改善したか
- 通期予想、配当、自社株買いが見直されたか
会社別に一つずつ絞るなら、JX金属はフォーカス事業、三井金属はMicroThinとVSP、住友金属鉱山は在庫評価を除いた製錬と材料、三菱マテリアルは運転資本と現金化、DOWAは製錬以外の販売増です。
まとめ
非鉄金属5社は、全社が大幅な増収・最終増益でした。しかし、同じ増益ではありません。
JX金属はAI・半導体材料が伸びる一方、今回の増益額では銅と基礎材料の影響が大きい会社です。
三井金属はAIサーバー向け銅箔の数量増と能力増強が見えやすく、成長の確認点が比較的明確です。
住友金属鉱山は資源と製錬が利益の中心で、材料事業は次の柱として育つかを見る会社です。
三菱マテリアルはタングステンで大きく利益が増えましたが、その利益を現金へ変えられるかが最大の確認点です。
DOWAは製錬の市況利益が大きい一方、環境・リサイクルと電子材料が持続的な利益を広げられるかが重要です。
見出しの増益率ではなく、販売、市況、評価・一時要因へ分ける。そして利益と現金を分ける。これだけで、非鉄金属株の決算はかなり読みやすくなります。
※本記事は情報提供を目的としたもので、投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
主な出典
- JX金属 2027年3月期第1四半期決算説明資料
https://www.jx-nmm.com/newsrelease/2026/20260806_01.html - 三井金属 2027年3月期第1四半期決算説明資料
https://www.mitsui-kinzoku.com/LinkClick.aspx?fileticket=0uWRzPc1rtM%3D&mid=1060&tabid=123 - 住友金属鉱山 2026年度第1四半期決算説明資料
https://www.smm.co.jp/ir/event/teleconference/pdf/2026/260810_telephone.pdf - 三菱マテリアル 2027年3月期第1四半期決算補足説明資料
https://ir.mmc.co.jp/ja/ir/library/presentation/main/01/teaserItems1/0/linkList/0/link/J_20260806Script.pdf - DOWAホールディングス 2027年3月期第1四半期決算補足資料
https://data.swcms.net/file/hd-dowa/dam/jcr%3A50848c88-ddc6-4b1f-86b9-261d76f63a49/140120260805510894.pdf - 株価・指標:Yahoo!ファイナンス(2026年9月16日終値)